つるはしは、固い地面の掘り起こしや、アスファルトなどの路面を砕く作業など、主に土木工事で使われることが多いです。その歴史は古く、江戸時代の文献に記載されている程です。昔から広く普及している道具でもあります。一般的に使われている片方の頭部が尖って、もう片方が平刃の「鉄道つるはし(バチヅル)」や登山で使うピッケルのような形状をした「片つるはし」などがあります。今回は「つるはし厳選10選」をご紹介します。
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大阪に本社を置く「株式会社福井」は包丁などの刃物や各種金物などを取り扱う商社で、各種オリジナルブランドも手掛けています。そのオリジナルブランドの一つである「OWL(オウル)」からリリースされている「片手ピックマトック#006」は、園芸用の小型バチヅル型のクワで、花壇などの掘り起こしに便利なモデルです。片手で持って使用することが考慮されており、全長は約370mm、重さも約381gと軽量コンパクトで女性の方でも楽に作業が出来るのが最大の特徴です。
兵庫県加東市にある「ほんまもん」は包丁をはじめ、各種園芸用品や土農工具などを販売している専門商社になります。ほんまもんからリリースされている両つるはしには、柄の長さが2種類あり、ご紹介する「両つるはし2.5kg」は柄の短いモデルとなります。頭部の両端が尖ったタイプで、土木作業をメインに家庭菜園や園芸などで、固い地面を掘り起こすのに最適で、楽に作業が出来ます。柄の部分の長さは900mmと長過ぎず取回しが楽で、さらに破損し難いように固い樫の木を使用していますので耐久性が高く、長く愛用出来るのも特徴の一つです。
「ほんまもん」からリリースされているバチヅルは全部で4種類あり、ご紹介する「バチヅル1.0kg」は家庭菜園や園芸で使用することをメインに作られたモデルです。特に荒地を開墾して家庭菜園などを作る際に、スチール製の頭部を地中深くまで突き込むことが出来るため、楽に掘り起こし作業が出来ます。また柄の長さが900mmなので、力が入れやすく、両手でしっかりと握ることが出来るので使い勝手の良いバチヅルです。
ご紹介する「バチヅル2.5kg」は、「ほんまもん」がリリースしているバチヅル4種類の中で、最重量・最長モデルとなります。土木作業での使用をメインに作られており、スチール製の頭部と重量2.5kg、1,050mmの長い柄で、固い地面やアスファルトなども確実に砕いてくれます。また園芸でも十分に使用可能で、スコップでは歯が立たないような荒地でも、難なく掘り起こしが出来るのも特徴の一つです。
トンボ工業は兵庫県明石市に本社を構え、ショベルやスコップをはじめ、つるはしなどの土農具を製造、販売しており、1919年創業の老舗メーカーです。ご紹介する「バチヅル2.5kg」は、スチール製の鍛造品で高い耐久性と強度を誇り、土木作業現場での過酷な使用にも十分に耐えれる性能を備えています。柄の部分は固い天然のナラ材で作られており、全長は1,050mmと長めの仕様となっています。総重量は約3.5kgで、重さも十分にありますので、アスファルトなどの破砕も楽に出来る使い勝手の良さを備えています。
浅野木工所は新潟県三条市にあり、園芸用品や土農工具などを製造、販売しているメーカーです。ご紹介する「氷割ツル No.24045」は、その名称の通り氷を割るためのつるはしとなります。ですがスチール製の鍛造品で、高い耐久性と強度を備えていますので、氷割だけでなく通常の園芸や農作業にも使用することが可能と、汎用性の高いモデルとなります。全長は900mmで、若干短めなので取回しも楽で、女性でも安心して使用出来ます。
Razor-Back(レーザーバック)社は、アメリカのツールメーカーで土農工具を製造しています。ツルハシも全4種類をリリースしています。ご紹介する「カッターマトック4120000」は、柄(シャフト)部分にグラスファイバー素材を採用しており、軽量かつ高い強度を備えたモデルです。また頭部の取付け方法が独特で、シャフトと頭部を一体に繋げた独自の特許技術を使用しているのも特徴の一つです。
Razor-Back(レーザーバック)社の「カッターマトック4117000」は、先にご紹介した「カッターマトック4120000」と頭部形状が異なるつるはしで、園芸や家庭菜園など、土壌を耕す作業に最適なモデルです。鍛造製法でスチールを叩き込み作られた頭部は、高い耐久性と強度を誇り、強い衝撃を受けても破損することなく安心して使用出来ます。また柄(シャフト)部分はグラスファイバー製で、軽量化を図っているのも特徴の一つです。
大阪の堺市に本社を置く「浅香工業」は、日本で初めてショベルやスコップを国産化した土農工具の老舗メーカーで、各種工具を製造しています。ご紹介する「FGホームピック 大 柄共」は、重量が約1.4kgと軽量で、園芸や家庭菜園といった土壌の掘り返しに適しており、女性の方でも楽に持ち上げることが出来ます。また頭部の先端には約30mmほど焼き入れ処理を施しており、高い耐久性と強度を誇るため、長く愛用することができます。
ご紹介する「FGホームピック 小 柄共」は、先にご紹介した「FGホームピック 大 柄共」よりも、軽量コンパクトに作られたモデルで、女性の方やお子さんでも取扱いのし易いつるはしです。本体重量は600g、全長は450mmで非常に軽く、片手で十分に取り回しが出来るため、園芸や家庭菜園など軽作業に向いています。また頭部には焼き入れ処理を施しており、耕耘中に石などの障害物があっても刃先が欠けたりすることも無く、安心して使用出来ます。
土木作業や園芸、家庭菜園などの作業に使える「つるはし」をアマゾンから10品ご紹介しました。頭部が鍛造品で作られ、高い耐久性と強度を誇る物ばかりで、多少、雑に扱っても破損することが無く安心です。軽量な物からプロ用の重たい物まで各メーカーから、数多くリリースされていますので、一度ホームセンターなどで手に取ってみては如何でしょうか。