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タガネ・チゼルという工具があります。どちらもコンクリートやブロックのハツリ作業や、溶接のはがし作業などに使用する工具ですが、果たして、どう違うのでしょうか?また、用途は?使い方は?それぞれの用途別に、タガネとチゼルの人気商品と、簡単な使い方をご紹介します。
目次
タガネとチゼル、よく似た工具です。どちらも、作業対象物のコンクリートやブロックなどを割ったり削ったりするハツリ作業に用いられる工具です。ウェブ上でも、タガネとチゼル違いを論じているようですが、タガネを英語に訳するとchisel、つまりチゼルです。ただ、chiselは直訳すれば彫刻刀なので、微妙に違うのですが、同じものと考えていいでしょう。
商品名として、タガネと言ってみたりチゼルと言ってみたりしますが、用途は同じです。細かくは、錆びたボルトを切断したり、スポット溶接のハガシ用途はチゼル、鋼板を切断するのはタガネと言ったりするようです。ただ、電動や油圧ブレーカーに付けて使うものもありますが、その場合チゼルという事が多いようです。
タガネ・チゼルは、大きく分けて以下の5種類です。
それぞれ用途がありますので種類と用途を、実際のおすすめ商品とともにご紹介します。
一番よく使われるタイプのタガネです。薄い鉄板の切断、コンクリートのハツリ作業など、多用途のタイプです。
ニッケルクロムモリブデン鋼製の強靭なタイプです。高周波焼き入れ加工されており、薄い鉄板の切断、コンクリートのハツリに最適です。
特にはブロックやレンガの破砕に向いているタガネです。高周波焼入をし、高硬度、耐久力は抜群です。
レンガタガネの用途は、耐火レンガ、ブロック割りです。
70mmの刃で、均一にレンガを割ることが出来ます。その他、道路標識のラインファルト作業などにも使用できます。炭素工具鋼を使用し、高周波処理をしています。
100mmの刃幅なので、作業効率が良く、ブロック割や石材のカットに最適です。鍛造製のため頑丈で、耐久性が高いレンガタガネです。
ブロック、レンガ割りやPタイルなどのはがしなどのハツリ作業から、舗装された道路に標示してある白のライン(ラインファルト)のはがしにも使われます。
ブロック、レンガ割り作業に、Pタイル・道路標識のラインハガシ作業など。先端焼入で強靭です。
90mm刃で、より大きな対象物をカット可能です。幅が大きな道路標識のラインファルト作業などにも最適です。
スロットチゼルは、板金作業、バリ取りや、ボルト切断などに使います。
ハツリ、切断に鋭い切れ味になるように薄く作られています。握り部分はビニール被覆を施しておりショックが少ないタガネです。スポット溶接のハガシ、アーク溶接のバリ取り作業等に最適です。
刃先に角度を付けており、ハガシ作業に特化したタイプです。刃先を研磨することで、続けて使用することができます。
チスタガネは、コンクリートのハツリ作業に最適です。
DIA-T レインボーチスタガネシリーズは、サイズによって色分けされており、作業によって使うチスタガネを色だけですぐに取り出すことができ便利です。
長さ300mmのロングチスタガネです。大きなコンクリートのハツリ作業や、岩石を割る作業にも最適です。
使い方は、どちらも手に持って、対象物に対し、げんのうや、ハンマーなどで打ち込みます。持つところは打点の部分から、指1本ぐらい下の場所を持つようにします。叩くときは、タガネ・チゼルの先端の、対象物に当たる部分を見ながら打ちこみます。打点を見てしまうと、正しく打ち込めません。この時、手を叩かないように注意してください。
いかがでしたか?タガネとチゼル用途や使い方、人気の商品を10選しました。どれも、使いやすく、耐久性抜群のタガネ・チゼルばかりです。コンクリートのハツリや、鋼板の切断、溶接のはがしに欠かせない、タガネ・チゼル。種類と使い方をマスターして、あなたのDIY力を、もっとアップしましょう。
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