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「チョークライン・墨つぼ」とは、定規で線を引くのは不可能な、数メートルもの長い直線をピシッと引くことができるアイテムです。DIYで家具などを作るときには欠かせません!チョークラインも墨つぼも、構造はほぼ同じですが、引いた線を消せる・消せないなどの違いがあります。また、両者とも、構造や糸の太さ・長さなどバリエーションが豊富です。ここでは、チョークラインと墨つぼのおすすめ10選とそれぞれの違いなどをご紹介しましょう。
チョークラインと墨つぼ……ホームセンターなどで並んで売られていると、違いがよくわからないほど似ていますよね。でも、実は構造にそれほど違いはないのです。丸い本体に巻き取られている「糸」を引っ張ることで直線を作るアイテムで、基本的には「メジャーと同じ構造」になっています。
基本的な使い方は簡単です。糸の先端に付いているパーツ(カルコ)を材料に固定し(針やフックなどが付いている)、あとは線を引きたい場所まで本体を持って「糸」を引っ張って行きます。チョークラインの糸には「粉」が、墨つぼの糸には「墨」が含ませてあるので、あとは材料の上に張った糸を指で上に引っ張ってから外すと、粉や墨の直線が付くのです。
【チョークライン】:チョークの粉なので、線引きに失敗した場合何度でも消すことができます。初心者の人でも扱いやすいでしょう。また、墨が付きにくい金属やプラスチックなどのツルツルした材料に向いています。糸の先のカルコに、針とフックの両方が付いている製品が多いようです。
【墨つぼ】:墨なので、くっきり・はっきりした線が引けます。ノコギリで材料をカットするときに最適でしょう。ただし、1度引いた線を消すことはできないので注意しましょう。本体に内蔵されている墨入れは密封されているタイプがおすすめです。
墨つぼで引いた線を消すことはできません。チョークラインは、チョークの粉を使用しているので「消せる」のが特徴です。ただし、素材によっては粉が入りこんでしまい消せないこともあります。使用する前に目立たない部分で消せるかどうか試してみましょう。
墨つぼもチョークラインも、引き出した糸を手でくるくると巻き戻す「手動巻き取りタイプ」と、一気に巻戻せる「自動巻き取りタイプ」があります。糸を長く引き出した場合や、たくさん線を引かなければならない場合は自動巻き取りタイプが向いています。ただし、自動巻き取りタイプは勢いが強いのでカルコが手に刺さったり糸で手を切ったりなどの危険もあります。
製品によって、自動的に巻き取りスピードが遅くなる機能が付いているものや、ギアを増やして手動による巻き取りスピードをアップできるものがあるので、作業内容によって選びましょう。
チョークラインのおすすめ厳選5選をご紹介しましょう!
測定機器で有名なシンワ測定のチョークラインで、初心者も使えるタイプです。本体がフルオープンできるので糸の交換も楽にできます。上から糸を通すタイプのため、小さい穴に苦労して糸を通す手間もありません。粉が漏れたり湿気で固まったりしないように密閉型のタンクを採用、スケルトンボディなので粉の残量もチェックできます。建築や内装、DIYに最適なタイプです。
【ユーザーの声】
「手巻きでシンプル」「DIYに重宝」「透明ケースなのでチョーク残量が見やすい」などの感想が寄せられています。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
シンワ測定の「77560」は、手巻きタイプのチョークラインです。「手巻きタイプは遅くて作業がはかどらない!」という人にも、「5倍速のスピード」で糸を巻き取れる構造になっているのでおすすめできます。あっという間に糸を巻き取ることができるため、ライン引き作業が多いときは最適でしょう。チョーク粉の付きが抜群にいい3倍の太さの特殊合成織糸を採用しています。ドラム部分を抑えずにロックでき、ハンドルを押し込むと糸が引ける「ハンドルロック」タイプです。
【ユーザーの声】
「糸が絡むなどの不具合がない」「ラインがよく見える」「使い勝手が良い」「巻き取りが速い!」などの声が多いようです。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
測量機器や工具などで知られるタジマの自動巻きチョークラインです。使用時にチョーク粉が湿気で固まり糸になじまず線が付かないことがないように、チョークの固まりを攪拌する「チョークたっぷりメカ機能」が付いています。粉チョークの残量が確認しやすいスケルトンタンクで、穴が開けられない金属板などの時に使用できるステンレスフックも装備!自動巻き取りなので作業効率もアップします。
【ユーザーの声】
「手頃なサイズで、自動巻きなので作業もスピーディー」「とても良い」などの感想が寄せられています。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
タジマの「PL-CLHM」は手動式ですが、ハンドルを1回転するだけで「巻き取りリール部分が3回転する」という構造が特徴です。3倍速で糸の巻き取りができるので、「自動巻きはケガをしそうで怖いけれど、手動は巻き取りが遅くてイライラする!」という人にぴったりでしょう。チョークタンクは密閉式のため粉漏れせず、湿気による固まりもできにくいので快適に使えます。
【ユーザーの声】
「粉付きがよく、カルコ部分の収納もちょうどいい」など、ベストセラーに納得という声が見受けられます。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
建設用糸や道具類の製造販売を行うたくみの「ポケチョーク NO.2150」は、コンパクトで軽量のポケットサイズです。本体に3個の高性能ゴミを用いているので、粉漏れや湿気によるチョーク劣化の心配がありません。いつもスムーズな糸出しができ作業もはかどります。裏返すと底が透明になっているので、チョーク粉の残量も簡単にチェックできるタイプです。
次のページは墨つぼ厳選5選をご紹介!
墨つぼのおすすめ厳選5選をご紹介しましょう!
プロも使用しているほど人気が高いのが、シンワ測定の「ハンディ墨つぼ ProPlus」です。ワンタッチ式の糸ガイドで、狭い部分にも簡単&スムーズに糸打ちができます。0.6mm糸のほか、別売りの1mm糸に交換可能です。ロック機能が付いたタンクはしっかり墨を密閉するので墨漏れの心配もありません。落下防止コード、携帯に便利な専用ホルダーなど、プロの作業に耐えられる仕様になっています。
【ユーザーの声】
「糸を引き出しやすい」「便利」「コスパの割に使いやすい」などの感想が多く見られます。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
マルチヘッドなので「入隅」でも「平面」でも糸が打ちやすい墨つぼです。液漏れしない設計になっているので安心して使用できます。また、糸を巻き戻すときは、リールハンドルを軽く抑えれば早さをコントロールでき、カルコも針が収納できるタイプのため安全です。本体はフルオープンでき、糸の交換や掃除、メンテナンスなども楽にできます。
【ユーザーの声】
「小型で使い勝手がいい」「使いやすい」「簡単」など、取り扱いの良さが評判いいようです。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
3か所にゴムパッキンを用いることで徹底的に墨漏れを解消したのが、タジマの「パーフェクト墨つぼ PS-SUM-R」です。フルオープンタイプなので、糸の交換やゴミ詰まりなどの掃除もしやすくなっています。自動巻き取り式ですが、針先の収納が可能なカルコになっているため「針が飛んできて怖い」という人にもぴったりです。
一見、携帯電話に見える変わったデザインが特徴のタジマ「ダイレクト墨つぼ モバイル4 DS-SUMM4-RBL」。スマートなので、工具入れポシェットやズボンのポケットにすっと収納できます。糸に直接墨汁を垂らすダイレクト方式のため、「タンクの墨汁が乾いて線が引けない!」というトラブルがありません。プッシュする回数で墨線の濃さを選ぶこともできます。すべてが密閉ケースの中に収まるので(カルコを除く)、密閉度が高く「墨の持ち」も抜群です。
シックな木目調がプロっぽい雰囲気の、シンワ測定「ハンディ墨つぼ 墨技77845」は自動巻きタイプです。線の打ち始めや墨が薄くなったときは「墨付けボタン」を押すことで、濃い墨線を出すことができます。墨タンクの口が広くなっているので、墨の補充も楽チン!ゴムパッキンを使用した墨漏れのない密閉型なので安心して作業ができます。
【ユーザーの声】
「手頃で使いやすい」という声が寄せられています。
出典:アマゾンカスタマーレビューより
いかがでしたか?墨つぼとチョークラインの違いなどがお分かりいただけたでしょうか。はっきりした線が引きたいか、失敗しても後で消せる線が引きたいかによって、どちらがいいか決まります。初心者の人は、チョークラインから始めるほうがおすすめでしょう。いろいろと比較検討して自分の用途に合った製品を選んでくださいね!