ヘルシーなスムージーを作ることができるミキサーは、ジュースを作ったり、料理の下ごしらえとして使ったり、離乳食を作ったりと様々な活用ができる便利なアイテムです。たくさんのモデルがラインナップしていますが、今回はそんなミキサーの選び方、そして人気製品を紹介していきます。
有名なスムージーを作ることをはじめとして、大根おろしなどの料理の下準備、そして離乳食を作るなど、様々な使い方のできるミキサーですが、使ったことのない方のために、まずはミキサーがどんなことができるものなのかを解説します。
ミキサーというのは、固形や液体状の食材を攪拌させて、混ぜ込むために使われるキッチン家電の1つです。主な用途として、果物や野菜など、水分を含む食材を投入し、これをジュースにしたりスムージーにするなどに使われます。
現在も様々な製品がラインナップしており、単に食材をミックスするだけではない、各種の便利機能が合わさっているモデルや、インテリアにも適する製品が販売されており、3,000円程度の価格帯から購入可能です。
同じような使い方をするキッチン家電に、ジューサーやブレンダー、フードプロセッサーなどがありますが、ジューサーの場合は野菜や果物を絞って果汁を取り出し、ジュースを作る為に用いられます。
ブレンダーは、ミキサーの英語での呼び方であり、ミキサーと呼ぶのは日本独自です。ただ、ハンドブレンダーというスティック状の本体にブレードが先端に備わっているものもあり、食材をつぶす、混ぜるといった用途で用いられています。そして、フードプロセッサーは肉や魚等を入れて、ミンチやすり身を作るのが主な使い方となります。
ミキサーとはどんなものなのか、類似している家電との違いについて、それぞれ簡単にではありますが解説しました。先に述べた通り、現在は様々なミキサーのモデルがありますが、その中でどれを選ぶか、その基準を知っておくことは大切です。
まず1つの基準となるのは、ミキサー本体の容量です。例えばスムージーを作る為に使う場合、基本的な容量の基準としては「人数×1杯分」で、スムージーを作る場合には一日の摂取量が2杯分、1杯が200mlですので、人数×200mlで容量を絞れます。
調理にも使用したり、家族で使う場合にはそれ相応に余裕を持たせ、800mlから1,000mlほどの容量が欲しい所ですが、大きければその分場所も取ることを覚えておきましょう。半面、一人で使うのみならば、コンパクトなモデルで十分です。
食材を攪拌させるミキサーの刃の形状は、波刃、平刃、のこぎり刃と分かれており、使う食材や調理の仕方で適切な形状が異なります。例えば、氷を入れてスムージーを作るというような、食材の硬さに左右されずに粉砕させたいなら、波型の刃が適します。
ギザギザの形状ののこぎり型の刃は、繊維の多めの野菜やナッツなど、硬めの食材を細かく砕くのが得意です。そして、まっすぐな形状の平刃は柔らかいフルーツなどを切ってジュースを作るのが最も得意です。
ミキサーの容器であるジャーの素材にも気を遣えると良いでしょう。ガラス、プラスチック、そしてトライタンの3つが主に使われており、ガラスは耐久力があり、食材のニオイ移りもしませんし、使った後の手入れも楽に行えます。
プラスチックは製品自体の価格帯が安く、気軽に使えるのが利点となります。そして、トライタンとは新しい合成樹脂素材であり、ガラスのように耐久性が高く耐熱性も持ち、そしてプラスチックのように軽量であるという、2つの素材の長所を持ち合わせています。
色々な食材を入れて使う家電ですから、洗いやすさなど手入れが楽にできるかどうかは使い勝手に大きく影響します。特に刃の部分は構造が複雑であり、食材が奥の方まで入り込んでしまって手入れもしにくいのです。
手入れのしやすさを第一に考えるのであれば、本体、ジャー、そして刃をそれぞれ分解させられる製品が最も良いでしょう。刃の部分は鋭く、取り外しができないと危険ですので、3つから4つのパーツに分けられるミキサーが理想的です。
単に食材を砕いて混ぜ合わせるだけではなく、便利な機能や付属品があるとその分利便性も増します。例えば、刃の部分を交換できたり、回転数を自分で調整出来るミキサーなら、使う食材、レシピによってカスタマイズができ、自分好みのスムージーなどを作れます。
また、付属品も重要で、ボトルが2つ付属していれば別々の味のスムージーやジュースを作れますし、ミル付きのミキサーであれば乾物やコーヒー豆を挽くといった芸当も可能になります。様々な機能や付属品があればあるほど、価格も高くなりますので、外せないと思う機能などはしっかり見ておきましょう。
選び方の基準は色々とありますが、欠かせないと思う機能や適した容量かどうかなど、自分が重視する点は事前に十分に吟味しておきましょう。ここからは、本題となるお勧めの人気のミキサーを紹介していきます。
まず1点目はティファール製のミキサーです。容量600ml、コンパクト目なサイズ感でありながら300Wの出力を発揮するモデルで、本体の重量も1.1㎏と軽量、製品保証が1年間付属しています。
本体サイズがミキサー装着時で10.5×10.5×31.5cmとコンパクトでありながら、300Wの出力を発揮することで、氷や冷凍したフルーツなどの硬いものでも砕けます。収納する場所も取りにくいのがポイントです。
攪拌に使用する際のスピードを2段階で調整して使えますので、料理の下ごしらえ、口当たりが滑らかなスムージーの作成など幅広い使い方に対応しています。刃の部分は取り外しが可能ですので、安全に細かな部分まで手入れが可能です。
続いて2点目は、ブルーノのコンパクトミキサーのご紹介になります。本体の出力は250W 、連続使用時間は1分であり、本体の重量は1点目のティファールのモデルと同様1.1㎏、アイボリー、オレンジ、グリーンの3種のカラーリングです。
見た目はレトロ且つコンパクトなデザインではありますが、氷などの硬いものを入れても砕ける本格派のミキサーです。ジャーの容量は400mlですので、一気に2人分のスムージーやジュースを作成可能、一人暮らしなら余裕のある容量です。
前面のボタンでスピードをハイとローの2段階で使い分けられ、蓋の部分には計量カップ用の小窓がありますので、シロップなどの材料の追加に使えます。本体やジャーなどは細かくパーツ分解ができますので、手入れもしやすくなっています。
3点目はパナソニックのミキサーです。大容量の1,000mlと余裕がありますので、スムージーやジュースを作るのはもちろんの事、調理や家族でこの1台を使えます。
この製品の特徴は、切れ味抜群のブラックハードチタンコートファイバーカッターを使用している事です。のこぎり状のこの刃は食材の繊維質も細かくカットし、氷を粉砕してかき氷を作るといった使い方までできます。
アレンジホールは、仕上げの際に食感に手を加えたいときに利用でき、最後に食材を加えたり30mlの目盛り付きのチェイサーカップで水を加え、とろみの少ないスムージーを作ったりもできます。タンブラーミキサーで一人分のソースを作ったり、付属のミルでふりかけやマヨネーズも作れるなど、これ1台で3役をこなせます。
ビタントニオのマイボトルブレンダーは、果実をイメージしたようなデザインが特徴的なコンパクトスタイルのミキサーです。オレンジ、ホワイト、赤、緑とオレンジ、ココナッツ、リンゴ、アボカドをモチーフにした4種のカラー展開です。
ジャーの容量は400mlで、1杯から作り出せますので一人暮らしにもぴったりですし、2人分を一度に作ることも可能です。食材を入れて押すという簡単な動作のみで、少量のジュースやソースなどを直ぐに作れます。
ボトルを押してひねれば自動的に攪拌がスタートし、その後40秒で自動停止する仕様ですので、忙しい朝にもスムージーづくりなどを任せておけます。付属しているキャップを使えば、出来上がった物の持ち運びや保存も容易です。
またもパナソニックからタンブラーミキサーのご紹介です。ミキサー本体のサイズは12.3×32.7×12.3cm、ジャーの容量は400mlとコンパクトな部類に入り、ミキサーを使用してレシピブックが付属します。
滑らかな食感のスムージーやジュースを作り出せるタンブラーミキサーで、刃には切削性能の高いファイバーカッターを採用しているため、チアフードなどに代表されるスーパーフードが入ったスムージーでも作成可能です。
タンブラーにはトライタンTM樹脂を素材に使用しており、頑丈さと軽量さを両立、食洗器でも洗うことができる為、忙しい朝でもすぐに使えます。タンブラー専用の蓋を使用すれば、短時間であれば作ったスムージーなどの持ち運びもできます。
ブラウンのブレンダーミキサーです。ドイツ品質の高い出力を誇り、ワット数は480Wと強力、そのパワーを生かせるターボ機能を搭載しており、ボタンを押すことで瞬時に最大パワーを発揮しての拡販を開始します。
ボトルには熱いスープでも冷たいジュースやアイスドリンクにも対応している、サーモレジスト素材のガラスを採用、モーターはパワフルながら静穏性も持ち合わせており、出力を5段階から設定できます。カッターを含む各パーツも分解でき、手入れも楽に行えます。
ショップジャパン製のマジックブレットミキサーのご紹介になります。カップは570mlの大カップと、電子レンジにそのまま入れて使える小カップの2つが付属しており、穴あきキャップを使えばラップを使う必要もありません。
「きざむ」「おろす」「する」「まぜる」「くだく」「ひく」「あわだてる」という7役をこの1台でこなすことができ、食材の攪拌はもちろんの事、肉や魚をミンチにする使い方もできます。カップやブレードは取り外しができ、食洗器に入れて洗う事も可能です。
3台目となるパナソニックのおすすめミキサーです。大容量の1,000mlのジャーで調理をはじめとしたさまざまな用途に使用でき、5点目と同じく食感を変えられるアレンジホールを備え、内蓋のチェイサーカップでの加水も可能です。
刃に関しても同様にチタンコートファイバーカッターを採用しており、硬めの野菜や氷などでも細かく粉砕、かき氷も作れます。ミルを使ってディップなどを手作りできるなど、1台で2役をこなせるミキサーとなっています。
バイタミックスの多機能ブレンダーです。コンテナ容量が2リットルという、今回紹介している中でも最大級の容量を誇り、どんな用途で使っても余裕を持てます。混ぜる事を始め、刻んだり砕いたりと、全部で8役をこなすことができます。
5つの全自動プログラムを搭載しており、作りたいものが該当していれば食材を入れてスイッチを押すだけで作ってくれます。タイマー機能やノブで調整できるスピード機能、さらにBluetoothでアプリと接続できるなど、ハイテクな一台となっています。
タイガーの容量250mlの、一度にカップ1杯分を作れるコンパクトサイズなミキサーです。従来モデルよりも稼働音を約45%カットしたことにより、業界最高水準の静穏性を獲得、ストレスなく使えるミキサーとなっています。
刃にはブラックコートチタンカッターを採用、のこぎり状の4枚の刃が繊維質を細かくカットし、滑らかな舌触りのスムージーなどを作れます。ガラス製のカップは煮沸消毒もでき、離乳食を作る際なども安心です。
ラスト11点目もタイガーのミキサーです。一度にコップ3倍分となる700mlを作れ、押している間だけ回転する「FLASH」スイッチ、ハイとローで速度の調整が可能な切り替えスイッチが備わり、作る料理に合わせた使い方ができます。
ミキサーカップの内側にある5本のリブが、入れた素材を効率的に攪拌、口当たりの良い仕上がりになります。離乳食などが作れる強力ミルと、緑茶を作れるお茶ミルカップの2つが付属、カップ台やカッターは簡単に脱着ができる設計です。
ミキサーが1台あれば、料理のレパートリーはグッと増やすことができます。忙しくて時間が無い時にもスムージーなどをサッと作れる等、便利なキッチン家電であることに間違いはありませんので、ぜひ使ってみて下さい。