鋼板やスチール製のフランジなどを固定する際、ボルトやナットでの締結が出来ない場合などに使用するのがリベットです。リベッターで加締めることで、しっかりと確実な固定を簡単に行えるため、一度固定すると取外しが出来ないという点もありますが、使用用途が広く1台持っていると非常に便利な工具となります。今回はアマゾンで人気のハンドリベッターを人気10選としてご紹介します。
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工具の輸入、販売を行っているアストロプロダクツからリリースされている「ハンドリベッター HR728」は、本体サイズが長さ210×幅115×厚み30mm、重量500gと軽量コンパクトに作られており、作業工具用のウェストバッグに気軽に収納出来るモデルです。
リベットサイズは、アルミや銅のリベットであれば2.4mm~4.8mm、スチールやステンレスの場合は最大で4.0mmの物まで対応可能となっています。従来品と比較した時に、ハンドルの開き幅が145mmに拡大変更されていますので、少ない力で打ち込みが出来るように改良されており、作業者の使い易さを考慮して設計されているのも特徴の一つです。
モンキレンチやラチェットレンチなどのハンドツール専門メーカーであるTOP工業からもリベッターがリリースされています。
ご紹介する「フレックスハンドリベッター TRF-360」は、ヨコ、タテ、ナナメの3方向360度にヘッドを回転させることが可能で、通常のリベッターでは作業出来ない場所でも対応出来るのが最大の特徴です。
リベットサイズは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmの4種類に対応が可能で、スチール製のフランジであれば4.0mm、ステンレス製のシャフトや板は4.8mmまでリベッティングすることが出来る性能を備えていますので、自動車の板金をはじめ、各種作業に幅広く使用出来ます。
エビ印で有名なハンドツール専門メーカーであるロブテックスからリリースされている「ハンドリベッター HHR002D 」は、スフとグリップを採用しており、握り易く力を入れ易いことで長時間の使用でも作業者への負担が少ないモデルです。
使用可能なリベットは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmの4種類となっており、幅広い作業に使用可能で汎用性の高いのも特徴の一つです。ただしリベットの材質がスチール製とステンレス製の物は4.8mmの使用は出来ませんので注意が必要です。
本体寸法は273mm×83mmで、重量は500gと軽量コンパクトなので、工具用ポーチに収納することも可能です。
東大阪市に本社を構える大洋精工はリベッターをはじめ、カットベンダーやクリッパーなどを製造販売しているメーカーで、ご紹介する「フレキシブルハンドリベッター FHR-2001」は、オリジナルブランドであるPICUS(ピーカス)からリリースされています。
最大の特徴はヘッド部分が360度回転可能なことで、どんな角度でもリベッティング作業を行うことが出来るモデルです。使用可能なリベットサイズは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmの4種類となりますが、4.0mmと4.8mmのステンレス製リベットには対応していませんので注意が必要です。
本体全長は270mmで、加締め部分はアルミニウム製、ハンドル部分はスチール製となり、本体重量も720gと軽量なので、上向きの作業でも負担が少なくなっています。
ストレートからリリースされている「ハンドリベッター 12-1260」は、両手でリベッティングするタイプで厚めの鉄板などを加締める時に、非常に便利なモデルです。
使用可能なリベットサイズは3.2mm、4.0mm、4.8mm、6.0mm、6.4mmの5種類となり、板厚のある材料をしっかりと固定出来るようになっています。またジョー部分がクロームモリブデン鋼で作られており、高い耐久性を備えていますので長く愛用することが可能です。
また切断後のシャフトを回収出来るように、本体にはプラスティック製のボトルが標準装備されていますので、切断シャフトの飛散を防止し、現場を綺麗に保つことが出来ます。
大阪市に本社を構えるVESSEL(ベッセル)社は、日本で初めてドライバーを量産したメーカーとして有名で、ドライバーをはじめエアーツールやビットなどの先端工具などを製造販売しています。
ご紹介する「ラチェットリベットガン RG-95 」は、ラチェット機能を搭載しており、径の大きなリベットでも片手で楽に加締め作業を行うことが出来るモデルです。使用可能なリベットサイズは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmの4種類で、従来、加締めるのが難しいスチール製4.8mmリベットも使用することが出来るため、板厚のある材料でも気軽に固定作業を行えるのが最大の特徴です。
ラチェット機能により、加締め中もリベットが脱落することが少ないため、高い作業効率を誇ります。
ストレートからリリースされている「リベッター&ナッターセット スイベルヘッドタイプ 12-755」は、その名称の通り、ヘッド先端を交換することでリベッター、ナッターの1台2役をこなしてくれるマルチモデルです。
ヘッド部分が360度自由に回転することが可能で、今までリベッティング出来なかった場所でも、難なく作業を行えますので、高い作業効率を誇ります。リベットサイズは2.4mm~4.8mm、ナットリベットであればM3×0.5、M4×0.7、M5×0.8、M6×1.0が使用可能なリベットサイズとなり、アルミリベットの使用を主眼に置いて設計されています。
また専用ケースが付属していますので、何処にでも気軽に持ち運べるのも嬉しい装備の一つです。
スリーアキシス(イチネンミツトモ)からリリースされている「ハンドリベッターキット 20103」は、リベッターとブラインドリベット100本が同梱されており、購入後に直ぐ使用出来る便利なセットです。
リベッター本体は、ドイツの機器安全法規格に合格しており、高い品質を誇ります。使用可能なリベットサイズは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmで薄板から厚みのある材料まで、幅広く固定することが出来ますので、DIYから業務まで対応可能です。
また本体材質はアルミダイカスト素材で作られており、軽量ですが、重要部品であるジョーにはクロームモリブデン鋼、プッシャーには高炭素鋼などが採用されていて、高い耐久性を備えていますので、長く愛用することが出来るのも特徴の一つです。
大洋精工は加締め器具を製造販売している専門メーカーで、リベッター単体でのリリースがメインですが、ご紹介する「ハンドリベッターセット Lead-250」は4種類のブラインドリベットも同梱したセットモデルとなります。
リベッター本体はスチール製で強度があり、さらにハンドル部分にはS45Cなどの高炭素鋼が採用されていますので、高い耐久性を誇り長く愛用することが出来ます。使用可能なリベットサイズは2.4mm、3.2mm、4.0mm、4.8mmとなりますが、ステンレス製のリベットは使用出来ませんので注意が必要です。
各種測定機器をはじめ、エアパーツなどを製造販売している新潟精機からもリベッターがリリースされています。
アマゾンで販売されているリベッターの中での一番人気が、ご紹介する「ハンドリベッタセット SR-1S 」となります。2.4mm~4.8mmのブラインドリベッターが各15本ずつ、4種類がセットになっていますので、購入後に直ぐ作業を行うことが出来ます。本体材質はアルミダイカスト製で、全長265mm、重量770gと軽量コンパクトなので作業ポーチの中に納めることが可能です。
ノーズピース交換用レンチをハンドル部分に収納可能で、種類の異なるリベッティング作業でも、その場で交換が出来ますので作業効率も高いモデルとなります。
アマゾンで販売されているハンドリベッターの人気10選をご紹介しました。ヘッド部分が360度可動する物やブラインドリベットが同梱されているセットなど、各メーカーも使い易さと、購入後に直ぐに使用出来ることを前提に、商品開発を行っていて、使用者側からしても、嬉しいモデルばかりです。
加締め作業には欠かせない工具となりますので、是非、1台購入されてみては如何でしょうか。
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