ホットカーペットは床の広い範囲をあたためることができる暖房器具で、秋口から春頃にかけて長く使用します。しかし、サイズや素材、機能性が商品によって様々で、どのように選べばいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか。そこで今回はホットカーペットの選び方とおすすめ商品を紹介します。
ホットカーペットの内部には電線が入っており、電源を入れることでカーペットが温まる仕組みになっています。自分が座っている場所や足元を温めことができ、火を使わないので小さなお子様がいるご家庭でも使いやすい暖房器具と言えるでしょう。
ただし、直に長時間座ると低温やけどの危険性があるため、専用のカバーをかけて使うのが一般的です。暖房面が半面に切り替えできるものや、長時間にわたって連続使用すると自動で電源が切れる機能が付いた商品も販売されています。
ホットカーペットの購入を検討しているけれど、どのようなことに気を付けたら良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。まずはホットカーペットを選ぶ際にチェックしたい項目を確認していきましょう。
ホットカーペットは大きく分けて「じゅうたんタイプ・フローリングタイプ・ホットマット」3つの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、これから使用する目的や求める機能性、必要とする広さを考えながら選ぶことが大切です。
1.じゅうたんタイプ
じゅうたんタイプはホットカーペットの主流のタイプで、幅広いサイズの商品が販売されています。しかし、ダニなどが発生しやすいため、洗濯機でカバーを洗濯できるタイプやダニを駆除できる機能が搭載された商品を選ぶのがおすすめです。
2.フローリングタイプ
フローリングタイプは木目調の見た目が特徴で、塩化ビニールなどの素材でつくられているので簡単にお手入れできるのがメリットです。万が一食べ物などをこぼしてしまっても拭き取るだけで済み、マットタイプと比べるとダニなどの発生する心配がほとんどありません。また、ペットの爪が引っ掛かる心配がない点も選ばれている理由と言えます。
3.ホットマット
ホットマットは小型のホットカーペットで、座布団のような形状をしています。主に椅子の座面や一人分の足元を温める目的で使用されます。サイズが小さい分電気代も抑えることができ、コンパクトなので楽に移動させることができます。
市販のホットカーペットはサイズ展開が幅広いものの、ご家庭用であれば2畳~4畳程度の大きさが主流です。リビング用は設置したい場所の広さに合わせて3~4畳のものを選ぶのがおすすめで、子ども部屋用であれば1~2畳のコンパクトな大きさが適しています。足元だけを温めたい場合は1畳タイプかホットマットがおすすめです。
ただし、商品に記載されている畳数が同じだとしてもサイズが商品によって異なることがあるので、正確なサイズを必ず確認しましょう。また、敷きたい場所のサイズをあらかじめ図っておくとスムーズに選ぶことができます。
ホットカーペットの電気代は本体のサイズに左右され、広くなるほど電気代も高くなります。そのため、電気代が気になる場合はご自身が必要とするサイズをもとに選ぶのがおすすめです。
しかし、使用する人数が少ない場合に半面のみ作動させる機能が付いた商品も販売されています。暖房面切り替え機能が付いているタイプであれば、必要な広さを確保しつつ消費電力も減らすことが可能。さらに省電力モードなど節電効果が期待できる機能を搭載した商品もあるのでチェックしてみてください。
寒い時期が過ぎるとホットカーペットは物置きや押し入れなどに収納することになるため、コンパクトにまとめることができるのかについてもチェックしておく必要があります。
主にくるくると丸めるか折り畳んで収納しますが、どのくらいの大きさにまとめることができるのかは商品によって異なります。収納場所が限られている場合は、収納する予定のスペースの広さを測っておくとスムーズです。
山善
山善(YAMAZEN)では家庭機器や住宅設備機器も取り扱っており、特殊な消臭加工を施したものや小さくたためるもの、フローリングタイプ、ホットマットなど様々な製品を展開しています。買いやすい価格と機能性のバランスが取れた商品が豊富に揃っています。
パナソニック
パナソニック(Panasonic)は生活家電やキッチン家電、美容家電、住宅設備など多岐にわたる分野の商品を取り扱うメーカーです。パナソニックのホットカーペットはじゅうたんとフローリングの両方のタイプがあり、シンプルなデザインから重厚感のあるモダンなデザインまでたくさんの選択肢があります。
広電
株式会社広電(KODEN)は糸偏暖房を取り扱うメーカーで、ホットカーペットをはじめ電気毛布、電気あんか、扇風機などを取り扱っています。広電のホットカーペットはサイズ展開が幅広く、消臭機能や省エネモード、電磁波カット機能が搭載された機能性の高い製品が豊富です。
ホットカーペットのと特徴や選び方を把握したところで、ここからはホットカーペットのおすすめ商品を厳選してご紹介いたします。
パナソニックの「着せ替えカバー付きセット ~2畳 DC-2HAC4-T」は、2畳相当分で3面7通りの切り替え機能が付いたホットカーペットです。室温センサーによる省エネ効果も期待できます。5段階の温度調節が可能で、サイズは約176×176cm、厚みは1cmです。
また、2時間・4時間の切タイマー機能が付いており、8時間切り忘れ防止機能付きで安心です。シックな色合いなので、落ち着いた印象のお部屋に合うデザインを探している方にもおすすめの商品です。
広電の「洗えるカバー付 1畳 正方形 VWC1013-MG」は、ちょっとしたスペースに置きやすい、1畳相当サイズのホットカーペットです。125×125cmの正方形という点が最大の特徴で、テーブルを中央に置いた場合でもバランスが良いメリットがあります。
カーペットの下には専用の断熱シートを敷くことが推奨されており、さらに専用のカバーと同時に使用することで省エネ効果が期待できます。また、ダニクリーン機能も搭載されているので、しっかりお手入れをしながら使用したい方におすすめです。
広電(KODEN)の「小さく畳める VWU1515S」は、気になるカーペットの臭いの消臭対策機能を搭載しているホットカーペットです。カーペットの表面に「消臭基」が入っており、臭いの成分を吸収してくれます。さらにダニクリーン機能が搭載されているので、ダニ対策をこまめにしておきたい方でも安心です。
サイズは176×128cm、温度調節はスライド式なので細かく調節できます。また、折りたたんでコンパクトに収納することができるので、収納場所が限られている方にもおすすめです。
アイリスオーヤマの「ホットカーペット2畳 IHC-20-H」は、温める面積を「全面・右・左」に切り替えることができる2畳相当のホットカーペットです。サイズは176×176cmの正方形で、コンパクトなので移動させたい時もスムーズです。
また、スイッチを入れてから6時間が経過すると自動的にオフになる自動切タイマー機能が搭載されており、熱が逃げやすい場所で使用するなど連続通電を検知すると自動で暖房が切れる連続通電防止機能もついていて安心です。
山善(YAMAZEN)の「ふわふわ省エネホットカーペット2畳 NUMF-E205」は、4重構造にすることで断熱性・保温性を高めた省エネ設計のホットカーペットです。全面・左・右と暖房面を切り替えることができ、6時間のオートオフタイマー機能が付いています。
サイズは176×176cmの正方形で、裏面には滑り止め加工を施してあります。和室にも洋室にもなじみやすいデザインで、クッション性を高めてあるので座り心地を重視したい方にもおすすめの商品です。
パナソニックの「ホットカーペット2畳本体DC-2NK」は、室温センサーによる省エネモードに加え、2面3通りの切り替えで節電効果が期待できるホットカーペットです。2時間・4時間の切タイマー機能と8時間切り忘れ防止機能が付いています。
サイズは176×176cm、ダニ対策機能や速熱機能、待機電力ゼロなど機能性が高いのも特徴です。また、トリプル断熱構造を採用することで保温性を高めているので、暖房効果がしっかり感じられるホットカーペットを探している方におすすめです。
山善の「ミニマット YMM-K404」は、一人用に適したコンパクトサイズのミニマットです。ふわふわとした手触りで、寒い季節にほっとする安心感をもたらしてくれます。
サイズは40×40cmで、椅子用の座布団としてや、勉強中の足元のみを温めたい時に適したサイズ感で、コンパクトなので省エネです。操作パネルがシンプルなため子どもからお年寄りまで扱いやすいのも高ポイントです。
山善の「洗えるどこでもカーペット YWC-182F」は、カーペットでありながらふわふわな触り心地で敷き毛布やひざ掛けとしても使用できるホットカーペットです。およそ8時間後に自動で電源が切れる機能や、高温でダニを退治する機能も搭載されています。
サイズは180×80cm、表面はなめらかなフランネル仕上げで、裏面には滑り止め加工が施されています。コントローラー部分を除けばご家庭の洗濯機で丸洗いをすることができるので、清潔に保ちたい方でも安心して使えるはずです。
パナソニック(Panasonic)の「フローリングタイプホットカーペット2畳タイプDC-2V4-MC」は、直に座れるフローリングタイプのホットカーペットです。塩化ビニール素材でつくられており、防水・抗菌・防カビ・防汚・ダニバリアによる効果でお手入れが簡単です。
2面・3通りに切り替えることができ、省エネモード時は消費電力量を約30%減らす効果が期待できます。ひかえめモードや切り忘れ防止など機能も充実しています。食べこぼしなどをした場合でもさっと拭き取れる方が良いという方におすすめの商品です。
広電の「フローリング調 CWC2015-WCY」は、 フローリングタイプのホットカーペットです。専用の断熱シートと併用することでより速く熱が伝わり、保温性能を高める効果が期待できます。
サイズは176×176cmの正方形で、全体・片面ずつに暖房面の切り替えが可能です。フローリングタイプはオールシーズンの使用も可能。一般的なカーペットい多いダニなどの発生が心配という方におすすめです。
今回はホットカーペットの特徴と選び方、おすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。選び方のポイントをおさえておくことで、お部屋の広さや用途にぴったりのホットカーペットを選ぶことができるはずです。
また、記事の中ではおすすめ商品もご紹介しています。ホットカーペットの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。