物が増えてきたときに収納スペースを追加したい、そんなときにおすすめなのが自作クローゼットです。クローゼットをDIYすることで収納場所を増やしたり、既存のクローゼットの使い勝手を良くしてみましょう。こちらの記事では簡単でおしゃれにできる自作クローゼットのDIYアイデアや作り方を紹介します。賃貸でも壁や床をキズつけない方法もあります。
工作や細かい作業が苦手な方はDIYも無理だと感じてしまうのではないでしょうか。しかしDIYはさまざまな材料を使って自作すること、ちょっとしたアイデアでクローゼットも簡単にDIYできてしまいます。
本格的な道具や材料を使わなくても、クローゼットに突っ張り棒で簡易式ハンガーを自作するだけでもDIYです。より使いやすいクローゼットにするために、簡単DIYにチャレンジしてみましょう。作り方次第でもっと収納が上手くできるようになります。
DIY初心者でも簡単にクローゼットを自作するための役立つアイテムを3つ紹介しましょう。場合によっては賃貸住宅なので釘やネジが使えない、部屋の壁や床にキズをつけたくない、という方もこれから紹介するアイテムなら気になりません。DIY初心者や力のない方でも扱うことができるアイテムばかりなので、クローゼットDIYの参考にしてみてください。
DIYでよく使われる材料のひとつに2×4材がありますが、その2×4材アジャスターを使うと、賃貸住宅や天井、床にキズを付けずに柱を設置することができます。2×4材アジャスターはラブリコとも呼ばれるDIYグッズで、2×4材の両端につけることで、天井と床につっかえ棒のようにして木材を設置します。
2×4材アジャスターは、木材を設置するときにネジで調節できるようになっています。2×4材アジャスターは既存のクローゼット内部を間仕切りしたり、クローゼットをイチから自作するときに便利です。
良く似ているDIYアイテムにディアウォールもありますが、こちらはネジではなくバネで調整するため若干力がいりますが、どちらも好みで選ぶと良いでしょう。位置ずれしにくい2×4材アジャスターは力の弱い方にもおすすめです。
DIY初心者や不器用な方にも扱いやすいDIYアイテムが突っ張り棒です。突っ張り棒は100均でも購入可能、使い方次第でハンガーラックや仕切り、棚受けなどさまざまな用途に使えます。
ちょっとした隙間やデッドスペースも、突っ張り棒を使うだけで、クローゼットが有効活用できるようになります。特に既存のクローゼット内部の収納が少ない、空きスペースを有効活用したいときには突っ張り棒で簡単にクローゼットDIYしてみましょう。
クローゼットによってはハンガーラックのないタイプもあります。そんなときはハンガーラックを購入して、クローゼット収納をすっきり整理整頓するのもおすすめです。突っ張り棒でハンガーラックを自作してもいいですが、クローゼット専用のハンガーラックもあるので、手軽に自作したいときに利用してください。
市販のハンガーラックには高さ調整できるものや、棚板付きもあるので、収納スペースを増やすならハンガーラックにプラスアルファが付属したものを選びましょう。
クローゼットDIYに役立つ3アイテムを紹介しましたが、もちろん他の材料を使ってクローゼットを自作することも可能です。どんなクローゼットにするのか、デザイン性や機能性など用途に合わせてさまざまな自作クローゼットがDIYできるので、参考にしたいおしゃれなアイデアをチェックしてみましょう。
クローゼットは必ずしも扉を閉めて隠す収納だけではありません。おしゃれな海外風の壁面オープンクローゼットもDIYで簡単おしゃれに自作できます。特に洋服の種類が多く、おしゃれな方は壁面オープンクローゼットで見せる収納にすると良いでしょう。
材料もそれほど多くなく、2×4材と2×4材アジャスターがあればOKです。塗装したりハンガーラックや棚を作るなら必要な材料を揃えてください。作り方は2×4材をアジャスターにセットして、天井と床の間に建てるだけです。
棚をつけるときは柱に棚板を打ち付けるか、チャネルサポートや専用棚受けなどを利用するといいでしょう。ハンガーラックも突っ張り棒を利用すればあっという間に完成します。
既存のクローゼットに収納するときに盲点になる場所、扉の裏やクローゼットの壁面もアイデア次第で収納スペースになります。扉裏や壁面にワイヤーネットを吊り下げることで、アクセサリーや帽子、かばん、ベルトなどの小物類を引っ掛けて収納することができます。小さなカゴをつければリングやコスメグッズなどの小さなアイテムを入れて、クローゼットに収納可能になります。
男前インテリアをDIYするときに人気のアイテム、配管パーツを使ったアイデアもおすすめです。配管パーツは水道管に使われる塩ビパイプやアイアン素材のガス管などいろいろありますが、DIYの材料としても優秀です。配管パーツは複数の種類があり、工具を使わずに連結できるので手軽にDIYに使えます。
既存クローゼットの壁面につけるだけで、スタイリッシュなハンガーラックに、部屋の壁につければおしゃれなオープンクローゼットになります。配管パーツを組み合わせて棚板を乗せるだけで、ボックス収納にも最適です。
ハンガーラックを利用して簡単なクローゼットにするのもおすすめです。市販のハンガーラックを使えばあっという間に、木材などを購入して自作してもすぐにクローゼットの出来上がりです。
小さな子どもがいる場合は低めのハンガーラックを自作DIYしても良いでしょう。ハンガーラック下部のデッドスペースが気になるなら、棚板をつけてボックス収納に利用するのもおすすめです。
既存クローゼットがあるけれど、あまり活用していないのであれば思い切ってワークデスクや趣味の場所にしてしまう方法もあります。クローゼットは適度な広さと3方が壁に囲まれているので、仕事や勉強、趣味に没頭したいときなど、集中するにはぴったりの場所です。
クローゼット感をなくすためにハンガーポールを外して、壁面を塗装したり壁紙や木材を貼ってアレンジするのもおすすめです。ワークデスクを自作したり、机を置いて照明などを設置すれば立派な個室になります。ハンガーポールはそのまま利用しても良いでしょう。
もっと手軽に安くしたいなら突っ張り棒が最適です。突っ張り棒は100均でも購入可能なので、材料費が500円以内に抑えることもできます。突っ張り棒はハンガーポールのない既存クローゼットでも簡単にハンガーラックを作ることができるだけでなく、ハンガーラックの段数を増やすときにも便利です。
洋服以外にもネクタイやフック付き収納ボックスで帽子、かばんなどを収納することもできるようになります。部屋の壁に突っ張り棒を設置するだけで、あっという間にオープンクローゼットや洗濯を干す場所にできます。
おしゃれなクローゼットといえばウォークインクローゼットがありますが、DIYで後付けすることが可能です。本格的なウォークインクローゼットとなればリフォーム業者に依頼することになりますが、手軽に自作で後付けするならワードローブを利用する方法があります。
設置したワードローブの外側に枠を設置して扉をつけるだけでOKです。扉は折れ戸にするとクローゼットの中が見やすくおすすめですが、簡単にするならカーテンを利用しても良いでしょう。内部に照明を設置すればウォークインクローゼットの完成です。
既存のクローゼットをおしゃれにするなら扉を張り替えてみましょう。一般的なクローゼットの扉は普通の扉や折れ戸、引き戸などいろいろな種類があり、基本的にシンプルなものが多めです。扉の種類はそれぞれメリット・デメリットがあるので、用途や使いやすさに合わせて普通の扉や引き戸から折れ戸に、その逆など好みによって取り替えると良いでしょう。
クローゼットの扉は良く目につく箇所なので、部屋のイメージを変えるときにもおすすめです。リフォーム業者に依頼すれば材料費や施工費がかかりますが、自作すればかなりのコストダウンになります。モノづくりが趣味でDIYも好きという方であればイチから扉作りする方法もあります。取り替えるときに扉の一部分を鏡張りにするアイデアもおすすめです。
クローゼットは洋服をハンガーにかけたまま収納できるのでシワになりにくく、コーディネートするときにも見やすくなっています。既存クローゼットの収納力アップや、新たにクローゼットを追加するならおしゃれで収納性アップできるようなものをDIYしてみましょう。