冬と言えば雪、というのは誰しもが思い浮かぶ事でしょうが、生活上の様々なトラブルを引き起こす原因にもなり得ます。積雪や道路の凍結などがその代表的な例であり、毎年悩まれている方も決して少なくないはずです。今回は、そんな冬の雪や凍結に備えた対策や、おすすめ製品を紹介します。
冬場になれば、全国各地で雪が降るのを見る事ができます。ただ面白がってみていられる訳では無く、トラブルに対処できるよう各メーカーから雪、凍結対策のグッズが出ています。
そんなグッズが必要になる場面と言えば、言わずもがな積雪や凍結が確認されたときでしょう。毎年1月の下旬から2月にかけては真冬の時期とされており、全国で積雪が確認されます。早ければ12月からすでに雪が降っている地域もあるでしょう。
中でも特に気温が下がり、雪も降りやすくなるのは、やはり1月、2月の真冬です。積雪は多ければ車を使った移動もアイスバーン化によって困難になりますし、積雪の余り少ない地域でも路面が凍結したり、水道が凍るなども起こり得ます。
もう1つ、放射冷却現象も覚えておくべきです。放射冷却現象とは、周囲よりも温度の高い物体が熱を周辺に放出する事であり、炊き立てのご飯をそのまま置いておくと冷めたりするのも、この放射冷却によるものです。
日中は太陽の光が出ていれば地面は暖められるため暖かいですが、夜になると地面に蓄えられた熱が放出されていきます。夜に雲が張っている場合、熱が上ってきても反射されて地上に戻ってきますので、熱は逃げにくくなります。
しかし、雲が無い場合には熱をさえぎるものが無く、夜間に熱が放出され切ります。その為曇っている日よりも晴れた日の方が気温は低下しやすくなっており、特に早朝の日が昇っていない時間帯は一番気温が低くなって凍結等も起こりやすいのです。
以上、雪や凍結対策グッズが必要になるケースについて、それぞれ簡単にではありますが解説しました。ここからは、本題である雪、凍結対策として便利なおすすめ製品を紹介しましょう。まずは車用のアイテムからになります。
スタッドレスタイヤ 新品4本セット
サイズ:ブリヂストン(Bridgestone) BLIZZAK VRX 155/65R14
まず1点目は、ブリヂストンのスタッドレスタイヤです。道路が凍結していないとは限りませんので、冬の時期は冬用タイヤであるスタッドレスタイヤの着用が義務付けられています。冬場になればタイヤ交換をガソリンスタンドで行っている場面も良く見られます。
その中でもブリヂストンの「BLIZZAK」は、最高峰の性能を発揮するモデルです。新開発されたアクティブ発砲ゴムによって従来以上にグリップの効きが良くなり、SUV用のDM-V3、一般乗用車向けのVRXと上級モデルのVRX2がラインナップしています。
全長:約69cm(組合せ後)、PVCブラシ:22cm、スノーブラシ:約36cm(分解後)、スノースクレーパー:約37cm(分解後)。
わずか320gで軽くて携帯が便利で女性でも使用可能
続いて2点目は、車用の霜降り落としのスノーブラシです。主に車の上に積もった雪を落とすために用いられるもので、特に積雪の多い地域では車の上の雪を下ろすというのは大変な作業になりますから、必須アイテムに数えられます。
本モデルは、雪を落とすためのスノーブラシと氷も取り除けるアイスクレーパーがセットになっており、1台2役で使用できます。一体にして使う事も、アタッチメントを取り外して別々で使う事も出来ます。
3点目は、解氷スプレーになります。フロントやリアのガラスには雪が積もるだけではなく、氷が張ったりしもが出来てしまう事も頭を悩ませます。これらはスノーブラシでは取り除くことができないのですが、そこで活躍するのが解氷スプレーです。
マイナス40度まで対応する本モデルは、ガラス面に氷結してしまった雪や霜を素早く溶かして運転に支障がない状態にしてくれます。さらに撥水シリコーンが含有されており、溶かした氷が再度凍り付くことも防止できます。
1層目:高品質高密度アルミ箔、2層目:シルクコットン素材、3層目:ブラック不織布。頑丈な3重厚手撥水構造なので難燃性と耐食性があり、耐久性にも期待できるしっかりした材質です。
表面材料はアルミ箔で防水、傷防止に強くて、手入れも簡単です。
4点目も、自動車のガラスの凍結を解決するアイテムです。解氷スプレーが無い場合、ガラスの氷を解かすにはアイドリングをかけ続けるかお湯をかけるかになりますが、毎度行うのも時間がかかって面倒です。
そこで、ガラスの凍結を最初から防止するシートを活用しましょう。高密度のアルミ箔、シルクコットン、不織布の3層構造で、フロントガラスに掛けておくだけで凍結を防げます。冬以外にも、落ち葉除けや鳥の糞防止などにも使えます。
北米産木材の樹脂を原料としているため、環境にやさしく、タイヤを傷めません
効果は70km持続(USAでの試験結果の最大値、雪道での使用)
5点目はスプレー式のタイヤチェーンになります。予期せぬ凍結や積雪に出くわした場合、タイヤにチェーンを巻いて走るケースもあるでしょう。しかし、チェーンをタイヤに巻く作業も一筋縄ではいきませんし、時間も要します。
そんな時に使えるのが、スプレー式のタイヤチェーンです。北米産の木材の樹脂を原料としており、凍結道路においてはタイヤの積雪を防止、路面との摩擦力を通常のノーマルタイヤと比較して300%向上させられます。
合計で最大20本分のタイヤに使用できる500g超の容量で、タイヤ以外にも靴の裏に吹き付ければ凍結した地面のすべり止めとしても活用できます。高価は実験の中では80㎞以上持続し、緊急時の積雪、凍結対策としてお勧めできます。
以上、積雪や凍結時にあると心強い車用の対策グッズをご紹介しました。雪が積もっていても移動に車が欠かせないという事もありますから、こうした製品をそろえておくと非常に安心できます。車用以外にも、冬場に役立つアイテムは様々あります。
雪が降ることが予報で分かっており、一晩明けたら想像以上に雪が積もっていた、というシーンも十分考えられます。そのままではとても車を動かしたり、歩いて移動することが困難という場合には、当然ながら積もった雪をどかす作業を行わなければなりません。
そんな時には、このダンプを使いましょう。プラスチック製で軽量なため、女性でも気軽に扱うことができる除雪用のダンプです。雪のすべりも良くされており、容量も見た目以上に大きいために雪かき作業を効率的に行えるでしょう。
続いても、雪かき用のグッズです。こちらの製品はスチール製のブレードで硬くなった圧雪を砕く作業も軽く行う事ができ、積もり積もった雪を押し出すのに最適なメタルブレードプッシャーです。足の力を加えて雪かきを楽にできる様、蹴込みが付いています。
このプッシャーは持ち手との着脱ができるタイプですので、同じアイリスオーヤマ製の雪かき棒合計4点と対応しています。東北などの積雪量が多い豪雪地域に住まわれている方も利用しているあたり、実績と信頼度の高さがうかがえます。
耳を保護するイヤーマフもおすすめです。言わずもがな冬場の空気は冷えており非常に冷たくなっていて、ネックウォーマーなどで保護をしたとしても耳は冷気にさらされ続けていればどんどん冷たくなります。
屋外の雪かき等の作業はただでさえ寒い中行わなければなりませんから、防寒対策もしっかりと行うべきです。このイヤーマフは内側に肉厚のボアを使用し、耳を全面的にカバーしてくれますし、通気口が開いていますので冷気をシャットアウトしつつ車などの音をキャッチできます。
除雪機というと、道路に積もった雪を取り除く特殊な車両というイメージが大きいかもしれませんが、実は家庭用の除雪機も存在しています。一般人でも扱えるよう、コンパクトになっています。
家庭用とは言われていますが、値段も安くは無い為か、例え積雪の多い豪雪地帯であってもそこまで持っている家庭は無い様です。敷地が広くて自力だけでは困難な場合や、定期的に歩道なども除雪されている方には便利かもしれません。
最後の10点目に紹介するのは、防寒長靴です。スニーカーなどのいつも履いている靴では歩行が厳しいレベルの積雪対策としてももちろん役立ちますが、融雪装置が稼働している地域でも必須と言っても良いでしょう。
融雪装置とは、道路上に残った雪を解かすために湧き出てくる水を出す装置の事です。路面は濡れますし水分を含んだ雪が跳ねたりしますので、そこまで積雪が多くなかったとしても積雪が多い地域では冬用の長靴を欠かすことはできないのです。
日本ではいつ対策が必要になるレベルまで雪が積もるか分かりませんし、特に積雪の多い地域では毎年備えが必要になるでしょう。そうした時に対策アイテムがあるととても安心できますので、ぜひ使ってみて下さい。