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Chatwork早期入金がスタート!特徴や使い方、ファクタリング利用の注意点

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ビジネスでの導入数が多いChatworkが新たなサービスの提供をはじめました。「Chatwork早期入金」は会社などが利用できる資金調達サービスです。

ChatworkがはじめたChatwork早期入金とはどのような資金調達方法なのでしょう。Chatwork早期入金の仕組みや特徴、使い方、ファクタリング利用時の注意点などを解説します。

Chatwork早期入金とは売掛金の資金化サービス

Chatwork早期入金とは、売掛金の売却により資金調達するファクタリングサービスです。

「Chatwork(チャットワーク)」というビジネスツールで知られるChatwork社と、家計簿アプリなどで知られている「Money Forward(マネーフォワード)」が提携のもとで提供しています。

ビジネスや金融で有名なふたつの会社が提携して生まれた新しいファクタリングが「Chatwork早期入金」なのです。

Chatwork早期入金がスタートした経緯

ChatworkとMoney Forwardの提携サービスである「Chatwork早期入金」は2021年2月1日に発表されたばかりの新しいファクタリングです。2021年2月10日の時点ですでにサービス提供をスタートしています。

Chatworkは日本のビジネスチャットツールの中でも利用者数が最も多くなっています。Chatworkは2019年末の時点で登録者数は300万人を超えており、日本国内のビジネスチャットツールの中でアクティブユーザー数が第1位という結果です。

日本国内のビジネスチャットを主力サービスにする会社の中で初の上場企業になったのもChatworkになります。ユーザー数などから考えると、Chatworkは個人事業主や会社、フリーランスが利用する代表的なサービスのひとつであるといえるでしょう。

そんなチャットワークと提携を結んだのはMoney Forwardです。Money Forwardはグループ内で資金決済や与信、債権回収、請求書発行などを行っています。また、Money Forwardの方でも、もともと売掛金売却による債権の資金化サービスを行っていました。

ビジネス面での利用者が多いChatworkと資金決済や資金調達などのノウハウを持つMoney Forwardが提携することにより、Chatworkユーザーを中心にした資金調達ニーズに応える狙いがあります。

Chatworkはビジネスのチャットや会議、データの共有などに使うサービスです。ビジネスに使える各種機能に両社提携による売掛金資金化のサービスが加わり、資金調達まで幅広く使えるようになりました。

ファクタリングとは?【補足】

ファクタリングというサービス名が登場したので、補足程度に「ファクタリング」についても説明します。

ファクタリングとは個人事業主や会社、フリーランスなどが資金調達に使う方法のひとつです。手持ちの債権をファクタリング会社に譲渡・売却し、資金を得る方法になります。

ファクタリングについては別記事で詳しく解説しています。参考にどうぞ。

https://electrictoolboy.com/media/10977/

https://electrictoolboy.com/media/11873/

ファクタリングの種類を完全網羅!

 

ファクタリングによる資金調達例

ある会社が資金難、経営難で困っていたとします。銀行に融資を申し入れましたが、業績や経営状態を理由に断られてしまいました。このようなときに有用な方法がファクタリングです。

ファクタリングは融資ではなく、あくまで手持ちの債権の資金化になります。融資を断られる状況でも債権の資金化なら使える可能性が高いのです。

急いで資金調達したいときにもファクタリングは有用な方法になります。

融資などは審査なども含めて月単位の時間がかかることが基本です。ビジネスのためにすぐ資金調達したいときは、月単位の時間など待っていられません。

また、債権の入金日付はあらかじめ決まっているため、債権の支払いによって資金調達する場合はその日付まで入金を待たなくてはいけません。急いで資金調達したいときは、債権の支払いや融資までの期間を待っていられないことも少なくないのです。

会社によりますが、対応が早いファクタリングで最短即日~数日ほどで資金調達可能です。急いで資金調達したいときにファクタリングは有用なサービスになります。

Chatwork早期入金の使い方

Chatwork早期入金の使い方はカンタンです。

4つのステップで売掛金の資金化が完了します。

Chatworkから「Chatwork早期入金」を開く

Chatworkの画面に「関連サービス」という項目があります。関連サービスの中から「Chatwork早期入金」を選択してください。

Chatwork早期入金に見積もり依頼を行う

次にChatwork早期入金に売掛金を買取して欲しい旨、見積もりをお願いすることになります。

Chatwork早期入金の見積もり依頼フォームは、公式ページのトップにあります。記載内容はメールアドレスや名前、社名、調達希望額、電話番号などです。

Chatwork早期入金が審査を行う

見積もり依頼の内容に合わせてChatwork早期入金側が審査や手数料の計算を行います。

Chatwork早期入金の審査はChatworkではなく、資金決済や資金調達のノウハウを持つMoney Forward側が行います。

Chatwork早期入金へ売掛金資金化を申し込む

審査が完了して売掛金の買取が可能な場合は売掛金買取サービス利用の手数料などが提示されます。手数料などを確認して納得したら正式に売掛金の買取を申し込むという流れです。

Chatwork早期入金を利用する際は次のような書類が必要になります。

・本人確認書類

・入出金明細(直近7ヶ月分の保有口座分)

・決算書(昨年度の分)

・資金化したい請求書

ファクタリングの際に必要だとChatwork早期入金側が判断すればこの他の書類の提示を求められる可能性もあります。注意してください。

手数料などについては、次の見出しで詳しく説明します。

Chatwork早期入金の特徴

Chatwork早期入金には8つの特徴があります。

使い方についての理解を深めるためにも、特徴は重要なポイントです。Chatwork早期入金の8つの特徴を順番に見て行きましょう。

特徴①Chatwork早期入金は有名な会社のサービスである

Chatwork早期入金はChatworkとMoney Forwardというビジネスに関するサービスという点で有名な会社が提供しています。

ビジネスサポートやビジネスの資金決済などに精通している有名な会社が提供するファクタリングであるという安心感があるのではないでしょうか。

特徴②Chatwork早期入金は最短2営業日で資金調達できる

ファクタリングは会社によって入金までの速さが違っています。

Chatwork早期入金は債権の資金化分の入金が最短で2営業日です。銀行の融資などは月単位で時間がかかることが珍しくないわけですから、資金調達速度という点で見ればかなり早いといえるのではないでしょうか。

なお、初回のみ手続きに時間がかかるため注意してください。初回のファクタリングは入金まで5~10営業日になっています。

特徴③Chatwork早期入金は手数料率が低い

ファクタリングの利用にはどこの会社でも手数料がかかります。

ファクタリングの手数料は会社やファクタリングの手法(2社間か、3社間か)によって異なります。ファクタリング手数料の相場は、取引先に知られずに資金調達できる2社間ファクタリングで10%~30%ほどです。

Chatwork早期入金の手数料は1~10%になります。ファクタリング業界の手数料相場から見てかなり低くおさえられているのです。

特徴④Chatwork早期入金は2社間ファクタリング

ファクタリング会社によって扱っているファクタリングの種類に差があります。

Chatwork早期入金の場合は取引先に債権の資金化を知られずに使える2社間ファクタリングです。Chatwork早期入金と債権の持ち主のやり取りだけで債権の売却が可能になっています。

取引先への通知や債権譲渡登記などもありません。

特徴⑤Chatwork早期入金は全国の法人と個人事業主が対象

Chatwork早期入金の買取対象は売掛金になります。対象の債権であれば法人や個人事業主が広く対象になるのです。

Chatwork早期入金はネットで申し込みが完了するため、来店や対面も不要になっています。直接Chatworkなどの会社に足を運ぶ必要がないため、全国どこからでもファクタリングの申し込みが可能です。

特徴⑥Chatwork早期入金は発注段階の債権も買取可能

Chatwork早期入金では請求段階だけでなく、発注した段階でも債権も買取対象になるという特徴があります。

請求前に債権を資金化できるため、取引の初期段階でその取引債権を資金調達に使えてしまうというメリットがあるのです。

特徴⑦Chatwork早期入金は利用限度額も柔軟である

Chatwork早期入金は売掛金の対応額もかなり柔軟です。限度額が低いもので数万円から。限度額の高いもので数億円まで。このように、高額債権から比較的額の低い債権まで使えるという特徴があります。

中小企業なども使いやすいはずです。

特徴⑧Chatwork早期入金は銀行融資が使えなくても利用可能

Chatwork早期入金は銀行融資を断られた会社でも使えます。融資を断られた会社でも使えるというと、「審査があるのに?」と不思議に思うかもしれません。

そもそも、融資の審査とファクタリングの審査は異なります。融資の審査はお金を借りようとしている会社に「返済能力があるか」「貸したとして返済してくれそうか」を判断する審査です。

対してファクタリングの審査は資金化する債権が主な審査対象になります。銀行融資とは審査対象や審査の目的が違うわけですから、銀行融資の審査で融資できないという結果だった会社もファクタリングは問題なく使えるケースが少なくありません。

Chatwork早期入金も同様です。銀行融資を断られても、Chatwork早期入金を使った資金調達は使える可能性があります。銀行融資とは別物であると考えてください。

Chatwork早期入金を利用する際の注意点

Chatwork早期入金は資金調達面でメリットのあるサービスですが、利用に際しては注意したいポイントもあります。

Chatwork早期入金でファクタリングするときの注意点を説明します。

注意点①Chatwork早期入金は即日ファクタリングではない

Chatwork早期入金は最短2営業日で債権を資金化して入金してくれます。最短2日も資金調達に要する時間という面で見ればかなり早いのですが、ファクタリング会社の中にはもっと早く資金化を進めてくれる会社もあります。早い会社だと、即日ファクタリングも可能です。

https://electrictoolboy.com/media/6423/

審査が早いファクタリング会社はどこ?急ぎの資金調達にスピード対応の業者を比較

 

Chatwork早期入金は基本が2営業日なので、それより早い資金調達を希望する場合は別の即日ファクタリング会社を検討した方がいいかもしれません。

注意点②Chatwork早期入金の信頼度は人によって異なる

Chatwork早期入金はChatworkとMoney Forwardが関与しているため、安心感があります。しかし2社に対する信頼度や安心感は人それぞれではないでしょうか。

ビジネスツールにはChatwork以外もあります。ビジネス面でChatworkやMoney Forward以外の他社サービスを使っている人もいることでしょう。

ビジネス系のサポート会社としては、Freeeなどもファクタリングを提供しています。

Freeeファクタリングとは?即日資金繰りの仕組みやポイント

利用しているサービスや懇意にしている会社によっては他ファクタリング会社の利用も検討した方がいいでしょう。

注意点③Chatwork早期入金は必ず利用できるわけではない

Chatwork早期入金に売掛金の資金化を申し込んだからといって必ず使えるとは限りません

すでにお話ししましたが、ファクタリングには審査があります。銀行融資の審査とは基準や目的が異なりますが、それでも審査があることに変わりはありません。

ファクタリングは資金化する債権で審査されるため、会社の経営状況が不安定でも基本的に使えます。また、設立して年数の浅い銀行融資の利用が難しいような会社や取引規模の小さい会社なども使えるのです。

それでも絶対ではありません。

Chatwork早期入金を利用する際は、見積もりをお願いしても「売掛金の買取はできません」と言われる可能性がゼロではないことを理解しておきましょう。

注意点④Chatwork早期入金はビジネスローンなどとも比較する

資金調達に使えるファクタリングはChatwork早期入金だけではありません。他にもファクタリングサービスを提供している会社がありますので、他社サービスとよく比較して使うことをおすすめします。

ファクタリング会社によって手法や入金までの時間、手数料などの他に資金化にあたり得意としている債権なども異なるのです。

業種によってはその業種に特化しているファクタリング会社などもありますから、Chatwork早期入金に依頼する前に別会社にも相談してみてはいかがでしょう

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Chatwork早期入金などのファクタリングの他にビジネスローンという選択肢もあります。

ビジネスローンはノンバンクが主力としており、銀行融資で断られた会社も使える可能性のある資金調達方法です。

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このようにChatwork早期入金の他にも資金調達に使える会社やサービスがありますので、状況に合わせて選んだり使い分けたりすることが重要です。

最後に

Chatwork早期入金はChatworkとMoney Forwardが提携して行っているファクタリングサービスです。

利用の際はChatworkの画面からページに飛べます。Chatworkを常日頃からビジネスに使っている人は資金調達もChatworkに集約できるので便利ではないでしょうか。ChatworkやMoney Forwardなどのサービスを利用している人は利用を検討してみてはいかがでしょう。

ただ、ファクタリング会社は他にもある点や資金調達方法にはビジネスローンなどもある点に注意が必要になります。Chatwork早期入金の特徴やサービス内容を他ファクタリング会社やビジネスローンなど他サービスと比較して利用を決めることが重要です。

資金調達事情や状況、調達が必要な額、サービスの利用しやすさなどを比較して、より自分に合ったサービスを選んでください。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。