シングルベッドは横幅が100cmほどの、大人ひとりが寝るのに適した大きさのベッドです。他のタイプと比べるとコンパクトなので、お部屋のスペースを有効に使いたい方や一人暮らしの方に選ばれています。しかし、商品数が多いため、自分に合うベッドの選び方を知りたいという方も多いことでしょう。そこで今回はシングルベッドの特徴や選び方、おすすめ商品をご紹介します。
シングルベッドには様々な長所があります。まず、本体がコンパクトなので省スペースに設置でき、比較的楽に移動できることが挙げられます。また、商品数が多く、価格が安いメリットもあります。
シングルベッドはベッドの中でもコンパクトというだけあって模様替えの際にレイアウトがしやすい点も魅力のひとつです。さらに、シーツや布団類もサイズが小さいほど安価な傾向があるので、総合的に出費を軽減することができます。
シングルベッドは商品数が多いため、どのような基準で選べば良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。この項目では、シングルベッドを選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていきましょう。
ベッドフレームの素材には、木やスチール、布、革などが使われていますが、その中でも「木製」と「スチール製」が主流です。それぞれの特徴は以下の通りです。
【木製】
木製は温かみがあり、部屋に置いた時にナチュラルな印象をもたらしてくれるのが特徴です。また、商品数が最も多く、木の風合いや色味を比較しながら選ぶことができます。
【スチール製】
パイプベッドとも呼ばれており、軽量で移動しやすいのが特徴です。また、他の素材と比べると価格が安く、色やデザインで印象が変わる素材でもあります。カビが発生しにくいため、衛生的に使いたい場合に適しています。
ベッドで過ごす時間をより快適にしたいのであれば、ベッドの機能性をチェックしましょう。ヘッドボード(宮棚)付きで目覚まし時計やスマートフォンを置いておけるものや、ベッド下に収納ができるもの、コンパクトに折りたためる商品などがあります。
また、ヘッドボードにコンセントが付いているタイプを選ぶと、就寝中にスマートフォンなどの充電をすることができます。機能性が高くなるほど価格も高くなる傾向がありますが、長く使うのであれば自分が求めている機能性が備わったベッドを選ぶことをおすすめします。
シングルベッドのサイズは商品によって様々ですが、大きさの目安は横幅90~100cm、長さ190~210cm程度となっています。ベッドの中では小さめではあるものの、設置するスペースに合っているかどうか確認することが大切です。
そのため、これからベッドを選ぶのであれば事前に設置する予定のスペースのサイズを計測しておくことで設置場所にすっきり納まるベッドを探しやすくなります。より省スペースなシングルベッドが良い場合は、ヘッドボードがないタイプを選ぶのもひとつの方法です。
ベッドの形状は使い勝手を左右させるので、普段の生活で使いやすいかどうか考えながら選ぶことが大切です。代表的なベッドの種類をご紹介します。
【脚付きベッド】
ベッドに脚が付いているタイプは床との間に空間ができるので掃除がしやすく、通気性を良くする効果が期待できます。また、収納スペースとして活用できるものが多いので、収納がもっと欲しいというお部屋におすすめです。
【ローベッド】
高さが低いローベッドは「フロアベッド」とも呼ばれています。脚付きのベッドと比べると天井までの空間が広くなるため、お部屋を広く見せる効果が期待できます。また、地面に足がしっかり着くので、ベッドから安全に降りることができるのもメリットです。
【ロフトベッド】
ベッドの床面を高くすることで下の空間を自由に使える構造のベッドです。ベッド下に机やソファ、チェストなどを設置できるので、限られたスペースを有効活用できます。床面の高さは商品によって異なりますが、高い場所で寝るのに抵抗がない方におすすめと言えるでしょう。
【ソファベッド】
ソファとしても使えるベッドのことです。ベッドを使わない時間帯はソファとして使えるので、家具の数を最小限にしたい方におすすめです。リクライニング機能が付いたものや、広々とした設計のソファベッドも販売されています。
シングルベッドの選び方を把握したところで、ここからはシングルベッドのおすすめ商品を厳選してご紹介します。
ZINUS(ジヌス)の「布張りベッドフレームシングル・ダークグレー」は、強力な支持力を持つ木材スラット(すのこ)がベースのシングルベッドです。フレーム部分は100％ポリエステルの布張りになっており、四角形のステッチが入ったヘッドボードがクラシックなデザインを演出しています。
ヘッドボードを含めた本体サイズは長さ206cm×幅104cm×高さ103cm、組み立てが簡単なうえ必要な工具が付属しているので、自分で工具を準備する必要がありません。ベッドの下は空洞になっているので、収納スペースとして活用することも可能です。
Sweetnight(スウィートナイト)の低反発シングルマットレスは「マットレス」「ソファ」「カウチソファ」「枕付きマットレス」という4通りの使い方ができる多機能な商品です。
本体を全部広げた大きさは横幅97×奥行200cm、厚さ10cmのマットは耐圧分散性が優れているので、長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。カバーは外して洗うことができるので、清潔に保つことができます。
フランスベッドのシングルマットレス+フレームセットは、通気性に優れたスノコ状スチール床板と脚付きフレーム、「高密度連続スプリング」を採用したマットレスで構成された、本格仕様のシングルベッドです。
本体サイズは197.8×96×50.8cm、ベッド下には空間があるので掃除がしやすく、収納スペースとして使えます。付属のマットレスは防ダニ・抗菌防臭加工付きで、折り畳みが可能です。ヘッドボードの裏面も化粧仕上げが施されているので、レイアウトの自由度が高い点にも注目です。
山善(YAMAZEN) の宮付きロフトベッドは、ベッドの下に210cmの空間が確保できるスチール製のパイプベッドです。ベッドの下にデスクやスツールなどを設置することができるので、お部屋がせまい場合でも限られたスペースを有効に使うことができます。
本体サイズは幅112×奥行240×高さ177.5cm、頑丈な直径50mm極太パイプが使われているので強度が心配な方でも安心です。また、目覚まし時計や本などを置ける宮棚はコンセント付きなので、スマートフォンを充電する際もスムーズです。
ベストバリュースタイルのマットレス付きシングルベッドは耐荷重200gの頑丈な構造で、床板と引き出し底板に化粧を施すことで湿気を防ぎ、カビが発生しやすいのが特徴です。
本体サイズは幅97×長さ210×高さ69cm、キャスター付きの収納が2つ付いています。また、ティッシュの箱も納まる幅広の棚が付いているので、ベッド回りをスッキリ片付けることができます。デザイン性と機能性、耐久性のバランスが取れた商品です。
ビックスリー(Bic3)のシングルベッドアンティークモデルは、通気性に優れた折り畳み式のスノコ床板を採用したシングルベッドです。北欧で栽培されたスカンジナビアパイン(北欧パイン)の天然木が使われており、シャビー塗装加工を施すことでアンティークな雰囲気を演出しています。
本体サイズは約幅99.5×長さ200×高さ84(すのこ2枚)cm、クロスフレーム構造なので静止耐荷重は200kgと安心感があります。ベッド下には20.5cmの空間があるので、収納ケースなどを入れておくことができます。
JKプランのロートアイアンは、ベッドはもちろんソファとしても使えるマットレス付きのシングルベッドです。床板はアイアンメッシュ仕様で湿気がこもりにくい仕様になっており、ポケットコイルのマットレスが身体をしっかりと支えてくれます。
本体サイズは幅104.5×奥行203cmで、足の長さを調整してハイで112cm、ローで96cmに設定可能です。ブラックとホワイトの二色展開となっており、ロートアイアンの装飾がアンティーク調の雰囲気をもたらしてくれます。ソファとしても使えるベッドを探している方におすすめの商品です。
友澤木工(Tomozawa)からのSTELA(ステラ)は、奥行14cmのヘッドボードが付いた国産のシングルベッドです。ヘッドボードには間接照明やコンセントが付いており、ベッド下には大容量の引き出しが2杯ついています。
本体サイズは幅101×長さ215×高さ77cm、低ホルムアルデヒドの接着剤・塗料が使われているので安心です。ベッドを選ぶうえで高級感のあるデザインは外せないという方や、信頼できる国産の商品を探している方におすすめの商品です。
コスパクリエーション(COSPA CREATION)のSemper(センペール)は、4杯の引き出しが付いた箱型のシングルベッドです。ヘッドレストのないシンプルな設計ですが、お部屋のレイアウトに合わせやすいメリットがあります。
本体サイズは約幅99×長さ195×高さ42cm、布団を敷いて寝ることができるので、布団派という方でも使いやすいと言えるでしょう。お部屋のスペースが限られていて、ベッドを置くことを諦めている方におすすめです。
LOWYA(ロウヤ)の人をダメにするベッドは、机と収納棚、ベッドが一体化しているのが特徴で、ベッドの上で身の回りのことを済ませることができる多機能なシングルベッドです。
本体サイズは213×107.5×150cm、手の届く場所に物を置いておくことができ、飾り棚を兼ねることができます。一見ロフトベッドに見えますが、寝る場所は一般的なベッドの高さと変わらないので、高い場所で眠るのが苦手な方にもおすすめです。
タンスのゲンの宮付きすのこベッドは、脚の高さを3段階調節できる宮付きのシングルベッドです。床板には通気性抜群のスノコが使われており、熱や湿気を逃がすことができます。また、Fフォースターランクの塗料が使用されており、けが防止のための面取り加工も施されています
本体サイズは幅140×奥行き209×高さ71.5cm、宮には本立てや2口コンセントが付いているので、寝ている間もスマートフォンの充電ができて便利です。宮が不要な場合は宮なしタイプに組み替えて使用することもできます。
DORISのZest(ゼスト)はメラミン加工を施した各板と通気性に優れたスノコ仕様の床板で構成されたロータイプのシングルベッドです。表面に程良い光沢があるので高級感があり、ガムテープの粘着にも負けない丈夫さを持っています。
本体サイズは幅97×奥行200.5×高さ19.7cm、高さを抑えた設計なので、ふちに座った時に足がしっかりとつき、お部屋を広くみせる効果が期待できます。
ベッドとマットレスをセットで買いたい場合は、専用のマットレスが付いたタイプがおすすめです。次にマットレス付きシングルベッドのおすすめ商品をご紹介します。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)の折りたたみベッドは、すのこのシングルベッドと洗える エアリーマットレスがセットになった商品です。ハイタイプなのでひざを折り曲げた状態でスムーズに乗り降りでき、ベッド下の空間を有効活用できます。
ベッドの本体サイズは約幅98×奥行203.5×高さ45cm、組み立てには工具が不要で、ベッド本体にサイドグリップ・脚・ベッドフレームを取り付けるだけで完成します。抗菌防臭機能付きのマットレスは三つ折りにすることが可能です。
アイリスプラザ(IRIS PLAZA)のボンネルコイルマットレス付きシングルベッドは、天然無垢パイン材を使用したすのこベッドです。本体サイズは約幅98×長さ200cm、高さは約6.5cmと23.5cmの二段階に調整することができます。
ヘッドレスなのでシンプルなデザインではあるものの、角に丸みを持たせるなど安全面にも配慮してあります。また、省スペースなので配置がしやすい点もメリットです。付属のボンネルコイルマットレスは沈み込みを抑えて寝返りがしやすいので、寝心地にこだわる方にもおすすめです。
ベストスタイルバリューのAbsol(アブソル)は、ヘッドボードと2杯の収納がついたマットレス付きシングルベッドです。ベッドフレームには耐荷重抜群のクロス構造が採用されており、傷や水気、汚れに強いメラミン樹脂加工板が使われています。
本体サイズは約幅97x長さ210x高さ69cm、ヘッドボードには2口コンセントが付いています。デザイン性と頑丈さのバランスが取れた高品質なモダンベッドです。
今回はシングルベッドの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか。市販のシングルベッドは選択肢がたくさんあるので、ご自身が求める形状や機能性に照らし合わせて選ぶことが大切です。
ベッドは一度購入すると長く使うことが多い家具ですが、ベッド選びは睡眠時間の質を左右させます。使われている素材や耐久性、機能性を比較して自分にぴったりの一台を選んでください。