「本棚を作りたい!」と思っても、中々部屋に会うサイズや自分好みのデザインのものが無く困っている方も多いのではないでしょうか。しかし、自分で1からDIYするのも難易度が高いです。そんな時におすすめなのが、手軽に自分好みの本棚を作成できるDIYアイテムのディアウォールです。今回はディアウォールで本棚を作成する方法や注意点・実例について解説していきます。
目次
はじめに、ディアウォールとは何かから見ていきましょう。ディアウォールはホームセンターなどで安価で手に入る2×4木材を用いて、大型の棚を作成できるDIYアイテムの事です。壁に穴を開ける必要や壁に接着する必要が無いため、原状回復しやすいという特徴があり、今まで賃貸物件だからDIYを諦めていたご家庭でも、安心して使用できます。
SNS等で話題になった商品でもあり、一時期は在庫がなくなるほど人気を博した商品です。施工方法もとても簡単なので、普段DIYや日曜大工をしない方や力仕事が苦手な女性の方でもチャレンジしやすい商品と言えます。現在自宅にフィットする本棚を探している方は、是非ディアウォールを用いた本棚作りを検討してみましょう。
そんなディアウォールですが、上記に挙げた以外にも下記のメリットがあります。
更に、部屋のサイズにピッタリなまるで作り付けのような棚を作成できるので、インテリア性を重視する方にもおすすめできます。ディアウォールを用いて自宅をお洒落にしてみましょう。
ディアウォールで本棚をDIYする方法を解説していく前に、まずは材料を用意しましょう。ディアウォールで本棚を作ろうと思ったらまずは、最低でも下記の3つの物を準備してください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
はじめに2×4木材です。2×4木材は1.5インチ×3.5インチ程度の木材の事で、数百円でホームセンターで購入する事ができます。特徴としては加工しやすい・面の処理が施されているという点があり、DIY初心者でも扱いやすい木材の代表格と言えます。
次に用意するのはディアウォール本体です。ディアウォールには数種類のカラーラインナップがありますので、お部屋の建具やインテリア、または作りたい本棚の色に近い色味を選ぶと統一感が生まれて、完成度がグッとアップするでしょう。1セットで1柱が完成するので必要な柱の本数分のディアウォールを購入しましょう。
最後にディアウォール専用の棚受けです。専用の棚受けを用意すると、DIY初心者の方でもより簡単に完成度の高い本棚を作成できます。設置に必要なネジも付属していますので、これだけで簡単に施工可能です。耐荷重は5kgとなっています。デザインはとてもシンプルでフラットなので、存在感が良い意味でなくインテリアを損ないません。1セットで1枚分の棚受けになるので、作成したい棚の枚数分購入しておいてください。
材料の準備が揃ったら、実際に作っていきましょう。この項では、ディアウォールを用いた本棚の作り方の手順と棚受けの作り方の手順をそれぞれ見ていきます。
まずは作り方からです。はじめに設置したい場所の床から天井の高さを計測しましょう。その計測が間違っていると、後々上手く設置ができなくなってくるので正確に計測することを心がける事がポイントです。計測した天井の高さから45mmひいた数字が購入すべき2×4木材の長さとなります。このタイミングで本棚の横幅を決定して、併せて棚受け用の2×4木材も購入しておくとスムーズです。棚板を付ける箇所への印も忘れないようにつけておきましょう。
準備が整ったら、実際に組み立てていきます。付属の取り扱い説明書を参照しながら柱用2×4木材にディアウォールを差し込んでいきましょう。差し込んだらバネの突っ張りを感じるかと思います。このバネ部分を押し込みながら床と天上の間で2本突っ張ります。これにて本棚の基礎の柱の部分の作成は完了です。
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次に、棚受けの作り方の手順を見ていきます。棚受け用の2×4木材とディアウォールの棚受けパーツの用意をしましょう。用意をしたら、事前につけておいた棚をつけたい高さの印に合わせて、棚受け専用のパーツをネジで固定していきます。1つ気を付けたい点が、左右の柱で棚受けの場所が異ならない様にするという点です。水平器などで測定し左右で並行になるように設置し、ネジで柱と棚板のそれぞれに固定すれば棚受けの完成です。棚は必要な数取り付けましょう。棚受けの施工方法について詳しく紹介している動画がありましたので、是非参考にしてみてください。
続いてディアウォールで本棚を作成する際の4つの注意点について解説していきます。作った後に「こんなはずでは、なかったのに!」と後悔しても遅いので、作成に入る前にしっかりと確認しておきましょう。
1点目の注意点は棚板です。せっかく本棚を作成するのだから大容量なものにしたいと大きな棚板を選択しようと思っている方は注意が必要です。なぜならディアウォール公式サイトでは、棚板のサイズは柱にした木材より40mm以上は飛び出さないようにと記載されています。これを守らないと、強度が極端に低い本棚になってしまう危険性がありますので、棚板の幅は柱に使用した木材より40mm以上飛び出さないようにしましょう。
次に強度についての注意点を見ていきましょう。ディアウォールは壁に穴を開けないという設置方法で大型の棚を作れるので、作り方を間違えるとどうしても強度に不安が残ってしまいます。強度に不安を残さない為には、重心を考えながらの設計が効果的です。上の注意点でも挙げた通り、棚板が出すぎない事も大切ですが、柱が垂直であるか・棚全体が水平が保てているか等が強度に関わってきますので、しっかりとチェックしておきましょう。
3つ目の注意点は水平での使用です。ディアウォールは壁と床を突っ張り柱を作るという商品の特性から天井と床の垂直での使用のみではなく、壁と壁いわゆる水平に利用している方も僅かながらにいます。しかし、これは強度不足を生み出す行為で、公式でも落下の危険があると発表している大変危険な行為なので絶対にやめましょう。水平器は100円ショップやホームセンターで安価で手に入れる事ができますので、1つ持っておくとこれからのDIY作業に役に立つでしょう。
使用条件をしっかりと守れば、端材を活用できる大変すぐれた商品ですので是非活用してみましょう。
次に、耐震生の高いディアウォール本棚の作り方についてみていきましょう。ディアウォールは床と天上を突っ張り棚を作り出すという特性上、通常の家具より耐震性に強いという特徴がありますが、それでも自分でDIYした家具なので、なんとなく耐震性に不安があります。そこで、この項では、より耐震性を得られる本棚の作り方の実例を見ていきます。
1つ目の実例は壁一面を本棚にするという方法です。壁一面を本棚にすることで強度の高いディアウォール本棚を作成することができます。壁一面に本棚を作成する際には2×6の本棚一連ユニット、部屋の壁の広さに応じて2連ユニットを用いる事がおすすめです。一連ユニットは自立しているので転倒の心配はありませんし、これらのユニットを組み合わせる事により1つの壁にピッタリなサイズの大型本棚を作ることができます。
次にアジャスター付きのディアウォール本棚の作成例のご紹介です。2×4木材に中板とアジャスターを取り付けて奥行きを増やし、強度を増すという効果が得られます。アジャスターを取り付ける事により、床を傷つける心配がない上に通常のディアウォールで作成した本棚よりも厚みのある本や重量のある本を収納できます。更に、強度のみではなく四角いだけの本棚以外のデザインを考える事ができるので、よりデザイン性の高い本棚を目指したいという方は、是非アジャスターを用いた本棚作りに挑戦してみましょう。
3つ目の作り方例は、カウンターキッチンなどの下に設けられたスペースに小型のマガジンラックを作成するという例です。リビングでゆっくりと本を読みたいけどリビングスペースには中々本棚を置くスペースは確保できません。そんな時でもディアウォールを用いれば簡単にマガジンラックを作成できます。万が一カウンターとして使用したくなっても簡単に取り外すことができます。作成方法次第では、英字新聞やお洒落な雑誌を飾る「見せるインテリア本棚」にすることも可能ですので、あなただけのデザインを見つけてみましょう。
次にご紹介する作成例はディアウォールを使用して4本の柱を設置し、より強度の高い本棚を作成するという方法です。この方法を用いれば本棚高さ・幅のみではなく本棚の奥行きまでも自分の好きな長さに調整できるので、より自由度が広がる作成方法と言えます。奥行きのあるアルバムや辞典などを収納でいる本棚は意外と多く無いので、大型の本棚を検討されている方は是非一度挑戦してみてください。更に柱だけではなく、横面に板をはりつけることで、ワンランクアップの本棚が完成しますので、DIY中級者・上級者の方はチャレンジしてみては如何でしょうか。
最後に挙げられる作成例は、デッドスペースを上手く活用した作成例です。家の中にはどこかしら、使いようのない狭いスペースが存在するものです。棚を置いて活用したくてもサイズのあう棚がないという場所にでもディアウォールは活用できます。高さ・幅ともに自由な形を取れますので、今まで使用していなかったスペースに、ピッタリなサイズの本棚を作成して素敵に彩ってみましょう。
最後に、ディアウォールの商品をご紹介して終わりたいと思います。ディアウォールは2×4木材を用いた商品が主流ですが、実は1×4材や1×6材に適した商品も展開しています。それぞれ耐荷重量や使用する木材の長さ・幅も異なりますので、作りたい物別にこれらの商品を使い分けてみましょう。
はじめにご紹介するのが、1×4木材用のディアウォールです。その名の通り、1×4木材(断面サイズ19mm×89mm)で棚を作るためのディアウォールです。2×4ディアウォールと比較するとスリムな本棚を作成することができます。また、インテリアに支障がでないほどスリムな為、柱1本で利用して壁かけ時計やポスターを張り付けるといった使用方法も考える事ができるでしょう。
次にご紹介するのが1×6木材用のディアウォールです。1×6木材を用いて作成した棚は強度自体は高くはありませんが、柱自体が非常にスリムに済みますので棚自体の存在感を出したくない方や、パーテーションとしての利用、小型の棚の制作・飾り棚としての活用を考えている方におすすめできる商品です。SNSではトイレタンクの上部に、この1×6ディアウォールを用いた簡易的な棚を作るという事例が多く見られました。デッドスペースを有効な収納棚に変身させてみましょう。
最後にご紹介するディアウォールは、2×6木材用の商品です。2×6用のディアウォールを使用すれば断面サイズ38mm×140mmという厚みのある重厚感のある本棚を作成できます。柱が太くなる分、勿論強度も上がりますので、丈夫でしっかりとした本棚が作りたいという方は、是非こちらの2×6木材用のディアウォールをお求めください。
今回は賃貸物件でも簡単に棚を作成できるディアウィールについて、ご紹介していきました。ディアウォールは本棚を簡単に作成できるツールとして有名ですが、それだけではありません。アイデア次第でお家のデッドスペースを有効活用できる画期的なDIYアイテムです。設置方法も非常に簡単なので、当記事を参考に是非ディアウォールを用いたDIYに挑戦してみてください。
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