それなりにたくさん服を持っているけれど、上手い収納の仕方が分からず、ついつい散らかってしまう、というのは往々にして良くある話でしょう。そんな時には、便利にしまっておける衣装ケースを活用しましょう。今回は、衣装ケースの選び方、お勧めの製品を紹介します。
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春夏秋冬、季節に合わせて色々と服をそろえると、しまう事自体にも手間取ってしまうというのは珍しくない話です。そんな時、役立ってくれる収納ケースは、すっきりと服をしまう為に欠かせません。
選び方としては、まず用途に合ったものかどうかを考えてみましょう。大きく分けて、衣装ケースは蓋付きのボックス、引き出し、タンスに似ているチェストと3つのタイプに分けられます。例えば引き出しタイプは出し入れのしやすさが利点ですので、毎日着る系の衣類を入れておきましょう。
続いてボックスタイプは、収納量が多く、かつ蓋をかぶせられますので埃が積もることもありません。シーズンオフや着る機会があまりない服は、こちらに入れましょう。そして、チェストタイプは細分化しての収納ができますので、出来るだけ細かく分けたい方に向いています。
収納ボックスを置きたい場所は事前に採寸をしておき、そこに合ったサイズ、そしてタイプの衣装ケースを絞って選んでみましょう。クローゼットの下のスペースや押し入れなら引き出しタイプが適しており、押入れの天袋なら布製のファスナーで閉めるタイプが向いています。
分けて収納ができる多段タイプの物は、容量が多く収納力は確かにありますが、引っ越しなどをされた場合サイズが合わないこともありますから、ライフスタイルの変化が想定されるなら、むしろ単体の一段タイプの方が使い勝手が良いでしょう。そうした予定が無く、また部屋にそのまま置いて使うのなら、多段タイプの方がスッキリして見えます。
収納する衣服に合わせる事も大切です。衣装ケースと言っても使われている素材は様々あり、例えばプラスチック製のケースは形状やサイズの幅が広く軽量ですが、通気性が確保しづらく経年劣化で時間がたつと使い勝手も悪くなります。
木製のケースは、タンスに似ていて通気性も確保されていますが、1つずつに重量があります。また、布製のケースの場合には軽くて通気性も良好、洗濯も可能など利点は多いですが、重ねておくのは向いていません。このように一長一短の特性がある為、入れる衣装も想定しつつ選んでみましょう。
単に収納力があるだけに限らず、便利な機能が付いていればその分楽さは段違いです。クローゼット、押入れの中に入れる場合、埃などが溜まりやすいですが、キャスター付きの衣装ケースなら出し入れが容易であり、また掃除もしやすいです。
扉が手前に開く、フラップ式扉タイプの衣装ケースもあります。平積みでしまっていたとしても、下の方の衣服を簡単に取り出せ、高い場所に設置したとしても中身の確認は割と簡単にできます。この様に、楽に使うための機能があれば、スムーズに衣替えなども出来る事でしょう。
以上、すっきり収納を目指すための衣装ケースの選び方のポイントについて、いくつか解説しました。ここからは、本題である人気のおすすめ衣装ケースを、タイプごとにご紹介します。まずは、チェストタイプの衣装ケースからになります。
まず1点目は、アイリスオーヤマ製のウッドトップチェストです。シンプルなチェストタイプの衣装ケースに木目調の天板を使用したモデルで、幅55.6㎝と余裕のある設計により、ワイシャツをケース内で2列並べる事も可能です。
引き出しには落下防止のためのストッパーが付いており、ローラーも下部に備わっているためちょっとした移動をさせての掃除なども楽に行えます。天板部分の耐荷重は10㎏と、ちょっとした家電や小物を置いたりと使い勝手も良いです。
完成品がそのまま届きますので、到着した直ぐに衣装ケースとして使える様になっています。フレームは簡単に着脱ができ、好みのサイズに調整も行えます。ケースはクリアですので、中に何を入れたかも一目で分かります。
同じくアイリスオーヤマ製のロングチェストのご紹介です。奥行きに余裕を持たせたロングタイプの衣装ケースであり、押入れの下段にぴったりと収まるよう設計されているため、最大限空いていた押入れを活用できます。
ロングチェストゆえに収納力に関してもすぐれており、Tシャツなども並べて3列で入れられます。金属製のレールを採用したことにより、引き出しの開閉を十分に軽いレベルに仕上げており、奥に入れた衣服も取り出しやすいです。
こちらのモデルも、移動に便利なキャスターを備えているため、衣服の取り出しはもちろんの事、設置場所の移動も楽にできます。フレームの着脱も簡単にできますので、置きたい場所に入らない場合には減らしたり、逆に高くしたりと自由自在です。
天馬の4段式チェストです。ケース自体は隙間を作らない新設計により、埃が入り込みにくくなっているため綺麗なままですし、ケースのサイド部分を斜めにカットした事で埃の入りにくさと掃除のしやすさを実現しています。
デザイン性とケース本体の安定性を向上させるため、後ろ脚に通常のキャスターと滑り止めゴム付きの前足を採用しています。ケース本体の前脚だけを少し浮かせるだけで、簡単に移動を行えるようにしたのです。
引き出し内部には、しまった衣服の不意な抜け落ちを防止させるストッパーを付属させており、また折りたたんだワイシャツなら2列に並べておけますから、普段着の衣服などもすっきりとしまえます。中身は見えませんので、リビング等にも気兼ねなく置けます。
素材に桐を使用した天然木製のウッドチェストです。この素材のおかげで本体は軽量且つ頑丈、そして防虫効果も持ち合わせており、虫の被害を防ぐことも可能なほか、湿気にも体制がありますのでリビングに限らずキッチンや脱衣所等どこでも使えます。
広めの引き出しの方にはワイシャツなどの衣服をしまえますし、小さめの引き出しの方には細々した衣類でも小物でも入れておけます。天板部分にはタイルを使っており、鍋などの熱いものも置けますので湿気耐性と相まってキッチンに置いて使っても良いです。
本体サイズ(約):幅33×奥行46.5×高さ70.5cm/引き出し内寸(約):幅26.5×奥行40.5×高さ16.5cm
本体重量:4.22kg
オーソドックスな3段のキャスター付きチェストのご紹介になります。内寸サイズ幅26.5×奥行40.5×高さ16.5cmとゆとりのある設計ですので、セーターやバスタオルなら3枚から4枚、ワイシャツ等なら5枚から6枚ほどを収納できます。
引き出し口は上からでも下からでも開くことのできる、2WAY仕様になっており、設置した場所が高くても低くても取り出しやすさは変わりません。工具無しで天板の取り外しも可能であり、2段ずつや同モデルを2つ使って3段+1段のようにアレンジも自由にできます。
フレームを簡単に調整して、段数を自由に増減させられたり、キャスター付きのモデルなどは特に移動が非常に楽になるなど、使い勝手の良いチェストタイプの衣装ケースが多くありました。続いて、引き出しタイプのおすすめモデルです。
1段の単体タイプのチェストになります。チェスト1つにつき、ワイシャツなら10枚程度、セーターなら4枚程度、バスタオルなら10枚ほどを目安として収納が可能であり、奥行き50㎝と引き出しもしやすく、スペースを有効に活用できます。
同製品を何段か重ねても、上段を下段でロックする方式で重ねられますから、上段を引き出した際の前倒れを防ぎます。透明タイプですので中身はすぐに分かり、SサイズからL+LDサイズ、1段から12個セットまでラインナップしています。
サイズの異なる3点セットの衣装ケースのご紹介です。幅、奥行きに関してはそれぞれ30㎝と53㎝で共通していますが、高さは18㎝、23㎝、30㎝と分かれており、衣類の種類ごとに分かりやすく分けてしまっておけます。高さ23㎝のケースは、ワイシャツ7枚分の収納力で、積み重ねは最大3つまで可能です。
天馬の単品収納用ケースです。衣装ケースをしまっておくことの多い、クローゼットや押し入れにぴったりと収めておける奥行き66㎝のモデルで、トレーナーを入れた場合、10枚から最大で14枚ほどのキャパシティがあります。
同サイズのモデルを積み重ねて使っても、天面の溝と底面とがしっかりとかみ合うように設計されているため、ズレたり倒れたりしにくくなっています。幅は39㎝と40㎝、奥行きは55㎝、66㎝、74㎝、高さは23㎝、25㎝、30㎝とサイズが分かれています。
生活用品を展開する無印良品製の衣装ケースです。定番の製品という事もあって、衣装の数など状況に合わせての追加もしやすく、無印良品らしいシンプルでどこにおいても使えるデザインで人気が高いのです。
クローゼットや押し入れに入れて使う事を想定し、奥行きを深くして並べて使うことができるよう、ケースの幅を40㎝で設計、収納スペースを最大限活用させられます。PP製ですので中身もすぐに判別できます。
3個セットから選べる引き出し型収納ケースです。1個のケースあたりワイシャツが6枚、トレーナーなら3枚、バスタオルなら4枚を収納でき、セットは1つずつ分けて使用できますので、クローゼット等に限らずベッド下などでも使えます。
クリアやブラウン、ピンクなど4カラーが展開されており、男性でも女性でも部屋の雰囲気に合わせて選べます。付属のジョイントパーツを取り付ける事で横方向の連結も可能であり、ズレにくく使い勝手も向上します。
どれも使い勝手が非常によく、部屋にそのまま置いて使えるものから小分けにしてベッド下などのスペースも活用できるモデルなど多数あります。最後に、収納力であれば抜群のボックスタイプの衣装ケースのおすすめモデルの紹介です。
アイリスオーヤマの、衣装をたくさん収納しておける深型タイプの衣装ケースです。蓋はバックルタイプでカチッとしっかり固定でき、色もクリアですので衣替えなどで使えばどれに何の服を入れたかがすぐに分かります。
ボックスの蓋部分は凹凸に作られており、積み重ねた時に凹凸部分が合わさって安定します。底面には小型のキャスターが備わっていますので、単体で動かすのはもちろんの事、重ねて使う時にも出し入れがしやすくなっています。
同じくアイリスオーヤマ製のボックス型衣装ケースです。こちらも横幅39㎝と押入れの収納やクローゼット下などに使うのに最適なサイズ設計となっており、ボックスの容量も約72Lと余裕のある収納力を持っています。
蓋に溝を設けており、同サイズの収納ボックスをスタッキングさせての使用も問題なくできます。最大20㎏の耐荷重がスタッキングなどの積み重ねを可能としており、キャスターももちろんありますから出し入れも楽です。
シンプルな不織布と厚紙を素材に使った折り畳み式の収納ボックスです。本体を広げ、厚紙をそこに敷けば即使用可能な状態にでき、不要な時には厚紙を取り出して折りたたんでおけますので邪魔になる事がありません。
カラーリングが10種類と豊富に展開されており、お部屋の雰囲気や色合いなどに合わせての選択ができます。蓋は付属しているものとそうでないものとに分かれていますので、中身を見せたくない場合などには蓋つきを使用すると良いでしょう。
Amazonの展開しているベーシックな収納用ボックスです。ファブリックを素材に使ったこのボックスは、通気性に優れているという特徴を持つため、湿気などを気にする衣類であってもそのまましまっておけます。
厚紙などの底板を使用しない折り畳み式の収納ボックスですので、使わない場合にはその分をそのまま平らに折りたたんでおけます。別売りの収納キューブ用オーガナイザーと併用することで、引き出しのような使い方もできます。
最後は木製の2段衣装箱です。桐材を素材に使用した2段の衣装箱であり、湿度が高くなれば膨張して隙間を封じ、逆に湿度が低い時には収縮して隙間を形成、自動で箱内部の湿度を調整します。着物をたとう紙ごと入れられるサイズで、タンスの上などにも置いておけます。
衣類をしまうところが無くて困っていたとしても、衣装ケースを使う事でスペースを有効活用し、すっきりと衣装の収納ができる様になります。機能的な衣装収納ケースを使って、収納術も磨いていきましょう。