マキタといえば、インパクトドライバーやディスクグラインダをはじめとする各種電動工具を製造、販売しており、日本国内シェアNo.1、世界的にもブラックアンドデッカーに次ぐシェアNo.2のメーカーです。また早くから、充電式バッテリーを搭載したコードレスタイプの電動工具の開発を進めており、さまざまなモデルがリリースされています。今回は「マキタといえばこれ!」と題し、おすすめ工具10選をご紹介します。
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ご紹介する「TD090DWX 」は、差込み式の10.8V仕様のリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルとなります。バッテリーを搭載した機体寸法が長さ155mm、幅54mm、高さ178mmと非常にコンパクトに作られており、狭い場所にあるボルトやビスの締付けを行う場合でも、取り回しが楽に出来るため、高い作業性を誇ります。また本体重量もバッテリーを含めて0.92kgと軽量なことで、負担が少なく長時間の作業でも疲れ難いのも特徴の一つです。最大締付けトルクが90N・m、打撃(インパクト)数も0~3,000min-1と高く、確実に締付け作業を行うことが可能です。
「TD022DSHX」は、本体形状が独特なペンタイプとなっていて、必要に応じてハンドル部分の角度を変えて使用することが出来るハンディタイプのインパクトドライバです。 7.2V仕様のリチウムイオンバッテリーを搭載し、作業条件にもよりますがΦ3.1×25mmの木ねじを約320本も締め込むことが可能で、マキタの従来品と比較すると約40%も作業量がUpしています。小さなボディですが最大締付けトルクは25N・m、打撃数は0~3,000min-1、トリガーの引き具合に応じた無段変速機能など、高い性能を備えています。またバッテリーを含む本体重量が0.55kgと軽量なので、工具袋に入れて何処にでも持ち運びが出来るのも特徴の一つです。
ご紹介する「TD148DRTX」は電圧18V、電流容量5.0Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルで、同じ18V仕様で電流容量が異なるBL1840(4.0Ah)とBL1830(3.0Ah)のバッテリーパックとの互換性を備えていますので、購入される際にご自身の作業内容によって選ぶことも出来ます。ボディ本体の全長が119mmと短く、バッテリーを含む重量も1.4kgと軽量で、狭い場所でのネジやボルトの締め込みが楽に出来ることが最大の特徴です。また手元のボタンで打撃(インパクト)力を3段階に変更することが可能で、どんな作業内容にも幅広く対応することが可能になっています。さらに「APT(アプト)」と呼ばれる防塵、防滴性能を備えていますので、過酷な現場環境でも故障し難くなっていますので、屋外、屋内を場所を問わず作業を行うことが出来ます。
ご紹介する「TD170DRGXW」は、マキタがリリースしているインパクトドライバの中で、フラッグシップモデルとなります。電圧容量18V、電流容量6.0Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しており、作業環境にもよりますが1回のフル充電で、Φ5.4×90mmの木ネジを約550本も締め込むことが可能なタフな仕様になっています。ブラシレスモーターを採用することで、全長117mmで厚みも抑えた世界最短のボディサイズを実現しており、狭い場所でも取回しを楽に行うことが出来るのが最大の特徴です。また手元のボタン一つで、簡単に打撃力を変更することが可能で、楽らく、テクス、弱、中、強、最速の6つのモードから作業内容に応じて選択することが出来ます。特に「楽らくモード」はトリガーを全開にしても、ゆっくりと締め始め、自動変速で高速回転へ移行し最高速で締め込むことが可能で、締め始めのネジの倒れなどを低減します。
ご紹介する「TW284DRGX」は14.4Vのリチウムイオンバッテリーを搭載したコードレスタイプのインパクトレンチです。最大締付けトルクが255N・mと強力で、最大打撃数も1,800、2,600、3,500min-1の3段階に調節が可能になっており、作業内容によって自由に選択できるので高い作業効率を誇ります。また新機能として「逆転オートストップモード」を備えており、トリガーを握ったままでもボルトやナットが緩むと約0.2秒後に自動で停止してくれるので、緩め過ぎによるボルトやナットの脱落を防止してくれます。また機体寸法が長さ147mm、幅79mm、高さ249mm、バッテリーを含んだ重量も1.6kgと軽量コンパクトに設計されており、取り回しがし易いので初めてインパクトレンチを購入する方にもおすすめです。
「TW285DRGX」は18Vのリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルで、電流容量も6.0Ahと大きく1回のフル充電でM16高力ボルトであれば約330本を締め込むことが可能です。バッテリー(BL1860B)が2本、標準で同梱されており、充電時間が約55分と短いことで、バッテリーを交換しながらの長時間作業を行うことも出来るため、高い作業効率を誇ります。最大締付けトルクは260N・mと高く設定されていますが、打撃力の切り替えに合わせて、回転数(1,600~2,800min-1)と締付けトルク(80~175N・m)も自動で変更されるようになっており、繊細な作業にも対応することが可能です。また「逆転オートストップモード」を搭載しており、ボルトやナットの緩め過ぎによる落下を防いでくれますので、高い場所での作業で使用するのにおすすめなモデルです。
「GA410DRG」は刃物外形100mm(4インチ)のコードレスタイプのディスクグラインダで、14.4Vのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。ハイパワーのブラシレスモーターと自動変速機能を組合わせることで、マシン側で負荷の掛かり具合を判断しハイスピードモードと高トルクモードを自動で切り替えてくれるため、常に一定の研磨を行うことが可能で高い作業効率を誇ります。また作業内容に合わせて、簡単に回転数を選択できる「ダイヤル変速」を備えており、3,000~8,500min-1の間で5段階に変更することが可能で、1台で荒研削、仕上げ研削、錆び落とし、ステンレス研磨まで1台で数役をこなせるのも特徴の一つです。また手元にバッテリー残量の確認メーターがあり、作業をしながらでも目視確認することが出来るので、急なバッテリー切れなどを防ぐことが出来ます。
ご紹介する「GA512DRG」は、研削砥石寸法が125mmのコードレスタイプのディスクグラインダで、電圧18V、電流容量6.0Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。作業環境にもよりますが、1回のフル充電でコンクリートへの筋付けであれば、切込み深さ10mmで約16.8mまで行うことが出来るパワフルなモデルとなります。また別売りのワイヤレスユニットと集塵機をセットすることで、グラインダのオンオフに連動して自動で集塵をしてくれる無線連動対応が可能となっていますので、埃を出せない屋内環境での使用に最適です。ブラシレスモーターと自動変速機能の組合わせにより、作業時の負荷変動をマシン側で判断し、ハイスピードモードと高トルクモードを自動で切り替えてくれるため、作業者による調整が不要となり高い作業効率を誇ります。また作業中のキックバックによる反動を低減する「AFT」機能を備えていますので、安全面にも配慮されているのも特徴の一つです。
「HP484DRGX」は電圧18V、電流容量6.0Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載したコードレスタイプのドライバドリルです。他にも電流容量が5.0Ahのバッテリーとの共用が可能なため、もしマキタ社製の電動工具で同型のバッテリーをお持ちの場合には、本体のみで購入することも可能です。ボディ外側には高剛性のアルミニウム素材、内側の重要部位であるギア関係にもメタル素材を使用し、高い耐久性を備えており、長く愛用出来るモデルとなっています。また高出力、高耐久のDCブラシレスモーターを採用することで最大トルク60N・m、回転数は最大で2,000min-1と高い性能を備えており、同社の従来品と比較すると木工穴あけで約30%、石工穴あけで約55%もの作業能率Upを果たしています。
「HR262DRDX」はマキタの電動工具において最高モデルである、36V仕様のリチウムイオンバッテリーを採用したコードレスタイプのハンマドリルです。36Vという高い電圧仕様を採用することで、同社の18Vモデルと比較しても作業スピードは約50%、1回のフル充電あたりの作業量も約60%アップしたモデルとなります。またドリル、ハンマ、ハンマドリルの3モードを簡単なレバー操作だけで変更することが出来るので、作業中のどんな状況にも直ぐに対応することが可能です。更に本体内部に設置されたスプリングがクッションの役目を果たす「防振ハンドル」と、工具先端が安定し易い製品バランスの組合わせにより、長時間の作業でも疲れ難いように工夫がされています。
マキタのコードレスタイプの電動工具、おすすめ10選をご紹介しました。どの電動工具も高い耐久性とさまざまな機能を備え、如何に使い易く、如何に作業効率を高めるかを追求した工具となっており、流石、日本国内シェアNo.1、全世界No.2のトップメーカーといった感じです。是非、一度、お店で手に取ってみては如何でしょうか。