フィリップスのシェーバーは、肌への負担を軽減するように設計されているので、肌にやさしく敏感肌の方にも人気があります。しかしシリーズが豊富にあるため、何をセレクトすればよいのか分からない方も多いでしょう。今回は、フィリップスが販売している機種ごとの製品の特徴や上手な選び方をご紹介します。自分に合ったシェーバーを選んで、毎日のお手入れをより快適なものにしましょう。
目次
フィリップスは、パナソニックやブラウンなどの人気メーカーの中で唯一、「回転式」電気シェーバーで世界No.1のシェアを誇るメーカーです。1939年の発売以来、回転式シェーバーの肌へのやさしさと耐久性を追求し続けています。
回転式シェーバーは、往復運動式のシェーバーに比べ、肌へのダメージが少なく、敏感肌の方でもストレスなくシェービングすることができます。また、刃が厚く、肌に深く当たらないため、肌に優しいシェービングが可能です。
そのため、カミソリ負けしやすい敏感肌の方におすすめの商品といえます。フィリップスのシェーバーには、主に7つのシリーズがあります。数字が大きくなるほど性能が高くなります。ただ、それぞれ機能が異なるので、人によっては数字が小さいものの方が便利な場合もあります。
例えば、敏感肌の方なら、9000よりも肌に優しい設計の7000がおすすめです。また、持ち運びに便利なトラベルタイプもあるので、用途に合わせて選んでみてください。
フィリップスのシェーバーは、ヘッドがそれぞれ独立して回転し、それぞれのヘッドが柔軟に動くので、体のどの部分にも適切な角度で刃が当てられます。機種によってヘッドが5方向または8方向に動くので、あごや頬など凹凸のある部分でも軽い力で肌に密着させることができ、肌を傷つけたくない方にも最適です。
ドライシェービングだけでなく、お風呂で剃りたいという方は、ウェットシェービングに対応した機種を選びましょう。1000シリーズを除き、各シリーズのほとんどの機種が対応しています。
とはいえ、2015年以降に発売された機種はほとんどウェットシェービングに対応していますが、家電量販店やECサイトなどで古い安価なフィリップスのシェーバーを見るときはご注意ください。
シェーバーのお手入れを簡単に行いたい場合は、「スマートクリーンシステム」に対応したモデルがおすすめです。充電、洗浄、注油といった動作を自動で行ってくれますので、面倒な手入れに手間がかかりません。
さらに、自動で乾燥までしてくれるモデルもあるので、いつでも清潔に使えます。浴室など湿気の多い場所で長期間保管する場合にも便利です。
フィリップス9000シリーズは、顔の凹凸に追従する「輪郭検出技術」を搭載しており、細かい部分にフィットしながら深剃りすることが可能です。
防水機能が標準装備のため、お風呂場でひげ剃りをしたい方に人気です。また、自動で洗浄する機能も付いているので、毎日シェーバー自体を清潔な状態で使いたいという方にも向いています。
輪郭検出技術により、あごや首筋にしっかりフィットするシェーバーです。ダブルVトラック刃のおかげでそり残しがなくキレイな仕上がりが期待出来ます。また、3段階のスピード調節ができる設計となっています。
朝バタバタと忙しいときには時短になりますし、じっくり剃りたいときにはスピードを調整できて便利です。さらに、ボタン一つでシェーバーの洗浄と充電ができる機能付きですので、いつでも清潔な状態で使用できるようになっています。
輪郭検出技術により、ヘッドが8方向に動き、顔のどんな凹凸にも超密着できれいに剃り上げてくれます。またダブルVトラック刃がヒゲを挟み込み、深剃りが可能になりました。
パーソナルコンフォート設定で3つの段階がえらべますので、お好みのスピードに調整できます。また、バスシェービングが可能なので、フォームやジェルを使ってさらに優しいシェービングをしたい方におすすめです。
ナノ粒子技術を用いた強靭で鋭い内刃と、ヒゲをしっかりキャッチする外刃を搭載し、最高レベルの深剃りを実現したモデルです。肌への摩擦を軽減する微細な金属ビーズコーティング「スキンコンフォートリングプラス」や、使用後にシェーバーを置くだけで充電できる「Qi対応ワイヤレス充電パッド」を採用しています。
フィリップスの最上位モデル「シェーバー S9000 プレステージ SP9820/12」の新モデルで、ブランド史上最も深剃りできる「ナノプレシジョン刃」を引き続き採用しています。ヘッド周辺に肌にやさしい「メタルビーズコーティング」を採用し、ヘッドの可動方向も進化しました。
さらに、「スキンコンフォートシステム」によって、1週間伸ばしっぱなしにしていたようなヒゲでも快適な剃り心地を実現しています。
防水仕様なので、お風呂でシャワーを浴びながら剃ることができ、流水で洗うだけの簡単お手入れも魅力です。前モデルからワイヤレス充電機能が削除され、さらにお財布に優しくなりました。
7000シリーズの最大の特徴は、肌への優しさです。ヘッド部分が肌への摩擦を軽減するように設計されています。また、「ジェントルプレシジョン刃」や「スチールプレシジョン刃」といった独自のシェービングシステムも搭載しています。さらに、専用アプリに対応し、自分に合った剃り方を簡単に実現できます。
刃の切れ味を保つために、自動研磨システムを採用しており、お手入れが手軽にできるのがポイントです。また、ヒゲの密度に合わせてパワーを自動調整する「ヒゲ密度感知システム」を搭載しています。
「フィリップス メンズグルーミングアプリ」と組み合わせると、各シェービングセッションが記録され、どのシェービングが自分に合っているのかがわかるようになっています。
コンパクトでコードレスなので、持ち運びにも最適です。お肌への刺激が気になる方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
皮膚科医と共同開発したアプリ連動型シェーバーで、敏感肌でも深剃りできるタイプの商品です。シェービングヘッド表面の微細なビーズコーディングにより、シェーバーと肌との摩擦を軽減し、なめらかな剃り心地を実現しています。
ヒゲの濃さに応じてシェーバーが自動的にパワーを調整するため、ヒゲが濃い地域でも一度で深剃りが可能です。
電源はリチウムイオン電池を搭載しており、コードレスで約50分、約1時間で使用可能となっています。また浴室で使える仕様ですので、泡やジェルを使ってお風呂で優しく剃ることができます。
6000シリーズは、なめらかな剃り心地を実現したシリーズです。シェービングリングに特殊加工を施し、肌への摩擦を軽減しています。また、ヒゲの長さに関係なく盛り上げてカットするため、素早く深剃りできるのもメリットです。
上部を開けて本体を丸洗いできるモデルもあり、お手入れも簡単です。なめらかな肌ざわりが魅力のシリーズです。
シェービングユニットが円形なので、どんな角度でも違和感なく剃れる商品です。手軽に水洗いできて面倒なお手入れも必要ありませんし、「トリマー」ユニットも付属しているので、生え際やヒゲを整えたいときにも便利です。
また、専用のケースも付いてきますので、ちょっとした出張や旅行にもコンパクトに持ち運ぶことができます。
5000シリーズは高性能でありながら、比較的リーズナブルな価格設定になっていますので、このシリーズなら自分に合った機種を見つけやすいのではないでしょうか。
一人ひとりに合ったシェービングを行う「SkinIQテクノロジー」を搭載しているものもあります。また、ポップアップトリマー等のアクセサリーを装備したモデルもラインナップされています。
このシェーバーの最大の特徴は、「コンフォートカット刃」です。この刃のおかげで、肌をいたわりながら、なめらかな剃り心地を実現できます。フィリップスらしい3つの独立したヘッドが、どんなフェイスラインも吸い込むので、同じ場所を何度も剃る回数が減り、肌への負担が軽減されます。
フィリップス5000シリーズS5050/05は、ドライシェービングとウェットシェービング(お風呂剃り)の両方に使用可能ですので、ジェルや泡を使ってお風呂でシェービングしたい方に最適です。
また、ヘッドの下にボタンがあり、ワンクリックで開くので、刃のお手入れも簡単です。IPX7規格の防水仕様で、本体も丸洗いできるので、いつでも清潔に剃ることができます。
「フィリップス 5000シリーズ S5588」には、深剃りを実現する45枚鋼の精密刃と、刃を強く鋭く保つ自動研磨システムを搭載しています。顔の凹凸に密着する「360-Dフレックスヘッド」は、小さな溝を採用しており、ヒゲを刃に送り込み、効率よくシェービングしてくれます。
また、本体にポップアップトリマーを内蔵し、アタッチメントを交換することなく、ヒゲや生え際を整えることができるのもメリットです。
ヘッド部分は簡単に水洗いできるワンタッチ構造のほか、5分のクイックチャージで、忙しい方にもおすすめのモデルです。
3000シリーズは、ベーシックで便利な機能をリーズナブルな価格で提供しています。ドライシェービングとウェットシェービング両方の使い方が可能です。
また、顔の凹凸にフィットする5WAY可動式ヘッドを採用しており、快適なシェービングを楽しむことができます。コストパフォーマンスを重視したい方にオススメのシリーズです。
シリーズの中でも特にリーズナブルな価格のシェーバーです。27枚刃で、自動研磨システムで剃り残しを軽減します。ポップアップトリマーで、ヒゲや生え際などの細かい部分も簡単に整えられます。
また、人間工学に基づいたラバーグリップを採用しています。このシェーバーの利点は、1時間の充電で約60分間コードレスで剃ることができ、頻繁に充電する手間が省けることです。
また、ヘッドを覆う「保護キャップ」が付属しています。収納時や持ち運び時に、シェービングヘッドを清潔に保つことができます。リーズナブルな価格で高機能なシェーバーを手に入れたい方におすすめのモデルです。
1000シリーズは、低価格でシェーバーを購入したい方に向いています。ある程度性能にもこだわってきれいな仕上がりの商品を探しているけれど、値段は押さえたいという方は一度チェックしてみてください。なお、1000シリーズのシェーバーは、充電時間やトリマーの有無によって、グレードが分かれています。
4方向可動式ヘッドを搭載した、ドライシェービング対応モデルです。シャープなパワーカット刃を採用し、低価格ながら確かな剃り味を実現しました。コードの有無にかかわらず使用でき、ヘッド内部はワンタッチで開閉して洗うことができます。生え始めのヒゲが濃くない方におすすめです。また、購入費用をなるべく抑えたい方にも最適です。
PQシリーズは、ヒゲが薄く、肌への優しさを重視したい方におすすめです。また、普段は往復式を使っているが、旅行用に回転式も試してみたいという方にもおすすめです。
自信の持てるきれいな剃り味のPQ206は、密着度の高いシェービングを実現するためにクローズカットシェービングシステムと独立したフローティングヘッドを組み合わせています。自動研磨ブレードやコードレスで最大60分のシェービングが可能などの特徴を備えており、安心の2年保証です。
カミソリ負けで悩んでいる男性は多いですが、実は正しいシェーバーの使い方をすることで対処できることがあります。ここからは、ヒゲを正しく剃るためにヒゲを剃る前後に心がけておくべき点を確認しておきましょう。
髭を剃る前にはしっかり洗顔するようにしましょう。特に角質ケアは重要です。肌の表面にある古い角質や汚れを取り除くことで、肌の内側に向かって生えている毛が表面に出てきます。
電気シェーバーで剃るときは、軽くこするようにして剃ると、カミソリ負けを防げます。また、剃る前に、シェービングクリームやシェービングジェルで毛をやわらかくし、剃りやすくしましょう。
どんなにやさしく剃っても、カミソリ負けを防ぐために、剃った後のヒゲのケアは大切です。髭を剃った後は、ぬるま湯で顔を洗い流し、タオルで拭き取ります。
この時ひげそり負けを引き起こさないためには、そっとタオルを当てるように水分を拭き取るのが大切で、決してこすらないようにしましょう。
優しく拭いた後は、マイルドなアフターシェーブローションやクリームでしっかり保湿をしてください。アルコールはかゆみやヒリヒリ感を引き起こす可能性があるので、アルコールフリーの製品を選びのもポイントです。
フィリップスのシェーバーは、肌を傷つけない設計になっているので、やさしい剃り心地を体感できます。とはいえ、優しいだけではなく、しっかりと深剃りができるヘッドの作りとなっていて、剃り心地もお肌の保護もどちらも大切にする方にはおすすめできるブランドです。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。