冷え切ってしまった部屋を一気に暖かくするためには、石油ファンヒーターが便利です。温風が部屋全体に行き渡るので、足元から始まり、じわじわと体全体の熱を取り戻してくれるでしょう。ここでは、そんな石油ファンヒーターについて詳しくご紹介しています。
石油ファンヒーターを使うことでのメリット、機能性、利便性、そしておすすめの最新石油ファンヒーターについても解説していますので、チェックしてみて下さい。
石油ファンヒーターは名前が表現するように、灯油を使用することで部屋を瞬時に暖めてくれる暖房器具です。定期的な換気が必要になるものの、即効性があるため、愛用されているご家庭も多いのではないでしょうか。
ちなみに電気代はエアコンよりも安く抑えられるので、コストパフォーマンスも高いと言えます。暖房をつけると一気に電気代が上がって困っているという方は、石油ファンヒーターを設置しましょう。
色々なメーカーから色々な種類の石油ファンヒーターが発売されていますが、正直なところ何を基準に選べばいいのか分からないという方が大半ではないでしょうか。ここでは選ぶ時に確認しておきたい重要なポイントを4つお伝えします。
燃焼方式でお好みの石油ファンヒーターを見つけましょう。まずブンゼン式は灯油を1度電気ヒーターで暖めることで、暖まりやすい環境を作ります。他の石油ファンヒーターと比較しても立ち上がりが早く、あっという間に寒さが解消されます。
ただし電気を消費し続ける形となるので、電気代はその分かかってしまいます。短時間だけ使用するのは便利ですが、長時間使用するのは電気代がかさむため、あまりおすすめはできません。
電気代を節約したいのであれば、ポンプ噴霧式でしょう。コロナの石油ファンヒーターに多いのですが、燃焼筒を暖めてから灯油を燃焼させ、その熱風で部屋を暖めるシステムです。電気を必要としないので、電気代に頭を悩まされることはありません。
ただし着火するまでに少々時間がかかってしまうため、即効性がないというデメリットなところもあります。ただし最新の石油ファンヒーターは、立ち上がりも速いモデルも増えてきている状態なので、デメリットは選ぶ機種によって解消されるでしょう。
ポット式も省エネ運転が可能となっている石油ファンヒーターなので、電気代を最小限に抑制することができます。蒸発皿に灯油を垂らして燃焼させるタイプなので、必要なのは灯油だけです。
基本的に灯油は必要な時に使い切ることが条件となっているものの、このポット式は昨年残したままの状態の灯油でもそのまま問題なく活用することができます。
シーズンオフになったら灯油の処分をしなければいけないというような手間がかからず、非常に使いやすいです。ただし灯油は劣化しやすいので、灯油の管理は常に気を付けるようにして下さい。
石油ファンヒーターを購入する時は、適応畳数を確認してください。どの機種にも必ず記載されていますので、見過ごさないようにしましょう。
適応畳数が見合っていない場合は、部屋が完全に暖まるまでかなりの時間が必要になる上、余計に燃料を消費しなくてはいけなくなります。トータル的に見ても損しかないので、勿体ないです。
毎年12月~2月ぐらいまでは特に冷え込む時期なので、一刻も早く暖かい環境にしたいはずです。そんな時に点火スピードが速ければ、あっという間に寒く感じなくなるはずです。
点火スピードが速いものだと10秒以下、長いものは2分ほど待たないといけないものもあり、時間に大きな差があるので、気を付けておきたいポイントと言えます。
石油ファンヒーターは毎回灯油を入れなくてはいけないので、できるだけ簡単に灯油が入れられるような容器やキャップになっていると使いやすいです。最新モデルは手が汚れにくいように工夫されているタイプが多いので、迷った時は最新モデルをチェックしてみましょう。
ここでは、人気の最新石油ファンヒーターをピックアップしてご紹介しています。高機能モデルであること、使いやすいタイプであることを条件に厳選した石油ファンヒーター10選となっていますので、是非参考にしてみて下さい。
本体サイズ(置台含む):幅47.6×奥行34.9×高さ44.5cm、本体質量:12.9kg
暖房のめやす:〔木造(戸建)〕12畳(20㎡)、〔コンクリート(集合)〕17畳(28㎡)
『ダイニチ FW-4719GR-W』では大容量タンク(9L)を使用することで、面倒な給油回数を減らすように工夫しています。
しかも上下に取っ手が付いているので持ちやすく、灯油をこぼすリスクも少なくなります。またパワフル秒速消臭システムを採用しているため、灯油独特の嫌な臭いを全面カットして、快適な空間づくりのサポートとしても大活躍してくれるはずです。
本体サイズ(置台含む):幅37.1×奥行29.9×高さ42.9cm、本体質量:7.4kg
暖房のめやす:〔木造(戸建)〕9畳(15㎡)、〔コンクリート(集合)〕12畳(20㎡)
『ダイニチ FW-3219S-S』は給油収れんキャップが使いやすく、灯油を給油している時でも手に付きづらくなっています。そして嬉しいのは着火スピードがとても速いというところでしょう。すぐに着火して暖かくなるので、真冬になくてはならない存在となります。
『トヨトミ 小型 LC-330(W)』は業界の中でも省エネ仕様に特化しているモデルで、稼働している再中でも余計な電力を消費しないように設計されています。更にエコバーナーを搭載することで、灯油の無駄を省けるようになりました。前年度に残ってしまった灯油も、そのままの状態で使用することができます。
『ダイニチ FW-25S-R』は見た目もピンクで可愛らしい印象のある石油ファンヒーターですが、パワフル熱風で寒い環境を一変させてくれるはずです。木造のお部屋なら7畳まで、コンクリート建物なら9畳まで対応しています。コンパクトデザインながら、使い勝手が良いです。
『コロナ FH-ST3619BY-W』は広い部屋でも使いやすい石油ファンヒーターです。噴霧式バーナーのおかげで省エネ運転が実現するため、自然と光熱費削減ができるようになります。秒速点火にすればわずか7秒で立ち上がるので、待機時間を最小限に抑えることもできる優れものです。
サイズ:奥行33.9×幅60.3×高さ48cm
暖房のめやす:〔木造(戸建)〕19畳(31.5㎡)まで、〔コンクリート(集合)〕25畳(41.5㎡)まで
『ダイニチ FW-72DX4-W』は灯油を入れるタンクのキャップの開閉が非常に簡単で、どなたでも使いやすくなっています。そして抗菌ファンフィルターが搭載されているため、お掃除もラクラクで便利です。ecoおまかせモードにセットすれば、省エネ運転となって余計な光熱費を消耗することがなくなります。
『コロナ FH-G3219Y』はワンボタンで素早く点火、即暖めてくれるように働きかけてくれるので、寒い冬こそ大活躍します。
灯油燃料を長く持たせるようにしてくれるので、冬の光熱費が安くなることは必然です。また操作パネルも扱いやすく、文字や数字も大きく記載されているため、目が悪い方でも確認しやすい仕様になっています。
『トヨトミ LR-680F(B)』はおしゃれなアンティークモデルで、おしゃれなインテリアにもぴったり馴染むデザインが魅力です。
もちろん和室に置いても素敵なので、部屋は選びません。遠赤外線+微温風で、ひだまりのような柔らかい暖かさを体験することができます。高耐久バーナーを使用していることで、劣化しにくいというメリットもあります。
『コロナ FH-G32YA2(W)』はコンパクト設計となっていて、部屋に設置しても場所をとりません。秒速点火7秒が魅力で、余計な電力を使わずに一瞬で暖めてくれます。「よごれま栓」を採用しているため、手が汚れずに給油が楽になります。キャップを外さずに使用できるというところも、使いやすいポイントでしょう。
『コロナ FH-WZ5719BY』は木造15畳、コンクリート20畳と、1台あれば広々とした部屋全体にぬくもりを届けてくれます。しかも人の動きを感知して作動するタイプなので、本当に欲しいところに暖かさが伝わります。消し忘れたとしても自動消火してくれるため、火事にならずにすみます。
石油ファンヒーターを利用すれば、凍えるような寒い日でも一気に部屋がじんわりと暖かくなるのでおすすめです。エアコンと比較しても電気代を安く抑えることができるので、お財布に優しい暖房器具です。
また最近の石油ファンヒーターはいかに使いやすいかが重要ともされていますので、扱いに困ることもありません。シンプルなデザインからおしゃれなデザインまでたくさんあって、選ぶ楽しさもあるでしょう。この冬は、石油ファンヒーターで決まりです。