ウォーターサーバーというと、「レンタルをして大きなタンクを取り付けて」といった様子を思い浮かべる方が多いかと思われますが、最近はペットボトルの水をウォーターサーバーにセットして使用するコンパクトタイプのウォーターサーバーが販売されています。場所を取らず手軽なペットボトル式ウォーターサーバーについてご説明いたします。
目次
手軽と言われているペットボトル式ウォーターサーバーですが、どのような特徴を持っているのでしょうか。特徴を見ていくと、様々なメリットが見えてきましたので順に説明いたします。
利用するペットボトルは、ほとんどの商品が2リットルの飲料水ペットボトルです。このサイズのペットボトル飲料水は、スーパーやディスカウントショップで一番手に入りやすいサイズなので、かなり安価で入手可能となります。
これがレンタルのウォーターサーバーの水と比較すると、500ミリリットル当たりの購入費用が最大80%も節約出来る事になるのです。またレンタルウォーターサーバーのボトルは大型な物が多いですが、2リットルのペットボトルならそれほど場所も取らず、適宜必要な量だけをストックしておけば良いので、省スペースでもあります。
商品によっては、ボディ部分がA4用紙サイズに収まるような超小型ウォーターサーバーもあります。このサイズなら場所を選ばずどこにでも置く事が可能なので、ウォーターサーバーの導入をスペースの関係で躊躇していた方でもためらわずに購入できるでしょう。ちょうど炊飯器程のスペースがあれば収まります。
宅配水ウォーターサーバーでよくあるデメリットで一番大きな物は、設置スペースの問題でしょう。大きなタンクとそれを支えるボディとで、かなりスペースを取られてしまいます。
最近はボディ下部にボトルを設置する物も出てきていますが、まだまだお手頃価格のウォーターサーバーは、タンクの取り付け位置がボディ上部です。ここに重たいタンクを持ち上げるのは一苦労です。
そしてレンタル品なので、水代の他に月々のボディ代も必要となったり、月に購入する水ボトルの最低個数が決まっていて、その数に満たないと手数料を取られる場合もあります。同じように最低契約年数が決まっていて、途中解約が出来なかったり高額な解約金が必要になります。これらは全てコスパが良いとは到底言えない状態です。
その点、ペットボトル式ウォーターサーバーなら、これらのデメリットが全て解決できるのですから、気楽に始められるのにも納得がいきます。
ペットボトル式ウォーターサーバーを購入するとなった際に、どのような点をチェックすれば良いのでしょうか。気楽に始められるとは言っても、すぐに使わなくなってしまうのでは意味がありません。購入前にチェックすべき点をしっかりと把握しておきましょう。
まずは、ペットボトル式ウォーターサーバーの維持費にいくらかかるのかをチェックします。水代、電気代が年間でいくらかかるのかを把握します。また商品ごとに付随してくる機能が違い、その機能に関わる部品が消耗品なら、その費用もチェックしましょう。
次にチェックするのは、ウォーターサーバーに対応しているペットボトルの口の大きさです。日本国内で販売されているペットボトルの口径は28mmが主流です。ただし、メーカーや商品のボトルデザインによっては、少し小さかったり大きかったりとバラつきがあります。
そこで、ウォーターサーバーが対応しているボトルの口径はしっかりとチェックしておく必要が出てきます。特に外国製のペットボトル飲料水を利用しようと考えている方は、海外のペットボトルの口径は国産の物と規格が異なるので注意が必要です。しっかりとチェックをしてください。
ペットボトル式ウォーターサーバーは、重たいタンクをセットしなくていい点で、既に使いやすいと言えますが、他にも使いやすい点があるかどうかをチェックしてみましょう。まず給水方法にはレバー式、コック式、ボタン式といった形式があります。
レバー式は電気が必要なく、片手でも給水可能です。ただし水を入れる容器の形状や大きさによっては給水しにくいという弱点もあります。コック式も給水時に電気を必要としないので停電でも利用可能です。ただし温水の場合には少し操作にコツが必要になります。
最後にボタン式は、電子ロックがかけられるものが多いので、小さいお子様がイタズラしにくい構造になっています。ただしこの電子ロックは電気を使用するので、停電等が起こると給水も出来なくなってしまいます。それぞれに一長一短がありますので、ご家庭の事情に合った物を選ぶようにしてください。
ペットボトル式ウォーターサーバーにも、タンクになるボトルの容量が製品によって違う場合があります。一番多いのは2リットルのペットボトルサイズですが、それよりも少ない物、それよりも多い物もあるので、一度に使う量がどれくらい必要なのかを把握して、それに見合ったボトル容量の物を探すようにしましょう。
それではおすすめのコンパクトで便利なペットボトル式ウォーターサーバーを厳選して7品、ご紹介いたします。容量や給水方式等をチェックして、ご自身のご家庭に合った商品を選ぶ参考になさってください。
給水方法 | レバー式 |
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消費電力 | 冷水器:65W、温水器:410W |
コード長さ | 約1.45m |
市販の国産2Lペットボトルがそのまま使え、温水・冷水に対応しています。温水側のレバーには安全機能付きで安心です。付属品の専用キャップは外径約27.5mmのペットボトルに適応しています。電源コードを挿すだけなので工事不要で簡単に設置できます。
給水方法 | ボタン式 |
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消費電力 | 冷水器:65W、温水器:410W |
コード長さ | 約1.45m |
国産の2Lペットボトル飲用水が利用できる卓上型ウォーターサーバーです。どんな場所にも馴染むシンプルでスタイリッシュなデザイン性と、A4用紙以下の超小型ボディが魅力です。ボタンを押すだけで冷水・熱湯をいつでも簡単給水でき、熱湯ボタンには安全ロック付きなので、お子様がいらっしゃるご家庭でも安心です。
付属品の専用キャップは外径約27.5mmのペットボトルに適応しており、国産の一般的なペットボトルであれば、全て専用キャップをつける事が可能です。
給水方法 | ボタン式 |
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消費電力 | 冷水器:65W、温水器:410W |
コード長さ | 約1.4m |
市販のペットボトルを利用して、温水・冷水が飲めるコンパクトサイズの卓上ウォーターサーバーです。簡単なワンタッチ操作で給水でき、ロック機能もついているので小さなお子様がいても安心です。専用のキャップは2種類の大きさ(直径25mm、直径28mm)が付属されているので、どの市販のペットボトル飲料水の口にもピッタリはまります。
給水方法 | レバー式 |
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消費電力 | 冷水時:65W、ヒーター作動時:500W |
コード長さ | 約1.5m |
市販のペットボトルをセットして使用出来る卓上サイズのウォーターサーバーです。設定や組み立ては不要で、2リットルのペットボトル飲料水があれば、すぐに使用可能です。ボトルにセットする専用キャップはφ25mm用とφ28mm用の2種類付属してくるので、市販のペットボトル飲料のほぼ全てに対応可能です。
給水方法 | レバー式 |
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消費電力 | 冷水器作動時:65W、 ヒーター作動時:500W |
市販の2リットルペットボトルがそのまま使えるウォーターサーバーです。冷水はレバーを押すだけで給水でき、温水はつまみを挟んだまま押すと給水出来るので、あやまって温水が出てしまう事故を防げます。コンパクトで薄型な為、何処にでも設置が可能です。
商品サイズ | 20.5x25x28.5cm |
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給水方法 | レバー式 |
オフィスなどでよく見かけるウォーターサーバーの家庭用卓上ウォーターサーバーです。市販の2リットルペットボトルを使用し、セットに必要な専用キャップは外形φ25、φ28の2種類が付属しています。非常にコンパクトでA4用紙の上に収まるサイズです。
レバーにコップを押し当てて給水するタイプで、温水のレバーには安全スイッチが付いており、スイッチを押しながらコップを押し当てる事で給水出来ます。スイッチを押さなければ温水は出ない仕様なので、小さなお子様のいるご家庭でも安心です。
給水方法 | レバー式 |
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可愛らしい小鳥がレバーの役割になっているウォーターディスペンサーです。本体の受け口をペットボトルの口にかぶせて回すだけの簡単セッティングで、電気も使いません。2リットルのペットボトルまで対応しており、それより少ない量なら他のサイズでも利用可能です。
コンパクトサイズで場所を取らず、カウンターやキッチン・食卓等、どこに置いても華やかで楽しい演出をしてくれます。丈夫で長持ちする素材を使用し、パッケージも含めて全てリサイクルすることが出来る、とてもエコな商品です。
衛生的に使い続ける為には、月に一度程度のお手入れをしましょう。水やお湯の注ぎ口はアルコールスプレー等を吹きかけ、ふきんでサッと拭き取ればOKです。商品により受け皿がある物は、水で丸洗いしましょう。専用キャップや取水棒も、ほぼどの製品も丸洗い出来るはずなので、取り扱い説明書などを読んでお手入れしてください。
また、空のペットボトルに重曹水を入れて注水すれば、本体タンク内も清掃できます。尚、重曹水で本体タンク内を清掃する場合は、
これでキレイになりますので、ぜひ試してみてください。
ペットボトル式ウォーターサーバーは、コンパクトなのが売りの一つですので、設置場所を大きく取る必要が無く、どこにでも置く事が可能です。電気を使わないディスペンサータイプなら、電源の傍という括りさえ必要ありません。
コンセントに電源コードを挿すだけで、すぐに美味しいお水やお湯を飲め、お手入れが簡単なのも魅力的です。ぜひご家庭に一台、設置を検討してみてはいかがでしょうか。