包丁はキッチンツールの中でも調理の快適さや出来を左右する大切なツールですが、長く頻繁に使うものだからこそ、機能的で使いやすい包丁を選びたいものです。この記事内では、家庭用におすすめの厳選された包丁をご紹介します。また、包丁を選ぶ際のポイントについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
良い包丁は、料理の見た目や食感、味までも左右します。切れ味の良い包丁で切った食材は、断面の凹凸が少ないため、酸化の進行が遅くなり、新鮮で滑らかな舌触りを保つことができます。今まで何気なく包丁を選んでいた方も、自分の料理スタイルに合わせて見直してみてください。ここでは、包丁を選ぶ際に最低限チェックしておきたい、3つのポイントをご紹介します。
ここでは、メインで使う包丁、サブ包丁、専用包丁の選び方をご紹介します。まず、メインの包丁には、「三徳包丁」や「牛刀包丁」から選ぶことをおすすめします。どちらもどんな料理にも使える万能包丁なので、ほとんどの料理がこれ1本で調理できます。
サイズは、長さが16~22cmくらいのものが一般的です。ただし、使用しているまな板よりも刃が長いと、使いづらくて危険です。包丁を選ぶ際には、まな板の大きさとシンクのスペースを考慮してください。
野菜や果物の皮をむいたり、サンドイッチの材料を切ったりする程度なら、刃渡りの短いペティナイフやフルーツナイフが便利です。また、飾り切りなど、大きな包丁ではできない細かい作業にも使えます。
ただし、細かい作業をしたい場合は、刃の切れ味を確認する必要があります。大きさだけで選ぶのではなく、自分が使いたい用途に合わせて選びましょう。
また、専用包丁は、本当に必要かどうかを見極めて選ぶようにしてください。柳刃包丁、菜切り包丁、パン切り包丁などさまざまな種類がありますが、包丁の数が増えれば増えるほど、収納スペースや定期的なメンテナンスが必要になります。
また、包丁を選ぶ際には、刃の材質も気になるポイントです。さまざまな素材の包丁があり、切れ味や手入れのしやすさなど、それぞれに長所と短所があります。
耐久性と切れ味に優れた鋼は、多くのプロが使用する包丁です。切りにくい肉や魚も難なく切ることができますし、切れ味が落ちても研ぎ直せば復活するので、きちんと手入れをすれば半永久的に使うことができます。
本格的に料理をしたい方にはもってこいの素材ですが、錆びやすいので放置は禁物です。使ったらすぐに洗って、丁寧に拭き取ることが大切です。
ステンレス製の包丁は錆びにくいのがメリットです。比較的リーズナブルな価格で購入できるため、切れ味が悪くなったら交換するのが一般的です。ただし、いくら錆びにくいといっても、水に浸けたまま放置するのはやめましょう。
金属ならではのにおい移りや雑菌の繁殖を避けたい方には、セラミック包丁がおすすめです。丈夫で熱に強く、刃の部分が白いので見た目でわかります。錆びることもなく手入れも簡単ですが、耐久性は金属に比べて劣るため、転倒による刃こぼれには注意が必要です。
また、魚の骨やカボチャなどの硬い食材を切るのには適していません。安価で軽量なので、あまり料理をしない方や、子どもに安全に包丁を使わせたいご家庭に向いています。
毎日使うものだからこそ、家庭では、錆びにくく洗いやすい包丁を選びたいものです。「錆びにくい」点に特化した包丁を選ぶなら、ステンレスやセラミック素材の包丁を、「洗いやすい」包丁を選ぶなら、刃と柄をスムーズにつなぐ口金付きの包丁を選ぶといいでしょう。
口金付きの包丁は、溝や凸凹がないので洗いやすく、汚れや雑菌がたまりにくいのが特徴です。また、ハンドルには木やプラスチックなどさまざまな種類がありますが、衛生面を考えると、つなぎ目がない「ステンレス一体型ハンドル」がおすすめです。
ただし、最近では抗菌性に優れた木の種類も多いので、価格と相談しながら自分に合ったものを探してみてください。
下村工業の三徳包丁は、1874年に新潟県三条市で包丁鍛冶として創業しました。ヴェルダンナイフは、オールステンレス製で、ハンドルとブレードの継ぎ目が滑らかで、簡単に水気を拭き取ることができるのが特徴です。
ブレードには、切れ味が長持ちする特殊鋼のモリブデンバナジウム鋼を使用しています。丸みを帯びたハンドルは手にフィットして細かい作業がしやすく、中空構造なので軽くて持ちやすいのが特徴です。価格もリーズナブルなので、初めてオールステンレスを試してみたいという方にも最適です。
刃が錆びないように、環境にやさしいノンスティックコーティングを施した人気の包丁です。ブラックカラーは男前インテリアにもぴったりです。素材にはドイツから輸入したマルテンサイト鋼を使用しており、耐久性と耐食性に優れています。高品質のプラスチックハンドルなので、包丁を清潔に保ちやすく、錆びにくい素材のため、長くご愛用いただけます。
このステンレス製の三徳包丁は、使いやすい165mmの刃渡りで、重さは135gです。包丁は燕三条の職人が水研ぎをして、抜群の切れ味を実現しています。ハンドルには錆びにくいモリブデンバナジウム鋼を使用し、完成した刃を型に入れて樹脂を流し込みます。
樹脂製のハンドルは手にしっくりと馴染み、長時間使用してもぐらつきません。何事も基本が大切だと言われますが、このナガオの包丁はまさにそれを体現しています。切れ味が落ちてきたら、簡易シャープナーで研げば元通りになります。食器洗浄機にも対応しているので、日々のお手入れも簡単です。
チタンコーティングされた三徳包丁です。ステンレスの刃にチタン強化コーティングを施しているので、汚れにくく、錆びにくいのが特徴です。切った後、肉や野菜などの食材が刃に付着しないので、調理がスムーズに行えますし、臭いがつきにくいので、生魚や果物など、さまざまな食材に使い回せます。
採用されているエラストマー製のハンドルは滑りにくく、食材を切るときに安定して握りやすくなっています。また、専用の保護カバーが付属しているので、使わないときは安全に保管できます。この三徳包丁は屋外への持ち運びにも便利なので、外に持ち出して使用したい方にもおすすめです。
この牛刀はユニークな模様を刃に施しています。高品質のステンレスを使用しており、切れ味と耐久性に優れているので、お手入れが簡単な包丁になっています。金属臭がないので、食材の風味を損なわずに調理できますし、酸やアルカリにも強いので、レモンなどの酸性の食材を切る際にも便利なアイテムです。
ハンドルには耐久性のある木材を使用しています。人間工学に基づいたハンドル構造により、握りやすく、快適なフィット感を実現しています。食器洗浄機にも対応しているので、普段使いにも最適です。高品質でお求めやすい価格の牛刀包丁です。
カミソリを代表する大手刃物メーカー「貝印」が開発したオールステンレスの包丁が、「貝印 関孫六 拓刀草 三徳包丁 AB5156」です。まず目につくのは、刃とハンドルの継ぎ目のないデザインです。
貝印独自のデザインで継ぎ目をなくすことで、汚れが溜まらず、清潔に使うことができます。また、耐久性に優れたオールステンレス製で、熱湯消毒ができ、食器洗浄機や食器乾燥機でも使用可能です。
次に注目したいのは、日本の大手包丁メーカーならではの品質です。業界屈指のメーカーである貝印が、一般家庭向けの包丁として開発した三徳包丁なので、リーズナブルな価格でも品質に妥協はありません。
日本製であることに加え、握りやすいように流線型のハンドルをデザインし、耐久性を高めるために炭素量の多い鋼を使用しています。また、炭素量の多い鋼材を使用することで耐久性を向上させ、刃先の厚みを薄くする技術で鋭い切れ味を実現しています。
数々のノウハウと妥協のないこだわりが凝縮された高品質な製品は、日常使いに最適です。3,000円前後のお手頃価格なので、ペティナイフよりもさらに高品質な包丁を選びたい方におすすめです。
MOSFiATA 8インチシェフナイフは、高品質のドイツ製ステンレスを使用しており、錆びや腐食に強く、変色することもありません。毎日のキッチンワークを楽にこなすことができます。家庭での使用はもちろん、レストランのキッチンにも適しています。
優れた耐久性を確保するために、数十年の経験を持つ職人が手で研いでいます。採用されている頑丈なマイカルタハンドルは、手首の緊張を最大限に軽減し、どんな大きさの手でも、どこを握って作業しても、手のひらと手首を長時間快適に保ってくれます。
料理をよくする方、料理が好きな方にはとても適している包丁と言えます。高品質の黒いギフトボックスに入って届けられますので、ご両親や祖父母への感謝の贈り物として、また料理好きな友達へのプレゼントにも最適です。
下村工業は、1874年に新潟県三条市で刃物鍛冶として創業しました。家庭で料理を楽しむための包丁やハサミ、ピーラーなどのキッチン用品のメーカーとして発展しました。創業以来、使う人の気持ちに寄り添った道具づくりを大切にしてきた会社です。
包丁の刃は燕三条の職人が研ぎ上げ、滑らかな切れ味を実現しています。また、包丁の柄はスリムで握りやすく、女性にも扱いやすいように、柄は軽く仕上げられています。それでいて食材への切れ込みがよく、軽い力で作業ができるのがポイントです。全体がつなぎ目のない一体型構造ですので洗いやすく、食洗機にも対応しています。
今回ご紹介する三徳包丁は、女性にも扱いやすい刃渡り18cmが標準サイズです。フルメタルの丸みを帯びたフォルムが美しいMilano Alphaシリーズで、刃とグリップが一体化しているため洗浄しやすく、デザインも美しいです。肉や魚、野菜などさまざまな食材のカットに使えます。「とりあえず一本はヘンケルスの包丁を持っておきたい」という方にまずおすすめしたい商品です。
セラミック包丁の特徴は、軽く切れて、食材に刃が吸い付くような感覚があることです。重さも金属製の包丁に比べて半分程度なので、安心して切ることができます。ファインセラミックスは、ダイヤモンドでしか研げないほど硬い素材の包丁ですので、摩耗しにくく、切れ味が長持ちします。
また、金属イオンを出さないので、りんごやレタスを切っても切り口が変色せず、美しい仕上がりになります。さらに、金属の嫌な臭いが食材に付着するのを防ぐので、食材の味を壊さずに美味しく仕上げることができますし、肉の脂やニンニクなどの強烈な臭いも、刃に残すことなく洗い流すことができます。
台所用漂白剤に浸けても大丈夫で、除菌効果があるので、常に衛生的な状態を保てるのもうれしいポイントです。また、耐熱性があるので、食器洗浄機や乾燥機にも使用できて便利ですので、忙しい主婦の方にぴったりです。
機械を使わずに職人が手作業で刃をつけており、ダマスカス模様が特徴的です。見た目の美しさだけでなく、食材を潰さずに切ることができる機能性を備えており、うまみや水分を逃さずに調理することができます。包丁にこだわりたい方におすすめです。
自社工場で製造された刃は、日本の調理環境に合わせて熟練の職人が研ぎ澄まし、切れ味と耐久性を実現しています。楕円形のハンドルは手のひらにぴったりとフィットし、小さな手でも安定して使うことができます。キッチンに欠かせない多目的包丁(三徳包丁)とペティナイフが1セットになっています。
食器洗浄機にも対応しており、お手入れも簡単です。実用性だけでなく、斬新なデザインの包丁は、キッチンをモダンに演出します。ハンドルの形状は握りやすく、ハンドルに使用されているポリプロピレン樹脂は、軽量で食品安全性にも優れています。
GLOBALは、吉田金属工業が製造する包丁のブランドです。今では様々なメーカーから発売されているオールステンレスの包丁を見慣れていますが、この一体型デザインは1983年にGLOBALが世界に先駆けて発表したものです。
さまざまなタイプの包丁を販売していますが、家庭用としては、オーソドックスな三徳包丁を選択するのが良いでしょう。万能包丁なので、これ1本で野菜も肉も何でも切ることができます。また、使用している鋼はモリブデンバナジウムなので、切れ味が長持ちします。
オールステンレスの包丁は洗えて衛生的です。サイズや種類も豊富で、用途に合わせて選ぶことができます。芯材にコバルト合金鋼、側材に13クロームステンレスを組み合わせることで、プロユースの切れ味と洗浄のしやすさを両立しています。ハンドル部分のトルネード模様は、水や油で手が濡れていても滑りにくく、快適な調理をサポートしてくれます。創業以来、プロの料理人に愛用されている包丁です。
雲龍シリーズは、燕三条の職人がこだわり、薄くて滑らかな刃先を実現した包丁シリーズです。ハンドルは水に強く、耐久性のある積層強化木を使用しています。手作業で磨き上げられた継ぎ目のない表面は、手にフィットします。
柔らかいステンレスと硬いステンレスを33層に重ね、霞のような模様を表現しています。また、刃にはモリブデン、バナジウム、コバルトを添加し、切れ味の持続性を高めています。