冬になり乾燥が気になって加湿器を使用し始めた方は多いのではないでしょうか。乾燥している部屋は風邪の菌を蔓延させてしまうリスクがある等デメリットが多いため、加湿器で乾燥対策をすることは大変良いことだと思います。しかし、その一方で加湿のし過ぎが結露やカビの原因になることはご存知でしょうか。そんな時に活用したいのが、除湿機です。今回は冬でも活用できるおすすめの除湿機をご紹介していきます。
はじめに除湿器と衣類乾燥機の違いから見ていきましょう。除湿機は空気中の湿気を取り除くことをメインとした商品の事を指し、一方で衣類乾燥機はこれに加えて送風機能が付属しているものの事を呼びます。
しかし、昨今の除湿機には殆ど送風機能がついているので、除湿機と衣類乾燥機は殆どイコールであると考えて良いでしょう。商品名は除湿機とも除湿衣類乾燥機とも呼ばれます。
続いて除湿機の上手な選び方を見ていきましょう。除湿機と一口に言っても様々なメーカーが様々な機能のついた機器を販売しているので、どれにすれば良いか解らない方も多いのではないでしょうか。除湿機は下記の4点のポイントを押さえて選ぶと失敗が少ないです。
1つ1つ見ていきましょう。
1つ目のポイントは除湿方法で選ぶという方法です。除湿機には下記の3種類の除湿方式があります。
使用するニーズにもよりますが、夏場も冬場も出来るだけ効果的に除湿機を使用していきたいと考えている方は、ハイブリッド方式を検討されてみては如何でしょう。
2つ目のポイントは除湿能力です。エアコン等にも同じことが言えますが、除湿機やエアコンにはそれぞれの機器に有効範囲があります。例を挙げると、有効範囲が6帖の除湿機を20帖のリビングで使用しても効果的ではないという事です。
しかし、機能や性能があがるほど除湿機本体が大型になっていく傾向があるので、能力とサイズを天秤にかけながら、あなたのニーズに合った1台はどれなのかを考えてみましょう。
次に挙げられる選び方は、排水タンクの容量で選ぶという方法です。除湿機は部屋の湿気を吸い込むという特性上、除湿機の内部にはタンクがあり水がたまるようになっています。水が貯まったタンクは、これ以上の湿気を吸い込めなくなるため人の手で排水する必要があります。
これを手間と考えるかどうかは、人それぞれですが常に自宅に在宅して、こまめにタンクの水を捨てに行ける生活スタイルではないのであれば、排水タンクの容量が大きめのものを購入しておいて損はないです。
最後に挙げられる選び方のポイントはメーカーで選ぶという方法です。優秀な除湿機メーカーを販売している代表的な国内メーカーとその特徴は下記の通りです。
それぞれのメーカーの特徴を押さえたうえで、価格なども見ていくと自分に合った一台を見つけられるでしょう。
それでは、工具男子新聞編集部がおすすめする人気メーカーの最新除湿機10選をご紹介していきます。それぞれの特徴なども詳しく解説していくので、除湿機選びの参考にしてみてください。
本体サイズ(高さ×幅×奥行):580×370×225mm
ハイブリッド方式×ナノイーX新搭載で1年中スピード&清潔衣類乾燥
はじめにご紹介するのがパナソニックから発売されているナノイーX F-YHSX120-Nです。こちらの除湿機な1年中効果的に使用できるハイブリット方式を採用しており、1日に約12リットル分の湿気を取り除くことができる除湿効果があります。
ワイド送風機能・部屋干し臭を抑制するナノイー機能があるので、部屋干しの力強い味方となってくれるでしょう。
次にご紹介するのが、SHARPのプラズマクラスター衣類乾燥除湿機です。SHARPの独自の機能であるプラズマクラスターの効果により、部屋干しによって生じる雑菌や臭いを抑えてくれます。
設置面積はわずかA4用紙1枚ほどの面積なのでリビングスペースや物干しスペースに余裕がない方にもおすすめできる商品です。
次にご紹介するのもSHARP製の衣類乾燥除湿機です。上記でご紹介したCV-J71Wと比較すると乾燥できる面積が大幅に増え、2つのスイングで広範囲&立体的に洗濯物を乾かしてくれます。お部屋のカビを未然に防ぐ「カビバリア運転」も搭載しているので、梅雨の時期も心強いです。
デロンギの衣類乾燥除湿機であるDEX16FJは節電モデルなので、電気代を気にせず常に除湿機を稼働していたい方におすすめの除湿機です。通常の除湿機モードの他に、パワフルな衣類乾燥モードがありますので、用途に応じて使い分けをしてみましょう。
次にご紹介するのが、アイリスオーヤマから発売されている空気清浄機能付きの除湿機DCE-120です。空気清浄の適応畳数は17畳、除湿機能の適応畳数は23畳なので広いエリアをこの1台でカバーできます。除湿機能も空気清浄機能も欲しい欲張りな方におすすめしたい1台です。
アイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機はコンプレッサー方式を採用しており、夏でも気温の上昇が少ないため通年快適に使用できるモデルです。
従来のデシカント方式と比較して消費電力も少ないので、除湿機が気になっていたけど電気代の高さから手が出なかったという方におすすめです。取っ手がついているので、部屋と部屋間の持ち運びが楽なので、女性やお年寄りにもおすすめな除湿機であると言えます。
コロナから発売されているこちらの商品は、価格が2万円以下で10年交換不要フィルターを搭載している大変コストパフォーマンスの良い1台です。
除湿対応面積は木造住宅で7畳、鉄筋住宅で14畳となっており、1台のみで幅広いエリアの除湿が可能となっています。2・4・8時間のタイマー機能がついているので、除湿機をつけっぱなしにすることに抵抗がある方にもおすすめです。
続いてご紹介するのが、山善の衣類乾燥除湿機です。本体サイズは幅27.6センチ×奥行き18.5センチ×高さ48センチととてもコンパクトサイズなので、どんな場所にでも設置可能です。湿度の設定範囲は7段階まで自分の好みの湿度に設定することができるので、季節に合わせて快適な湿度を保てます。
コロナの除湿機は、シンプルなデザインなのでリビングスペースに置いてもインテリアを損ないません。一日約18リットルという優れた除湿能力を有しているため、沢山の部屋干しにも対応可能です。方式はコンプレッサー方式を採用しているので消費電力が低く家庭に優しい設計となっています。
最後にご紹介するのが、カドーの除湿機です。カドーの除湿機は季節に合わせて3つのモードに切り替えることが出来るので、1年中活用できる除湿機です。除湿方法はコンプレッサー式を採用しているので、電気代が気になる方にもおすすめです。
また、排水タンクの容量は3.5リットルと大容量なので、頻繁にタンクの水を捨てるのが億劫だという方にもおすすめできる1台と言えます。
最後に、除湿機をより効果的に使用するポイントを解説して終わりたいと思います。除湿機が一年を通して活用できる効果的なアイテムだという事はお分かりいただけたかと思います。しかし、見逃しがちなのが電気代や日々のメンテナンス方法です。この項では電気代を抑える方法とメンテナンス方法について解説していきましょう。
まず電気代を抑える方法ですが、まだ除湿機を選ぶ前の段階の場合であれば湿度センサーが搭載したタイプを購入しましょう。湿度センサーとは、湿度が一定以下にまで下がると自動的に運転をストップしてくれる機能の事で、大幅な電気代の節約が見込めます。現在既に持っている除湿機に湿度センサーが付いていない場合は、除湿機と併用してサーキュレーターを活用すると空気が循環するので稼働時間そのものが短く済み、結果的に節約になります。
続いて、メンテナンス方法についてです。除湿した水の溜まるタンクは日々のメンテナンスを怠ると、ぬめりやカビが発生して細菌の温床になってしまいます。このようなトラブルを避けるためには、まめな洗浄と使用しない時の乾燥が大切です。除湿機そのものが不潔であると、どんなに性能のよい機器でも効果を発揮しませんので、メンテナンスは怠らない様にしましょう。
今回は2020年最新のおすすめ除湿機についてご紹介していきました。除湿機と言えば夏に活躍するものだと思いがちですが一年中を通して活躍が期待できるものだという事が解りました。当記事でご紹介した商品を参考に、是非あなたのニーズにあった1台を見つけてみてください。