コンセントに接続させる必要が無いコードレスタイプの掃除機は、室内のどこでも利用する事が出来て非常に使い勝手が良いです。場所を選ばずに使えますので、今まで手の届きにくかった所に手が届く掃除機となるでしょう。今回は、そんなコードレス式のおすすめ掃除機のモデルを紹介します。
目次
充電させてバッテリーで駆動させる方式の多いコードレス掃除機は、コンセントによって可動範囲が制限されないために自由度が非常に高いのが大きな魅力です。まずは、形状による種類の違いとそれぞれの特徴を見てみましょう。
1つ目は、スティック型の掃除機になります。こちらは床と接する部分が吸引する部分のみの名前通りのスリムタイプな掃除機であり、コードレス式の中では主流となる程普及しています。どこにモーターが搭載されているかで、負担の具合も異なります。
上の方にモーターがあればその分持ち上げて高所を掃除する際に楽ですし、逆に下にあれば床掃除をする際の手の負担が軽減されます。本体がコンパクトですから、気が向いたときにスッと起動させて利用できます。
続いて2つ目は、キャニスター型です。こちらは床掃除等を行うパイプ側と、吸引したごみを収集する本体とが分離しているタイプであり、一般的に連想される掃除機がそのままコンセントレスになったものと言えば想像しやすいでしょう。
スティック型は上でも下でもモーターはパイプ部分に取り付けられていましたが、こちらは本体側に移されていますので持ち上げる際に比較的楽になります。加えて本体のゴミ収集の容量が多いのも特徴です。
そして3つ目は、ハンディ型の掃除機です。パイプ部分がほとんど排された最もコンパクトなタイプのコードレス掃除機であり、本体サイズが小さくなった分取り回しも良好になっていますのでラックやデスク上、車内の掃除も楽に行えます。
ハンディ型とスティック型とで2イン1になっているモデルもあり、状況に合わせて使い分けられます。また、ノズルヘッド部分を隙間用やブラシなどに換装させて、入り組んだ場所やPCのキーボード等にも使える様になります。
形状によるコードレス掃除機の種類と、それぞれの特徴を簡単にではありますが解説しました。続いて集塵の方式も分かれており、大きく2種類存在します。使い勝手などに大きく影響してきます。
片一方は紙パック式です。今までの掃除機にも使われてきた集塵方式であり、名前の通り本体、スティック部分に取り付けられている紙パックにゴミが集積され、満杯になったところで紙パックごと取り外して捨てます。
後述するダストカップをそのまま捨てる方式のサイクロン式と比較すると手を汚すリスクが少ないですし、掃除機内部を汚すこともありませんので手入れの手間がかかりません。但し、紙パックは毎度使用しますので、コストは要します。
続いて2つ目は、サイクロン方式です。遠心力を利用して吸い込んだ空気とゴミ、埃が分離されて集積されます。この機能によって、本体から出てくる排気は空気フィルターを通されてクリーンになっています。
紙パック式では毎度紙パックをセットする必要がありましたが、こちらではその手間はかからずダイレクトにゴミを捨てられます。ゴミを溜めるダストカップを洗う事が出来るタイプであれば、手入れも楽にできるでしょう。
コードレス掃除機を扱っている人気のメーカーと言えば、まずパナソニックが挙げられます。冷蔵庫をはじめとする各種の生活家電を取り扱っていますが、掃除機に関してはスティックとハンディ型が多く、2イン1のモデルもラインナップしています。
同じく家電メーカーの日立も人気で、パワフルスマートヘッドにより大小のゴミを問わず集積させられます。マキタの掃除機はシンプルかつ扱いやすい優れたモデルが多く、アイリスオーヤマもコストパフォーマンスの高い機種を手掛けています。
コードレス掃除機を選ぶ中で最も重要視してほしいのは、やはり吸引力です。掃除機の吸引性能はW(ワット)の単位であらわされるJIS規格によって規定された吸引仕事率の数値が目安となり、当然ながらこれが高ければその分吸引力が優れている事を表します。
また、コードレスタイプを選択する以上、小回りが利いて使い勝手が良いから選んだという動機が少なからずあるはずです。そうなると狭くて届きにくい場所にも使うでしょうから、手狭な場所でもゴミを集める為にも重要視してほしいのです。
以上、コードレスタイプの掃除機の種類や集塵方式毎の特徴、選び方のコツについてそれぞれ解説してきました。ここからは、本題となる人気メーカー製の推奨機種をタイプ別に紹介します。まずはサイクお勧めモデルからです。
まず1点目に紹介するのは、ダイソンのSV18FFENTになります。「吸引力が変わらないただ1つの掃除機」でおなじみのメーカー製というだけあってやはり人気で、ABS樹脂製のパイプは伸縮性に優れハンディクリーナーにも早変わりです。
カーボンファイバーとナイロンフェルトのブラシは髪の毛を絡まらせにくく、微細なごみも吸着してくれます。手元には液晶ディスプレイが備わっており、今使っている吸引のモード、残りの稼働時間を秒単位で教えてくれます。
2点目もダイソンからV11コードレス掃除機のご紹介になります。独自のデジタルモーターV11は従来モデルのV10と比較して稼働音を11%削減しつつ、吸引力を25%上昇させています。
吸引に関しては2層14個のサイクロン機構が79,000Gを超える強力な遠心力を発揮、空気と埃を最大限まで分離させます。こちらも液晶ディスプレイで稼働時間の残りをリアルタイムで確認可能、バッテリーは最大60分持続します。
3点目も同じく、ダイソンのSV21掃除機です。同社の手掛ける史上最もコンパクトなコードレス掃除機であり、先に紹介したフラッグシップ機、V11と比較すると45%もの小型化を実現したマイクロクリーナーヘッドを採用しています。
軽量、コンパクト化こそされていますが、回路基板が再設計されたモーターを搭載しており、合計8つのサイクロン機構は96,000GというV11を上回るパワーを発揮します。スティック、ハンディ、そして布団クリーナーの1台3役の使い方ができます。
4点目の日立「PV-BL20G」は、本体重量が1.3㎏の軽量で取り回しやすさに優れる掃除機です。ダストケースに新開発された「からまんプレス構造」が採用され、吸引した髪の毛がフィルターに絡まるのを伏せぎ、手入れがしやすくなっています。
掃除機本体の前後の動きに合わせて稼働するシンクロフラップがヘッド裏に配置され、本体を手前に引くときにもゴミの吸引が行われるようになっています。回転ブラシ両端に自走する刷毛があり、細かいゴミも集塵してくれます。
三菱電機の2イン1タイプのコードレスモデルになります。普段の掃除に使い勝手の良いスティック型、高所や狭い場所でも楽に利用できるハンディ型の1台2役で利用でき、手前に引くか、上に上げるかでタイプは変えられます。
最大で毎分125,000回転を誇る、小型ながらも高出力な独自のJCモーターを組み込み稼働させることで、吸引力も十二分に発揮されます。通常のブラシのままでも狭い場所に使えますが、ロングノズルに換装すればより狭い場所に対応させられます。
6点目は、パナソニックの一台です。小型でありながら家庭内で使用するのには十分なパワーを発揮する新小型モーターを搭載し、吸引仕事率は100W~20W 、出力をhighとlowの2段階で調整できます。
取り除きにくい壁際のゴミの収集がしやすい「壁際集塵」を搭載たパワーノズルが採用され、前方が薄く設計されている為に壁ぎわのゴミまで収集可能、またV字のブラシが中央の吸引力が強い方に集め、全方向からしっかりゴミを吸収します。
シャープのラクティブエアシリーズの1台もお勧めです。同社の従来モデル比で16%向上したモーターがじゅうたんの奥などの取り除きにくい場所にあるごみを強力に吸引させられ、弱、自動、強の3つのモードで切り替えられます。
バッテリーが着脱式であり、掃除中に充電器にセットしておけば交換するだけですぐに掃除をリスタートさせられます。スグトル、隙間、そしてハンディの3つのアタッチメントが付属していて、状況に合わせて使い分けができます。
コストパフォーマンスの高さに定評のあるアイリスオーヤマのコードレス掃除機です。サイクロンの遠心分離が2段階となっており、空気の通り道にゴミを溜める事無く吸引力を強力なまま持続させられるようになっています。
フローリング、カーペット等の面積が広い場所に適しているスティック型、車内やソファ上などスペースの狭い場所にもってこいのハンディ型の2WAYで利用でき、ノズルも隙間用とブラシノズルの2つが付属します。
9点目もパナソニックのモデルを紹介します。こちらはコード式とコードレス式のどちらでも使う事が出来るハイブリッドタイプの掃除機であり、コードレスで利用する場合にはパイプと本体が分かれたキャニスター型として利用します。
これにより、パワーが必要な場合にはコード式のまま、届かせにくかったり狭い場所ではコードレスとして活用するという使い方が可能になります。LEDナビライトがノズルに搭載され、暗い場所でもそのまま掃除を続けられます。
サイクロンタイプで最後の10点目は、東芝のVC-NX2です。こちらもキャニスター型のコードレス掃除機であり、都合10本分のリチウムイオン電池が本体に効率よく配置されており、合計の運転時間も最長60分と長時間利用できます。
独自の最大約12万回転を発揮するDCモーターHD45が採用され、コード式と遜色のない吸引力が期待できます。ゴミが取れたかが分かる残しまセンサーで取り残しを防止し、布団用をはじめとした豊富なアタッチメントもそろっています。
サイクロン式のおすすめモデルを計10点ご紹介しました。続いては、手入れを楽にできる点が優れている紙パック式の掃除機の紹介に移ります。
マキタの紙パック式掃除機です。ごみ捨てに関しては簡単なごみ捨てカプセル式であり、本体のカプセル部分をひねって外すだけで容易に溜まったごみの排出ができます。運転はワンタッチスイッチで、スイッチを押し続けなくても稼働し続けます。
バッテリーが切れそうになると知らせてくれる高輝度のライトが備わっており、掃除に関してもこのライトを利用して暗所でも安心して作業が可能です。
こちらでもアイリスオーヤマの掃除機を推奨します。強力さを増したネオジウムマグネットを備えたハイパワーのDCブラシレスのモーターが流体シュミレーターを用いてロスを省いたファン設計となり、従来モデルの5倍の出力を発揮します。
スティック、ハンディと2WAY方式で使い分けられ、付属する隙間ノズルは先端を回転させるだけでブラシノズルに早変わりします。掃除機本体に加えて清掃用のモップも付属、気になる箇所をサッと綺麗にできます。
ツインバードのTC-E261Sは、スタイリッシュながらシンプルスタイルのデザインの掃除機になります。独自のボールキャニスターが狭い所でも可動域を損なう事無くスルスルと動かせられ、マグネットプラグを使った充電が行えます。
サイクロン式が注目を集めがちではありますが、紙パック式の中にもこうして実用的なモデルは豊富にラインナップしている事が分かります。最後に、コンパクトサイズで使い勝手が良好なハンディ式掃除機を紹介します。
ボッシュのコンパクトなコードレスクリーナーです。静かでありながら吸引力を損なわず、2層構造のフィルターでメンテナンスも容易、メインスイッチに加えてバッテリー残量がLEDライトによって手元に分かりやすくあらわされています。
最後の15点目は、T TAIRのハンディクリーナーをご紹介します。本体約600gの軽量設計でどこでも誰でも利用でき、乾湿両用で液体汚れにも対応でき、高輝度のLEDライトは暗所を照らして見にくい場所の掃除に活躍させられます。
場所を選ぶ事無く利用できるコードレス掃除機は、生活に1台あるだけで自由高く掃除ができるようになるでしょう。生活のスタイルなどと併せて、ぜひ自分に合う1台を活用してみて下さい。