掃除や洗濯にとっても便利な、セスキ炭酸ソーダをご存じでしょうか。セスキ炭酸ソーダは、天然素材の洗剤で環境や肌に優しいという特徴を持っています。そんな、便利なアイテムを使ったおすすめの洗濯方法やメリット、注意点などについてご紹介していきます。
目次
掃除などの際に大活躍するセスキ炭酸ソーダは、強いアルカリ性を持つ自然由来の洗剤で、掃除で使用する市販の中性洗剤や重曹よりも水に溶けやすくアルカリ性が強くなっています。
そのため、タンパク質を分解する役割や酸性の汚れを落としやすくする役割があり、洗濯では襟、袖汚れに効果的です。
ここからはセスキ炭酸ソーダを洗濯で使うメリットや効果について紹介していきます。こちらのアイテムを洗濯で使用するメリットや効果とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、メリットや効果として、油汚れ、手垢、血液による汚れ、洋服と、4つの項目をチェックしてきます。それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
最初に紹介する効果は、油汚れに対する効果です。セスキ炭酸ソーダはタンパク質や油を分解する役割があるため、キッチンやコンロなどの油汚れを落とすことに適しています。
また、衣類の袖や襟についてしまった皮脂汚れなどを落とすことにも特化しています。さらに、タンパク質や油は悪臭を放つ場合がありますが、こちらを使用することで消臭効果も得られます。
こちらのアイテムは、手垢汚れを落とすことにも適している洗剤です。そのため、手垢汚れが付きやすいスイッチやドアノブなど日常的によく触る場所を掃除することで、綺麗に保つことができます。
掃除の方法はスプレータイプのアイテム作ったり購入して用意し、濡れていないぞうきんにかけます。そして、スプレーをぞうきんになじませ、拭き掃除を行うことで簡単に手垢汚れのベタベタをキレイにできます。
天然素材の洗剤となっており、油汚れを落とす効果もあるため、冷蔵庫やキッチンなど食品を扱う場所での使用にも適しています。
こちらのアイテムは血液をキレイに落とすことが可能で、洗浄力が強い科学的に製造された洗剤は、刺激が強く肌が弱い方や赤ちゃんなどは、洗剤を使用することによって肌が荒れてしまう場合があります。
しかし、こちらのアイテムは天然素材の洗剤で肌に優しく、排水も科学的に製造された洗剤のように環境に害を与える心配もありません。
最後に紹介する効果は、洋服の洗濯です。冒頭でも紹介しましたが、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質があるため、洗濯の際に科学的に作り出された洗剤の代わりに使用することができます。また、しっかりと汚れも落とすことができるため便利に使うことができます。
ここからは、セスキ炭酸ソーダを使った上手な洗濯方法について紹介していきます。こちらのアイテムを使って洗濯を行う際の上手な方法とは、どのようなものがあるのでしょうか。それでは、それぞれの洗濯方法について詳しく見ていきましょう。
こちらの天然洗剤は洗濯の際に使用すると、皮脂汚れ等をキレイにしてくれる効果があります。そんなセスキ炭酸ソーダを使った洗濯機での洗濯方法は、まず洗濯機の電源を入れて、いつも使用している標準コースを選択します。
そして、パッケージなどに記載されている、規定の量を洗濯機の中に入れます。目安としては洗濯機の水30Lに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ2程度が適量です。
この時の方法は2通りあり、洗剤投入口に入れる方法と、洗濯槽に水が溜まってから溶かしながら入れる方法があるため、自分がやりやすい方法で大丈夫です。
最後に、洗濯が終わったらいつも通り、衣類を干せばセスキ炭酸ソーダを使った洗濯の完了です。この洗濯方法での注意点は、汚れを落とす効果を期待してたくさん入れてしまうと、衣類がベタ付く場合があるため注意しましょう。
次に紹介するセスキ炭酸ソーダを使った上手な洗濯方法は、つけ置き洗いです。つけ置き洗いは、衣類に染みついてしまった汚れを落とすことができる便利な洗濯方法です。
そんな、つけ置き洗いの方法は、洗面器やバケツなど汚れたものが、入る大きさの容器を用意します。
そして、30度程度のお湯にセスキ炭酸ソーダを溶かします。この時のこちらの洗剤を入れる分量は、小さじ2~3程度の量を1Lのお湯に溶かし、濃い目にしておくことがポイントです。
お湯に溶かしたら、次に汚れた部分のつけ置き洗いをします。そして、1時間以上つけておくことで洗濯で使うよりも、繊維の奥まで染み込ませることができ、汚れを落とす効果が高くなります。
つけ置き洗いをした後は、スポンジなどを使ってもみ洗いをし、お湯で洗い流します。お湯で洗い流した後は、洗濯機でいつものように洗濯します。
この方法は、皮脂汚れや血液汚れに効果的で、簡単に綺麗にできるためとても便利です。ただし、熱いお湯でつけ置き洗いしてしまうと、血液は落ちにくいので30度以下のお湯が効果的です。
セスキ炭酸ソーダを使う際の注意点は、ゴム手袋を準備することや向いていない汚れがあること、長時間のつけ置きは色落ちしてしまう、などがあります。それでは、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
こちらのアイテムは冒頭でもお伝えしたように、アルカリ性の強い洗剤となっており、その作用で皮脂汚れや油汚れをキレイにすることができます。
また、このアルカリ性は掃除によく使用される重曹よりも強いアルカリ性となっており、頑固な汚れを落とすことを得意としています。
ただし、頑固な汚れを落としやすいこちらのアイテムは、洗浄する素材を痛めてしまう可能性も高い他、素手で使用していると肌が弱い方は荒れてしまう可能性があります。
そのため、こちらのアイテムを使って掃除や洗濯を行う際は、ゴム手袋を用意して手が荒れないように気を付けましょう。
ここまで、セスキ炭酸ソーダは天然素材でありながら、掃除が難しく頑固な油汚れや皮脂汚れなどをキレイに落とすことに特化していると紹介していきましたが、実はセスキ炭酸ソーダでの掃除に向いていない汚れもあります。
セスキ炭酸ソーダで洗濯を行う際に向いていない汚れは、靴下などについてしまう泥汚れや口紅などの汚れです。これらの汚れは汚れの中でも頑固で、しっかりとした洗浄成分が入った洗剤でなければ落とすことが難しいため、セスキ炭酸ソーダでは落とすことが難しいです。
セスキ炭酸ソーダを使って頑固な汚れを落とす際は、長時間つけ置きをすることで、しっかりとキレイにすることができるような気がしますが、実は長時間つけ置き洗いをしてしまうと色落ちしてしまうため注意が必要です。
つけ置き洗いをする場合は、容器の中に2Lの水を入れそれに対し、小さじ2杯のセスキ炭酸ソーダを加えます。そして、衣類を溶液に入れ、3時間~最大でも半日程度の時間、つけ置きしてください。
つけ置き洗いをした後は汚れている部分を揉み洗いや歯ブラシでこすることでキレイに汚れを落とすことができます。
最後に、セスキ炭酸ソーダの活用法について紹介していきます。ここまで、天然素材の洗剤を使った、洗濯の活用法について紹介していきましたが、実はセスキ炭酸ソーダは掃除でも大活躍するアイテムなんです。
こちらのアイテムは、天然の鉱石から作られたアルカリ性の洗剤ですので、一般的な科学的に作られた洗剤よりも肌荒れが少なく、重曹では落とすことのできない頑固な汚れを綺麗に落とすことができます。
また、水に溶けやすい性質を持っているため、手作りの溶液でスプレー掃除やつけ置き洗いなどさまざまな用途で使用することができるため、とても便利です。
ただし、こすり洗いをしたい場合は、水に溶けやすいセスキは向いていないため、重曹で掃除をすることをおすすめします。
天然素材から作られた洗剤で、一般的な科学的に製造された洗剤のように、環境を汚染する心配や手荒れの心配が少ないアイテムとなっています。また、汚れを落とす効果も高く油汚れや手垢、血液汚れなどをキレイにすることが可能です。
また、洗濯にも最適で襟や袖の落ちにくい皮脂汚れもつけ置き洗いをすることで、簡単に綺麗になるためとても便利です。ただし、泥汚れなどを落とすことは苦手としているため、セスキ炭酸ソーダと相性の良い汚れがある場合はぜひ活用してみてください。