洗濯をする時に、「洗濯物がからまって洗濯機から取り出しにくい」と感じている方は多いのではないでしょうか。そのような時に今回ご紹介する洗濯ボールを入れて回すだけで洗濯物をからまりにくくする効果が期待できます。
それだけではなく洗剤不要で汚れ落ちを良くするものや、ペットの抜け毛をからめ取ってくれるものなど様々な商品が販売されています。この記事では洗濯ボールの特徴と選び方、おすすめの商品をご紹介します。
洗濯ボールとは洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗うだけで洗濯に関する悩みが解消できるアイテムです。商品によって異なりますが、1~4個程度を洗濯物と一緒に投入します。洗濯ボールを入れて洗濯すると、洗濯物どうしが絡まりにくくなり、衣類のシワやヨレ、伸びを軽減することができます。
また、洗濯ボールを入れると洗濯槽の中の水の循環が良くなるので、汚れ落ちを良くしたり、洗濯物をまんべんなく洗えるといった効果も期待できます。ペットの抜け毛や髪の毛、糸くずなどをからめ取ってくれる商品もあるので、求めている機能性やご家庭の環境に合わせて選びましょう。
洗濯ボールを取り入れたいと思っても、素材やサイズ、機能性が異なる商品が販売されているので、どのような基準で選ぶと良いのか悩んでしまいます。まず最初に、洗濯ボールを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介していきます。
洗濯ボールは素材により機能性が異なります。そのため、普段洗濯をしている中で不便に感じている問題が解消できる種類の洗濯ボールを選びましょう。3種類の素材が主に採用されているので、それぞれの特徴を把握しておくことをおすすめします。
1.ゴム製
ゴム製の洗濯ボールには表面に突起やくぼみがあり、衣類と擦れて汚れ落ちを向上させる効果も期待できます。衣類とぶつかったり、擦れたりしてもダメージを与えない構造になっており、使用することでふわっとした仕上がりをもたらしてくれる商品が多いです。
2.スポンジ製
衣類に付着するペットの毛や髪の毛、糸くずなどをどうにかしたいという場合におすすめなのがスポンジ製の洗濯ボールです。基本的にポリウレタンなどのやわらかい素材でつくられていますが、中心部分にゴム素材を使用した商品もあります。
3.セラミック入り
ネットやボールの中に粒が入ったタイプの洗濯ボールです。アルカリイオンの力で洗浄力を高める効果があるものや、洗濯物の生乾き臭を軽減させることができるもの、セラミックの力で洗濯洗剤の量を少量にできる商品などがあります。
3つの素材を比べるだけでも、得られる効果が変わることが分かります。洗濯物の内容に合わせて使い分けるのもおすすめです。
市販の洗濯ボールは、白や水色といった清潔感のある色合いはもちろんのこと、気分が明るくなるようなカラフルな色使いまで様々な選択肢があります。他のアイテムと色を統一するのも良いですが、いつもは選ばないような色をあえて取り入れるのもおすすめです。
また、動物や植物をモチーフにした洗濯ボールもあり、毎日の家事の時間にホッとする雰囲気を与えてくれます。使用後にマスコットのような感覚で洗面所に飾っておきたいという方や、かわいいアイテムが好きな方は、デザインにもぜひ注目して選んでみてください。
洗濯ボールの多くは寿命があるため、コスパが気になるという場合は価格と寿命のバランスを考慮して選びましょう。洗濯ボールは100円均一でも購入できるので、初めて使う方や、効果があるのかとりあえず試してみたいという方は手頃な価格の商品から取り入れるのもひとつの方法です。
また、洗濯洗剤を入れずに洗えるものや、すすぎが1回で済むようになる洗濯ボールもあります。コスパを重視するのであれば、本体価格はもちろんのこと耐用年数や光熱費、水道代、洗剤の購入に必要な費用などを考慮して総合的に判断することをおすすめします。
洗濯ボールの特徴を理解したところで、おすすめの洗濯ボールをご紹介します。上記でご紹介した「ゴム・スポンジ・セラミック入り」の商品をピックアップしていますので、チェックしてみてください!
宮本製作所の「洗濯マグちゃん」はマグネシウムがもたらす水素のパワーで「洗浄・消臭・抗菌」効果が得られるのが特徴です。皮脂や大腸菌などの発生・繁殖を防ぐため、一緒に洗濯するだけで気になる部屋干し臭を軽減させることができます。
洗濯マグちゃんには高純度のマグネシウムが使われており、人体には無害な天然成分なので安心して使用できます。環境にもやさしく、およそ1年間繰り返し使用できるコスパの良さも魅力のひとつです。洗濯洗剤との併用も可能ですが、洗濯マグちゃんを使用すれば洗剤の使用量も大幅に減らすことができて経済的です。
KIKKERLAND(キッカーランド)の「ヘッジホッグドライヤーボールズ」は入れるだけで洗濯物をふんわりと仕上げてくれるドライヤーボールです。乾燥の時間を通常よりも短縮できる効果も期待できます。
なにより、ハリネズミをモチーフにしたデザインが可愛らしく、家事の時間に癒しを与えてくれます。洗濯の際に柔軟剤を入れるのを控えたいけれど、洗濯物を柔らかく仕上げたいというお悩みを持つ方におすすめの洗濯ボールです。
TIFF「洗濯マグネシウムボール」は99.95%純度の金属マグネシウム粒49%をはじめ抗菌セラミック・多機能セラミック・マイナスイオンセラミックが配合された洗濯ボールです。洗濯物と一緒に洗うだけで抗菌・消臭効果が期待できるのはもちろん、衣類の絡まりを防ぐことができます。
本体の容器はTPR樹脂でできており、衣類とこすれても傷めにくいのが特徴です。およそ600回使えるので、コスパを重視する方も安心して使うことができます。洗濯物の消臭や抗菌に力を入れたい方はぜひチェックしてみてください。
ホテイ産業の「バイオアイボールネオ」は自然由来のバイオの力で水を抗菌し、洗濯物を脱臭してくれる洗濯ボールです。また、洗濯槽の消臭・防カビ効果に加え、排水管や排水ホースの汚れや詰まり対策にも効果があります。
およそ6ヶ月効果が持続するのでコスパが良く、全自動・二層式・ドラム式洗濯機に対応しています。香りを付け足さずに洗濯物の嫌な臭いを消せるので、部屋干し臭や生乾き臭が気になっている方におすすめです。
リッチェルの「ひつじの洗濯スポンジ」は、中芯部分にポリエチレン素材、スポンジ部分にポリウレタン素材を採用した洗濯ボールです。洗濯中に発生した糸くずや髪の毛、ペットの毛などをスポンジ部分でからめ取ってくれます。
スポンジタイプの洗濯ボールは、ペットを飼ってるご家庭や、衣類のケアを楽に済ませたい方におすすめです。羊をモチーフにした可愛くて遊び心のあるデザインにも注目です。
エヌケーの「ザブザブボール」は、洗濯物と一緒に入れて洗うことで叩き洗いができるベーシックな洗濯ボールです。落ちにくい汚れが落としやすくなり、洗濯物のからまりを防止する効果も期待できます。
ザブザブボールは1袋に4個入っており、全自動・二槽式洗濯機のどちらにも使用できます。繰り返し使うことができるので、洗濯ボールの中でもコスパが良く、耐久性も高いので扱いやすいはずです。買い替えをするのが面倒だと感じている方や、気軽に使える洗濯ボールを探している方におすすめです。
NEW備長炭洗濯ボール「エコロンG」は備長炭の力で洗濯物の汚れを落とせる洗濯ボールです。洗濯洗剤を入れる必要がなくなり、エコロンGと塩を入れるだけで洗濯することができます。汚れがひどい場合は、少量の洗濯洗剤との併用も可能です。
洗剤残りの心配を大幅に減らすことができるので肌が敏感な方におすすめなのはもちろん、すすぎが1回で済むので洗濯の時間短縮にもつながります。耐用使用回数はおよそ360回となっており、コスパも良いです。洗剤の成分を川や海に流さないように配慮した、エコロジーな面にも注目したい商品です。
anankoの「ランドリーボール」は、ボールの表面についた突起で衣類の繊維を起毛させ、柔らかく仕上げることができる洗濯ボールです。しわの防止や静電気の軽減、乾燥時間を短縮させる効果も期待できます。
こちらの洗濯ボールは熱に強い樹脂でできており、乾燥機にも使用可能です。サイズは直径約5cm、5Kgに対して3個入れて洗濯するのがおすすめです。洗濯後、取り出すときの衣類の絡まりを解消したい方や、乾燥機対応の商品を探している方に適した商品です。
ネットウェーブの「洗ってまり」は、洗濯洗剤不要で汚れを落とすことができる洗濯ボールです。EVA樹脂と洗浄用特殊セラミックスでできており、直径はおよそ10cmと大きめです。
洗ってまりを使用すると、柔軟剤を使用しなくても衣類がふんわりと仕上がり、抗菌・消臭効果により雑菌の繁殖や嫌な臭いを軽減することができます。およそ1年継続して使うことができ、洗剤も使わずに済むので、洗濯ボールを使うにあたってコスパが気なる方でも購入しやすいです。
aisocial(アイソシアル)の「FREELAUNDRY PRO」は、衣類に付着したペットの抜け毛をからめ取れるプロユースの洗濯スポンジです。他の商品と比べるとサイズはかなり大きめですが、業務用を想定して作られている商品なので、衣類のお手入れをできるだけ簡単に済ませたい方に適した商品です。
ただし、乾燥機には使用ができないので、洗いから脱水まで終わったら取り出しましょう。他の商品ではあまり効果が感じられなかったという方や、ペットの抜け毛に困っているご家庭におすすめです。
洗濯ボールは商品ごとの使用方法を守らないと思い通りの効果が得られにくくなるので、パッケージの取扱説明書には必ず目を通しましょう。次に、洗濯ボールの効果をより高める使い方をご紹介していきます。使用する際の注意点を参考にしつつ、洗濯ボールの効果を最大限に発揮させましょう!
洗濯ボールの中でも、マグネシウムやセラミックのように洗浄力を持ったタイプは洗濯洗剤を入れなくても使うことができます。エコを重視する方はもちろん、お肌への負担が気になる場合でも安心して使用できるのがメリットです。
しかし、「できるだけ洗剤を使いたくないけれど、汚れはしっかり落としたい」という場合は、通常よりも少ない量の洗剤を入れて洗うことで洗浄力を高めることができます。少量の洗剤であれば、通常量に比べてお肌への負担も軽減することができます。
洗濯ボールの大きさや性能にもよりますが、1回の洗濯で2~5個入れるのが一般的です。購入して間もなく、きちんと仕上がるのか気になる場合や、洗濯量が少ない場合は1個から始めてみましょう。洗濯物が多い場合や、衣類に付着した汚れが気になる場合は、複数個まとめて入れるのがおすすめです。
小ぶりな洗濯ボールであれば、もとから3~4個セットで販売されていることが多いので、使用方法に沿って複数個の洗濯ボールを入れて洗濯してみてください。
洗濯ボールの中でもゴム製のものは熱に弱いため、乾燥機能が搭載されているドラム式洗濯機には基本的に使用することができません。確認せずに購入してしまうと、乾燥が始まる前に取り出す手間がかかるので注意が必要です。
乾燥機の使用が可能な商品もあるので、特にできるだけ手軽に使いたい場合は探してみると良いでしょう。購入前に商品の詳細を確認し、「乾燥機使用可能・ドラム式対応」といった内容が記載されているかどうか確認してみてください。
この記事では、洗濯ボールの特徴と使い方に加え、素材ごとのおすすめ商品をご紹介しました。洗濯ボールは洗濯が終わって洗濯機から取り出すときに起こりがちな衣類のからまりを軽減できる便利アイテムです。それだけではなく、洗濯洗剤の代わりとして使えるものや、ペットの毛や髪の毛を絡め取ってくれる機能を持つ洗濯ボールも販売されています。
毎日洗濯をする中で、「洗濯が終った後、衣類がからまって取り出しにくい」「タオルや洋服などにペットの毛が残る」「生乾き臭が気になる」といった洗濯や衣類のお手入れに関するお悩みがある場合、洗濯ボールを取り入れることでストレスを軽減できる可能性が高いです。記事の中でご紹介したおすすめの洗濯ボールもぜひあわせてチェックしてみてください!