これから新居や引っ越しで新しいマットレスを購入しようと思う場合、どのような基準で選ばれるでしょうか。マットレスにはさまざまな種類があり、さらにメーカーによって特徴も異なります。今回は、脚付きマットレスの魅力とは?さらに、脚付きマットレスの上手な選び方をご紹介します。また、おすすめの脚付きマットレスも挙げていますので、ぜひマットレス選びの参考にしてください。
脚付きマットレスとは、マットレスに脚を取り付けたシンプルなベッドのことです。通常のベッドよりも省スペースで、高さがないため圧迫感がありません。
また、通常のベッドのようにフレームがなくシンプルな構造のため、比較的リーズナブルなのも特徴です。アレンジ次第ではソファとしても使用できます。
一方で、通常のベッドのフレームやマットレスと違って、マットレスが消耗しても交換できないのはデメリットとも言えます。また、フレームがないため、小物を置くための棚が欲しい場合は、別途購入する必要があります。
脚付きマットレスの魅力がわかったところで、次に脚付きマットレスの上手な選び方を見ていきましょう。ここでは四つのポイントに分けてご紹介します。
脚付きマットレスベッドを選ぶ際には、クッション材の違いに注目しましょう。脚付きマットレスベッドは、基本的にクッション層に「スプリングコイル」を使用している製品です。
スプリングコイルマットレスの寝心地を左右する重要なポイントは、コイルの種類です。脚付きマットレスの多くは、「ポケットコイル」か「ボンネルコイル」を使用しています。
ボンネルコイルは、コイル同士を鋼線でつなぎ、体を面で支える構造になっています。寝心地は硬めのものが多く、布団の寝心地に似ています。
このタイプのマットレスは、比較的耐久性が高いのがメリットですが、反面、バネ性が強く、振動が伝わりやすいのがデメリットです。要するに、揺れやすいマットレスということです。日本では、安価な製品に多く見られます。
ポケットコイルマットレスは、不織布に包まれたコイルの1本1本が独立しており、体を点で支える構造になっています。
体圧分散性が高く、ふんわりとした寝心地を実現しやすいのが特徴です。コイルが独立していることで振動が伝わりにくいため、2人で寝る場合には特におすすめです。
ポケットコイルは、荷重に応じて沈み込みが変化するため、体の中心線がまっすぐになりやすく、寝返りが打ちやすいというメリットがあります。
また、振動が伝わりにくい静かな寝心地は日本人に好まれ、スプリングコイルマットレス市場では中心的な位置を占めています。
ただし、使用しているコイルの数が少なすぎるとすぐにダメになってしまうので、シングルサイズで450個程度のコイルを使用したマットレスベッドをおすすめしています。
セミシングルサイズは、狭い部屋に大人一人で寝る場合や、子供用として最もコンパクトなマットレスです。どんな部屋にも置きやすいのですが、寝返りが打ちにくく、少し窮屈な感じがするので、大人用としてはおすすめできません。
シングルは、ベッドの基本的なサイズで、一人用です。ベッドフレーム、ベッドパッド、シーツなどのベッド関連グッズも揃っています。
最近では、パートナーと一緒に寝ている方が、ライフスタイルの変化や引っ越しなどを考慮して、シングルベッドを2台購入するケースが増えています。部屋の広さに問題がなければ、一人で寝る場合でもセミダブル以上のサイズがおすすめです。
2人の場合は必ずダブル以上のサイズにしましょう。ダブルというのは2人用のサイズです。大柄な方やスポーツをされている方は、ダブルサイズを選ぶと快適に眠ることができますし、1人用としてもおすすめです。
また、ダブルまでのサイズは、メーカーによるサイズの違いがあまりないので、ベッドパッドやシーツを選びやすくなっています。
脚の長さが高いタイプは、ベッド下の収納スペースとして利用できるほか、お掃除ロボットが入りやすく、ベッド下のホコリや汚れを簡単に取り除くことができます。
低いタイプは、布団から落ちたときの衝撃を和らげることができ、お子様でも安心してお使いいただけます。また、部屋に圧迫感があるのが苦手な方にもおすすめです。
脚付きマットレスならではの特徴のひとつとして、マットレスが一体型なのか、分割型なのかというポイントもあります。
一体型のメリットは、脚が少ないのでベッドの下に物を置きやすいことですが、その反面、搬入経路が狭いと入らないことがあります。
一方、分割型のメリットは、脚の数が多いので耐久性が高いことですが、寝心地に影響するというデメリットもあります。
とはいえ、一体型でも出入り口の大きさによっては無理なく搬入できる可能性もありますし、「圧縮梱包」でコンパクトになっているタイプもありますので、まず心配する必要はありません。
気に入った商品を見つけたら、まずは梱包サイズを確認し、持ち込めないようであれば分割タイプを検討してみてください。
ここでは、人気のおすすめ脚付きマットレスをご紹介します。有名なメーカーの商品が多いですが、中には聞いたことのないメーカーの商品もあるかもしれません。ぜひさまざまな商品を比較して、気に入るマットレスを見つけてください。
快適な使い心地だと評判の「たんすのゲン」の一体型脚付きマットレスは、ボンネルコイルの数が多く、ウレタンやフェルトの厚みがあるため、バランスの良い寝心地を実現しています。
表地は破れにくく、耐久性に優れています。脚の長さが15cmあるので、下に収納ボックスを置くことができます。お手入れも簡単で、製品全体の快適性を底上げしてくれます。
ホルムアルデヒドフリーの素材を使用し、ISO9001の認証を受けた工場で作られているので、安心して毎日使うことができるのも魅力のひとつです。
マットレスは使用する部屋に簡単に持ち運べるようにコンパクトに梱包されており、すのこベッドは付属の工具で簡単に組み立てることができるので便利です。
キルティング面は、ウレタンと樹脂わたで仕上げているので、ふんわりとした優しい寝心地です。また、通気性に優れたすのこベッドで、ポケットコイルとともに体を優しく支えると同時に、マットレスに溜まった湿気を逃がすので、湿気やカビが発生しにくくなっています。
フレームには、住宅の柱や土台にも使われているLVL(集成単板)を使用しているので、木材の乾燥による収縮や反り、ひび割れにも強く、長く使える丈夫な素材です。
マットレスはコンパクトにまとまっているので、使用する部屋への持ち運びも簡単です。このマットレスの利点は、脚を回して差し込むだけで簡単に組み立てることができることです。
表面をしっかりと支えるコイルスプリングを使用しており、90kgの重さにも耐えられます。負荷が偏らないように、時々頭側と足側を入れ替えるのが長く使うコツです。本製品は、第三者機関による品質試験に合格しています。
一体型なので、割れ目が腰に当たらず、安定した優しい寝心地を保つことができます。4層のクッション構造で、体が触れる面は柔らかく、ふっくらとしています。
少し硬めのボンネルコイルを採用し、352個のコイルで荷重を分散し、背中や腰、お尻の沈み込みを防ぎます。サイズ、仕様ともに、体格が大きく、体重がかかりやすい男性におすすめです。
脚の高さ15cmは、低すぎず高すぎず、部屋を広く見せるためのちょうど良いバランスです。背の高い男性でも、立ち上がったり座ったりする際に負担にならない高さに設定されています。
厚さ19cmのポケットコイルマットレスを使用していて、柔らかな寝心地のマットレスです。ポケットに包まれたコイルは独立しているので、体を点で支え、体圧分散にも優れています。
ハイタイプなので、ベッド下のスペースを有効活用でき、収納力もアップします。マットレスにはズレ防止のための着脱テープが付いています。搬入に便利な圧縮梱包ですので、搬入が不安な狭い家にもに向いています。
高密度のポケットコイルを使用した脚付きマットレスです。フレームにはスチールメッシュを使用し、安定した寝心地を実現しています。各コイルは体に合わせて簡単に調整でき、安定した寝姿勢を保つことができます。
また、パーツのみの販売も行っており、消耗したパーツを交換したり、個別に処分したりすることも負担が少なくて済みます。ライフスタイルが変わっても、脚の高さを変えれば、長く使うことができます。
最小限のスペースで最大限のリラックスを生み出すこのマットレスは、一人暮らしのワンルームや新居、子供部屋など、どんなシーンでも使用できます。
マットレス全体を支える脚部には、天然木を使用し、素材の良さを活かしたデザインと、高い安定性・耐久性を実現しています。
さらに、荷重が集中しやすい中央下部にも2本の脚を加え、計6本の脚で安定性を高めています。ボンネルコイルとは、体を面で支えるスプリングの一種で、適度な硬さと心地よい寝心地が特徴です。
複数のコイルスプリングが、姿勢の変化によってかかる負荷を均等に分散し、快適な姿勢を保つことができます。
持ち運びに便利なロールパッキンで、ベッドの搬入が困難な場所でも、スムーズに搬入することができます。マットレスは、腰の部分に違和感なく眠れる一体型。セパレートタイプとは違った快適なマットレスです。連結したコイルが体を面で支えるため、高い弾力性、安定性があります。
一般的な脚付き一体型マットレスとは異なり、フレームとマットレスが別々になっています。マットレスを小さくまとめて届けてくれるので、搬入も簡単です。
幅が95cmあるので、使い勝手が良く、日中はソファとしても使えるので、お部屋が広々と感じられます。ワンルームのお部屋や子供部屋にもおすすめです。
高さが15cmあるので、ベッド下の収納にも最適です。おしゃれなバスケットを使えば、出し入れもしやすく、ちょっとした工夫で収納力がアップし、お部屋がすっきりと片付きます。
贅沢に高反発ウレタンを使用したスマートな脚付きマットレスです。一人暮らしでインテリアにこだわりたい方、ミニマリストの方、寝心地を追求したい方におすすめの高反発マットレスです。
また、コイルやスプリングを使用していないため、デザインがスマートに見え、居住空間にも使用できます。通気性があり、カビやニオイの原因となる湿気がたまるのを防ぎます。
「タンスのゲン 脚付きマットレス」は、コンパクトで持ち運びにも便利です。25cmの高さの脚で収納力がアップしているので、ワンルームにもおすすめです。
伸縮性、吸湿性、発散性に優れたニット生地、デザイン性の高い仕上がりの天然木脚、ISO認定工場で生産された確かな品質が特徴です。
通常、脚付きマットレスには1.8mmのコイルを使用しますが、本製品では2.2mmのコイルを使用しており、体圧分散に優れているだけでなく、しっかりとしたコイルを使用することで柔らかすぎず、しっかりとした寝心地を実現しています。
また、マットレスを支えるフレームは、かわいらしさを保ちつつ、どんなお部屋にも馴染むようにホワイトに塗装されていますので、重苦しいベッドのイメージが苦手な方におすすめです。
ダブルサイズでも移動が簡単、便利な分割式マットレスベッドです。ボーケンの検査に合格した高品質で、ISO9001の認証を受けた工場で製造されています。
脚もしっかりとした8本脚です。ベッドとしてだけでなく、ソファとしても使えるので、お友達が来たときにも便利です。ソファとベッド両方は置けないような狭い部屋に最適です。
脚付きマットレスは、安価でメンテナンスが少なく手軽に使えるというメリットがある反面、他のマットレスに比べて寿命が短く、寝心地が悪いという欠点があります。
脚付きマットレスに限らず、安価なマットレスには低品質なコイルが使われていることが多く、すぐに寝心地が悪くなり、最終的には買い替えを余儀なくされることがありますので、注意が必要です。
以上、2021年におすすめする脚付きマットレス13選と、選び方のポイントをご紹介しました。一人一人マットレスへのこだわりは違いますし、目的や用途もさまざまです。当記事内での情報を参考に、ぜひ自分にぴったりのマットレスを選んでください。