メッシュタイプの焚き火台は、近年とても人気があり、初心者の方が最初に使う焚き火台として勧められることが多いアイテムでもあります。コンパクトに収納でき、軽量で、ソロキャンプでもグループキャンプでも使用できるなど、超ハイスペックな商品です。この記事では、メッシュタイプの焚き火台のメリットや選び方をわかりやすく解説します。また、おすすめの商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
焚き火台の多くは、ステンレスなどの金属板でできているため、重く、折りたたむことはできても、小さくすることは難しいものです。しかし、近年ではステンレスなどの金属メッシュを使用した軽量でコンパクトな焚き火台が新たに登場し、人気を集めています。
確かにメッシュは消耗品ですが、メッシュだけの交換部品も販売されていますので交換も簡単です。また、金属板ではなくメッシュを使用した場合、負荷が気になるかもしれません。とはいえ、薪や炭の量が焚き口の大きさに合っていれば、問題なく使用できます。
メーカーによって異なりますが、数キロの耐荷重を備えている商品が多いですので、もちろんBBQに使えますし、やかんでお湯を沸かすこともできます。
メッシュは隙間がある素材なので、灰が落ちて掃除をするのが気になるという方もおられるかもしれませんが、メッシュが細かいので、一般的な焚き火台のように灰が落ちることはあまりありません。
ただし、網目がある分、地面を傷つけてしまうので、下にステンレスのトレイやアルミホイル、レンガなどを使って高さを出すとよいでしょう。
焚き火台の素材が軽く、コンパクトに収納できるだけでなく、メッシュ焚き火台には他にも多くの利点があります。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく説明します。
メッシュ焚き火台はどれもコンパクトで持ち運びに便利です。ソロキャンプで人気の焚き火台と比較しても、形は違えどコンパクトに収まっています。
まず、金属板ではなく布なので、丸めて収納することができますし、火床部分がメッシュ製ということで、1kg以下の軽いものがほとんどです。ソロ用の小型メッシュ焚き火台には、焚き火台、本体、メッシュを含めてポケットに入るほどのものがあります。
軽くて小さいので、車でのオートキャンプだけでなく、バイクでのキャンプツーリング、自転車でのキャンプ、徒歩でのキャンプなど、さまざまなスタイルで活用できます。
また、メッシュタイプの焚き火台は、通気性が良く、上に乗っている薪にたくさんの酸素を送ることができるので、薪の燃焼効率が高いというメリットもあります。
従来の焚き火台は四方が囲まれているものが多く、火を起こすのに時間がかかることがありましたが、メッシュ焚き火台は四方から風がスムーズに吹き込むので、少し大きめの薪でもよく燃えます。
また、風通しが良いため、使用後の焚き火の冷えも早いです。冷めるまでの時間を考えると、朝、撤収する前に焚き火をするのは気が引けますが、メッシュ焚き火台なら撤収する直前まで焚き火を楽しむことができます。
板やプレートに比べて、メッシュの焚き火台は布のように曲がるので、使い終わったあとのお手入れの点でも使いやすいといえます。メッシュを外して、灰を落とさないように左右の手で四隅を掴むと、中央が谷になり、こぼさずに捨てることができます。
ステンレス板ではもちろん曲げられないので、これはメッシュならではのメリットといえます。また、あまり汚れていなければ、網の部分を軽く叩いて細かい灰を落とすだけで掃除が済むのも助かります。
以上メッシュ焚き火台を選ぶ際のポイントを抑えつつ、おすすめの人気商品をみていきましょう。ぜひご自分の用途に合ったお気に入りの商品を見つけてください。
ユニークな仕掛けがたくさんある、DODのメッシュタイプの焚き火台です。一番の魅力は、料理やBBQに使える焼き網が付いていることです。高さがあまりないので、薪を高く積んだり、炭を使ってじっくりと焼くことはできませんが、すでに網がセットされているためキャンプでの料理にも便利です。
本体はステンレス製なので、水やスポンジできれいに洗うことができます。組み立ては脚を広げるだけで、女性でも簡単に組み立てることができます。
先ほどご紹介した製品の姉妹品で、ソロでの使用を想定した軽量・コンパクトなモデルです。収納サイズは30×7×50cmで、ポケットに入るほどの小ささです。ソロで使用するサイズも30×34cmです。
姉妹品として、こちらも料理やBBQに使える丈夫なコンロが付属しているので、炭火や直火での調理も可能です。また、水でゴシゴシ洗うことができ、ステンレス製なのでサビにも強いです。
熱に強いメッシュ素材の焚き火台と、鍋やフライパンを使って調理するための道具であるトライポッドを組み合わせたものです。直径6cm×長さ29cm、重さは717gと、バイクでのキャンプにも持ち運べる軽さです。
軽いといっても、大きな鍋を吊るすトライポッドとしても使え、フック部分の耐荷重は8kgなので、重いダッチオーブンでも使用できます。
ユニフレームは、新潟県燕三条にある、金具加工に高い技術を持つ会社のアウトドア部門です。メッシュシートの素材には、特殊耐火メッシュ「FCHW2」と明記されており、優れた耐久性と耐熱性が認められています。
しっかりとした素材を使っているにもかかわらず、重さは490gしかありません。メッシュの面積は40cm×40cmで、ソロや少人数での使用には十分な大きさです。5kg以下の薪での使用が推奨されていますので、それ以下の重さならケトルやフライパン等の調理器具を置くこともできます。
ロゴスのキャンプ用品は、比較的安価に購入できるのがうれしいポイントです。このメッシュファイヤーピットも例外ではなく、約3,000円で購入できます。
ちょっと変わった四角い形をしていて、脚を開くと自然にXの形になります。道具の組み立てや段取りの多いキャンプですが、この焚き火台は説明書を読まなくても、直感的に組み立てることができるのが助かります。
他のメッシュタイプの焚き火台と違って、焚き火台の床がたわみの少ないフラットな形状になっているので、使い勝手の面では好みが分かれるかもしれませんが、フラットなので調理用の鍋を使った料理もしやすいタイプとなっています。
ブランド名の「PAAGO」は「Let’s pack and go!」を意味する造語です。このメッシュ焚き火台は280gしかなく、世界最軽量の焚き火台として、数々のキャンプメディアで紹介されています。価格はメッシュ焚き火台の中では高めですが、軽量であること、商品名の「忍者」にちなんだ火吹き棒が付属していること、フレームの上部が五徳になっていて調理に使えることなど、魅力にあふれた商品です。
ミリタリー調が人気の日本のブランド「BANDOK」が販売しているメッシュタイプの焚き火台です。脚を外して収納することができ、サイズは44x7x7cmで、バイクでの持ち運びにも便利です。網の交換は、交換部品が用意されているので、メーカーのサポートに頼らずに自分で交換することができます。
キャンプ用品の定番ブランド「キャプテンスタッグ」の「クワッドファイヤースタンド」は、四足歩行用のトライポッドとメッシュシートを採用し、安定性に優れています。市販の薪をそのまま置いても、しっかりと受け止めてくれます。薪を乗せてゆったりと焚き火を楽しみたい方におすすめです。
通気性に優れているので薪に火がつきやすく、メッシュシートが細かいので灰が落ちにくいです。持ち運びの際は、コンパクトに折りたたんで付属の袋に収納できます。また、バイクのリアボックスやバッグの上に横置きで設置することも可能です。
ピクニックや野外フェス、バビキューなどでは、大活躍間違いなしのファイヤースタンドです。安心のメーカー1年保証付きですので、初めて購入する方にもおすすめの商品となっています。
ソロ~4人用の大判A3サイズで、マルチに使える焚き火台とゴトクのセットです。焚き火台はステンレス製のメッシュを使用しており、通気性に優れているため薪がよく燃えます。
また、耐熱性のある特殊なメッシュを使用しており、非常に細かいため、灰が落ちにくくなっています。ハードタイプのバーナーが付いているので、炭火や焚き火でコンロとしても使用できます。
1つのリターは焚き火台の面積の約1/3の大きさなので、他のリターと組み合わせて使うことができますし、もちろん、すべて撤去して純粋な焚き火台として使用することも可能です。焚き口とトークンの距離は2段階で調整できるので、強火と弱火を切り替えながら薪で調理もできます。
以上メッシュ焚き火台の選び方からおすすめの商品までご紹介しました。メッシュ焚き火台は持ち運びに便利なだけでなく、空気の循環が非常に良いので、燃焼が効率的に行われ、火起こしが簡単です。バーナーで焼いた炭をメッシュシートの上に置くだけで、風があれば短時間で火を起こすことができます。
また、使用後の炭はすぐに冷めるので、メッシュの四隅に灰を運んでおけば、後片付けもスピーディーです。これから焚き火台の購入を検討しておられる方は、メッシュシート付きのものを選んでみてはいかがでしょうか。
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