ネックピローは移動中や仕事の休憩時、ご家庭などで仮眠をしたい時やリラックスしたい時に首を支えることができるアイテムです。ネックピローには「クッションタイプ」と「エアータイプ」があり、形状や素材も商品によって様々です。そこで今回は、ネックピローの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
飛行機やバスでの移動中やデスクワーク中など立ち上がることができない環境で長時間同じ体勢をとると体全体の血流が悪くなり、首や肩、腰などが痛くなる原因になります。そんな時にネックピローを使うことで首周りを安定させることができ、長時間同じ姿勢をとっても楽に過ごすことができます。
また、体の部位で「首」がつく首・手首・足首を温めると、温かい血液を身体に流すことができ、冷えを軽減できると言われています。よって、寒い時期の休憩中や移動時にネックピローを使うことは寒さ対策としても有効な方法と言えるでしょう。
ネックピローを使いたいけれど、商品がたくさんあってどのような基準で選べば良いか分からないという方は多いのではないでしょうか。まずはじめに、ネックピローの選び方をチェックしていきましょう。
ネックピローには、大きく分けて「クッションタイプ」と空気で膨らませる「エアータイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
【クッションタイプ】
中身が詰まったクッションタイプは、コットンやビーズ、低反発ウレタンなどの素材で作られています。空気を入れて使うエアータイプよりも安定感が高い商品が多く、しっかりと首を支えてくれます。中には折りたためる商品もありますが、コンパクトに持ち運ぶことができない場合も多いので、ご自宅や車の中で使う方におすすめです。
【エアータイプ】
空気で膨らませるエアータイプは空気を抜くと小さくまとめることができるため、携行性に優れているのが特徴です。ワンタッチで空気を入れられるものや、空気の量を調節して高さを変えられるものなど使い勝手の良い商品があります。ただし、エアータイプを飛行機で利用する場合は、気圧の影響で均一な硬さを維持しにくい点に注意が必要です。
クッションタイプのネックピローには、主に低反発ウレタンやビーズなどの素材が使われています。それぞれの特徴は以下の通りです。
【低反発ウレタン素材】
低反発ウレタンは適度な硬さと弾力性を持つ素材です。形状記憶をする性質もあるため、心地良い形をキープすることもできます。ただし、重さがありコンパクトなものは少ないため、自宅や車など置いたままで使う方におすすめです。
【ビーズ素材】
ビーズタイプのネックピローはしなやかな触り心地と包み込まれるような使用感が特徴です。商品によってビーズの種類が異なり、好みに合わせて硬さや選ぶことができます。柔らかいクッションが好きな方におすすめです。
長時間使用する場合は、人間工学に基づいて設計されているネックピローがおすすめです。しっかりと身体にフィットするため、血流を妨げる心配が少なくなります。
また、頭から首にかけて立体成形された商品を選ぶと、自然な体勢を維持しやすくなります。体に合わないものを使い続けると思うようにリラックスできないので注意が必要です。
肌に直接触れるカバーには汗や皮脂、メイクなどが付着しやすく、持ち運ぶ機会が多い場合は衛生面が気になるものです。そのため、ネックピローのカバーを取り外して洗濯できるかどうか確認しておくと安心です。
ネックピローのカバーにはコットンやポリエステルなどの素材が使われていますが、カバーが取り外せない商品もあります。衛生的に使い続けるためにも、商品ごとのお手入れ方法をチェックしておきましょう。
ネックピローで最も商品数が多いのは、U字タイプです。U字タイプは首元を包み込むように支えることができ、首が傾くのを防げるので、座席を倒せない環境でも楽な姿勢をとることができます。そのため、新幹線や長距離バスなどでの移動が多い方やオフィスでの休憩用に適しています。
その他、あごまで支えることができるJ字タイプやワイヤー入りで好みの形に曲げられるタイプのネックピローがあります。J字タイプは首が前に倒れやすい方でも安心して使うことができ、ワイヤー入りタイプは体勢に合わせて形を変えたい方や家族で共有する方におすすめです。
ネックピローの選び方を把握したところで、ここからはクッションタイプのネックピローのおすすめ商品をご紹介していきます。
Recovery Sleepの赤外線効果によるセルフケアアイテム「トラベルピロー」は、肩こりにお悩みで移動中に睡眠をとる機会が多い方におすすめです。使用することで頭部が正しい位置に固定され、首・肩にかかる負担を軽減。素材に自然の鉱石を糸に練り込んでいるので、赤外線を放射し温熱効果をもたらします。
綿100%で心地よい肌触りを実現。吸放湿性にも優れているので、夏場でも蒸れにくくシーズンを通して快適に使用でき、洗濯機で簡単に洗えるので清潔さをキープできます。
中身にパウダービーズを使用しており、形状を変えられるのも魅力です。ネックピローとしてだけでなく、抱き枕や背中あてクッション、うつぶせ寝、足元のリラックスなど様々なシーンで活躍します。夜間の就寝時はもちろん、日中に仮眠したい時も◎。旅行や長時間の移動時のマストアイテムとなるでしょう。
GUAPO(グアポ)の好きな形に曲げられるネックピローは、自分に合った角度に調整できるのが特徴です。「 U字」「伸ばす」「ドーナッツ状」「片方だけ立てる」など自分の好みに合わせて形状を変えながら使うことができます。
低反発のやわらかいクッションには独自設計のコア(芯)が採用されています。また、カバーは綿100%で肌触りが良く一年中快適に使うことができます。耳栓などの小物を入れられるオールインワン収納ポーチが付属しています。
SPICE OF LIFE(スパイスオブライフ)のモバイルネックピローは全長145cmの枕の先端にスマホホルダーが装着可能な「モバイルピロー」です。枕は自由自在に曲がるので、首や腰など好きな部分に当てることができます。
スマホホルダーは横幅95mm、厚み20mmまでのスマートフォンを装着でき、くつろぎながら動画の視聴ができます。また、車のヘッドレストや床にも固定できるので、シーンに合わせて様々な使い方ができます。カバーは洗濯できるので、衛生的に使うことができます。
Foppery(フォーパリー) のネックピローは低反発ウレタン素材が柔らかく首をホールドしてくれる携帯用ネックピローです。表面には滑らかで肌触りの良い起毛生地が使われており、サイド部分にはスマートフォンや音楽プレイヤーを収納できるポケットが付いています。
移動時だけではなく携帯枕やクッションとしてなど様々な使い方ができます。使用後はくるくるとまとめて手のひらサイズにすることができるので、持ち運ぶ機会が多い場合でも荷物がかさばりにくい点もメリットです。
岸田産業から販売されているクラシドのHNOSナップピローは、頭や首のラインに自然にフィットし、腕のしびれを防ぐ設計で作られたネックピローです。適度な硬さがあり、座ったままの使用はもちろん、机でうつぶせ寝をする際にも使いやすいのが特徴です。
コットン素材のカバーは取り外して洗えるので清潔に保つことができ、コンパクトに持ち運べる専用の収納ポーチも付属しています。仕事や勉強の合間にうつぶせ寝をする機会が多い方におすすめです。
Kingaの首まくらは、人間工学に基づいたアーチデザインを取り入れたネックピローです。弾力性と柔軟性を備えたポリウレタン素材で作られており、凝り固まった首やスマホ首、ストレートネックをストレッチすることができます。
本体サイズは約縦22×横22×高さ11cm、アーチ橋のような曲線設計になっており、約10分ほど横になるだけで首や肩をリラックスさせる効果が期待できます。クッション素材では物足りない方や、ストレッチを目的とする方におすすめの商品です。
HAPITAS(ハピタス)のオヤスミッフィーは、首を安定させて楽な姿勢を保ち、快適な睡眠をサポートしてくれる低反発タイプのネックピローです。適度な硬さで、表面には柔らかくて肌触りの良い生地が使われています。
本体サイズは高さ31cm×幅30cm×奥行9cm、コンパクトにまとめることはできませんが、スーツケースに巻き付けるなど工夫次第で持ち運びも可能です。可愛いデザインのネックピローを使いたい方にもおすすめです。
OSTRICHPILLOW GOの形状記憶型旅行用枕は高密度な形状記憶フォームを採用し、人間工学に基づいてどの角度からも首をサポートできるネックピローです。幅広のマジックテープが付いているので、お好みに合わせて微調整することができます。
本体サイズは26.7×24.1×15.2cm、丸みを帯びた上品なデザインで付属のハーフサイズのケースに納めて持ち運ぶことができます。通気性に優れたソフト素材のスリーブは取り外しでき、洗濯可能です。衛生的に保てるので、持ち運ぶ機会が多い方でも安心です。
HOMIEEのネックピローは、人間工学に基づいた曲線型頸椎サポートデザインを採用したネックピローです。3秒記憶の低反発素材が採用されているので首をしっかりとホールドでき、バックルでサイズを調節できます。
枕カバーには柔らかで肌触りの良いベロアが使われており、汚れた場合は洗濯できます。また、持ち運ぶ際は折りたたむことができ、耳栓と3Dアイマスク、収納ポーチが付属しています。ネックピローとしてだけではなくクッションや枕として使える多機能な商品です。
マットレス&ピローメーカーの代表ともいえるTEMPUR(テンピュール)のトランジットピローは、体温と体圧を感知してゆっくりと沈みこむテンピュール独自の素材を使用したネックピローです。圧力を分散し、血行を妨げることなく姿勢をサポートしてくれます。
本体サイズは幅28×奥行30×厚さ8cm、使い込むほど馴染みやすく、仮眠や休憩中、旅行用としてなど様々な用途に適しています。価格はやや高いものの、品質を重視する方におすすめです。
MOGU(モグ)のポータブルネックピローはパウダービーズが持つ流動性と、ふんわりと心地良い感触が首を優しくサポートしてくれるネックピローです。先端に付いているひもを留めることで、寝ている間に起こりがちなズレを防ぐことができます。
本体サイズは約28×8×30cm、安定感が優れているのでクッションとして背中に敷く使い方もできます。長距離移動やデスクワークの合間、ご家庭でのリラックスタイムにおすすめの商品です。
次に、エアー(空気入れ)タイプのネックピローをご紹介します。肌触りにこだわった商品も展開されているので、できるだけコンパクトに持ち運びたい方はぜひチェックしてみてください。
RAKUPILLOW(らくピロー)のネックピローは、独自開発のロール式ツインパック構造を採用したエアータイプのネックピローです。クッションパックの中央部分を縫い止めてあるので、中身が片寄ることなく頭と首をしっかりホールドしてくれます。
クッションパックの中に入っているパイプ素材の量を調整することができるので、お好みに合わせてカスタマイズすることができます。また、直接触れる部分には「抗菌・防臭・速乾」機能を持つ記事が使われています。携帯に便利なストラップ付きのオリジナルポーチも付属しています。
無印良品の「ポリエステル携帯用ネッククッション」は、ポンプを手で押して空気を入れる携帯用のネックピローです。カバーをつけた状態でポンプを押すと空気が充填され、入れる空気の量でクッションのボリュームを調整することができます。
本体サイズは約37×39cm、首だけではなく腰や背中にあてるクッションとして使用することもできます。無印良品ならではのシンプルなデザインで、持ち運びに便利な収納袋が付いています。カバーのみ洗濯することが可能です。
西川(Nishikawa)のエアーネックピローは空気の量を調整して首にフィットさせることができる、快眠設計のポータブルネックピローです。中央部分が低くて薄く、両サイドが高くて厚い構造で、首筋にしっかりと優しくフィットします。
また、首元にはアジャスターが付いているので、体勢に合わせて締め具合を微調整できます。 専用ケースに入れてコンパクトに持ち歩けるので、家庭やオフィスでの使用はもちろん旅行用にもおすすめです。
BestMaxsのトラベルネックピローは頚椎の曲線に沿うように頭・首・肩を優しく支えてくれるネックピローです。内蔵のポンプで最速30秒で膨らますことができ、空気の入れ具合で高さを調整することができます。
本体は100%コットン生地で作られており、ふわふわの感触に包まれる使用感も特徴です。折りたたむと手のひらサイズになり、本体と一体化している収納ポケットに入れ込むだけなのでかさばらずに持ち運べます。
Keemallのネックピローはポンプで空気を入れて使える衛生的的なエアーネックピローです。エアーボタンを押すと約30秒で膨らみ、使用後は一瞬で空気を抜くことができます。人間工学に基づいたデザインで、盛り上がっている部分が首に優しくフィットして安定性をもたらしてくれます。
本体にはポケットが付いているので使用中はスマートフォンや音楽プレーヤーなどを収納でき、使用後はネックピロー本体をポケットに入れてコンパクトに持ち運ぶことができます。
ネックピローは移動中や仕事の休憩時、ご家庭などで仮眠をしたい時やリラックスしたい時に首を支えることができるアイテムです。
市販のネックピローは素材や形状、お手入れの方法などが商品によって異なるので、ご自身が使用する環境に合わせて選ぶことが大切です。
記事の中ではクッションタイプとエアータイプのおすすめ商品をご紹介しました。これからネックピローを取り入れようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。