人気メーカーのおすすめスチームクリーナー10選を徹底紹介!

スチームクリーナーは、洗剤等を使用せずに水だけを使用します。給水した水を高温に熱し、スチーム(水蒸気)状にして噴射する掃除器具です。キッチン周りの頑固な油汚れやカーペットのシミ、サッシや浴槽の水垢取りなど様々な用途のお掃除に役立ちます。この記事では、おすすめなスチームクリーナーを徹底紹介していきます。

スチームクリーナーの特徴とは?高圧洗浄機とは何が違う?

スチームクリーナーの特徴とは、水蒸気を利用して汚れを落とすということです。一方で、高圧洗浄機の特徴とは、高圧の水流を利用して汚れを落とすことです。両者は、洗浄機(クリーナー)という点では同じカテゴリーですが、似ているようで全く違う仕組みなのです。

スチームクリーナーは、水の沸点100℃に達して水蒸気になった状態にして噴射するので、掃除した周辺が水浸しになることはありません。高圧洗浄機の方は、水蒸気ではなく水または温水なので、掃除した周辺は水浸しになってしまいます。

スチームクリーナーは、室内や車内といったインドアで活躍します。反対に高圧洗浄機は、家の外壁や玄関周り、車などのアウトドアで使用するのが一般的です。

主な使用用途
スチームクリーナー キッチン周り、バス、洗面所、ソファ、カーペット、車内など
高圧洗浄機 家の外壁、玄関周辺、車(ボディ・タイヤ)、草花の水やりなど

スチームクリーナーの上手な選び方

スチームクリーナーには、選ぶ際のポイントがいくつかあります。加熱方法や本体の形状、本体の重量やアタッチメントパーツ類などの付属品などがポイントとなります。スチームクリーナーが欲しいけれど、どれを選んでいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

調べてみると、様々な種類のスチームクリーナーがありますが、主に「何に使うか」がポイントです。抑えておきたい選び方のポイントを、次にまとめた4つの「選び方」を参考にしてみてください。

選び方①加熱方法

スチームクリーナーの加熱方式には、ボイラー式とパネル式の2つの種類があります。「ボイラー式」の場合は、タンク内に水を入れて密閉状態にし、加熱して内部の圧力を上げて出口から一気に蒸気を噴射する仕組みです。パネル式よりも、蒸気の温度が高めなので頑固な汚れを落とすのに適しています。

ただし1点、ボイラー式は給水タンク内の圧力が下がらないと給水できません。長時間にわたる作業の場合は、給水タンクの容量が多めなタイプがおすすめです。

上記画像のパターンが「パネル式」と呼ばれる加熱方式です。ボイラー式のように、全体の水を加熱して一気に噴射するタイプではなく、通水しながら加熱して出口までに蒸気にするタイプです。そのため、短時間で蒸気を出すことができます。

すぐに使えるというのは良い点なのですが、ボイラー式と比べて蒸気の温度が低かったり、噴射の勢いが弱かったりします。日々のお掃除にサッと使用するなら「パネル式」、本腰を入れてのお掃除なら「ボイラー式」と使い分けてもいいかもしれません。

選び方②形状

2つ目の選び方として、形状があります。スチームクリーナーの形状は、基本的に3つのタイプになります。それぞれ、掃除場所に応じて向き不向きがあり、主に使用したい掃除場所に合わせて選ぶといいでしょう。その3つのタイプとは、以下の通りになります。

  • キャニスタータイプ
  • ハンディタイプ
  • スティックタイプ

この項目の最初にある画像のスチームクリーナータイプは、「キャニスタータイプ」と呼びます。大きな特徴は、給水タンクが大きなことです。大容量の水を給水できるため、30分~1時間弱ほどの連続使用が可能です。ただし、大容量の水を加熱するため、蒸気を出せるまでに時間がかかってしまいます。

大きめの本体を引き連れての作業になるため、広範囲に動き回る場合は多少使いづらい面もあります。また、運転スイッチが手元にあるタイプかどうかも確認しておきましょう。先端ノズルからは常に蒸気が噴出しているため、目を離さないようにしなければなりません。本体部分にしか運転スイッチがないタイプや手元にロック機能がないタイプは、特に気を付けて作業しましょう。

上記画像のタイプは、「ハンディタイプ」です。給水タンクに吹き出しノズルが付いたタイプで、手軽にサッと掃除したいときに便利です。本体をそのまま持って作業するため、給水タンクはコンパクトです。従って、給水量も少なくなるため連続使用時間は8分~15分程度と短くなります。

キッチン周りから、サッシやソファ、車内など使用箇所を選ばないことが最大の特徴です。

こちらの画像のタイプが、「スティックタイプ」のスチームクリーナーです。主に床や壁などに使用するタイプで、使用する箇所は限定されます。給水タンクはハンディタイプに比べて、やや大きめなモデルが多くあり、連続使用時間は15分~20分くらいになります。

スティックタイプは、立てて収納できるタイプがほとんどです。収納の際、少しのスペースがあれば置けるので非常に便利です。

選び方③重さ

スチームクリーナーは、本体重量に給水する水の重さも加わるため、重量も考慮して選びましょう。清掃時間が長くなれば長くなるほど、手首や腕に負担がかかってきます。特に、ハンディタイプの場合は注意が必要です。連続使用時間を優先して、給水タンクの容量が大きめなモデルを選ぶと、その分清掃時間も長くなります。

ハンディタイプなら1㎏~2㎏を目安に選びましょう。また、付属のアタッチメントに延長ノズルがあるかどうかなども、選ぶ際のポイントにしてみましょう。

選び方④付属品

スチームクリーナーには、多種多様なアタッチメントが付属しているものがあります。細かな隙間に入るノズルから、汚れをスチームで浮かしてかきとるブラシ付きノズル、窓用ノズル、ソファや車のシートに使える布用ノズルなど多岐にわたります。

掃除の目的に合った、アタッチメントノズルがあるか、スチームクリーナーを選ぶ際に着目するといいでしょう。

人気メーカーのおすすめスチームクリーナー10選

スチームクリーナーの人気メーカーから、厳選した10台をご紹介していきます。「スチームクリーナーの上手な選び方」の項目でも説明しましたが、主にどのような掃除に使いたいかを決めると選びやすいです。

あとは、メーカーにも着目してみましょう。スチームクリーナーをはじめ、「クリーナーや洗浄機」に特化したメーカーから、小型便利家電を多く取りそろえるメーカー、あまり社名は馴染みではないけれども、高品質なメーカーまで様々です。是非参考にしてみてください。

おすすめ①アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ

アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ

商品サイズ(cm)幅約31×奥行約13×高さ約24
本体重量(kg):2

アイリスオーヤマは、小型家電から大型家電まで幅広く展開している大手メーカーです。そのアイリスオーヤマから、コンパクトタイプのスチームクリーナーをご紹介します。付属品16点に、120㎝のロングホース付きです。

特に便利なのは、120㎝のロングホースで、本体を置いて清掃作業ができるので手首や腕に負担がかかりません。また、ホースの手持ち部分には、スイッチ付きなので操作性も良好です。

おすすめ②シャーク 2-IN-1 プロスチームモップ

Shark シャーク 2-IN-1 プロスチームモップ

本体サイズ(奥行x幅x高さ):246 x 298 x 1,118 mm
本体重量:4.1kg

シャークの、2-IN-1プロスチームモップのご紹介です。このスチームクリーナーは、一見するとスティックタイプのように見えますが、本体部分が外せてハンディタイプにもなります。付属品に、延長ホース・衣類用スチーマー・専用パッド2種類など、あると便利な付属品がセットになっています。

これ1台あれば、日々の掃除から大掃除まで対応できます。ハンディタイプもスティックタイプも、両方ご検討されている方に、とてもおすすめなスチームクリーナーです。

おすすめ③フュージョン ハイブリッドスチームクリーナー ハンディ

フュージョン ハイブリッドスチームクリーナー ハンディ

室内エアコンの掃除、洗浄や車のエアコンにも水だけで除菌!
3in1 スチームモップ、スチームクリーナー、スチームアイロンの機能が1台に!

続いては、フュージョンのスチームクリーナーです。こちらも先ほど同様、ハンディタイプやスティックタイプにもなる、便利なスチームクリーナーで商品名にも「ハイブリッド」を冠しています。付属品も充実していて、さらに2年保証付きとサポートもあります。

多用途に活躍できて、30秒から1分のクイック起動。さらにコスパもいい、おすすめなスチームクリーナーです。

おすすめ④スチームクリーナー スチームファーストDX

スチームクリーナー スチームファーストDX

サイズ:39.1cm x 30.5cm x 24.1cm
重量:3.8kg

スチームファースト社の「スチームファーストDX」は、キャニスタータイプのスチームクリーナーです。何と言っても、ボイラー式のスチームは100℃以上の蒸気が魅力です。さらに、大容量タンクで45分間の連続運転が可能で、大掃除に大活躍するでしょう。

付属品も13点あり、専用洗剤の「スチームマジック」も付いています。さらにこれを用いて、ご自分でエアコンを掃除できる「エアコン掃除マニュアル」が今なら付いているのでおすすめです。

おすすめ⑤Simbr スチームクリーナー ハンディ高温洗浄

Simbr スチームクリーナー ハンディ高温洗浄

本体サイズ:24*22.8*16cm
本体質量:約1.66kg

Simbrのハンディタイプのスチームクリーナーです。最も強力な蒸気を得るため、350㎜のタンクに250㎜の水を給水し、20分から25分の連続使用が可能です。付属品は9点と、これまでご紹介してきたスチームクリーナーよりも少なく感じられるかもしれません。しかし、その分痒い所に手が届く、あると便利なものがそろっています。

延長ホース、光ファイバーノズル、ドア・窓用、丸型ノズル等、スチームクリーナーを十分に活用できるアタッチメント類がセットでコスパもいい商品です。

おすすめ⑥Light’n’Easy SteamGo 高温スチームモップ

Light’n’Easy SteamGo スチームクリーナー

サイズ 約1200(高さ) x 285(横幅) x 143(奥行き)mm
重量 約1.8kg

Light’n’Easyは、スチームモップやスチームアイロンなどを展開するイギリスの生活家電メーカーです。「SteamGo」シリーズの、スティックタイプのスチームクリーナーで、特に床を「スチームの力で綺麗にしたい」という方におすすめです。

スイッチを入れてわずか20秒の高速起動で、内部の温度は140℃まで加熱することができます。タンク容量は220㎜で連続使用時間は12分から17分。しかし、継ぎ足し給水が可能なので、それよりも長い時間の使用もできます。

おすすめ⑦ケルヒャー スチームクリーナー SC2 EasyFix

ケルヒャー スチームクリーナー SC2 EasyFix

寸法(長さ×幅×高さ)(mm):380 x 254 x 260
本体質量(アクセサリー除く)(kg):2.9

ケルヒャーは高圧洗浄機などで有名なドイツのメーカーです。そのケルヒャーから、キャニスタータイプのスチームクリーナーのご紹介です。本格ボイラー式で、タンク内部では143℃まで上昇させ、吐き出し口で約100℃の高温圧縮蒸気を噴射できます。

待機時間は6分かかりますが、連続使用時間は約30分と、広範囲の掃除にも向いています。付属品も充実しており、1台で気になるところ全てをスチーム洗浄できる商品です。

おすすめ⑧Light’n’Easy ポータブルスチームクリーナー SteamGo

Light’n’Easy ポータブルスチームクリーナー SteamGo

160℃を超える高温スチームで、たまった汚れもしっかりお掃除&できるスチームクリーナー
一度の給水で最大20分間の噴射が可能

おすすめ⑥でご紹介した「SteamGo」のハンディタイプのスチームクリーナーです。何と言っても、160℃を超える安定した高温スチームが魅力の商品です。430㎜の大容量タンクで、連続使用時間は20分、さらに継ぎ足し給水も可能な優れものです。

12点の豊富な付属品に加えて、本体重量1.4㎏とコンパクトタイプなので女性の方にも扱いやすく、非常におすすめなスチームクリーナーです。

おすすめ⑨アイリスオーヤマ スチームクリーナー 2WAY

アイリスオーヤマ スチームクリーナー 2WAY

サイズ:30×17×高さ118cm
本体重量:約2.9Kg

続いてアイリスオーヤマから、スティックタイプにもハンディタイプにもなるスチームクリーナーです。スイッチを入れて約30秒で立ち上がり、継ぎ足し給水で連続使用も可能です。大きな特徴では、スティックタイプで使用時に、本体を立てるとスチームが止まる「傾きセンサー」が搭載されています。

ハンディタイプ時には、取っ手部分に「タッチセンサー」があり、触れるだけでスチームが出るほか、スチームの量を3段階に切り替えできるので、汚れに応じて調節できます。付属品も便利なものがそろっていて、使いやすいスチームクリーナーです。

おすすめ⑩VERSOS スチームジェットクリーナー

VERSOS スチームジェットクリーナー

サイズ:約幅135×奥280×高225mm
重量:約1.0kg

最後におすすめするのが「VERSOS スチームジェットクリーナー」です。このスチームクリーナーはハンディタイプで、コンパクトかつコスパも良好です。初めてスチームクリーナーを手にする方に、最初の1台としておすすめです。本体重量も1㎏と軽めで、女性やご年配の方でも疲れにくい設計となっています。

付属品も9点あり、スチームクリーナーにあると便利なものは大抵揃っています。手軽にスチームクリーナーを使用して、掃除をしてみたい方にもおすすめです。

スチームクリーナーでフローリングなど家中の汚れを落とそう

スチームクリーナーは、強力なスチーム(蒸気)で頑固な汚れを落としてくれる、大変便利な家電です。様々な機種がありますが、頑固な汚れを確実にスチームクリーナーだけで落としたいのであれば、極力高温になるものを選びましょう。

例えば、タンク内部で120℃を超えていても、吹き出し口では60~80℃前後に落ちることはよくあります。ですので、本当に頑固な汚れと対峙したいしたのならば、ボイラー式の高温スチームクリーナーをおすすめします。

しかし、車のボディやフローリング、風呂や窓枠のゴムパッキンなど、あまり高温スチームにさらし過ぎると傷めてしまうものもあります。その場合には、パネル式のハンディタイプ等が使いやすいでしょう。購入したスチームクリーナーの、取扱説明書等をよく読んでから実際の掃除に挑みましょう。

最後に1点、スチームクリーナーの吹き出し口から出る蒸気は大変危険です。100℃以上にもなると、水の沸点を超えて気体になったものなので、触れるとやけどをしてしまいます。手を止める場合は、必ずスイッチを切る、またはロック機能があればロックして蒸気の吹き出しを止めるように心がけてください。

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