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ピンゲージは栓ゲージとも呼ばれる「穴の径」を測る道具です。比較的小さな穴の径や芯間、偏芯や芯ブレなどを測定します。製品の穴に差し込み、規格どおりかを判定する時に使用します。
素材は鉄、超硬合金、セラミックがあり、それぞれに特徴があります。一般的なのは鉄ですが、摩耗に強い超硬合金や、錆びにくいセラミックなど、選び方は人それぞれ。今回は人気のピンゲージ5種を紹介しましょう!
新潟精機株式会社は新潟にある、測定工具・DIY製品の製造・販売メーカーです。ピンゲージのほか、リングゲージやレベルニックと呼ばれるデジタル水準器などを取り扱っています。PT事業部がピンゲージやレベルゲージを、DIY事業部が曲尺やスコヤ、水平器などを担当しています。
★新潟精機株式会社
https://www.niigataseiki.co.jp/
もっともポピュラーなタイプのピンゲージセットで、一番よく使うものがセットになっています。0.010mmとび、及び、0.005mmとびのセットから選択できます。
ピンゲージ両端に磨耗確認用ラインが印字してあるので、今まで確認しづらかった先端部の磨耗が確認しやすくなっています。ラインが消えたら約2μm以上磨耗しているとのことです。
こちらはセラミックのピンゲージで、摩耗や劣化に強く、錆の心配もないので管理も簡単です。非磁性体で磁気を持たず、熱膨張は鋼とほぼ同じです。シャンクのないセットもあります。
株式会社アイゼンは滋賀県に拠点を置くピンゲージのパイオニアです。ピンゲージのほか、ねじゲージ、精密バイス、治工具、ダイヤモンド工具などの製造・販売を行っています。公式サイトではピンゲージの使用例も紹介されていますので一見の価値ありです。
★株式会社アイゼン
https://eisen.gr.jp/j/
ピンゲージにも呼び寸法をレーザ刻印してある、0級Class0マスタービンゲージセットです。硬度は全てHRC58以上でアイゼンの中でも人気のピンゲージセットです。EPシリーズは最小呼び寸法0.05㎜からはじまる0.01㎜トビのピンゲージセットになります。
ERシリーズはEPを0.1トビに組み合わせたピンゲージセットで、0.995mmまではプラスチックケースに、1.00mm以上はピンゲージにも呼び寸法をレーザ刻印しています。
穴径を測るだけでなく、2つの穴にピンゲージを差し込み、ピンゲージ間をノギスで測るといった使い方もできます。なかなか馴染みのない工具ですが、これを機に是非使ってみてはいかがでしょうか?
★★計測機器にはこんなものもありますね。★★