ネット通販やネットスーパーなどのオンラインショッピングの需要が増えたことによって、配送業は常に人手を募集している状況です。ヤマト運輸もその中の1社であり、正社員やバイトを募集している話をよく聞きます。
しかしヤマト運輸と聞くとブラック企業のイメージがあったりと、マイナスなイメージがあるのも確かです。そこでここでは実際のヤマト運輸の実態について調べてみたので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
目次
まずはヤマト運輸がどのような会社かなのか、そして実際にどのような仕事を行っているのかについて詳しく確認してみましょう。ヤマト運輸=荷物を運ぶというイメージはできますが、それ以外のことも知ってみて下さい。
ヤマト運輸では2021年4月から、これまでの8つのグループ会社を吸収合併もしくは吸収分割しています。仕事の内容はこれまでと何も変わりませんが、リテール事業本部となることで、今まで以上に宅急便を始めとした、徹底したサービス事業を付き進めていくこととなります。
ヤマト運輸の仕事やその歴史内容を動画でチェックしてみましょう。1976年に創業したヤマト運輸は、当時どの業者も挑戦していなかった「宅急便サービス」を独自スタートさせた配送業のパイオニアです。歴史の中身はとても濃くなっていて、トップを走り続ける企業であることがよく分かります。
ヤマト運輸と言えば、やはりメインになっているのは配送業や集配業でしょう。個人宅や会社へ荷物を届けるだけではなく、スマホさえあればいつでもどこでも集配に向かうことも仕事の1つとなります。他にもセールスドライバー、営業活動などもメインの仕事となります。
ちなみにヤマト運輸では1人1人に担当エリアが分配されますが、範囲自体は狭く設定されていますので、慣れるとより仕事がやりやすい環境へと変わっていくはずです。
気になる給料はいくらぐらいになるのでしょうか。仕事内容が知りたいのはもちろん、第一に気になるのは給料の額のはずです。実際にヤマト運輸での給料事情を知ることで、より仕事に興味が持てるようになるでしょう。
ヤマト運輸の正社員になると、月々25万円~35万円の給料が見込めます。年収にすると500万円ということを考えると、なかなか高い給料であることが分かります。ちなみに全国で見た平均年収は409万円という結果が出ていますので、ヤマト運輸は一歩先を走っていることになります。
仕事内容や勤務時間帯によっても時給は変動しますが、約950円~約1438円と設定されています。深夜帯だったり、仕事内容がハードになるほど時給は高くなると言えるでしょう。
しかし日中でも時給は比較的高いので、事務や倉庫の清掃業務などは学生さんや主婦の方々にも人気がある職種となります。
ちなみに労働時間は平均5時間~6時間、早朝だと2時間程度になることが多いです。ブラック企業と聞くこともよくあるのですが、実際は勤務時間がしっかり守られているのです。
結果から言いますと、ヤマト運輸での給料は他社と比較したとしても高い水準をキープしています。例え契約社員から始めたとしても2年~3年で正社員になる方も多く存在しますので、将来的にも安心できる業務と言えるのではないでしょうか。
長く続けられる仕事として、ヤマト運輸は評価されています。そして継続さればするほどご自身が働きやすい環境になるはずなので、たくさんのメリットがあります。
そもそもなぜヤマト運輸がブラック企業じゃないかと噂されるようになったのでしょうか。ここではその考えられる原因を4つご紹介していますので、1つずつ確認してみましょう。
まずヤマト運輸に限ったことではないのですが、ハードな仕事のイメージがある運送業というだけで、ブラックだと考えられてしまうことが挙げられます。
営業ノルマを課せられり、拘束時間が長かったり、休みが取れないなどのブラック企業あるあるのイメージがあるのですが、今は働き方改革のおかげもあって改善された仕事内容に変わっています。
特にヤマト運輸は運送サービスの中でもトップ企業であることから、見本となるためにもホワイト体制が積極的に取り込まれる形となりました。
ヤマト運輸全体としては働きやすい環境を整えているのですが、営業所によっては人手不足が原因で、どうしても1人1人の仕事内容が濃くなってしまうケースがあります。正直なところ営業所によって働き方は変わってしまうのが現状です。
つまり常に人手が足りない営業所の場合、ブラック企業と勘違いされてしまうのかもしれません。実際はすべての営業所がそのような実態ではないので、ヤマト運輸すべてがブラックと思うのは間違いです。
ヤマト運輸で最も忙しい時期が12月です。ボーナス支給日であること、お歳暮で荷物量が増えること、クリスマスプレゼントの注文が多いなど、様々なイベントが重なることで、まさに猫の手も借りたい状態が続きます。
年末になれば落ち着くかと思えばそうではなく、今度は年末用の食事の買いだめやおせち料理の配送など、1か月を通してずっと忙しい状況が続くため、体力勝負になるのは確かです。
ヤマト運輸は、過去に残業代未払い案件が世に浮き彫りになってしまった事件がありました。2017年に遡りますが、約76,000人を対象に未払い実績がないかをすべて確認した上で、支払われていなかった給与は全額支給するとの宣言をしています。
給与面でトラブルがあったものの、即時に対応したところは信頼できる企業と言えるのではないでしょうか。過去に給与トラブルはありましたが、改善する意思があることは、今後の発展に繋がります。
女性の社会進出や高齢者が働きやすいと感じやすくなるためにも、ヤマト運輸はホワイト企業へ変わる取り組みを日々進めています。その証拠として「ホワイト物流推進運動」に積極的に賛同しており、働き手と取引先の強力のもと、安全かつ安心できる職場環境を整えるよう心がけている最中です。
本当のヤマト運輸の実態を知るためにも、リアルに働いている方々による評価や口コミをチェックしてみることにしましょう。分からなかったことも把握しやすくなるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
頑張れば頑張るほど給料がUPするということが分かりました。残業した分はすべて給与に反映されますので、損をした気になることはありません。
労働時間は長いですが、その分超勤手当は付くのでそれなりには稼げると思います。 出典:openwork
若くても給料はそれなりに貰える。配属先で色々変わります。 出典:openwork
独身の方でも結婚している方でも、仕事にやりがいを感じられるようなメリットが用意されています。保険がしっかりしているのはもちろん、扶養家族がいることでその分の給料もUPする仕組みになっています。
1日5時間勤務の短時間の勤務でしたが、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金に全て加入させてもらうことができました。 出典:カンパニー通信
扶養者一人目で6万円ついていたそうです。また、会社保養所があったり、ディズニーリゾートのチケットが安くなるなど、福利厚生はすごく多かったと思います。 出典:カンパニー通信
仕事内容がしんどく感じたとしても、周りの仲間がサポートしてくれる力強さが魅力です。いかに働きやすくなるかを考えている企業なので、長く働きやすいと感じる方も多いです。
ホワイト企業だと思います。仕事の内容は濃いですが、やっぱり仲間達が助けてくれます。 出典:カンパニー通信
確かに繁忙期に早出や残業、人員不足などできつい場面もありますが、社内の雰囲気、残業や勤務に関する管理、契約社員への福利厚生の充実度などを考えるとホワイト企業です。 出典:カンパニー通信
ヤマト運輸にあまり良いイメージがないという意見もありますが、過去の出来事を知るとその考えも少し変わるかもしれません。1人1人の生活の豊かさをサポートすることも、ヤマト運輸の仕事の1つとなります。
記憶にも新しい東北地震は忘れらない大災害です。地震発生直後はロクに歩ける環境でもなく、車が通る道はほぼ壊滅状態でした。その結果荷物が届かなくなってしまったケースが多く発生しています。
しかし現地のヤマト運輸スタッフは自ら運び足を止めずに、時間をかけながらも一軒一軒配達に回ったという記録が実際に残っています。しかも会社の命令ではなく、個人の判断だっということも後に分かりました。
新型コロナウイルスが日本でも猛威をふるっている現在、外出や買い物を控える方が続出した結果、今まで以上に配送サービスを利用する方が爆発的に増えました。
ヤマト運輸での仕事量も格段に多くなってしまったこともあって、ヤマト運輸に勤務する方1人に対し、最大5万円の見舞金を支払うと事例が発生しています。しんどい中にもやりがいを見つけてほしいという気持ちが、現金支給へと繋がったのでしょう。
ヤマト運輸はブラック企業ではなく、1人1人が働きやすくなるようにサポートしているホワイト企業です。地域差は確かにあるものの安定した職業となりますので、就職や転職の際は、ヤマト運輸を検討してみて下さい。
男性だけだはなく女性が働く職場としてもヤマト運輸は人気が出始めているため、年齢性別問わずにチャレンジしてみましょう。