スマホやパソコン、CDプレイヤーなど、音楽を楽しむ手段は色々ありますが、自宅でいい音で音楽を聞きたい場合はミニコンポがおすすめです。ここではおすすめのミニコンポと選び方をご紹介していきます。以前と違って様々なタイプがあるので、おうち時間を充実させる機種を探してみてください。
ミニコンポは、コンポの小さいものになるのですが、そもそもコンポが良く分からないという方も少なくありません。コンポはコンポーネントステレオの略で、プレーヤーやスピーカーなどの部品を組み合わせたもので音源を聞くことが出来るオーディオ機器のことを言います。
一昔前は音楽にこだわりのある方が購入したり、高いオーディオ機器といったイメージがある方もおられるかもしれませんが、手頃な価格のコンポも増え、性能、使い勝手も今の時代に合ったものが多く、CDを買うことがあまりない方でも音楽を楽しめるスタイルになっています。
ここからは、ミニコンポの選び方をご紹介していきます。ミニコンポは昔からのイメージでは四角いスピーカーが2つとプレーヤー、というお決まりの形状でCDやMDが聞ける、といったイメージがある方だと、近年の機種はそういったイメージとは全く違うものも多く、形状も豊富です。
余計に迷いやすくなってしまった、という方は選び方を参考に、自分が求める機能や形状を考えてみてください。
最初の選び方は、ミニコンポの種類です。ミニコンポの種類は大きく分けて2タイプあり、昔からあるスピーカーとプレーヤーが分かれているセパレート型と、スピーカーが本体に入っている一体型があります。
セパレート型は別のスピーカーと組み合わせたり、スピーカーの向きや場所を好きなように変えられる、自由度の高い種類になります。片方のスピーカーが壊れても、片方だけ別のスピーカーに入れ替えることも可能なので、柔軟に使えます。
一体型は近年流行のタイプで、薄型でコンパクトなタイプや一見ミニコンポに見えないスタイリッシュな形状など、おしゃれなデザインのものが増えています。置き場所に困らず、スピーカーの接続などもしなくていいので、機械操作に詳しくなくても気軽に音楽を楽しみたい方におすすめです。
続いては、接続方式です。一昔前は、音楽を再生するのは本体のボタンを押したり、付属のリモコンで操作して、といったものでしたが、近年は音楽再生の方法が多様です。一番よく耳にして馴染みがある接続方法のBluetooth接続に対応した機種であれば、スマホやタブレットの音源をミニコンポで再生することが出来ます。
他にも家庭用のLANネットワークやWi-Fiで接続するネットワーク対応ミニコンポがあり、パソコンやミュージックサーバーにある音源を再生することが出来ます。ネットワーク対応のものはWi-Fiに直接接続できるものやスマホアプリを利用するものなどもあります。
また、USB接続が出来る機種であれば、USBメモリに入れた音源を再生することが出来ます。機種によってどんな接続方法が可能なのかを確認し、自分が使いたい再生方法を確認しておくといいでしょう。
せっかくコンポで音楽を聞くなら音にもこだわりたいという方は、ハイレゾ対応の機器から選ぶのがおすすめです。ハイレゾという言葉はよく聞くけどいい音で聞こえる、ということしか知らないという方もおられるかもしれません。
ハイレゾは音の量がCDなどよりもずっと多く、CDでは聞こえなかった音の太さや奥行き、息遣いなどの情報もデジタル化されています。そのためライブやレコーディングで収録した原音を忠実に再生してくれるので、音の違いは圧倒的です。
ハイレゾ音源を多く持っている方や、ライブなどの音源の臨場感をしっかり楽しみたいという方、音にこだわりのある方はハイレゾ対応機種に絞ってみると選びやすいでしょう。
最後の選び方は、デザインです。機能や性能、価格も満足であっても、やはり見た目が気に入らない物や、部屋の雰囲気に合っていない機種を選んでしまうと、インテリアとして部屋を見た時に浮いてしまいます。
せっかく音楽で癒される空間になるのですから、今あるインテリアに馴染むデザインや、自分の好きなデザインのものを選ぶと、より音楽をかけるのが楽しみになること間違いなしです。インテリア性が高い機種は多いので、カッコいいものやスタイリッシュなものなど、自分好みのデザインで選ぶのも大切です。
ここからは人気メーカーのおすすめミニコンポをご紹介していきます。インテリア性も高く、おしゃれな機種も多いので、一目惚れてしてしまうものもあるかもしれません。形状、性能、価格もそれぞれなので、自分が使いやすいタイプを探してみてください。
おすすめのミニコンポ、まずはBoseのWave Music System IV – Espresso Blackです。Amazon Musicなどの音楽配信サービスやインターネットラジオ局、スマートフォン、タブレット、コンピューターに保存された数百万もの曲を再生することが出来ます。
CDやAM/FMラジオチューナーも搭載、Wi-FiネットワークやBluetooth接続に対応しているので様々な使い方が出来ます。無料アプリでスマートフォンをリモコンとして使うことも可能です。ネットワーク再生音声フォーマット:はMP3、WMA、AAC、FLAC、Apple Losslessに対応しています。
Alexa対応機器に話しかけるだけで、SoundTouchスピーカーの操作が出来る、音声認識機能があります。奥行きと迫力のあるサウンドが魅力で、見た目も高機能でありながらシンプルです。オールインワンオーディオとして大活躍間違いなしの機種です。
続いてはJVCケンウッドのビクターEX-AR3です。セパレート型で、ウッドコーンスピーカーはスケール感あふれる低音を再現してくれます。CDの録音も出来るフロントUSB端子を搭載、音声出力端子はアナログ×2、光デジタル×1、ヘッドホン×1、サブウーハー×1となっています。
DVDやCDの再生が可能で、DVDビデオ、ビデオCDなど多彩なディスク再生に対応しています。FM/AMラジオも使えるので便利です。再生可能フォーマットはMP3、WMA、WAV(リニアPCM)、JPEGです。
続いてもセパレート型のコンポで、SANSUIのSMC-300BTは真空管とデジタルが融合したハイブリッドアンプを搭載した機種です。Bluetooth機能搭載で、FMラジオの視聴、CD再生やUSBの接続も出来ます。
再生可能フォーマットはCD-DA、MP3、WMAです。コンポの中では買いやすい価格なので、初めてコンポを購入される方にもおすすめです。
真空管だけではスピーカーをダイナミックに鳴らすためにはパワー不足です。 アンプの2次段にはデジタルパワーアンプを搭載しダイナミックでありながら繊細で豊かで心地いい音質を再現。
おすすめ4つ目は、ケンウッドのコンポ K-531-Bです。Bluetooth接続が可能で、CDやラジオなどの外部入力を手軽に録音できるUSB録音機能があります。CDの再生、AM/FMラジオの視聴が可能です。USBの再生可能フォーマットはMP3、WMA、WAV(DRM非対応)です。
黒のベーシックなセパレート型で、全周15mm厚MDFスピーカーキャビネットを採用していて低音もしっかり感じられます。
続いては、パナソニックのTechnics テクニクス Ottava fです。シンプルでスタイリッシュなデザインで、CD再生、AM/FMラジオの視聴、USBの接続も可能なオールインワンタイプのミニコンポになります。
Wi-Fi内蔵、Bluetooth接続が可能で、再生可能フォーマットはAACとSBCです。一体型の常識を超えた優れた音を追求した機種でハイレゾ音源に対応、アンプ部専用の電源を独立搭載しノイズや干渉による影響を排除しているので、音質が違います。価格は高額ですが、高品質でデザイン性も高い機種です。
インテリア性を求める方におすすめなのが、NOSTALGIA 5 IN 1 TRNTBLです。レコードの再生が出来る珍しいコンポで、レコード収集をされている方や昔のレコード音源を楽しみたい方におすすめです。CDとカセットテープの再生も出来、ノスタルジックなデザインでインテリア性も高い機種です。
おすすめ8個目は、ruarkaudioのR4 Mk3 Integrated Music Systemです。アナログ入出力端子とUSB端子搭載でFMラジオの視聴やCD再生、WAV、MP3、AACやWMAなどマルチフォーマットでエンコードされたCD-Rも再生出来ます。
aptX技術を採用したBluetooth機能を内蔵でワイヤレスで音楽を楽しめます。80Wの高出力と高音・低音の調整機能があります。レトロな印象もありながらモダンなデザインが人気です。
続いては、マランツのMarantz M-CR612 CDレシーバーです。Amazon Musicなどのストリーミングが出来、DSDとハイレゾファイルの再生にも対応した高性能のオールインワンレシーバーで、スピーカー出力は2組、合計4chを搭載しているので2組のスピーカーを同時に、または切り替えて鳴らしたり2つの部屋で音楽を楽しむことも出来ます。
最大8台までのBluetooth機器とペアリングが可能で、Amazon Alexaでの音声コントロールに対応しています。ワイドFM対応のFM/AMラジオチューナー搭載、USBメモリ対応でCD再生も出来ます。カラーバリエーションは2色あり、シンメトリーレイアウトのデザインでクラシカルな印象がある機種です。
ONKYOのCDレシーバーシステム ブラック X-U6は、シンプルでお手頃価格のミニコンポです。Bluetooth機能を搭載、iPhoneなどのデジタル接続に対応したUSB端子も搭載しているので高音質で再生出来ます。CD再生やUSBメモリー内のMP3ファイルの再生も可能です。
USB DACを搭載しているのでPCオーディオとしても使えます。高効率デジタルアンプを採用していて、躍動感のある音でバランス良く再生し、ナチュラルな音色が楽します。
続いてはパイオニアのコンポです。不要なノイズ発生を防ぐトロイダルコイルを採用、2つのアンプ回路で1台のスピーカーを駆動するパラレルアンプ構造で躍動感あふれるサウンドを楽しめる1台です。音楽CDやMP3やWMAのCD-R/CD-RWの再生が可能で、FM・AMチューナーも付いています。
USB入力も出来て、再生可能フォーマットはMP3、WMA、MPEG-4 AAC、WAV、FLACとなっています。気分に合わせて使えるサウンドモードもあるので、様々な雰囲気で楽しめます。
おすすめ12個目は、VictorのEX-D6 一体型オールインワンシステムです。CDにワイドFMとAMラジオ、USBメモリー、Bluetoothなど様々な音楽ソースが楽しめる一体型オールインワンタイプで、ウッドコーンスピーカーによって美しい中高域と豊かな低域再生が楽しめます。
ハイレゾ音源の再生が可能で、CD・ラジオ・外部入力の録音に対応したUSB端子も搭載しています。ワイヤレスヘッドホンが楽しめる、Bluetooth®送信機能を搭載しているので、自分の世界に浸ることも可能です。
ハイレゾ音源対応ながら、手頃な価格でおすすめなのが、JVCのコンパクトコンポーネントシステムです。対応規格はCDとワイドFM、USBにBluetoothと種類も豊富です。ウッドコーンのスピーカーで響きが良く、セパレート型の他のスピーカーに比べてかなりコンパクトで、ロータイプなので圧迫感もありません。
CDからの録音は全曲または1曲に対応、ラジオのタイマー録音も可能なので、便利です。ハイレゾ対応で4万円程なら買って損はないはずです。
最後は、パナソニックのCDステレオシステム SC-PMX150-Sです。ハイレゾ音源対応機種で、高品質な音が楽しめるセパレート型のミニコンポです。ノイズを低減する多層基板を採用、本体の振動を抑える 高剛性メタルフレームなど、様々な技術が詰まっています。
アプリでAirPlayやAllPlay™、Bluetooth(R)、サウンドジャンプリンクにDLNAにも対応しているので、ワイヤレスで様々な方法で音楽が楽しめます。CD再生はもちろん、ワイドFMにも対応しています。音質にこだわりのある方もクリアな音を実感してもらいたい機種です。
おすすめのミニコンポをご紹介してまいりましたが、おしゃれなデザインでインテリア性が高く、性能も以前より格段に進化していると感じる方も多いのではないでしょうか。CDを持っていなくても音楽を楽しむ方法が増え、その手段に対応し、音源をよりよく聞けるよう、ミニコンポは進化を続けています。
スマホやパソコンで音源を再生するだけでも十分と思っていた方も、昨今の働き方改革やリモートワークの導入、おうち時間の増加などにより、自宅で音楽を聞くことを重視したり音楽環境を見直したいと感じたかも少なからずおられるはずです。
音楽は気分をリフレッシュしてくれたり、脳を活性化させたりというメリットもあります。自分好みのミニコンポを手に入れて、音楽を楽しんでください。