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けんせつくんの評判/口コミ|建設業界特化ファクタリングのメリットや使い方、必要書類など

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ファクタリング会社の中には特定の業種に特化したサービスを提供している会社があります。「けんせつくん」もそのひとつです。

この記事では建設業界の資金調達方法として注目されている「けんせつくん」のファクタリングの特徴やメリット、デメリット、口コミや評判について解説します。

資金調達に頭を悩ませている個人事業主や経営者の方はぜひ参考にしてください。

けんせつくんとは建設業特化のファクタリング

「けんせつくん」は建設業界に特化したファクタリングサービスを提供している会社です。

ファクタリング会社の中にはいろいろな業種の債権を幅広く扱う会社がある一方、特定の業種に特化したファクタリングを提供している会社もあります。けんせつくんもそのひとつで、主に建設業界の資金調達をファクタリングでサポートしているのです。

けんせつくんの特徴やメリットなどを紹介する前に、ファクタリングの基礎や建設業界を取り巻く事情について簡単に説明します。

ファクタリングとは債権の資金化である

ファクタリングは資金調達方法のひとつとして会社や個人事業主などが使えるサービスです。債権をファクタリング会社を通じて資金化するサービスになります。

たとえば会社の場合、取引をしても即座に相手先企業が入金することはありません。契約の際に売掛金などの入金日を決めておき、その日付に合わせて入金されるのが基本です。個人事業主などが仕事をした場合も仕事完了と入金にはタイムラグがあることでしょう。

会社や個人事業主が資金を受け取るまでには時間がかかるのです。だからこそ、会社や個人事業主は資金調達に悩ませられます。

会社が資金繰りのために売掛金が早く入金されて欲しいと思っても、契約がありますから入金日まで資金を手にすることはできません。そこで登場するのがファクタリングです。ファクタリングで債権を資金化すれば売掛金の入金日前に資金調達が可能なのです。

ファクタリングの手法や種類については別記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

ファクタリングの”全て”が分かる|利用前に読んでほしい徹底解説ガイド

ファクタリングの種類を完全網羅!

売掛金の回収を早める方法「ファクタリング」とは?3つのメリットも解説

資金調達の方法には銀行融資などがあります。しかし銀行融資が使えない会社は少なくありません。「経営状況が良好なときは気前よく貸してくれても、本当に資金が必要で困っているときに限って貸してくれない」などはよくある話です。

銀行融資やローンなどでは資金調達のニーズに対応しきれないケースがあります。そんなときの資金調達方法としてファクタリングは有用です。

ファクタリングについては中小企業庁も資金調達の手法として資料で紹介しています。

https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2004/download/040203urisai_panhu2.pdf

建設業界の資金調達の事情や特徴

建設業界の債権(報酬)の特徴は「1つの金額が大きい」ことです。加えて「入金までのタイムラグが大きい」という特徴があります。

建設業界の資金調達の特徴

建設会社が工事を請け負っても、小規模の工事などでない限り即座に入金はありません。支払いまでに長い期間を要するのが建設業界の債権の特徴になります。ひとつの仕事の債権の金額も大きいため、入金までの長い間、大きな報酬金額を受け取れず待ち続けなければならないのが建設業界の特徴なのです。

入金を待っている間にも社員の給与は発生します。工事に使う資材なども発注しなければいけません。会社の維持費なども必要になります。これらの費用をまかなうためには資金調達しなければいけませんが、必要なときに銀行が即座に貸してくれるとは限りません。

入金までのスパンが長く債権ひとつあたりの金額が大きいことから、建設業界でもファクタリングを資金調達方法のひとつとして活用しているのが現状です。

建設業界を取り巻く事情

建設業界には新型コロナが追い打ちをかけている状況にあります。

帝国データバンクによると、2021年1月19日16時時点の新型コロナ関連倒産は全国910件です。そのうちの建設業界の倒産数は72件にも上っています。業種別の新型コロナ関連倒産数の中では飲食店やホテル・旅館に次ぐ3番目の倒産企業数になっているのです。

https://www.tdb.co.jp/tosan/covid19/index.html

自主的な廃業や売り上げ低下などを含めて調査すれば、さらに新型コロナの影響を受けた建設業界の会社の数は増えるのではないでしょうか。

新型コロナの影響下でも事業を続ける限りは資金調達の必要性が生じます。しかし、支払いまでのスパンが長いという建設業の特徴が会社の資金回収・資金調達を困難にしているのです。資金回収までのスパンが長ければその間の資金繰りについても考えなければいけません。

経営状況が苦しければ銀行などはお金を貸してくれない可能性があります。すでに銀行への融資返済で悩んでいる建設業界の会社もあるはずです。つなぎのための融資を受けようと考えても難しいのが現実ではないでしょうか。

ファクタリングを使って早期に債権を資金化することで、当面の資金を作れます。

資金調達から資金繰りの改善、つなぎ資金の準備など、建設業界の資金調達のお悩み解決にファクタリングは使えるのです。そしてそんな建設業界という事情に合わせてファクタリングサービスを提供している会社のひとつが「けんせつくん」になります。

けんせつくんの特徴

ファクタリングの基礎や建設業界の事情をおさらいしたところで、さっそく「けんせつくん」の特徴やメリットについて見ていきましょう。

まずは会社やサービスの特徴を説明します。

けんせつくんのファクタリング

けんせつくんは建設業界の債権資金化のファクタリング特化です。ファクタリングのサービス内容は以下のようになっています。

けんせつくんを使える人

個人事業主から会社まで使えます。開業したばかりの会社や事業主もサービス対象です。

この他、銀行融資の借り入れがあるケースや税金滞納しているケース、決算書が赤字のケースなどにも対応しています。他のファクタリング会社から「うちではちょっと・・・」と断られたケースでも、けんせつくんのファクタリングなら使える可能性があります。

建設業界の会社や個人事業主から幅広く申し込み可能なファクタリングだということです。

けんせつくんで資金化可能な最低金額

けんせつくんのファクタリングでは最低金額は設定されていません。建設業界の債権であれば少額からファクタリングが可能です。資金化の上限についても特に定められていません。

けんせつくんの手数料・担保・保証人

ファクタリングの手数料は5%からになっています。ファクタリングの種類や資金化する債権によって手数料が変動する仕組みです。担保や保証人は不要になっています。

けんせつくんのファクタリングの種類

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。けんせつくんは基本的にどちらも取り扱い可能です。ファクタリング種類については相談してみてください。

けんせつくんの利用可能エリアや面談の要否

けんせつくんの対応エリアは全国です。面談不要で、スマートフォンで申し込み可能になっています。

フリーダイヤルでの相談は9時~18時まで対応です。けんせつくん自体は年中無休になっています。

けんせつくんの入金スピード/即日ファクタリングの可否

けんせつくんのファクタリングは即日可能です。

入金スピードは最短2時間になっています。ただし申し込みの時間帯や金額によっては入金がずれ込む可能性があるため要注意です。

即日ファクタリングを希望する場合は、あらかじめけんせつくん側に確認を取っておくことをおすすめします。

けんせつくんのメリットとデメリット

建設業界特化ファクタリングのけんせつくんにはメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットについては次の見出しで詳しく説明します。

けんせつくんのメリット

けんせつくんのメリットは3つあります。

メリット①入金が遅い建設業界の債権で迅速に資金調達できる

けんせつくんの最大のメリットは資金化と入金の早さです。

建設業界の特徴はすでにお話しした通り入金までの期間の長さになります。けんせつくんを使えば入金まで期間の長い債権を迅速に資金化できます。

債権は手元にあるだけではただの権利です。入金があってはじめて資金調達でき、会社のプラスになります。けんせつくんの有効活用で資金をコントロールできるというメリットもあります。

メリット②建設業界特化なので事情に精通したサービスが期待できる

けんせつくんは建設業界特化のファクタリングサービスなので、建設業界の事情に精通したサービスが期待できます。水道設備や解体業など実際に建設業界にいたスタッフも在籍していますので、資金繰りやファクタリングサービス活用についても有用なアドバイスが期待できるのです。

ファクタリング会社の中には幅広い債権や業界を扱っている会社もあります。幅広い業界や債権を扱ってくれることは確かにひとつの魅力ですが、逆に考えると「広く浅く」でもあるわけです。

けんせつくんは建設業界専門なので、サービスは「業界事情に深く」を期待できる会社なのです。

メリット③スマートフォンで申し込みでき必要なときすぐ利用可能

けんせつくんはスマートフォンで全国どこからでも簡単に申し込み可能です。忙しい経営者や個人事業主でも仕事の合間に申し込みできます。

問い合わせも9時~18時まで対応なので、昼食休憩などの合間に不安や疑問を相談できるというメリットがあるのです。

けんせつくんのデメリット

メリットがあればデメリットもあるのではないかと不安に思う個人事業主や経営者もいることでしょう。

けんせつくんには建設業界の会社や個人事業主が利用するうえでも目立ったデメリットはありません。デメリットというほどではありませんが、以下のふたつのポイントは留意しておきましょう。

デメリット①ファクタリングサービスには手数料が必要である

けんせつくんのファクタリングサービスで建設業の債権を資金化するためには手数料が必要です。

ただ、このデメリットはすべてのファクタリングサービスに言えることになります。

ファクタリングは借り入れではありませんからローンのように金利はありません。ただし債権の資金化という一種のサービスですから、利用に際しては手数料が必要になります。けんせつくんもファクタリングである以上、手数料が必要になるのです。

ファクタリングの手数料については別記事で相場などに触れています。参考になさってください。

ファクタリング手数料相場と計算方法実例。種類解説

デメリット②建設業界以外は基本的に対象外である

けんせつくんは建設業界特化のファクタリングサービスなので、対象になるのは建設業界です。

建設業以外の会社から見れば「自分たちは対象外?」と不満かもしれません。手数料などが魅力的でもけんせつくんの専門外ですから、建設業以外の会社にとってはデメリット、あるいは残念という感じかもしれません。

他業界には他業界を得手としたファクタリング会社があるはずです。建設業界以外の会社の経営者などは、別会社もいろいろあるのでけんせつくん以外の会社もチェックしてみてください。

たとえばアパレル業界の場合はけんせつくんはターゲット外ですが、別のおすすめファクタリング会社があります。別記事にまとめました。

アパレル業界に最適なファクタリング業者は?おすすめの10社を解説

このように業種ごとに使えるファクタリング会社がありますので、建設業界以外の方は業界に合ったファクタリング会社を探しましょう。

けんせつくんの評判/口コミはどうなの?

けんせつくんの口コミや評判はどうなっているのでしょうか。
口コミや評判で特に多い声をリストアップしました。

・他ファクタリング会社で断られた少額債権の資金化にも応じてくれて助かった
・建設業界の事情に通じているため話しやすく、相談しやすかった
・個人事業主お断りのファクタリング会社もある中、けんせつくんは快く応じてくれた
・社員数名の会社である。面倒な手続きだと誰かが手続きにかかりきりになって困る。けんせつくんは申し込みが簡単なので現場に穴を開けることなく資金調達できた
・入金がとにかく早い。午前中に申し込みを完了したら午後2時に入金があった

建設業界や会社、個人事業主それぞれに合わせて迅速な対応を行っていることが評価につながっているようです。

けんせつくん利用の流れと必要書類

けんせつくんの特徴やメリットなどをふまえて「使ってみようかな」と思った場合はどのような流れで利用すればいいのでしょう。また、けんせつくんのファクタリングを利用する際はどのような書類を準備しておけばいいのでしょうか。

けんせつくんの利用と必要書類について説明します。

けんせつくんを利用するときの流れ

けんせつくんを利用するときの基本的な流れは次の通りです。

・まずはけんせつくんに問い合わせと相談をする
・必要書類の提出する
・けんせつくんの方で債権などを審査する
・審査結果が出たら資金化された債権が入金される
・売掛金を回収する

以上が基本的な流れになります。

利用の際に気になることや疑問があれば申し込み前に問い合わせや相談をしておくとスムーズです。必要書類についてもその際に確認しておくと、債権の資金化までのスピードが早くなります。

けんせつくんを利用するときの必要書類

けんせつくんのファクタリングを利用するときの必要書類は以下の通りです。

・基本契約書
・会社の業績を確認できる書類
・過去の入金が確認できる通帳
・個別契約書、発注書、請求書、納品書
・商業登記簿謄本
・印鑑証明書

以上のような書類が基本的に必要になります。

ケースによって必要書類の要否が変わってくる可能性があるため、申し込み前に確認しておくことをおすすめします。また、準備が難しい書類がある場合もあらかじめ相談しておくと準備しやすくなるはずです。

最後に

建設業専門のファクタリング会社「けんせつくん」について紹介しました。

建設業界の資金調達の特徴は入金までの期間が長いことです。入金までの間に資金調達が必要になった場合はどのような方法を使うかが問題になります。ファクタリングは銀行融資などとは異なる資金調達のひとつの方法です。

建設業界は新型コロナの影響が大きいという事情もあります。資金調達が必要なら、けんせつくんの利用を検討してみてはいかがでしょう。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。