音楽を聞く際にスマートフォンやタブレットを使用する方も増えましたが、CDを聞きたい場合はCDプレイヤーがあると便利です。近年のCDプレイヤーは昔に比べるとコンパクトなタイプも多く、スタイリッシュな印象でインテリアにも合わせやすいものもあります。ここでは人気メーカーのおすすめCDプレイヤーをご紹介していきます。
目次
CDプレイヤーと一口に言っても、様々な種類があります。形状や大きさもそれぞれで、機能なども高機能なものもあれば、再生メインのシンプルな機種もあります。選び方を参考に、自分に合った機種を探してみましょう。
選び方1つ目は、用途や目的で選ぶ方法です。CDプレイヤーは主に4タイプに分けられます。持ち運びに便利なポータブルタイプ、昔からあるラジオも聞けるラジカセタイプ、ラジカセよりも高音質なコンポタイプ、音質を追求して設計されているCDレシーバーの4つです。
自分が使いたい用途や目的が持ち運びしたいのか、音質の良い状態で音源を楽しみたいのか、ラジオも聞きたいのかなどで買うべき種類は絞れます。ラジカセタイプは電池でも使えるタイプもあるので、外で大きな音量で使いたい場合におすすめです。
続いての選び方は、接続端子です。機種によって接続端子のタイプが異なります。音声をデジタル信号で伝送する光出力は、丸と角型の形状の端子があり、音声をデジタル信号で伝送する同軸出力はRCA端子が使われています。
ヘッドホンを接続するヘッドホン出力は、ミニプラグ用と標準プラグ用の2種類があります。自分の持っているヘッドホンを使いたい、アンプを使いたい場合など、その仕様に適した接続端子が付いている必要があるのでチェックしてから購入しましょう。
続いては対応オーディオです。ただCDの音楽を聞きたいという方はどのタイプでも気にならない場合も多いですが、より音楽を楽しみたい、CD以外も聞きたいという方は対応オーディオで選ぶのも1つの方法です。
SACDと書かれているものはスーパーオーディオCDのことで次世代CD規格の1つにあたり、データ容量が多く高音質なCDです。SACDは通常のプレイヤーでは再生できないため、SACD対応のものを選ばないといけません。
他にも圧縮音源データ対応の機種やCD-RやCD-RW対応の機種などもあるので、自分が再生したいものに対応しているタイプから選ぶようにしましょう。
選び方4つ目は、周波数特性です。周波数特性は、低い音から高い音が再生した時どこまで出るかを表した範囲のことです。20Hz~20kHz程度が人が聞き取れる音の範囲と言われており、一般的なCDは20Hz~20kHzのものが多く、SACDでは2Hz~50kHzと範囲が広いです。
聞き取れない音まで再生できる能力に意味があるのかという方もおられるかもしれませんが、人は意識できない周波数の音も無意識のうちに聞いています。本物の音には聞き取れない周波数の音も含まれているため、周波数の範囲が広いとより本物に近い音を再生できることになります。音にこだわり、より本物に近い音楽を楽しみたい方は周波数特性が広いものを選んでみてください。
最後は音質で選ぶ方法です。4種類あるCDプレイヤーの中で、ポータブルタイプはアンプやスピーカーも内蔵されていますが、音質は据え置きタイプに比べると劣ってしまいます。
音質の良いものでしっかりと音楽を楽しみたい方は、コンポやCDレシーバーなどの据え置きのタイプを選ぶ方が良いでしょう。
人気メーカーの1つは、大手家電メーカーのソニーです。ソニーは高音質で音にこだわる方向けの商品が多く、一見CDプレイヤーだと分かりにくい斬新的でおしゃれなデザインの機種もあり、人気があります。
音楽楽器メーカーとして有名なYAMSHAも様々な機種を発売しており、使いやすいシンプルなタイプからiPodなどとデジタル接続できる機器など、最新の機能性を持った機種など様々な機種を発売しています。
家電大手の東芝もCDプレイヤーを多く発売しており、ポータブルタイプは低価格ながら機能性もあって人気があります。知らないメーカーの商品では不安な方や商品に迷う場合は、人気メーカーの商品から選ぶと安心かもしれません。
ここからはポータブルタイプのおすすめCDプレイヤーをご紹介していきます。持ち運びできる大きさや重さのもので、通勤や運動の際などに便利なタイプです。大手メーカーの機種でも、思ったよりも手頃な価格で買えるものも多いので、綺麗な音源で音楽を楽しみたい方にもおすすめです。
ポータブルタイプで最初におすすめするのが、東芝のCDプレイヤー TY-P3です。Bluetoothイヤホンやスピーカーとのペアリングが可能で、ワイヤレス環境で音楽を聴いたり、語学学習をしたりすることが出来るので、外出先だけでなく自宅でも使いやすいです。
再生速度を11段階に調節できるスピードコントロール機能やC聴きたいところを繰り返し再生できる機能も学習時に役立ちます。乾電池と家庭用AC電源の2つが使えます。価格も5,000円しないのでお手頃です。
続いてはSONYのCDウォークマン N241です。MP3フォーマットで記録したCD-R/RWの再生に対応、音とびに強い耐振機構搭載の機種です。乾電池とACパワーアダプターの2つが使えるので便利です。カラーバリエーションは黒とシルバーの2色があります。
おすすめ3つ目は、コイズミのポータブルCD SAD-3902/Aです。ワイドFM対応でAMラジオも聞くことができ、CD-R/RWの再生も可能な機種です。全曲リピート演奏やシャッフル演奏も可能で、60秒音飛び防止アンチショック機能も搭載しています。
乾電池と家庭用電源対応で、乾電池の持続時間はラジオ受信は約60時間、CDは約8時間です。
ポータブルタイプのおすすめ最後は、オーム電機のポータブルCDプレイヤー CDP-3866Zです。周波数特性が20Hz~20000Hz、重低音強調機能を搭載しています。リピートやランダム、最大20曲のプログラム再生なども可能で、音飛び防止機能もあります。
乾電池とACアダプターの2電源が使用でき、アルカリ乾電池使用で連続再生は11時間可能です。出力端子はヘッドホン出力とLINE(音声)出力で、機能性も充実してコストパフォーマンスが高い機種です。
おすすめCDプレイヤー、続いてはコンポです。コンポはコンポーネントステレオのことで、スピーカーで音楽を楽しめるオーディオ機器のことを指します。ラジカセタイプよりコンパクトなものが多く、デザイン性も高いのでインテリアにこだわる方にもおすすめです。
コンポタイプのおすすめ、最初はパナソニックの薄型コンポ SC-HC300-Kです。奥行き10.7 x幅40.9 x高さ19.8 cmの薄型でコンパクトな形状で、スタイリッシュなデザインで人気があります。
AMラジオ番組がFM放送で聴けるワイドFM対応、Bluetooth対応でスマートフォンなどを接続すれば、端末側で音楽を再生するだけで自動で本機の電源が入り、再生できます。MP3の音源も再生可能で、豊かな低音とクリアなサウンドが楽しめます。デザイン性もよく、価格もコンポの中ではお手頃です。
続いては、ソニーのマルチコネクトコンポ CMT-X3CDです。Bluetooth接続ができ、最大9台までのマルチペアリングが可能な機種で、奥行き9×幅34×高さ17.3 cmのスリムでシンプルな形状です。
ウォークマン、Android搭載スマートフォン、PC、USBメモリー、アナログ音声入力、MP3やAACの圧縮ファイルなどの音源の再生が可能です。ヘッドホン端子も搭載、ラジオをUSBメモリーなどに録音も可能で、機能性も抜群です。価格も2万円しないのでコストパフォーマンスも高い商品と言えます。カラーバリエーションは2色です。
ONKYOのVLSC搭載CD C-7030は、デジタル機器固有のノイズを大幅に抑制するVLSC回路搭載の機種です。周波数特性は4Hz~20kHz、音声出力端子はデジタル光×1、同軸×1、アナログ×1で、不要な共振を抑制する制振対策もとられています。CD-RやCD-RWの再生も可能です。
続いてはYAMAHAのSA-CD対応CDプレイヤー CD-S1000Sです。SA-CD対応機種で、左右独立の高精度D/Aコンバーターを搭載しています。再生音源はMP3、WMAやCD-R/RWも可能で、出力端子は光デジタル、同軸デジタル、アナログRCAが1つずつです。
周波数特性はSA-CDで2Hz~50kHz、CDで2Hz~20kHzです。高剛性設計の対称コンストラクションで、すっきりしたデザインでインテリアにも合わせやすいです。
おすすめ9つ目は、JVCケンウッドのコンパクトコンポーネントシステム NX-W30です。Bluetooth搭載でスマートフォンなどの音源も聞くことが出来、CD、FM、USBメモリーにも対応しているので、様々な音源を楽しめます。木目のデザインなので、木のインテリアが好きな方におすすめで、価格もコンポの中では手頃で買いやすい機種です。
コンポタイプのおすすめ、最後はパナソニックのミニコンポ SC-RS60-Wです。ホルンをイメージした特徴的なデザインで、MP3リ.マスター搭載でハイレゾ音源にも対応している機種です。50kHzまでの高音域を再生し、ツイステッドポートで低温を豊かに再現するので、クリアでキレのある音質を楽しめます。
5つのボタンそれぞれに1枚、アルバムを録音できるので、CDを入れ替えせずに聞くことも出来ます。USBメモリーの再生も可能なので、様々な音源を楽しめる1台です。
最後はCDレシーバータイプのおすすめCDプレイヤーをご紹介していきます。CDレシーバーを知らないという方はまだ多いかもしれませんが、CDプレイヤーやFM/AMチューナーなどが1つになった機器で、コンポのスピーカーが内蔵されていないタイプと言うと分かりやすいかもしれません。
ハイレゾ音源に対応しているものやネットワークに対応しているタイプなど、様々な機能もあって、近年注目度の高いタイプです。高音質で再生したい方にもおすすめです。
おすすめのCDレシーバー、最初はJVCケンウッドのCD・MDレシーバー R-K700です。フルデジタルプリアンプとディスクリート差動三段パワーアンプ採用で、原音を忠実に再生します。
どんなスピーカーとの組み合わせでも最適な音場補正を自動で行ってくれるため、音質の劣化の心配がありません。AM/FMチューナー付きで、CDとMDの32曲プログラム再生やランダム再生なども可能です。
ONKYOのCDレシーバーシステム X-U6(W)は、NFC対応のBluetooth機能を搭載した機種です。iPadなどのデジタル接続に対応したUSB端子を搭載、USBメモリー内のMP3ファイルの再生が可能なだけでなく、USB DACを搭載しているのでPCオーディオとしても使用出来ます。
CD-R/RWの再生も可能なので、多くのメディアの再生がしたい方に重宝します。つなぎ目のないシンプルなデザインで使いやすく、スピーカーもセットになっているのでコスパも十分です。周波数特性は30Hz ~ 30kHz/ ±3dB(PC IN)です。
おすすめのCDプレイヤー、最後はパイオニアのネットワークCDレシーバー XC-HM86です。DSDファイルの11.2 MHzやFLAC/AIFF(192 kHz/24 bit)、Apple Losslessなどのハイレゾ音源の再生が可能で、Wi-FiでiPhone、iPadやPC上のiTunesの楽曲をワイヤレスで楽しむことも出来ます。
ノイズの排除にこだわった回路レイアウトや32bit プレミアムDAC搭載で、ノイズ耐性に優れた高音質な音源が楽しめます。ワイドFM対応、ヘッドホン専用の低ノイズの高性能アンプも搭載で使いやすい1台です。
タイプごとにおすすめのCDプレイヤーをご紹介してきましたが、機種によって搭載されている機能も様々なので、余計に迷ってしまうという方もおられるかもしれません。CDレシーバーというタイプを知らなかったという方も、近年の人気タイプなので興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
音楽を楽しむのに良い環境で、高い音質で楽しめたら最高ですが、状況によっては何かを諦めたり妥協することが必要かもしれません。自分が何を重視するかを見極め、使い方に合った機種を選ぶと良いでしょう。これを機に是非使いやすいCDプレイヤーを手に入れて、高音質で音楽を楽しんでください!