カテゴリー: 家事・生活

簡単な自転車のサビ取り方法を徹底解説!そもそもサビの原因とは?

通勤や通学で自転車を利用するという方は、毎日自転車に乗っているため、注意深く自身の自転車を見る機会も少ないでしょう。しかし、ふと自転車に目を向けると、錆びていることに気付くこともあります。今回は、自転車がサビた場合に行う誰でも簡単にできるサビ取り方法や、サビてしまう原因について詳しく解説していきます。

自転車がサビてしまう原因って?

自転車はいつも便利に利用できる、私たちの生活の中で欠かせないものです。通勤・通学、日常の買い物など毎日自転車を利用するとい方も多いのではないでしょうか?

しかし、普段から大切に乗っている自転車でも、気付かないうちにサビているということは多々あります。いったいなぜ、自転車にサビが生じてしまうのでしょうか?この後は自転車がサビてしまう原因について詳しく探っていきましょう。

雨や汗などの水分が主な原因

自転車がサビるとブレーキから音がするだけではなく、自転車全体がサビの色を増し、見た目の印象も変わってしまいます。特にお手入れを行っていない自転車はひどくサビてしまう傾向です。実際、自転車がサビる原因として挙げられることには以下のようなものがあります。

  • 屋外の駐輪場に自転車を停めている
  • 雨水にさらされている
  • 自身の汗による汚れ

このような原因によって自転車に「サビ」が生じてしまいます。この雨や汗などの水分が酸化することでサビとなってしまうため、自転車が雨にさらされた場合などは、水気をきれいに拭き取ってから保管しましょう。このひと手間を行うことで、サビ予防に大きな効果があります。

ひどくない自転車のサビ取りの方法は?

もし自転車がサビていることに気付いた場合、いったいどのようなステップでサビ取りを行えば良いのでしょうか?まず最初に、そこまでひどくない自転車のサビを取る方法について、そのステップをみていきましょう。

自転車のサビ取りに必要な道具

サビてしまった自転車でも、ひとつずつのパーツをお手入れすることで、とてもきれいな状態に戻し、気持ち良く乗ることができます。そんな自転車のサビを取る時に便利な道具をご紹介します。

  • タオルや不要になった雑巾
  • ワイヤーになったブラシ
  • 専用サビ取り薬剤
  • 手の汚れを予防する軍手

サビを落とす際に使用するオイルや専用薬剤を使用する場合は、直接薬剤に触れてしまうと手荒れの原因にもなるため、手を保護する意味でも軍手を使用するようにしましょう。

なお、同じオイルでもスプレータイプのオイルはガスの吸い込みが発生することもあるため、鼻を覆うゴーグルやマスクなどを活用することをおすすめします。また、サビを取るにはワイヤーブラシがとても便利です。ワイヤーブラシは金属のサビを効果的に掻き出し落としやすくしてくれるため、効率良く作業を行うことができます。

このように、サビを落としたい部分にワイヤーブラシを使用してこすり落とした後、雑巾やタオルできれいに拭き上げていきましょう。ワイヤーブラシや軍手など、作業のために必要なものは100均一ショップなどで手軽に購入することができます。豊富な商品ラインナップがあるため、目的に合わせて購入すると良いでしょう。

簡単な自転車のサビ落としの方法

以下に、自転車のサビがそこまでひどくない場合のサビの落とし方についてそのステップを確認していきましょう。

  1. サビを取りたい箇所に専用薬剤を塗布する
  2. しっかりと薬剤が浸透するまで約3分待機
  3. 薬剤が乾いたら表面を拭き拭きとる

このようなステップを行うことで、誰でも手軽に自転車のサビを落とすことができます。これは少しサビが目立つ程度の自転車に行う方法として最適です。もしも現在乗っている自転車にサビが生じ、その程度がひどい状態ではないという場合は、早々にこの方法でお手入れを行ってみてください。

自転車の頑固なサビを落とす方法は?

次は、自転車のサビがひどくて、簡単に取れないという場合のサビの落とし方について、そのステップをみていきましょう。

頑固なサビ取りに必要な道具

自転車にひどいサビが付いている場合、通常のサビを落とすための道具以外に必要となるアイテムを活用することになります。頑固なサビは薬剤だけで取り除くのではなく、より強力なアイテムが活躍してくれるでしょう。まずはどのような道具を準備すべきか確認していきます。

【8種類のアイテムを揃えておく】

  • 防錆スプレー
  • オイル
  • スチールブラシ
  • サビ取り薬剤・研磨剤
  • タオルまたは雑巾
  • 軍手
  • マスク
  • ゴーグル

これらのアイテムを事前に準備しておきましょう。

頑固なサビ落としの方法

ひどくサビてしまった自転車でも、効果的に落とす方法を実践すると良いでしょう。あまりにひどいサビの場合はサビ取り薬剤や研磨剤の浸透に少し時間がかかる場合もあります。頑固なサビを落とす方法のステップを確認していきます。

  1. マスクやゴーグル、軍手を装着する
  2. サビを取りたい部分に防錆スプレーを噴射
  3. ワイヤーブラシを活用しサビをこすり落とす
  4. サビ取り薬剤・研磨剤を使用しサビの跡をきれいに磨く
  5. 表面にオイルを塗布する

このステップでサビを取り除くことで、美しく、まるで太陽のような輝きを取り戻した自転車に乗ることができます。

自宅にあるクエン酸でも自転車のサビ取りができる!

次にご紹介する自転車のサビを取る方法は、「クエン酸」使ったサビ取り方法です。サビ取り専用の薬剤や研磨剤を使用するのではなく、自宅にある「クエン酸」を活用することで、誰でも手軽に自転車のサビ取りを行うことができます。では、いったいどのようなステップでサビ取りを行うかについて以下に確認していきましょう。

クエン酸を使ったサビ落としの方法

クエン酸は、そこまでひどくない軽度のサビをはじめ、重度のサビもしっかりと落とせる、とても便利で画期的なアイテムです。また、常時あるという家庭も多く、いつでもサビ取りに活用可能です。

あまりにひどいサビを取り除きたい場合は、クエン酸を落としたい部位にスプレーしておきます。本来、すぐにサビ落としを行えるはずですが、すぐに取り除くのではなく、薬剤をしっかりと浸透させ、取りやすくなるようそのまま1時間放置します。

もしもそれだけ待ってもサビが落ちない場合は、さらにスプレーを噴射、あるいは1晩漬け置きすることで落ちやすくなります。なお、サビ取りスプレー等を使用した後は、拭き取りを必ず行うようにしましょう。これは、チェーンなど金属部分に水分が付着したままになると、自転車の傷みや更なるサビにつながるからです。

このように、自転車のサビ取りを行う際は、自宅にある手軽に使用できるクエン酸を活用してお手入れを行うことをおすすめします。ここで改めて、クエン酸を用いて行うサビ取りのステップを確認していきましょう。

  1. クエン酸は水でうすめ、サビ部分に直接塗布またはスプレーを行う
  2. そのまま1時間放置した後、爪楊枝やティッシュでこすりサビを取る
  3. 水分をきれいに拭き取る

拭き取りした後は、オイルや塗料の塗布など、それぞれのステップに沿って行いましょう。

自転車のパーツごとのサビ取り方法

自転車のサビは、全体的に現れますが、特にチェーンやギア、ネジやボルト部分はサビが目立ちやすく、また、落としにくいと言われています。そんな自転車の各パーツのサビを効果的に落とすための方法をそれぞれご紹介します。特にパーツ部分のサビを取り除きたいという方はぜひ参考にしてください。

①チェーン

自転車のチェーン部分は変速付きの場合特にサビが生じやすく、見た目も目立ってしまう部分です。サビがひどくなると自転車を買い替えせざるを得ない状態になることもあるため、その前にしっかりと自身ができるメンテナンスを行っておきたいところです。そこで、サビてしまったチェーンをきれいにする方法をご紹介します。

  1. サビ取り薬剤や浸透潤滑剤をチェーン部分に吹きかけてペダルを回し、薬剤をチェーンに浸透させる
  2. ワイヤーブラシを使用しこすりながらサビを落とす
  3. 再度、サビ取り薬剤や浸透潤滑剤を吹きかけ、雑巾やタオルでしっかりと拭き上げる
  4. チェーン用オイルを注油してサビを予防する

この時、チェーンのサビ具合によっては、拭き上げる必要なく、サビ取り薬剤や浸透潤滑剤を吹きつけておくだけで良いでしょう。仕上げは必ずチェーン用オイルを吹きつけ、サビがひどくならないよう対策を講じておくことが大切です。

②ギア

ギア部分は特にサビが詰まってしまう部分のため、ワイヤーブラシをフル活用させ、細部まで丁寧にサビを除去してください。サビ取り薬剤や浸透潤滑材を吹きかけてからブラシを使用するとよりサビが取りやすく効率良く作業を行うことができます。

  1. ギア部分にサビ取り薬剤や潤滑剤を吹きつける
  2. ブラシを使用して細部まで丁寧にサビを落とす(分解可能な場合は分解して行う)
  3. 仕上げにサビ取り薬剤や潤滑剤を再度吹きつけて完了

③ネジやボルト

自転車のネジやボルトはよりサビやすいものの、お手入れを行うことをつい忘れてしまう部分です。サビることでネジが動かなくなる可能性もあり、あまりにサビがひどい場合はパーツ交換ができなくなることもありますそのようなことを避けるための適切な方法は以下になります。

  1. サンドペーパーを使用しサビた部分を磨く
  2. グリスを塗布してサビを予防する

④ブレーキなどのワイヤー

ブレーキ部分に採用されるワイヤーは消耗品扱いとなり、サビてしまった場合はその程度によってブレーキのワイヤーなどの交換を行いましょう。この時、チェーンには様々な種類がありますが、長期的に使用するにはステンレス製を採用することもおすすめです。

ワイヤーは事前にしっかりとお手入れを行うことで良い状態を保つことができるため、ぜひ行っておくべき作業です。ブレーキやワイヤーのサビ取り方法は以下のステップで行いましょう。

  1. ワイヤーの露出部分にチェーン用オイルやグリスを塗布
  2. 場合によってステンレスワイヤーへの交換もおすすめ

自転車がサビてしまう前に!予防する方法はある?

自身の愛用する自転車は、気に入ったものを毎日楽しく乗ることができるのが理想です。そのためにも、自転車がサビてしまうことを防ぎ、快適に使用できるようにしましょう。以下に自転車のサビを予防する方法をご紹介します。

サビを防止する方法①とにかく濡らさない

普段、自転車を停めておく場所が屋内や屋根付きの駐輪場であればさほど問題はありませんが、中には雨風に当たる場所に保管しているという方も少なくありません。実際、自転車が屋外にある、また、雨風に当たる場所にある場合はすぐにサビが生じてしまいます。自転車を保管する場所は、可能な限り屋内に、また、車庫内での保管をおすすめします。

雨風を避けるために自転車カバーを付けるのも良い方法です。しかし、長期間カバーを付けた状態にしていると通気性が悪くなり、サビの原因につながる恐れもあります。天候に応じてカバーの取り外しを行い、自転車を乾燥させ、良い状態に保つようにしましょう。

サビを防止する方法②サビ止めを使う

サビを効率良く予防するためには、チェーンやボルト、ギア部分など、サビやすい部位にオイルを塗布しておくことが大切です。特にサビやすい箇所については、定期的にオイルを追加して塗布しておくと、サビを予防するだけではなく、自転車を長持ちさせることもできます。

また、自転車によって使用するオイルが異なるため、現在乗っている自転車に合うオイルの種類が分からないという方も多いでしょう。その場合は迷いなく、一度専門店に問い合わせを行ってみてください。

自転車のサビ取りにおすすめのアイテム

ここからは、愛用する自転車がサビてしまっても、手軽にサビ取り可能なおすすめのアイテムを3種類ご紹介します。以下にご紹介するサビ取りのアイテムは、普段から活用でき、手軽に利用することができるためおすすめです。それではそれぞれの製品の特徴やおすすめポイントを踏まえ、詳しくみていきましょう。

おすすめ①ワコーズ RP-L ラスぺネ 無臭性浸透潤滑剤

ワコーズ RP-L ラスぺネ

容量:420ml
タイプ:LPガス使用の拡散タイプの浸透潤滑剤
メーカー品番:A120

自転車本体をはじめ、パーツ部分などに噴射するだけで、抜群の浸透力も持つ「ワコーズ RP-L ラスぺネ 無臭性浸透潤滑剤」は、サビ取りを行う作業がスムーズに進むアイテムとして最適です。また、無香料のため室内での作業も安心して行うことができます。霧状に噴射するため、広範囲のサビ取りに活用できる潤滑剤としておすすめです。

おすすめ②KURE(呉工業) 5-56 多用途・多機能防錆・潤滑剤

KURE(呉工業) 5-56

【品番】1004
【容量】320ml

自転車のサビやつい部位となるチェーン、また、ギア、ボルトなど、様々な部位に効果的に使用することができる「KURE(呉工業) 5-56」は、幅広い活躍をみせる潤滑剤としておすすめです。噴射してサビを落とすことで、自転車をより長期的に使用することができるようになるでしょう。

おすすめ③ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤

ワコーズ CHL チェーンルブ

ブランド ワコーズ(Wako’s)
商品モデル番号 A310

チェーンやギアが滑らかに作動し、長時間にわたって潤滑効果を持続させることができる「ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤」は、ハーフウェットのチェーンやシールチェーンに最適な潤滑剤です。

一般的には潤滑剤を使用するとその部分にホコリや空気中のチリが付着しやすくなります。その状態になることを防ぎ、常にサビを予防しながら自転車を良い状態に保ってくれるおすすめの製品です。

正しいメンテナンスで自転車を長く愛用しよう!

自転車が錆びてしまった場合の簡単なサビ取り方法を徹底解説するとともに、サビてしまう原因について詳しく解説しました。自転車は保管場所によってはすぐにサビが生じてしまう恐れもあるため、可能な限り屋内での保管を行いましょう。

とは言え、自転車がサビてしまっても、正しいメンテナンスを行うことでサビを落とし、自転車を長期的に使用することができるようになります。このようなことから、自転車を長く愛用していくために必要となる知識や技術については衰えることのないよう、正しいメンテナンスを行い、自転車を長く愛用して行きましょう。

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