多種多様な音色を奏で、演奏だけではなく曲を作曲することもできる「シンセサイザー」は、趣味の域を超え、楽曲活動を行う方にも便利に利用できるおすすめのアイテムです。様々なメーカーから人気のモデルが販売されています。今回は、そんなおすすめのシンセサイザーを9種類ご紹介します。各製品の特徴も詳しく解説していきます。
「シンセサイザー」と聞いてもあまりピンと来ない方のほうが多いかもしれません。この「シンセサイザー」とは、ピアノの鍵盤に似た鍵盤楽器で、ピアノとはまた特徴が異なり、電子回路を使用することで多くの音を生み出し、音を合成して美しい音色を作ることができる楽器です。
各メーカーから豊富な種類のモデルが販売されているので、自身がどのような目的でシンセサイザーを活用したいかでそのグレードを決めて購入すると良いでしょう。
中にはバンド仲間とともにシンセサイザーを利用するという方もいます。その場合、音色をたくさん作ることができるシンセサイザーを準備すれば、豊富なジャンルの楽曲に対応することができるので、美しい音を奏でて作曲を行うことができます。
シンセサイザーに似た鍵盤楽器にキーボードがあります。しかし、この両者には明らかな違いがあります。いったいどのような点に違いがあるかみていきましょう。
キーボードは鍵盤を押すと音が発生する鍵盤楽器です。一方、シンセサイザーは、スピーカー内臓型で演奏時に音を発生させ演奏することができる楽器です。また、利用する時はアンプ付きスピーカーまたはヘッドホンを使用する必要があります。
実際、作曲など音楽制作活動を行う方や、ライブで利用する際はシンセサイザーが圧倒的に活用されることが分かっています。このように、シンセサイザーとキーボードには使用の際の違いがあることを理解しておくと良いでしょう。
それではここからは、これからシンセサイザーの購入を検討されている方が製品選びに失敗しないよう、シンセサイザーの上手な選び方のポイントを詳しくみていきましょう。これから製品をリサーチする方は、ぜひ以下のポイントをしっかりとチェックしておいてください。
一般的にシンセサイザーは、25〜88の鍵盤数を持つモデルが販売されています。通常、ピアノが持つ鍵盤数は88鍵盤です。
バンド活動でシンセサイザーを利用する場合は「61鍵盤」がおすすめです。これは、88鍵盤と比較しても軽量で持ち運びにも便利な上、演奏しやすいという利点があります。このようなことから、88鍵盤までの鍵盤数の必要性がない場合は、61鍵盤がおすすめです。
その他、シンセサイザーの鍵盤数には25、37、49、64、73、76、88があり、それぞれ使用目的に合わせて選ぶことができます。
各メーカーから販売されているシンセサイザーには、様々な機能が搭載されています。使用する方がどのような目的でシンセサイザーを利用するかによって、音色はもちろん、音質も高品質なものを選びたいものです。
そのため、どんな音を奏でることができるかを購入前にリサーチしておくことをおすすめします。実際、シンセサイザーは、各メーカーでそれぞれの音色の質感も異なります。
最も自分が理想とするメーカーが出すシンセサイザーの音をしっかりとチェックしておくようにしましょう。
シンセサイザーも鍵盤をたたいて音を出す仕組みです。ピアノとはまた異なるため、できるだけ鍵盤のタッチが軽い製品を選ぶようにしましょう。
これまでピアノを習っていたという経験者であれば、少々重いタッチの鍵盤のシンセサイザーでも難なく活用することができます。しかし、一般的には軽いタッチがおすすめです。
このように、鍵盤のキータッチは実際に触ってみることで製品の特徴を掴むことができるので、購入時は店舗に足を運ぶことをおすすめします。
これからシンセサイザーの購入を検討されている場合は、必ず本体が持つ機能性に目を向けて購入検討するようにしましょう。
機能性で重要視したいのは「スプリット/レイヤー機能」が搭載されているか、また、「シーケンサー機能」が備わったモデルであるかはしっかりとチェックしておきましょう。各機能について以下にそれぞれ詳しくご紹介します。
【スプリット機能やレイヤー機能が標準装備されていること】
豊富な機能を備えたおすすめのモデルも各メーカーからたくさん販売されていますが、やはりシンセサイザーは「スプリッド機能」が確実に備わった製品がおすすめです。音色を分けて美しい音を生み出すスプリット機能は、楽曲活動を行う上で必須です。
【シーケンサー機能が標準装備されていること】
そして「シーケンサー機能」は、音色を重ね演奏する音を録音する機能です。これもシンセサイザーにはハズせない機能です。販売されるモデルの中にはシーケンサー機能が搭載されていない製品もあるので、購入前には確認を行うようにしましょう。
それではここからは、シンセサイザー初心者から上級者まで、各社メーカーから販売されているおすすめの製品を9種類ご紹介します。
どれも音楽制作やバンド活動などに便利に活用することができるものばかりです。お気に入りの製品をチェックし、ぜひこれから活用してみてください。それではみていきましょう。
島村楽器とローランドのコラボ商品として開発された「Roland FA-06-SC シンセサイザー 限定ホワイト」は、ホワイトカラーモデルでとてもデザイン性の高い製品に仕上がっています。インテリアにも合うのでお部屋にアクセントを付けることもできます。
オリジナルの音色を奏でることができるSDカード付で、827音色が収録されているので、幅広いサウンドを楽しみながら、オリジナルの楽曲を作ることもできます。
INTEGRA-7の音源モジュールを継承しているので豊富なエフェクトの音色を表現することが可能です。機能性に優れた製品のため、音楽活動を行う方にも最適なシンセサイザーです。
音源を追求しながら、オリジナルのサウンドを作ることもできる「moog Grandmother セミモジュラー・アナログ シンセサイザー」は、使い勝手の良いアルベジエーターとシーケンサー機能を搭載したおすすめの製品です。
ハードウェアから外部サウンド処理を行うことができます。独立モジュールでセクションの機能が可能なので、無限に広がる音域の音を作り上げることができます。とてもクオリティ高く、ぜひ使用したいシンセサイザーです。
アナログ・シーンで衝撃的デビューを果たした伝説的モノフォニック・シンセが、MiniBrute 2としてさらに進化。
幅広い音作りが可能なセミ・モジュラー構成を採用
コンパクト設計で高機能なサウンド域を持つ「ARTURIA アナログシンセサイザー」は、外部オーディオ入力も可能なおすすめの製品です。
パワフルな音質を出すことができるので、幅広い音楽活動におすすめです。使い勝手良く、音域も広いシンセサイザーをお探しの方に最適な製品です。
音楽制作を行えるほど高度な性能を持つ「YAMAHA シンセサイザー MOXF8」は、内蔵されているシーケンサー機能によって、楽曲の録音も可能です。
美しい音色とサウンドエンジンと拡張性を持つモデルで、88鍵盤なので便利に利用できるおすすめの製品です。
鍵盤楽器の経験がない方でも楽しく触れることができる「Roland GO-61K GO:KEYS エントリー・キーボード」は、本格的なシンセサイザーの音色を奏で、500種類以上もの音を搭載する高機能な製品です。
ループ・ミックス機能によって簡単に音を作ることができるので、音楽を初めて体験する方も手軽に楽しむことができます。
Bluetooth接続により、スピーカーとしてスマホやタブレットでも利用可能で、いつでも演奏することができます。本格派の音楽を楽しみたい方に最適なキーボードです。
美しい音色を響かせ、上質な音を楽しみながら贅沢に利用できる「KORG KROSS2-88 オール・イン・ワンシンセサイザー」は、リッチなサウンドで音楽活動を行うことができるおすすめのシンセサイザーです。
ピアノやドラム、シーケンサーなど、すべての要求に応じるモデルとして最適です。ピアノタッチでリッチな音源を楽しめるシンセサイザーをお探しの方におすすめです。
ボーカルエフェクトVocalTuneを搭載した「Novation シンセサイザー MiniNova」は、コンパクトサイズで設計されたシンセサイザーです。256の即戦力が5つのコントロールノブに8つのアニメイトボタンを持ち、効率良くサウンドを操作することができます。
豊富な音色とパフォーマンスによって美しい音を実現させることができるので、リアルな音質を作り出せるおすすめの製品です。
高音質と軽量化、そして容易な操作性によって、すべての音源を美しく奏でることができる「Roland JUNO-DS61 シンセサイザー」は、様々なパターンの演奏に合致する製品です。
チューニングを施した音色を内蔵し、収録しているので、幅広いジャンルの音楽を制作することができます。拡張性高く61鍵盤なので持ち運びにも便利です。
機能性に優れ、圧巻のサウンドを提供する「CLAVIA NORD LEAD A1 シンセサイザー」は、音作りに最適な製品として人気を集めています。操作がシンプルなので、機械の扱いが苦手だという初心者の方でも手軽に利用することができます。
5種類の音の波形を内蔵しているので、より美しい音質を作り上げることができます。指がスラスラと動くほど鍵盤のタッチも軽くおすすめ製品です。
色々なメーカーからおすすめのモデルが販売されているシンセサイザーで、人気の製品を9種類ご紹介するとともに、各製品が持つ特徴を詳しく解説しました。
シンセサイザーは高品質な音を奏で、多彩な音を作ることもできるので、音楽活動や楽曲制作を行う方にとって必須アイテムです。
この記事でご紹介した中から、ぜひ快適に使用できるシンセサイザーを手に入れ、より一層音楽活動や趣味に利用されることをおすすめします。