キャンプの食事作りに欠かせない調味料ですが、最近のキャンプブームで、1本でいろいろな料理に使える「アウトドア調味料」が人気を集めています。今回は、キャンプで最低限必要な調味料と、おすすめしたいアウトドアスパイスをご紹介します。また、記事の最後には、バラバラになりがちな調味料を収納できるおしゃれなスパイスボックスもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
目次
アウトドアスパイスの特徴は、いろいろな調味料を持ち歩かなくても1本でしっかりとしたスパイスと味が出ること、肉や魚など汎用性が高いこと、アウトドアだけでなく普段使いにも便利なことなどが挙げられます。
以上の3つの理由から、アウトドア用スパイスは、近年、キャンパーだけでなく、家庭用調味料としても絶大な人気を誇っています。キャンプでは、なるべく荷物をコンパクトにしたいので、1本取り出すだけで済むアウトドアスパイスはとても便利です。
同時に、家庭用の調味料としてもとても美味しく、いろいろな料理に振りかけて新しい味を発見したくなるような魅力的なスパイスと言えるでしょう。
そこで今回は、目的別・料理別におすすめのアウトドアスパイスをご紹介します。お気に入りのアイテムを見つけて、アウトドア料理をより充実させましょう。
また、肉料理にスパイスを使うことで、味を引き締める効果もあります。特に鉄分を多く含む牛肉や羊肉では、クセを抑えて肉本来の味を引き立たせることができます。また、鶏肉などのタンパク質の肉には、スパイスがパンチを効かせることができます。
特にフレッシュハーブの清涼感は、大きなアクセントになります。これらのポイントを踏まえて、お好みのスパイスを選んでみてください。
マキシマムは、宮崎県の精肉店「中村食肉」で製造・販売されています。マキシマムは、中村食肉の肉製品との相性を考えて、メーカーと一緒に開発されました。
宮崎の地元の人たちに愛用されていたマキシマムは、肉のプロならではのオリジナル調味料で、メディアにも取り上げられ、全国のキャンパーの心を掴んでいるのだそうです。塩コショウが強く、ナツメグとクミンが強く効いていて、インドカレーのスパイスのような風味が強いです。
味の主張が強いので、食材に振りかけるとマキシマムフレーバー全開の味わいになります。某フライドチキン店のチキンの味に似ているという感想もあります。
お肉屋さんが作っているスパイスなので、お肉との相性も抜群ですが、美味しいステーキが作れるだけでなく、チャーハンの隠し味に振りかけるなど、工夫とアイデアでさまざまな使い方が可能です。
「黒瀬のスパイス」は、1950年創業の福岡県北九州市の老舗鶏専門店「かしわ屋くろせ」が販売するスパイスです。鶏肉と相性の良いスパイスが欲しいというリクエストで、「黒瀬のスパイス」は誕生した。
キャンパーのBBQのお供としてSNSで話題となり、全国的に人気のスパイスとなっています。黒瀬のスパイスは、お肉と一緒に食べるのがおすすめです。
約15種類の調味料やスパイスを使用しており、どんな食材にも合う万能スパイスで、ハーブの香りが強く、しょうゆベースです。
強い塩味とピリッとした胡椒と唐辛子が入っているので、パンチを効かせたい時にオススメのスパイスです。黒瀬さんのスパイスは、唐揚げや手羽先、あっさりした味付けの鶏肉など、いろいろな料理に合います。
また、ふりかけとしてご飯にかけたり、胡椒の風味が効いているのでスープやラーメンに振りかけても美味しく頂けます。
「ほりにし」は、和歌山県にあるアウトドア専門店「オレンジ」で製造・販売されているスパイスです。店長の堀西さんは、飲食店での修行経験を生かし、どんな肉料理にも合うオールインワンスパイスを作ろうと考えたそうです。
和歌山らしさを出すために、みかんの皮も加え、5年の歳月をかけて完成させたスパイスです。「ほりにし」の味の特徴は、醤油ベースのピリッとした辛さの中に、ニンニクの香りと旨みがあります。
ミルポワパウダーが入っているので、洋風でイタリアンやフレンチにも合うでしょう。ただ肉につけて焼くだけでなく、ワンランク上のおしゃれな調味料にしたいときにもおすすめです。特に魚のムニエルやアクアパッツァ、パスタ、温野菜などと相性が良いようです。
mottecoの万能調味料「鉄板スパイス」は、日本人に好まれやすい天然醸造の味噌をブレンドし、その旨みを引き出しているのが特徴です。塩分は控えめですが、味噌の濃厚な和の味わいと、食欲をそそるにんにくの風味が楽しめます。
その名の通り、鉄板を使った肉・魚料理だけでなく、カレーやじゃがバターなど様々なキャンプ料理にもおすすめです。
「サワークリームスパイス」とは、流行の発信源であるアウトドアセレクトショップで、最近取り扱いが増えているスパイスです。食の都・福岡発の新アウトドアブランド「YODELL(ヨーデル)」の誇るアウトドアアイテムです。
YODELLは、高品質のポマードを製造する理美容メーカー「西武美容」が立ち上げたブランドで、アウトドアと一見何の関係もなさそうですが、実はオーナーのキャンプ好きが高じて、家族でもっとキャンプを楽しみたいという思いから、アウトドアブランドを立ち上げたのだそうです。
気になる「サワークリームスパイス」の味ですが、まず口に広がるのは、炒めた玉ねぎとにんにくの香ばしい風味で、その後、サワークリームのコクと酸味が感じられます。さらに、レモングラスやパセリなどのハーブの香りが漂い、後味の良い仕上がりが楽しめます。
他のミックススパイスに比べて粉末の粒子が細かく、味も濃くないので、かけすぎても酸っぱくなりません。薄味がお好みの方は少量で、濃い味がお好みの方は多めにお使いください。
サワークリームスパイスは、サワークリームパウダー、フライドオニオン、ハーブなどが入っているので、より洋風な味に仕上がっています。そのため、洋食との相性も期待できます。
「淡路島オニオンスパイス」は、兵庫県淡路島特産の玉ねぎに、マジョラム、オレガノ、バジルなどの各種ハーブと塩を加えた万能調味料です。甘みとうまみが強い淡路島産の玉ねぎを、オリジナル食材としてだけでなく、もっと気軽に日常的に使ってほしいという思いから開発が始まりました。
スープやパスタの調味料、肉料理など、料理のジャンルを問わず、このスパイスを振りかけることで味の幅がぐっと広がり、食卓に笑顔が広がります。その良さは口コミで徐々に広がり、いつしかこの万能調味料は鳴門千鳥本舗のリピート率No.1の人気商品となりました。
motteco(モッテコ)はその名の通り、キャンプなどのアウトドアにも持って行きたくなるユニークな万能調味料です。
スパイシーな甘さが特徴で、スパイスの王様と呼ばれ砂糖と相性の良いシナモンと、爽やかで上品な香りからスパイスの女王と呼ばれるカルダモンをブレンドし、贅沢で香り豊かな味わいに仕上げています。
また、スパイシーな「ジンジャー」も絶妙にブレンドされているので、寒い冬に人気のホットワインやチャイにひとさじ加えたり、甘いカクテルのグラスの端に添えるだけで、贅沢なキャンプの夜が楽しめるでしょう。
ザート料理やパンとも相性が良いので、焼きリンゴやヨーグルト、フレンチトーストにかけると、いつもと違った贅沢な味わいを楽しむことができます。
シナモン、クローブ、カルダモン、ジンジャーをブレンドしており、いろいろなスイーツによく合います。リンゴと赤ワインを煮て、このスパイスを少量加えると体が温まるホットワインの出来上がりです。
また、アイスクリームやパンケーキに入れると、大人な味わいになります。さらにキャンプで人気のドリンク、チャイですが、豆乳、ほうじ茶、スパイスが体を温め、気持ちを落ち着かせてくれます。
お好みの量をチャイに混ぜて、スパイシーでコクのある味わいをお楽しみください。冷えて眠れない夜にはぜひ飲んでいただきたいドリンクです。
お笑い芸人がプロデュースということで話題を集めているアウトドアスパイスです。クラウドファンディングサービスで先行販売を開始し、わずか20分で目標金額の20万円を達成、最終的に1,457万円を集めました。
「バカマムシ」誕生の背景には、業界におけるアウトドアスパイスの人気上昇という背景があります。このスパイス、クミンシードをホールで使用し、タンドリーチキンやカレーのような何層にもわたる香りが特徴です。
実際のスパイスを見るとわかりますが、クミンシードの配合率が高いことがわかります。蓋を開けた瞬間にクミンの香りが漂います。
ラムチョップなど臭みのある料理にはもちろん、焼きそばなどにもよく合いますので、自分好みのメニューを開発してみてはいかがでしょうか。
「ヒルファーム・マスタード・マイルド・グリーン・ペッパーマスタード」は、今や料理のジャンルを問わず、料理に欠かせないアイテムとして位置づけられています。
レストランやホテルなどでも使われ、プロも認めるスパイスで、料理のアクセントに、ドレッシングに、白身魚の刺身にとさまざまなジャンルの料理によく合います。
口の中ではじけるような食感がたまらないマスタードは、ほどよい酸味でピクルスのような感覚で、そのままバゲットにつけて食べられます。
また、フレッシュな青唐辛子でピリッとした辛さを程よくプラスしています。ピザ、ソーセージ、グリルチキン、ドレッシングなどにお使いください。
キャンプスパイス「野香」は、21種類のスパイスを独自にブレンドし、肉・魚料理はもちろん、アヒージョやホットサンドなどの定番キャンプ料理にもお使いいただけます。
アクセントとしてガーリックやネギの風味を加え、何にでも合う調味料に仕上げています。市販の調味料は塩辛いという意見を取り入れて開発されたため塩分控えめで、アヒージョのベースとしてもお使いいただけます。
スパイシーで肉厚な調味料も魅力的ですが、和風でヘルシーな味噌味の「うまみそパウダー」は、健康志向の方や女性キャンパーにおすすめです。
味はオーソドックスな味噌味、柚子の皮を使った柚子味、ゴマで香ばしさをプラスしたゴマ味の3種類が販売されています。健康雑誌にも掲載され、今後の主力商品として期待されている商品の1つです。
キャンプ料理に凝っていると、当然スパイスも多く必要になってきます。キャンプに行くたびにスパイスを持参し、容器に詰め替えている方も多いと思いますが、キャンプの頻度が高くなると、それが面倒になりがちです。
その点、スパイスボックスなら、自宅で使い、キャンプには折りたたんで持っていくことができるので、とても便利です。気になる方はぜひチェックしてみてください。
「TAKE-WARE OD スパイスボックス 26cm」は、両面観音開きにすることで、スパイスなどの瓶を両面に収納することが可能です。また、天板が開くので背の低い瓶も置くことができます。底の仕切りは左右で高さが微妙に違うので、高さの違う瓶も収納しやすくなっています。
また、仕切りを外してワインボトルを収納することも可能です。折りたたむと収納ボックスとなり、さっとトランクに積んでキャンプに持ち出せます。
キャンプでは、なるべく荷物を減らしたいという方が多いのではないでしょうか。その点この「ミニマル野郎」は重さ100gとコンパクトなボディながら、必要な調味料をしっかり収納できるのが特徴です。
スパイスのほか、メスティンも収納できますし、マグカップやカトラリーなどの整理にも便利です。また、キッチンツール、小型のLEDランタンやペグ、ロープなども収納できます。ナフロの「意外と使えるランタン」も収納可能です。
その他、料理やキャンプ以外でも、一眼レフカメラやレンズ、旅行や出張の際の洗面用具の収納にも使えます。汎用性の高いアイテムですので、気軽に購入してみてはいかがでしょうか。
調味料やカトラリーも収納できるスパイスボックスです。スタイリッシュなデザインなので、普段使いにもおすすめのアイテムです。キャンプではキッチンからそのまま持っていけるので、もう調味料を忘れる心配はありません。
調味料のほか、アルミホイルやオイルも収納可能ですし、引き出しは割り箸も入る大きさなので、カトラリーの収納にもおすすめです。
キャンプ用品にはさまざまな色やデザインがありますが、「sotoego」はできるだけシンプルに、どんなキャンプ用品にも合わせやすいものを目指しています。ソロキャンプはもちろん、ファミリーキャンプでも気兼ねなく使えるアイテムです。
「sotoego」のスパイスボックスは、本体の他に3つのポケットがあり、収納しやすくなっています。個包装の調味料やティーパック、ビニール袋、フックなど、ごちゃごちゃしがちな小物の収納に最適です。ファスナー付きなので、物がこぼれる心配もありません。
このスパイス収納ラックはステンレス製で、調味料ボトルを12本収納することができます。キャンプ用品をスタイリッシュに、おしゃれに使いたい方におすすめです。12本入っているので、キャンプでの料理だけでなく、家で使う調味料もすっきりと収納することができます。