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頭が潰れたり錆びたりして、どうにもネジが回せなくなって困った経験のある方は多いのではないでしょうか。そんなとき、頼りになるアイテムが「ネジザウルス」です。
とはいえ具体的にどんな商品なのか、少しわかりづらいですよね。
ネジザウルスについて気になった際、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、ネジザウルスの仕組みや使い方、選び方についてまとめました。
また多彩なネジザウルスのラインナップから、特におすすめのものも5つ厳選しています。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
通常ネジは、頭の溝にドライバーをあてがって回します。しかし頭が潰れたり錆びたりして溝にドライバーが嵌まらなくなってしまうと、もう回すことができません。
そこでネジザウルスの登場です。仕組みとしてはドライバーのようにネジの溝を使うのではなく、ネジの頭そのものをがっちりと挟んで回します。先端部に特殊なタテ溝が施され、高い摩擦力を実現。普通のペンチのように滑ってしまうことがなく、スムーズにネジを回すことができます。
ネジザウルスは対応するネジの種類やサイズによって、いくつかにタイプ分類されているのが特徴です。最も対応範囲の広いネジザウルスXPですと、先端くわえ部は直径3〜10mm、本体くわえ部は直径5.5〜14mmのネジに対応。ほかにも一般的なナベネジだけではなく、頭の低いトラスネジにも対応できるタイプもあります。
頭のつぶれたネジや錆びたネジのほか、専用工具が必要な特殊ネジにも対応可能です。持っておけば、何かと頼りになるアイテムでしょう。
実際にネジザウルスを欲しいと思った方は、どのような商品があるのか比較してみたいですよね。
そこでこの項目では、5つのネジザウルスをご紹介します。
気になるものは特徴も合わせてぜひチェックしてみましょう。
ネジザウルスGTは新設計の先端形状で、1mm程度の頭が低いネジにも対応できる「超進化系」です。その実力は、メーカー公式チャンネルの動画をぜひご覧ください。
『ネジザウルスGT/PZ-58』その驚異の性能とは・・・?!
Amazonのコンビネーションプライヤカテゴリでも、ベストセラー1位に輝く人気アイテムです。多くの方から頼りにされています。「これはもうどうにもならないかも」と諦めかけていたネジが回せた時の感動は、一度味わうと忘れられません。
こちらのGTはネジザウルスのラインナップのなかでも、程よいサイズと重量で持ち運びやすいです。またネジサイズも9.5mmまでと、大抵の用途に対応できます。ネジザウルスを複数持っているユーザーから、「もし1本だけ買うならこれ」という声もあるほどです。
「外れないネジの救世主です。たった1日でなくてはならないアイテムになりました。」
「いろいろな手段を試しても無理だったネジが、これを使ったらすぐに回せました。」
出典:Amazon
上で紹介したGTよりも一段と大きくずっしりと重たいこちらのRXは、ネジサイズ15mmまでと対応範囲も広くなっています。大きいネジに対応できることに加え、回すのに必要な力が少なくて済む点もメリットです。常に持ち歩くにはちょっと大きすぎるかも知れませんが、万一の備えとして持っておけばいざという時に頼りになります。
こちらのPZ-55は初代ネジザウルスです。機械設備関係のプロから信頼を集めているほか、自動車やバイクのメンテナンス用としても人気があります。一般家庭でも、錆びたラックや古い組立家具を処分するときなど、1つあれば何かと便利です。
こちらのネジザウルスXPは、ネジザウルスのラインナップのなかで唯一クロムバナジウム鋼製(他のものは高炭素鋼製)となっています。また先端形状がスリムなため、狭い場所や奥まった場所にあるネジにも対応しやすいです。
本体部分の合わせ方が一般的なプライヤーとは逆になっていて、セットピンが緩みにくく耐久性が高くなっています。
電工や整備工場といったプロの現場で使うユーザーからも、他の工具より圧倒的に使いやすいと絶賛です。
2016年度グッドデザイン賞を受賞した、ラジオペンチ型のネジザウルスです。ギア歯構造になっているため、一般的なラジオペンチと比べて細線を軽い力で簡単に切れます。薄い板もしっかりつかむことが可能です。
ネジザウルスのラインナップの中でも、こちらのPZ-60は狭く奥まった場所でも使いやすくなっています。また頭の低いトラスネジにも使える点が大きなメリットです。
ネジザウルスには、さらに関連商品が販売されています。
もともと扱いやすいネジザウルスを強力にサポートしてくれるので、用途に合わせて購入すると良いでしょう。
潰れてしまったネジの十字溝を回せる特殊ドライバーです。残っている僅かな端の部分にぴったりとハマり、回せます。
ファーストビットで外れない場合はセカンドビットをハンマーで打ち込み、ネジに刺して回す仕組みです。
「こんな商品を待っていました。お手上げ状態だったネジが、今までの苦労がウソのように外れました。」
出典:Amazon
ネジザウルスと合わせて使いたい、強力なサビ落とし剤です。ネジザウルスでも回せないほど固く固着したネジに塗ると、小さいものなら数秒ほどでサビを溶かします。効き目は強力ですが、中性で安全性が高いのも魅力です。
「半信半疑でしたが、液をつけて数分放置したら、錆びて動かなかったネジが外せました。」
出典:Amazon
「ネジザウルス」が大ヒットとなった作業工具メーカー、株式会社エンジニアの社長による著書です。従業員30名の町工場が大ヒット工具を生み出した経緯や、ヒット商品を生み出す「コツ」が披露されています。ネジザウルスの愛用者にとって興味深いエピソードが読めるだけではなく、ビジネス書としても参考になる内容です。
ネジザウルスで一躍有名になった株式会社エンジニアは、創業昭和23年の大阪の会社です。現在の従業員数40名と大きな会社ではありませんが、ネジザウルス以外にもプロ御用達のさまざまな工具や機器をラインナップしています。
自社ホームページのほか、YouTubeの公式チャンネルでの情報発信も積極的に活動中。ネジザウルスを始めとした製品の威力がよく分かり、思わず「おお!」と声を上げるような動画も多いです。ぜひチェックしてみてください。
株式会社エンジニア
https://www.youtube.com/user/ENGINEERTOOL/videos
ネジザウルスにはいくつかのタイプがありますが、回したいネジのサイズや形状によって選ぶのが基本です。
上記がおすすめです。
本体の全長や重量もさまざまなので、頻繁に持ち歩くには比較的コンパクトな初代ネジザウルスが良いでしょう。いざという時に備えて持っておくのであれば、大きめで重たい反面、対応ネジサイズの広いネジザウルスRXが安心です。
テレビで紹介される機会も多いため、名前だけは聞いたことがある、そういう商品があるのは知っているという方も多いかも知れません。
ネジが潰れてしまってどうにもならない時にはぜひ一度ネジザウルスをお試しください。諦めかけていたネジがスッと回せた瞬間は感動モノです!
★★似てるけど使い道が全く違う「やっとこ」って知っていますか?★★
★★ネジの他に「釘」という手もありますね★★