引用:アマゾン
自動車事故や洪水の時など、いざという時に頼りになるレスキューハンマー(脱出ハンマー)。事故や洪水時は、ドアが開かなくなることが多く、緊急脱出が必要になります。その際、力が弱い女性やお子さんでも、簡単にガラスを割ることができ、最近、注目のアイテムです。しかし、意外と、「常備してない」、中には、「何ソレ?」という方もいます。今回は、そのレスキューハンマーに関して使い方や種類、人気の商品などをご紹介していきます。
目次
まず、レスキューハンマーの正しい使い方と種類を確認しておきましょう。
事故時は、シートベルトのレバーが故障してしまう事があります。通常の操作でシートベルトが外れなければ、切断する必要があります。レスキューハンマーには、シートベルトカッターが付いているので、それで切断します。
事故後は車体がゆがみ、ドアが開かなくなることがあります。また、洪水で車体が水没した場合は、水圧でドアが開かなくなります。その際は、レスキューハンマーのハンマー部分でサイドのガラスを割ります。ハンマーはわずかな力で割れるように設計されています。
ただし、フロントガラスは割れにくい構造になっているので。フロントガラスを割る必要がある場合は、力が必要になり、簡単にはいきません。
緊急時にすぐに使えるように、取り出しやすい場所に設置しましょう。運転席や助手席、後部座席の足元のフロアマットがおすすめです。
「シートベルトの切断」「ガラスを割る」という単純な機能だけの製品と、それらに加えてレンチやドライバーなどの便利な工具が付いているものの2種類があります。
次項からは、おすすめのレスキューハンマーをご紹介します。
全長 | 17㎝ |
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重量 | 141g |
本体のサイズ長さ17*幅7㎝*高さ2㎝で、重量141gという実用的なサイズで、女性でも使いやすく、様々な車に対応できるレスキューハンマーです。船での緊急脱出用としても使用できます。シートベルトカッターはむき出しになっていないので、お子さんが触っても安全です。常備としての使用を考慮して、ビス付きのケースホルダーも付いているので。車内の取り出しやすい場所にいつも常備しておくことができます。余計な機能は付いていないので、シンプルで使いやすいと評判です。
全長 | 16cm |
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重量 | 約445g |
シートベルト切断、ガラスの破壊以外に、ナイフ、ハサミ、ドライバー、缶切り、ノコギリが付いており、緊急脱出以外でもサバイバルに利用できる各種ツールが付属しています。災害時などは、たとえ緊急脱出できても、救助が来るまでは自力でしのぐ必要があります。その際、これらの便利なツールが役に立ちます。また、緊急時以外にも、車の故障や、ちょっとしたメンテナンスにも使用できるツールなので、多機能性を求める方にはおすすめです。
全長 | 約20cm |
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重量 | 約166g |
メルテック レスキューハンマー FT-16は、シートベルトカッター、ガラス破壊のみのシンプル機能ですが、しっかりとした造りと、ハンマー部の形状が鋭利なので、ガラスを確実に破壊できます。安価な粗悪品にありがちな、イザとなったら使えないようなことはなく、実際に使用した方からは、確実に使用できたという評判もあります。フロアマットなどの社内に収納しておけるホルダーケースも付属しています。コンパクトで使いやすいレスキューハンマーです。
全長 | 約16.5cm |
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重量 | 約410g |
このレスキューハンマーは、ガラス破壊、シートベルト切断以外の多くのツールがセットになったマルチツールです。プライヤー、ノコギリ、ナイフ、栓抜きなど、レスキュー時以外でも便利に使用できるマルチツールです。レスキューハンマーにマルチツールが付属されている製品は多いですが、この製品は柄が木製になっておりグリップ感が良いため、緊急時以外での使用時にも使いやすいように設計されているのがうかがえます。
全長 | 19.5cm |
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重量 | 370g |
このYPシステム消棒RESCUEは、レスキューハンマーの基本機能であるガラス破砕とシートベルトカッターに加え、二酸化炭素消火具が付属した画期的な商品です。現状(2018年3月時点)では、世界初という事で、貴重な商品になります。事故時のガソリン漏れ以外にも、ハイブリッド車などはバッテリー火災も発生することがあり、そのようなときは、初期消火することが最も大切です。そのような時にこの消火具が役に立ちます。ただし、消火具には使用期限がありますので、常に確認することが大切です。
事故や災害などの緊急時に備え、レスキューハンマーとともに、車内に常備しておきたい緊急用品をご紹介します。
道路交通法上、高速道路で故障や事故で緊急停止した場合、三角停止板(三角表示板)を設置する義務があります。車載義務では無いので、車載してなくても違反にはなりませんが、設置していないと「故障車輛表示義務違反」になり、点数1点、反則金6千円が課せられます。ただ、現実的には車載していないと設置することが難しいので、三角停止板は、常に常備しておくようにしましょう。一般道で緊急停止した場合も、安全のためにも設置することが望ましいとされています。
緊急退避用安全タスキは、夜間の事故や故障時に車外に退避する場合などに安全を高めるために着用するタスキです。高速道路では、安全のために、緊急停止車輛から下りて安全な場所で退避することを指示されます。例えば、追い越し車線に緊急停車した場合、路側帯まで退避することもあり得ます。そのような時にこのタスキで後続車からの視認性を良くし、退避時の事故などを防止し、安全性を高めるために使います。災害時の避難時の安全用品としても使用できます。
レスキューハンマーは、シェアを大きく取るような大手ブランドはありません。海外製品を様々な輸入代理店が販売しているような現状なので、特に有名ブランドは無く、同じ製品でも別な名前で売っていたりすることもあります。その中でも、定評のあるブランドを取り上げてみます。
メルテックは、昭和37年の創業以来、車の安全安心用品や、快適便利用品の開発に取り組んでいる総合カー用品メーカーです。特に緊急用品は、レスキューハンマーをはじめ、非常回転灯、けん引ロープ、三角停止板など多くに商品を提供しています。
LIHAOは、特に車用品メーカーというわけではありません。しかし、このレスキューハンマーは、価格と性能、コンパクト性などから多くの支持を集めており、Amazonでもベストセラー製品になっています。LIHAOのその他の商品は、文房具や毛糸などの雑貨から、工具やサングラスなど、様々な製品を販売しています。自動車用品としては、三角停止板などが販売されています。
多くのレスキューハンマーが販売されており、どれを選べばいいか迷ってしまいます。レスキューハンマーの選び方はどうすればいいのでしょうか?
レスキューハンマーは、その性格上、緊急時に使えなければ意味がありません。ただ、緊急時は、滅多に遭遇することもなく、試してみることも難しいので、商品レビューやユーザーの評判で確認しましょう。
レスキューハンマーは、力がある大人の男性が使うものとは限りません。力が弱い女性や、手が小さなお子様も使う可能性がありますので、大きさや重量を確認し、車に同乗する可能性がある全員が使えそうか確認しましょう。
ここまでご紹介したように、ガラス破砕&シートベルト切断の基本機能のみの製品と、ペンチやドライバーなどのマルチツールが付属したものまであります。マルチツールは便利ですが、重量が重い傾向がありますので、使用する方の力や、取り回し性、必要性を十分考慮して選ぶようにしましょう。
いかがでしたか?レスキューハンマーの使い方や種類、おすすめ商品や選び方をご紹介しました。レスキューハンマーは、自動車事故での脱出対策として必要な商品ですが、洪水などの災害時の脱出対策としても重要です。天災が多発する近年の傾向を考えると、車を運転する上で、レスキューハンマーは必須な車内備品と言えるでしょう。せひ、あなたの車にもレスキューハンマーを常備するようにして、ご自分の命と共に、大切なご家族の命も守るようにしてください。
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