MIDIキーボードは作曲活動をするうえでは欠かせないアイテムの一つです。しかし、その種類は非常に多く、実際に購入しようとすると非常に迷ってしまいます。そこで今回は、アイテムの特徴や選び方を踏まえて、おすすめのキーボードをご紹介していきます。
パソコン上で音楽を作曲して楽しむ方も非常に多くいらっしゃいます。しかし、作曲用のソフトなどを使用しても画面上の小さいボタンをいちいちクリックする方法だと、非常に作業がはかどりにくいものです。
そこで今回は、そんな悩みを一気に解決してくれるMIDIキーボードについてご紹介していきます。まずは、このアイテムがどういったものなのかその特徴をお伝えしていきます。
MIDIキーボードの特徴は、何と言ってもソフトへの音の入力が格段に簡単に出来るという点です。このキーボードはピアノ鍵盤と同じ作りになっています。そのため、ピアノを演奏するのと同じ感覚でキー入力をすることが出来るのです。
また、音をピアノ以外の楽器のキーに変換することも簡単に出来ます。色々な楽器を組み合わせることが出来ることも、作曲を楽しむ上で重要な特徴です。
MIDIキーボードがおすすめできる理由は、先ほどご紹介したこと以外にもたくさんあります。例えば、作曲を行う時は複数の音を同時に出したいというタイミングも多く存在します。
普通であれば一つづつクリックをして何重にも音を入力しなければいけませんが、このアイテムであれば同時にキー入力をするだけで和音に変換できるのです。また、使用するアイテムの種類によっては作曲途中のデータを再生したり一時停止させたりすることも出来ます。
ここまで、様々なメリットをご紹介してきましたが、注意点も同時に存在します。一番のデメリットとしては、このアイテム単体で購入をしても役に立たないという点です。
同じ形をしていても、あくまでもキーボードですので、電子ピアノの様に単体で音を出すことが出来ないのです。そのため、音楽用のソフトも併せて準備をすることを忘れないようにして下さい。
ここまで、MIDIキーボードの特徴についてご紹介をしてきました。しかし、しっかり特徴を把握したとしても実際に購入する段階になるとアイテム自体の種類が多くて迷ってしまうのが本当の所です。
そこで、ここからはこれらのキーボードを選ぶ時の賢い選び方のポイントをご紹介していきます。選び方を確認した上で、自分の要望に合ったアイテムを購入するようにしましょう。
まず最初に確認したい選び方のポイントは、キーボードの鍵盤数です。鍵盤数は少ないもので25鍵、多い物で88鍵など、種類によって鍵盤の数が全く異なるのです。本格的な作曲を楽しみたい方であれば鍵盤数が多い物の方がおすすめです。
しかし、持ち運んで作業をしたい方であれば鍵盤数の少ない物の方がおすすめ出来ます。また、作業を行うスペースによって鍵盤数を考えるという方法もあります。
続いて確認したい選び方のポイントは、鍵盤のサイズです。このアイテムには、大きく分けて二種類の鍵盤サイズが存在します。それはフルキーとミニキーと呼ばれています。
まず、フルキーは普通のピアノと同じサイズの鍵盤です。ミニキーはそれよりも小ぶりの鍵盤になっています。これも、本格的に楽しみたい方であればフルキーがおすすめですし、コンパクトなアイテムが欲しい方であればミニキーの物をおすすめします。
3つ目に確認をしたい選び方のポイントは、接続端子の種類です。鍵盤サイズと同様に、機器との接続方法も大きく分けると2種類存在しています。
多くのアイテムで採用されているのがUSB端子を使用して接続する有線タイプの接続方法です。機器に直接接続が出来るので、充電なども気にせず使用することが出来ます。もう一つはBluetoothなどを使用した無線接続タイプのアイテムです。これであればどんな場所でも、どんな機器でも接続することが出来ます。
4つ目に確認をしたい選び方のポイントは、キーボードに付随している機能です。先程も簡単にお伝えしましたが、このアイテムは鍵盤の機能以外にも色々な機能が付随している物があります。
しっかりと曲を作り込むために、細かい作業を行いたい方であれば、色々な機能が付いているアイテムを選ぶことがポイントです。
最後にご紹介する確認したい選び方のポイントは、キーの感触についてです。鍵盤のキーには、軽めの感触の物と、やや重めの感触のものの二種類が存在しています。
これは使用する方の好みによるところが大きいので、実際にキーボードに触れてみて、自分の使いやすい感触の物を選ぶようにしてみて下さい。
ここまで、MIDIキーボードの選び方のポイントをご紹介してきました。これだけ選ぶポイントがあるという事は、このアイテム自体に色々な種類が存在しているという事になります。また、このアイテムを販売しているメーカーも多数存在しています。
中でも、コンパクトサイズの物であればAKAIの製品が、機能面に優れている物であればRolandの製品、珍しいアイテムが欲しい場合はKORGといったメーカーの製品がおすすめです。
いままでお伝えしてきた物を踏まえて、ここからは実際に人気のあるおすすめMIDIキーボードについてご紹介をしていきます。それぞれ、色々な特徴があるおすすめのアイテムなので、ぜひしっかりと確認をして自分に合ったアイテムを選ぶようにしてみて下さい。
まず最初におすすめするアイテムは、Akai Professional FL Studio用 64パッド USB MIDIコントローラーです。このアイテムはImage-Lineと共同で開発されており、使いやすさに重点を置いたアイテムになっています。直観的な操作に優れているので、作曲だけではなく、ライブパフォーマンス等で使用するのにもおすすめできるのが嬉しいポイントです。
続いておすすめするアイテムは、novation 25鍵盤 LAUNCHKEY MINI MK3です。このアイテムは16個のパッドと8つのコントロールノブを組み合わせることで、色々な作曲を可能にしているのが特徴です。
この様に非常にハイスペックにもかかわらず、バッグに入れて持ち運びができるほどのコンパクトサイズであるというのもおすすめできるポイントの一つです。
次におすすめするアイテムは、Akai Professional MPK mini MK3です。このアイテムも非常にコンパクトであることが魅力の一つです。しかし、性能は非常に良く、プロの方からビギナーの方まで色々な人が楽しめるのも見逃せないポイントです。
併せて、このアイテムであれば作曲作業に必要なツールが全て備わっているので、安心して作業を楽しむことが出来るのも嬉しいポイントです。
4つ目におすすめするアイテムは、Roland A-300PRO-Rです。このアイテムの特徴は、キーボードの性能とコントローラーの性能の両方が非常に高くなっているという点です。そのため操作が非常にしやすいのです。
併せて、アイテム自体に液晶画面が付いているので、細かい情報のチェック等がしやすくなっているというのもおすすめできるポイントの一つです。
5つ目におすすめするアイテムはKORG USB MIDIコントローラー nanoKONTROL2です。このアイテムは非常に互換性が高いというのが一番のポイントです。
USBケーブルで本体と接続することが出来る機器に使用できるので、WindowsやMacをはじめ、iPadやiPhoneでも使用することが出来るのです。そのため、色々な場所で作業を行いたい方には非常におすすめです。
6つ目におすすめするアイテムは、Alesis 小型 USB MIDIキーボードです。このアイテムの特徴は、非常に幅広い音域をカバーできるという点です。
併せて、基本のメロディはもちろんのこと、ベースラインやバッキングコードなど、様々な種類の音源を表現できるのが最大の魅力となっています。内臓音源等が無い分、一から自分で作曲したいという方には非常におすすめです。
7つ目におすすめするアイテムは、MIDIPLUS AK490 +セミウェイトUSBです。このアイテムは、中国や台湾で有名なメーカーの一つです。
価格が他の製品に比べると安めに設定されているにも関わらず、高性能であるのがポイントです。併せて、アイテム自体のデザインもシンプルで洗練されているのも魅力的なポイントの一つです。
8つ目におすすめするアイテムは、Roland A-500S MIDI USBキーボードです。このアイテムの一番の特徴は、鍵盤の感触にこだわって作られたという点です。鍵盤の感触が非常に安定したものになっているので、演奏自体が非常に安定したものに出来るのです。
また、必要なソフトなどがセットになっているので、手に入れば直ぐに使用できるのも魅力の一つです。
9つ目におすすめするアイテムは、Akai Professional USB MIDIキーボード 49鍵 LCDディスプレイです。このアイテムの最大の魅力は、フルカラーのディスプレイを搭載しているために、作業中にパソコン画面を見なくても細かい設定が確認できるという点です。
併せて、複数の音楽ソフトを一括で管理できるというのもおすすめできるポイントです。
最後におすすめするアイテムは、KORG USB/ワイヤレス オールインワン モバイルMIDIキーボードです。このアイテムのおすすめポイントは、パソコンだけではなく、スマートフォンなどのモバイル環境に適しているアイテムであるという点です。
タブレットやラップトップパソコンとも接続させられるので、どの様な環境でも作業が出来るのが嬉しいポイントです。
MIDIキーボードを使用すれば、音楽制作がより手軽に楽しむことが出来るようになります。ぜひ、このアイテムを使用して、作曲作業などにチャレンジするようにしてみて下さい。