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木槌とは、打撃部分が木製のハンマーを指します。杭打ちや解体作業、家具や建具の組立て、彫刻や板金などさまざまな用途に使われます。大型のものは掛矢とも呼ばれます。今回は、木槌のなかでも特にユーザーから評価の高いものを10種ピックアップしました。
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木槌の素材として最も一般的な樫材をベースにしています。しっかりと詰まった素材です。鰹節削り器用に使ったり、コンサートチャイム用として使ったりと、さまざまな用途に活用されています。
「持ち手が扁平になっていて握りやすいです。」
「頭のサイズが短めのものを探していました。コントロールしやすいです。」
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こちらも、上で紹介した本樫木槌と同じく新潟のカネコ総業の製品です。頭部の素材にイタヤカエデを採用しています。硬さと粘りを併せ持ち、ユーザーの満足度も高い木槌です。
「重さのバランスが良く、使いやすいです。」
「日本刀の手入れに使用しています。振りやすくて満足しています。」
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こちらも本樫製の木槌で、鉋の刃の出し入れや家具・建具の組立てに使いやすい54mmサイズです。ニス仕上げで艶のある質感です。
ヘッドはやや大きめです。手頃な価格ながら実用性も充分で、使用頻度は高くないが1本持っておきたいというユーザーにも手頃なアイテムです。
「庭の杭打ち用に使っています。値段も手頃で満足です。」
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頭の直径が100mmを超える大型の木槌は、掛矢(かけや)と呼ばれます。このサイズになりますと、扱う際は両手を使うことになります。杭やパイプを打ち込む用途が中心です。
「地鎮祭で杭を打つのに使いました。今後も外構作業などにいろいろ使えそうです。」
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タイコ槌とは、打面が丸く膨らんでいるタイプのものを言います。こちらはレザークラフトなどの細工に適した小型サイズです。
餅つきの杵を連想させる形状ですが、コンクリートを打ち込む際の仮枠用の木槌です。仕上がり表面に気泡ができないよう振動を与えるために使われます。
板金の折り曲げ加工に使われる、四角く平たい形状の槌です。この形がこんにゃくを連想させることから「田楽槌」と呼ばれるようです。
セレモニーなどでお酒の樽の「鏡割り」をする際に使う木槌です。形式的なものですが、素材は作業用のものと同じく樫材が使われています。
頭部の片面がゴムになっているコンビハンマーです。木槌とゴムハンマーの働きを兼ね備え、内装作業などに便利です。ラックの組立てなどに使われるほか、処分の際の解体にも使えます。
「場所によって使い分けられるので便利です。」
「傷を付けたくない場所にも安心して使えます。」
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最後に、木槌にまつわるちょっとした豆知識をご紹介します。
裁判官が木槌をドンドンと鳴らして「静粛に!」というシーンを映画などで見たことがある人は多いかと思いますが、実は、現在日本では裁判所に木槌は存在しないんだとか。ちょっと意外ですね。そもそも、日本では法廷が騒然とすることはほとんどない、という事情もあるようです。
★★他にも金鎚やゴムハンマーというのもありますよ★★