パソコンといってもさまざまな種類があります。そのため、パソコンを買い換えようとしても迷ってしまうということもあるでしょう。
今回は、さまざまな種類の中からChromebookを紹介していきます。Chromebookは、低価格ながら高性能であるため、性能を重視したいけれど価格は抑えたいという方には特におすすめです。
目次
Chromebookは、OSというシステムを動かす基本ソフトにChrome OSを採用したノートパソコンです。Chrome OSとはGoogleが開発したソフトで、ネット検索から動画視聴や画像編集、書類作成などの作業をウェブブラウザChrome上で行います。
データ管理は、Googleが運営しているクラウドストレージGoogleドライブを使用します。内蔵ストレージにデータを常時保管する必要がないため、iPhoneなど別のデバイスとのデータ同期も簡単にできます。
Chromebookは他のパソコンとはどう違うのでしょうか。ここでは、他のパソコンとは異なるChromebookの特徴を解説していきます。
Chromebookは、価格の安いモデルが多いことが特徴です。パソコンの価格は、安くても5万円前後ですが、Chromebookは3〜6万円台の価格帯のものが主流です。お手頃価格で購入することができるため、気軽にノートパソコンを手に入れることができるのです。
Chromebookには、容量が重いアプリや複雑なソフトが入っていません。そのため、起動時間が短く、電源をつけると数秒〜10秒ほどですぐに使いはじめることができます。すぐに仕事を開始でき、ストレスもかからないという点でも魅力といえるでしょう。
また、シャットダウンも簡単に、そして素早く行うこともできます。低価格なのに動作が早いことから、コストパフォーマンスが高く、世界でもChromebookユーザーが増えてきています。
Chromebookは、基本ソフトであるGoogle chrome OSが常に最新の状態に保たれます。セキュリティやソフトウェアが常に最新の状態に自動更新されることから、安全性が高いという点も特徴といえます。自動更新されるため、手動でアップデートをする手間もかかりません。もし、ウイルスに感染したページに接続したとしても、サンドボックス機能によって他のアプリやシステム本体には影響を及ぼすことがないので、とても安心です。
Chromebookといっても、機能やスクリーンサイズなど種類はさまざまです。ここでは、Chromebookの選び方について解説していきます。
基本性能は、選ぶときにとても重要です。CPU(中央処理装置)は、パソコンの処理全般を担う重要な部分で、性能が高いほどスムーズに作業をすることができます。性能を重視したい方はCore i5を、インテル製のCPUがメインで価格を重視したいという方はCeleronがおすすめです。
メモリは作業空間の広さを決定します。容量が大きいほど、アプリを複数使用するときでもストレスなく快適に作業をすることができます。4GBでも十分ではありますが、画像や動画編集などの重めの作業をしたいという場合は、8GB以上のものを選ぶと良いでしょう。
内蔵ストレージは、ダウンロードした画像や音楽、動画などを本体に保管します。前述にもありますが、主にデータ管理はGoogleドライブを使用するため、そこまで容量は必要ありません。通常、16GBでも十分ですが、オフラインでも使用することが多いという場合は、32GB以上のものがおすすめです。
画面の大きさも、選ぶ際にはチェックしておく必要があります。画面サイズが小さいもので10インチ、大きいものであると15.6インチと画面の大きさだけでもさまざまであるため、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
画面サイズは本体の重さにも影響するので、外出先での作業が多い方や持ち運びしやすいものを探しているという方には、10〜12インチが適しています。また、自宅での作業で使用する方やよく動画を見るという方には14〜15.6インチがおすすめです。
パソコンに周辺機器を接続して使用する方は、搭載されている接続端子も確認する必要があります。商品によって搭載されている接続端子が異なるので、購入後に接続できなかったという事態になってしまう可能性があります。
このようなことを避けるために、接続したい機器に合うポートを備えているかどうかチェックすると良いでしょう。USBポートの数やHDMIポートの有無などチェックすることをおすすめします。
タブレットモードにも対応しているかどうかもチェックしておくと良いでしょう。使用するアプリの中には、タッチスクリーンのほうが操作しやすいというものもあります。
タッチスクリーンを搭載していて、キーボードから取り外しができる2in1タイプや画面が360度回転できるタイプは、タブレットのように使うことができます。
それでは、Chromebookの人気でおすすめの商品を紹介していきます。使用する目的や用途によって選ぶと良いでしょう。
ASUS C223NA 11.6型は、コンパクトで軽量設計なので、持ち運びも便利です。A4サイズよりも小さく、重さも1kgもないので、ストレスなく持ち運びができます。省電力性にも優れており、1回の充電で約11.3時間と長時間駆動が可能なので、外出先でもコンセントにつながずに使用することができます。
またキーボードは、人間工学に基づいて設計されているので、11.6インチのパソコンとは思えないほどとても快適なタイピングを可能にします。またさまざまな環境を想定し、防滴仕様となっているので、うっかりキーボードに水がかかることがあっても、水滴が入り込まないようになっています。
Lenovo 14.0型フルHDは、LEDバックライト付きの14型液晶を搭載しているため、お気に入りのコンテンツを楽しむことができます。また長時間の使用でも目が疲れにくいように非光沢液晶が搭載されています。
接続端子は、USB3.0やSDカードリーダーなど、豊富なI/Oが搭載されています。そのため、さまざまな周辺機器を簡単に接続することができます。
HP タブレットは、耐久性の高いバックライト付きのフルサイズのキーボードに加え、2,048段階まで筆圧を感知するスタイラスペンが標準同梱されています。
また、キーボードを取り外しが可能で、タブレットとしても使用することができるので、スマートフォンと同様にピンチやスワイプで操作することができます。さらに、ディスプレイにはゴリラガラスを採用しており、タフに使えて美しく高精細で迫力のある映像体験を叶えることができます。
ASUS 15.6型フルHD液晶は、15.6インチと大画面であるにも関わらず、本体は15.6mm、重量も1.43kgと軽いため、持ち運びも簡単にできます。また、天板は堅牢性もあるアルミニウム合金仕上げなので、傷もつきにくいことがわかります。
本体は、180度開閉することができるため、タブレットのように置いて使用することができます。また、反射の少ないノングレア液晶が搭載されているため、1台のパソコンを囲んでのグループディスカッションもスムーズにできることでしょう。
Lenovo Ideapad Duetは、10.1型WUXGA IPS液晶を搭載していうため、明るく見やすく動画コンテンツの視聴にも最適です。
ファブリック素材のキックスタンド付きマグネットカバーとフォリオカバーキーボードを取り外すことができ、タブレットとしても使用することができます。携帯にも便利で、シーンに合わせてスタイルを変えることができる点も大きな魅力といえます。
Acer Spin 311 CP311-3H-A14Pは、A4サイズよりも小さく、重量も1kgと軽いため、持ち運びも楽ちんです。キーボードは、凹型のキーキャッぷになっているので、快適にタイピングもできます。
また、最長16時間連続で使用することができるため、丸一日充電せずに使用することができます。さらに、トップカバーが360度回転するコンバーチブルモードによって、タブレットとしても使うことができ、画面共有にも便利です。
HP Chromebook x360 14 Core i3は、ディスプレイが360度回転するため、タブレットモードにしたり、接地面がせまい場所でのテントモードにしたりと、シーンに合わせて変えることができます。タッチスクリーンにも対応しているため、スマートフォンと同じようにピンチやスワイプで操作することができます。
Acer ノートパソコン 12.0型 C851-A14Nは、アスペクト比3:2の12型IPSディスプレイを採用しているため、通常よりも縦方向が18%も広くなり、スクロールの回数も少なくなります。これによって、情報も読みやすくなります。
本体は、耐衝撃設計となっているため、傷がつきにくく堅牢性を備えています。また、独自の排水設計により、約300mlの水をキーボードにこぼしても安心です。さらに、キーキャップ取り外し低減のためにアンカー固定を採用しているため、キーボードからキーが引き抜けない構造になっています。
Chromebookは、安い価格であるにも関わらず、性能が高く、強固なセキュリティなので、快適に使用することができます。また、長時間駆動のバッテリーを備えているため、外出先でもコンセントにつなぐ必要がありません。もし、パソコンの買い替えを考えている方は、ぜひChromebookをおすすめします。