キャンプや登山で寝泊まりする際に必需品なのが寝袋です。体力の回復、疲れを取るためにしっかり睡眠を取りたいところですが、よく眠れないという方も少なくありません。そんな方におすすめなのが、スノーピークの寝袋「オフトン」です。ここでは「オフトン」シリーズの商品や魅力をご紹介していきます。
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スノーピークの寝袋「オフトン」は1996年に発売されたシリーズで、日本の布団のような寝袋をコンセプトにしています。発売から20年以上経っても愛され、売れているロングセラー商品で、まさに布団で眠るような寝心地が得られる寝袋です。
ここからは「オフトン」の魅力をご紹介していきます。20年以上も売れ続けるのには、やはり魅力があるからです。近年のキャンプ人気で寝袋の購入を考えている方や、他の寝袋を買ったけど寝心地が良くないという方はぜひチェックしてみてください。
魅力1つ目は、布団のような暖かさです。野外で眠るとなると予想以上に冷えることも多々あり、特に山の中では冬場だけでなく、秋や春でも天候によってはちゃんと防寒対策を取っていないと寒くて眠れないこともあります。
オフトンは高機能保温素材やダウンを使っており、気密性も高いので暖かさが他の寝袋とは違うのです。ただ、暖かいと夏場に使えないと考えがちですが、足元だけ出せるようにもなっているため、温度調節が出来るようになっています。寒さだけでなく暑さにもしっかり配慮して設計されてる寝袋です。
魅力2つ目は、圧迫感がないことです。寝袋にはマミー型と封筒型というオーソドックスなタイプがあり、特にマミー型はミイラのようなミノムシのような形状で圧迫感を感じやすくなっています。寝袋に入ると手足が自由に動かせない、寝返りが自由に出来ないことで苦痛を感じてしまう方もおられます。
「オフトン」は、掛け布団と敷布団のように2つに分けて使うことも出来るため、圧迫感を感じずに眠ることが出来ます。寝袋の圧迫感が苦手な方には、かなり魅力的な商品と言えます。
魅力3つ目は、枕が不要な点です。キャンプで荷物を減らしたいからと枕無しで眠る方もおられますが、枕がないと普段の寝心地とかなり変わってしまうため、枕無しで眠るのは辛い方も多いです。かといって枕を持って行くのも嵩張るから嫌な方もおられます。
「オフトン」の敷布団は、頭のところにピロートンネルというポケットがあり、ポケット部分に衣類やタオルを詰め込めば、一体型の枕になるのでわざわざ枕を持っていく必要がないだけでなく、詰めるものもその場にあるものを活用できるので、便利です。
魅力的な所が多い「オフトン」ですが、デメリットがないわけではありません。唯一、「オフトン」を使う前からはっきりと他の寝袋に比べてマイナスになるポイントが、収納したときのサイズです。オフトンシリーズの中のある商品では収納サイズで直径28×52cmあり、かなり大きくかさばります。
重みもあるので、他社の軽量型寝袋に比べると重さが2倍ほどあったり、収納サイズも他社の1.5倍ほどあったりするので、電車やバスなどを利用してキャンプに行く場合は荷物が大きいのでデメリットになってしまいます。
車でキャンプに行くなどで、かさばっていても持って行ける余裕がある場合は良いですが、コンパクトではないので、その点は覚悟して購入しましょう。
ここからはスノーピークの寝袋「オフトン」シリーズをご紹介していきます。サイズや重量などが変わってくるので、自分が使いやすいものを選んでみてください。収納サイズも種類によって変わってくるので、持ち運びできるかどうもチェックしておきましょう。
まず最初は、セパレートシュラフオフトン ワイドLXです。本体と収納ケース、収納ベルト×2がセットになっており、敷布団のサイズが105×210cm、掛布団は110×200cmとなっていて、長身の男性でもはみ出す心配のない長さがあります。
収納サイズは直径34×56cm、総重量は約3600gとかなり重たくはなっていますが、その分ゆったりと使えます。中綿はアモノフォロファイバーという高機能保温素材を使用しているので保温性が高く、使用可能温度は3度からです。デオブレイン加工という抗菌・消臭加工が施されているので、近年の除菌対策の面でもありがたい加工もされています。
続いてはセパレートシュラフオフトン ワイドです。こちらもセット内容は一緒で、中綿の素材も一緒です。サイズは敷布団が105×210cm、掛布団が110×200cmとワイドLXと同じですが、布団の中の素材の量が違うので収納サイズは直径28×52cmとやや小さめになっています。
総重量は約2600gとワイドLXに比べるとかなり軽量にはなっていますが、使用可能温度5度からとなっているので、春から秋のキャンプには十分使え、価格もお手頃です。こちらもデオブレイン加工が施されています。
セパレートオフトン ワイド700は、暖かさもコンパクトさも求める方におすすめのオフトンです。こちらは中綿に、ダウン素材自体に防水加工したウォッシャブルダウンを使用しており、洗濯機でも洗えます。暖かい素材なので使用可能温度も2度からです。
サイズは敷布団が105×210cm、掛布団が110×200で、収納サイズは直径20×48cm、総重量は約2000gとワイドLXに比べると半分近い軽さなので、ソロキャンプにもおすすめです。収納ケースも付属しており、持ち運びにも便利です。
真冬のキャンプに行く方におすすめなのが、セパレートオフトン ワイド1400です。中綿にウオッシャブルダウンを1400g使用しているので暖かさが格段に違い、使用可能温度も-8度からとなっています。サイズは敷布団105×210cm、掛布団110×200と変わらないのですが、収納サイズが直径28×50cmで総重量が約3100gとやや重みがあります。
寝袋の中にもう1枚ダウンの布団を重ねた感触で、暖かさは抜群です。2セットこのオフトンがある場合は、両サイドのファスナーで掛布団同士、敷布団同士を連結させて、大きな一つのオフトンとして使う事もできます。こちらも収納ケース付きです。
続いては、グランドオフトン シングル1000です。シングルサイズの掛布団、マット、掛布団用収納ケース、マット用ポンプ収納ケースがセットになった商品です。掛布団のサイズは110×180cm、マットは77×198cmとなっています。布団の収納サイズはφ310×500mmです。
マットは厚さ5cmのインフレータブルマットで下からの冷気もしっかり防いでくれるので、使用可能温度も-15度からとなっています。中綿はウォッシャブルダウンで、デオブレイン加工も施されています。
最後はグランドオフトン ダブル1600です。先程ご紹介したグランドオフトンのダブルサイズのタイプで、掛布団が170×180㎝、ダブルマットが126×193㎝、ダブル掛布団の収納サイズはφ380×580mmとなっています。
マットの厚さや布団の加工や中綿もシングルと同じですが、マットの大きさはシングルが幅77cmに対してダブルは63cmが2枚分です。価格もシングル2つよりダブルの方が安くなっています。
ここからはスノーピークの「オフトン」の口コミをご紹介していきます。実際使用した方の意見を参考にしてみてください。
封筒型シュラフとしては至れり尽くせりのスペックで、アウトドアで使える羽毛布団という表現が正しいと思います。サイズですが、ワイドなら大人一人と幼児一人なら一緒に寝ることができるサイズで一人での寝返りは楽々です。 引用:amazon
至れり尽くせりという表現からも最高の使いやすさというのが伝わります。ワイドは大きいので、大人と子供で使用可能なのは嬉しいポイントです。
届いた商品を見て袋から出したらとにかく大きくてびっくり。薄めの掛け布団と敷布団を想像してもらって良いかと思います。かさ張るということはそれだけ厚みがあるということで、そのため寝心地は最高で、温度調節もできるので今は愛用しています。 引用:amazon
やはりサイズが書いてあっても、実際届いてみると大きさにびっくりするようです。その分、厚みがあって他ではない寝心地が得られるので、満足度は高い商品です。
スノーピークの「オフトン」シリーズや特徴をご紹介してまいりましたが、寝心地の良さがお分かりいただけたのではないでしょうか。キャンプで眠れない方はすぐにでも試して欲しい商品で、温度調節も可能なので様々な気候でも使いやすいです。
コンパクトさや重さに関してはやはりネックにはなりますが、その分暖かさや圧迫感のない快適さがあるので、満足度は高くなります。ぜひ「オフトン」を使って、キャンプでも熟睡してください。
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