iPadは本体価格が高いだけに、できるだけお得に購入したいという方は多いのではないでしょうか。Appleには学割というプログラムがあり、対象の学生や教師は学割価格でApple製品を購入することができます。
Appleの学割を利用するには様々な条件があり、異なる方法で購入すると学割が適用されなくなるので注意が必要です。本記事では学割対象者の条件や対象製品、購入方法、注意点などを詳しく解説していきます。
目次
Apple(アップル)では、教育市場を支援する目的でStore for Education(アップルストア・フォーエデュケーション)というプログラムが展開されています。このプログラムを利用すると、条件に当てはまる学生及び教職員、保護者はApple製品を特別価格で購入することができます。
学割対象者の条件は細かく定められており、年間で購入できるiPadの台数にも決まりがあります。お得にiPadを購入したいのであれば、Appleの学割の詳細をしっかりと把握しておくことが大切です。
Appleの学割対象者は学生だけではなく、教職員やPTA役員をする保護者まで幅広いのが特徴です。ただし、全ての学生や保護者に該当する訳ではないので注意が必要です。さっそく学割対象者の条件を詳しく見ていきましょう。
学割対象者の中で最も範囲が広い学生や教職員の条件は以下の通りです。保護者にも適用されるので、ご自身の家族構成や勤務先などに照らし合わせてみてください。
PTA役員は小学校から、教職員は幼稚園から適用されることから分かるように、教師や学校関係者は学割を適用できる範囲が広いのが特徴です。
学生の場合だと高校生や中学生、小学生には適用されませんが、調べものが増える大学生や専門学生が特別価格でiPadを購入できるのはメリットと言えるでしょう。
学割と聞くと学生のみが対象だと思われがちですが、Appleの学割は大学や専門学校に在籍している学生の両親が購入する場合にも割引を適用することができます。
PTA役員をしていなくても適用されるので、Apple製品の購入を検討している場合は学割を利用するとお得に購入できます。ただし、PTA役員をしていない小学生・中学生・高校生の保護者は対象外です。
日本の文部科学省が認める大学・大学院・短期大学・高等専門学校の入学許可をうけて進学が決定している生徒も学割の対象になります。つまり、高校生は本来学割を適用できませんが、進学が決まれば学割価格でiPadを購入できます。
また、教職員として採用され、働くことが決定している方にも適用されます。新生活を始めるにあたってiPadの購入を検討している方にとって見逃せない条件といえるでしょう。
iPadは本体価格が高いだけに、学割を使えばどのくらいお得に購入できるのか気になりますよね。次に、Appleオンラインストアの学割価格をチェックしましょう。よりお得なキャンペーンもあるので、あわせてご紹介いたします。
商品名 | 定価 | 学割 | 割引率 |
---|---|---|---|
Pad Pro 12.9(第4世代) | 104,800円 | 94,800円 | 90.46% |
iPad Pro 11(第2世代) | 84,800円 | 79,800円 | 94.10% |
iPad Air(第4世代) | 62,800円 | 57,800円 | 92.04% |
iPad(第8世代) | 34,800円 | 32,800円 | 94.25% |
iPad mini(第5世代) | 45,800円 | 43,800円 | 95.63% |
価格は全て税別となります。Pad Pro12.9(第4世代)を例に挙げると、定価104,800円から学割価格で94,800円+消費税というように、通常価格よりも1万円もお得に購入することができます。
Appleオンラインストアにて対象のiPadを学生・教職員価格で購入すると、最大で10,000円割引してもらうことができます。
それだけではなく、対象商品には12,000円分のApple Storeギフトカードがついてくるので、iPadのアクセサリもお得に購入することが可能です。
Appleの学割対象者や割引価格が分かったところで、実際にiPadを購入する手順や注意点を解説していきます。指定の方法以外で購入すると学割が適用されないので注意が必要です。
公式オンラインストアと店舗での購入では学割対象者の確認方法が異なります。内容が異なりますので、事前に把握しておくとスムーズに購入できます。
【Apple公式サイトでの購入】
Appleの公式サイトの学生ストアでiPadを購入する場合、基本的には身分証明・本人確認は不要です。しかし、Appleからメールが届き、身分証明書を求められることもあります。連絡がきた場合は、指示に従って本人確認を済ませましょう。
【Applestore実店舗での購入】
Apple Store実店舗で購入する場合は、学割の対象者であるかを確認するために「身分証明書の提示」もしくは「口頭での自己申告」のどちらかが求められます。Apple Store実店舗で購入したい場合は、念のため身分証明書を持って行くと二度手間になる心配がありません。
Appleのオンラインストアには「学生・教職員向けストア」があり、学割を利用してiPadを購入したいのであれば、学生・教職員向けストアで購入することが条件となります。
それ以外のストアからiPadを購入してしまうと学割の対象外となり、注文後には変更することができないので注意が必要です。ここを間違えると学割が利用できないので慎重に行いましょう。
Apple Storeの実店舗で購入したい場合は、学生や教職員であることを証明できれば学割でiPadを購入することができます。時間帯を問わずに注文できるオンラインストアに対して、実店舗だとシリーズによって大きさやスペックが異なるiPadを手に取って選ぶことができるのがメリットです。サイズ感や使用感を比較できるので、思った通りの製品を購入しやすくなります。
日本国内には現在、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・京都府・福岡県にApple Store実店舗があります。首都圏に集中しているものの、無理なく行ける範囲という方は実際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所 | 電話番号 |
---|---|
中央区銀座3-5-12 | (03) 5159-8200 |
千代田区丸の内2-5-2 | (03) 4213-0500 |
新宿区新宿3−30−13 | (03) 5656-1800 |
渋谷区神南1-20-9 | (03) 6670-1800 |
渋谷区神宮前4-2-13 | (03) 6757-4400 |
神奈川県川崎市幸区堀川町72-1ラゾーナ川崎プラザ | (044) 577-5100 |
名古屋市中区栄3-17-15エフエックスビル | (052) 238-2400 |
京都市下京区四条通高倉東入立売中之町83-1 | (075) 757-8700 |
大阪市中央区西心斎橋1-5-5アーバンBLD心斎橋 | (06) 4963-4500 |
福岡市中央区天神2-5-19 | (092) 778-0200 |
学割を利用すれば通常価格よりもお安くiPadを購入することができますが、それと同時に注意点もあるので事前に把握しておきましょう。中には損害賠償が発生してしまうケースもあるので、今後、学割を使ってiPadを購入する予定の方は、必ずチェックしておくことをおすすめします。
学割を利用すると、通常よりも安くiPadを購入できることもあり、購入後1年間は転売をしてはいけないと定められています。購入して1年経たずに転売をした事実が発覚すると、差額金の支払いが生じたり、損害賠償を請求されることがあるので注意しましょう。
しかし、iPadを購入したものの最初に思っていたほど使う機会がない場合や、他のデバイスを使うことが多くなってしまったなど、様々なケースがあるはずです。不要になった場合に転売すること自体は問題ありませんので、使わなくなったiPadを転売をしたい場合は購入して1年間が経過してから行ってください。
学割を使って購入できるiPadの台数は、年間を通して2台までという決まりがあります。期間中にすでにiPadを2台購入している場合は翌年度まで待つか、購入を急いでいて待つことができない場合は定価で購入する流れになります。
ちなみにソフトウェアは年間で各タイトル2本まで、Mac miniやポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータは年間で各1台までとなっています。製品によって学割を使える台数が異なるので、購入予定の製品の購入可能台数は必ず確認しておきましょう。
Appleの学割を使えば、年間に決められた台数の学割対象製品を買うことができますが、その期間は「4月1日~3月31日」となります。つまり、学割対象製品の購入可能台数は毎年4月にリセットされるので、1年のうちに2台以上のiPadを購入する予定である場合は、必要な端末数と購入する月を考えながら学割を利用するとスムーズです。
初めてAppleの学割を利用する場合を例に挙げると、4月以降に学割対象製品を3台購入する予定であれば、1台もしくは2台目の購入を早めて3月中までに済ませておくと、買う予定だった3台全てをお得に購入できます。
なお、AppleオンラインストアとApple直営ストアでの購入台数は合算されますので、できるだけ安くiPadを買いたいのであれば「年間を通して2台まで」という条件を考慮しながら購入することを心掛けてください。
学割の対象となる製品は、「iPadとMacシリーズ」です。割引額は製品ごとに異なりますが、iPadは「iPadPro・iPad Air、iPad、iPad mini」、Macは「MacBook Pro、MacBook Air、iMac、iMac Pro、Mac mini、Mac Pro」が対象となります。
また、Apple製品に関してのサポートが受けられる「AppleCare+」にも学割を適用することができ、割引価格で利用することができます。ほとんどの製品には購入後1年間のハードウェア製品限定保証に加え、90日間の無償テクニカルサポートが付属していますが、AppleCare+をつけておけばトラブルがあった時でもApple製品を熟知した専任スペシャリストにサポートや修理を依頼できます。操作面に不安がある方や、端末を長く使い続ける予定である方におすすめです。
なお、「iPhoneシリーズ・iPod・他社製品」は学割の対象になりません。学生にもニーズが多いiPhoneシリーズですが、学割の対象外となっています。学割対象製品以外のApple製品をお得に購入したい場合は、他にキャンペーンがないか探してみてください。
今回は学割を利用してお得にiPadを購入する方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。iPadは本体価格が高いので購入するハードルが比較的高いものの、学割があること自体を知らずに定価で購入するというケースも多いです。しかし、Appleに学割があることを知っておけば、対象となる条件に当てはまった時に金銭的な負担を減らしながら購入することができます。
Appleの学割は学生だけではなく教職員や保護者にも適用することができますが、その条件は細かく定められています。また、年間で購入できる台数や、購入してから1年以内に転売することができないといった注意点があるので、事前に把握しておく必要があります。
iPadがあれば、スマホよりも大きな画面で動画を観たり、調べものをすることができ、リモートでの授業やレッスン、打ち合わせなど様々な用途に役立ちます。今後iPadの購入を検討しているのであれば、本記事で解説している学割の条件にご自身が当てはまっているかどうかを照らし合わせましょう。そうすることで可能な限りiPadをお得に購入することができるはずです。ぜひ試してみてください。