一人暮らしをする中、仕事などで忙しかったりするとついつい部屋の掃除を怠りがちになってはいないでしょうか?気が付くと相当汚れが溜まってしまい、綺麗にするのに時間と手間を要してしまいます。定期的な掃除のサイクルを覚えて実践しましょう。一人暮らしの掃除の頻度や、各部屋の掃除のコツなどを解説します。
目次
早速、一人暮らしの掃除の頻度はどの程度が理想的なのかから解説しましょう。平日仕事をしていて、夜ごろに帰宅するとなると、洗濯や食事なども行わなければならないため、掃除に回す気力が無いかもしれません。
ですが、数日間部屋の掃除を何もしないままでは塵埃などが溜まっていってしまう一方ですので、最低限の掃除を続ける必要があります。そこで、リビングスペースであれば2,3日に一度掃除機やコロコロを使って床のゴミを取り除き、休日にキッチンや水回りなども含めた家全体を掃除できると一番良いです。
平日は2,3日に一度、休日に家全体というサイクルが理想的なのはわかりましたが、では実際に一人暮らしをされている方はどの程度の頻度で掃除をしているのでしょう。部屋の掃除の頻度は、1位が週に1回、2位は毎日、3位が週に2回から3回という順で回答数が多かった模様です。
結果としては週に1回という回答が最も多く、全回答数の約4割を占めていました。平日は仕事などで忙しいために、休日にまとめて行う事にしている方が多い様です。2位に毎日掃除をしているという回答が来ていますが、これはルンバなどのお掃除ロボットが普及しているのが関係していると考えられます。
以上、一人暮らしではどれくらいの頻度で掃除ができると理想的なのか、実際に一人暮らしをされている方の掃除の頻度について解説しました。続いて、家の場所別の掃除の回数についてご紹介します。
まず、リビングの掃除の回数からになります。部屋の中でも最も長時間居る事になるであろう居住スペースのリビングは、定期的な床の掃除が必須となります。夏場は汗で垢が溜まりやすく、冬場は衣服や寝具などの埃が多く出ます。
そこで、埃、髪の毛などが気になるレベルであればお掃除シートや掃除機などでこまめに取り除き、週に1回、休日あたりに細かいところまで部屋全体の掃除をしましょう。フローリングであれば掃除機や掃除シートが使えますが、カーペットを敷いている場合はコロコロがゴミを取りやすくてお勧めです。
続いて、寝具の掃除の頻度に移ります。洗われていない寝具には想像以上に汚れが蓄積しており、髪の毛、皮膚片、埃などが付着しており、それを餌とするダニにとっては格好の餌場になっています。天日干し、掃除機をかけるのも効果はありますが、それでも完全な死滅は望めません。
その為、一人暮らしの方であっても、できる時間を確保して天日干し、及び布団掃除機を活用し、年に1,2回は洗剤を使った丸洗いの洗濯をするべきです。自宅で洗濯をしても良いですが、コインランドリーを活用する手もあります。
クローゼットは押入れがある場合、衣替えをする時期辺りが掃除のやり時です。掃除、換気をしないままだと、衣類にカビが発生してしまったり、虫食いを発生させてしまいかねませんので、何もしないままというのはやはり良くありません。
衣替えの時期に中に入っている衣類などをすべて外に出し、掃除機をかけたり一定時間開けた状態にしておきましょう。その後衣服を戻す際には、虫食い予防の防虫剤やカビ防止用のアイテムを活用し、被害を防げると更に良いです。
リビングと、その他周辺の掃除の頻度やタイミングについて解説しました。回数というよりも年内のどの時期に行うかが大切な所もありますので、日ごろ気になっているのなら覚えておきましょう。
続いて、水回りの掃除頻度と方法になります。まずキッチンですが、ガスコンロ、換気扇、シンク、排水溝と掃除する箇所は幾つもあります。自炊をしているか否かによって回数やタイミングが異なり、自炊をされている方は食事を作るたびに汚れた個所を拭き取れば、頑固な汚れができにくくなります。
コンロ周辺や近くの壁、換気扇などに油が跳ねますので、料理をし終わってから時間を決めて掃除をしておくなど、兎に角面倒に思わずに毎度清掃に取り組むことが大切です。油汚れはアルカリ電解水を、排水溝はネットを用意してこまめに取り換え、週1回程度は掃除をしたいところです。
お風呂も自炊をされている方のキッチン掃除と同じく、入るたびに行うのを推奨します。栓を抜いてからバスタブ内をサッと掃除し、シャワーのみという方でも、週に1度、カビを取り除ける洗剤を使ってみましょう。
毎日使うトイレもやはり毎日掃除をしたいところですが、あまり時間が取れない場合、最低でも週に1度の掃除を心がけてください。次亜塩素酸ナトリウムの洗剤は殺菌効果があり、これを使って便器等を清掃します。
洗剤をかけてしばらく置いておき、その後流すだけで大抵綺麗になります。流すタイプの便座ふき取りシートを使えば、掃除も楽にできます。
屋内の掃除に目が行きがちなのも分かりますが、屋外も見逃すことはできません。洗濯物を干したりと何かと使うことの多いベランダや、一度汚れが付くと非常に気になってしまう窓の掃除の頻度、仕方も覚えておきましょう。
ベランダは風の強い日には枯れ葉が飛んできたり、鳥が来やすい場所の場合、鳥の糞が気になりますので、週に1回から2回程度は掃除をしたいところです。月に1回、もしくは2か月に2回は本腰を入れて綺麗にしてみましょう。
ベランダを物置にしたり、捨てる予定のゴミを置いてそのままにしているケースも多いでしょうが、それらも汚れの原因となりますので、出来るだけベランダに物を置かないように注意し、洗濯物を干したり布団を天日干しする時に一緒に掃除しましょう。
窓の掃除を一人暮らしでまめに行っている方はそこまで多くないかもしれませんが、やはり何もしないままだとサッシの部分に砂埃が蓄積して開閉がしづらくなったり、窓自体が曇っていると部屋が十分に明るくならないなど生活に与える影響は意外にも大きいです。
最低でも、季節の変わり目ごとに掃除をするのをお勧めします。見ない広告を利用して水で少し湿らせ、窓を拭くのに使うと曇りも取り除けます。サッシについては、百均でも売られている専用のブラシを使うとスムーズです。
屋内とベランダ等の屋外のそれぞれの清掃のタイミングは、さほど回数として多くは無いですが、その分面倒になりがちですのでしっかり覚えて実践してください。意外と忘れられがちな、家電の掃除もサイクルを作って行うべきです。
掃除が必要な家電の筆頭、エアコンです。簡単な手入れも綺麗な状態を持続させるコツですので、フィルターの周辺やエアコン外装などを月に1度掃除してください。やはりフィルター部分が最も汚れやすいので、頻繁に使う時期には2週間に一度程度が理想的です。
エアコン内部の自分では手の届かないところについては、年に1回は掃除をするのを目安にしたいところです。最も汚れるのは夏場ですから、秋になる前にクリーニングの業者に依頼して清掃してもらいましょう。
洗濯機の清掃は、洗濯層にゴミ取りのネット、乾燥機付きなら埃を溜めるボックスなども掃除箇所に含まれるなど、思っている以上に掃除が必要な箇所が多いです。ゴミ取りのネットや埃を溜めるボックスは溜めすぎは良くありませんから、洗濯の度に取り除きます。
洗濯槽は湿っていれば湿っているほどカビを繁殖させやすいので、洗濯槽クリーナーを利用して月に1回程度はカビの除去を行いましょう。洗濯機の種類によって使えるクリーナーが異なりますので、その点は事前に確認してください。
室内と屋外、そして家電とそれぞれの掃除の頻度、タイミングは異なりますが、出来る時についでに掃除するという流れでも構いません。どうしても掃除は面倒でおろそかにしてしまうという方のために、簡単にするコツも解説します。
1つは、ながら掃除をする事です。テレビをつけて観ながら掃除シートやカーペットにコロコロをかけてごみを取り除いたり、最近であればスマートフォンを片手に操作しながらでも掃除はできるでしょう。
また、食事後に食器を洗うついでにシンクを洗ったり、排水溝のネットを変えたりとついで掃除をするのも良いです。見逃せない程の汚れが溜まる前に、こうして何かをしながら、何かのついでの掃除で楽に綺麗にできます。
続いては、ハンディモップの活用です。フローリングの床掃除を行う場合、掃除機を使ってももちろん良いですが、そこまで汚れていない簡単な掃除であれば、ハンディモップのほうがコンセントをつなげるなどの手間も無く直ぐに使えます。
大きめの手で拾えるようなごみならば拾って捨て、フローリングのつなぎ目に入り込んでいる小さい塵や埃に関してはハンディモップの出番です。すぐに手に取れる場所に置いておけば、掃除をしようと思った時にサッと取り掛かれます。
もう1つ、掃除用具の収納場所についても、コツがあります。トイレやお風呂、洗面所やリビングと、それぞれの部屋毎で使用する掃除用具を分けて置いておく事です。例えばお風呂の掃除用具なら、脱衣所や浴室の邪魔にならないところにあれば、直ぐに掃除に使えます。
逆に遠い位置に置いておくと、バスタブの掃除をしたいと思った時にわざわざ取りに行って戻ってと無駄に時間をかけてしまいます。その為、掃除をする場所の同洗浄に用具をまとめて収納して、使いたいときにすぐ使える状態にします。
どんな部屋の掃除であっても、日ごろのコツコツとした継続的な掃除が重要です。コツはそれを実践するためのポイントになりますので、覚えておきましょう。最後に、一人暮らしの掃除で役立つおすすめグッズをいくつか紹介します。
アルコール除菌スプレーは、キッチン回りで使いたいため、1つは置いておきたいアイテムです。汚れを落とす使い方はもちろんの事、まな板や調理器具、食器に使用すれば食中毒の防止効果が期待できるからです。
水や油に混ざりやすい性質を持っているため、シンクやコンロの清掃に使っても綺麗な仕上がりを目指せます。洗剤と違って揮発するアルコールは二度拭きをする必要も無いですから、掃除作業自体もサッとこなせます。
掃除用アイテムとして定番の激落ちくんシリーズです。水を付けるだけで高品質なメラミンフォームが頑固な汚れも落とせる便利アイテムとなり、ガラスや鏡、タイル、ステンレス、プラスチック面など様々な箇所に利用可能です。
シンクのはっきりしないモヤモヤした汚れや蛇口部分の水垢なども同様に、こするだけで除去できます。使いやすい様、最初からカットされた状態ですのですぐに使えます。
細やかな箇所をサッときれいにしたいときには、ハンディワイパーの出番です。テレビの画面、本棚周辺、ビデオデッキや窓のサッシ部分など、手の届きにくかったり掃除機やコロコロを使いづらい所も、ひと拭きで埃などの汚れを十分に取ってくれます。
便器の掃除にはトイレブラシが欠かせませんが、流せるトイレブラシは名前の通り、掃除し終わったブラシを流してしまえます。特殊な不織布とでこぼこの加工で汚れを取りやすく、弓型の形状が淵部分もしっかりとらえます。
普通の洗剤では落とせないレベルの頑固な汚れには、水アカ洗剤を使いましょう。弱酸性タイプのクレンザーで、落としにくい水アカのみならずうろこ汚れ、くすみ、錆や焦げ付きなどにも効果的で、キッチン回りや調理器具、窓のサッシなど幅広く使えるでしょう。
どうしても掃除の時間が確保できず、きれいにしようとしても思うような効果が無い場合、家事代行サービスを頼る手があります。清掃に特化したプランであれば様々な箇所を掃除してくれ、料理代行の依頼でもキッチン回りの掃除などをしてくれます。
料金(1時間あたり定期依頼) | 2,000円~3,000円程 |
---|---|
延長料金(10分毎) | 500円前後 |
スタッフ交通費 | 700~1,000円程度 |
鍵預かり代金 | 0~1,000円程 |
早朝、深夜割増料金 | 25%前後 |
何かと忙しい一人暮らしですが、自分の部屋の掃除も欠かせない家事の1つに含まれます。面倒に思う気持ちもあるかと思われますが、綺麗な部屋はやはり快適なものです。頻度やコツを覚えて実践してみて下さい。