磁気ネックレスとは、首や肩のこりにアプローチできるネックレスのことです。ループに含まれる磁気が装着部位の血行を改善し、コリを緩和する効果が期待できます。スポーツやデスクワーク中はもちろん、日常使いしやすい商品も展開されています。そこで今回は、磁気ネックレスの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
磁気ネックレスを着けたいけれど、逆効果になると耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。磁気ネックレスは肩や首付近の血流に影響を与える商品ですが、肩や首の痛みが強いと効果が得られにくいことがあり、ネックレスの材質が肌に合わないケースもあります。
また、磁気ネックレスはペースメーカーなどの医療機器に影響を与える可能性があり、妊娠されている方の使用は控えるように記載されています。
しかし、磁気ネックレスによる副作用を必要以上に心配する必要はありません。MRIにも磁気が使われていますが、人の体への影響はほとんど無いとされています。MRIの超電導磁石でも影響が少ないのであれば、磁気ネックレスをつけて逆効果になることは考えにくいと言えるでしょう。
市販の磁器ネックレスは、各メーカーからさまざまな商品が販売されています。ここからは、磁気ネックレスの選び方を解説していきます。
管理医療機器とは、人の生命および健康に影響を与える恐れがあることから適切な管理が必要な医療機器を指します。市販の磁気ネックレスは管理医療機器として認可されているものが多いものの、管理医療機器ではない商品も販売されています。
しかし、管理医療機器に認定されていない磁器ネックレスは、肩こりにアプローチする効果は認められていません。肩コリの改善を目的に使うであれば、医療機器認証番号が明記されているかどうか確認して購入することをおすすめします。
磁気ネックレスが持つ磁気の強さは商品によって異なります。首や肩の症状と求める効果を考慮しながら選ぶようにしましょう。
【磁気が弱めのもの】
磁気ネックレスをはじめて使用する人には、磁気が弱めのものがおすすめです。初心者が初めから磁気の強すぎるネックレスを選ぶと、頭痛や副作用の原因になることがあるので注意が必要です。
あくまでご自身の症状に合わせて選ぶことが大切ですが、初めての方は磁気が弱めの磁気ネックレスから試してみると良いでしょう。
【N極・S極の交互配列】
磁気にはN極とS極があり、磁気の配列によって機能性が異なります。そのため、磁気ネックレスを選ぶ際は配列を確認しておく必要があります。
特にN極とS極が交互に配列されている磁気ネックレスは、広範囲にわたってアプローチするといわれています。現在使っている磁気ネックレスでは物足りないという方は、N極・S極の交互配列タイプを試してみてください。
磁気ネックレスを選ぶ際は、磁石の並びにも注目してみましょう。市販の磁気ネックレスには主に「同極配列」「SN直列配列」「N極S極交互配列」が採用されています。
【同極配列】
磁石が全て同じ向きに埋め込まれた配列方法です。作用する箇所が一点にしぼられるのが特徴で、広い範囲への効果は期待できません。
【SN直列配列】
磁気ネックレスの中芯全体が磁石になっている配列方法です。面でコリにアプローチするため、同極配列よりも広い範囲への効果が期待できます。
【N極S極交互配列】
N極とS局を交互に配列した磁気ネックレスです。SN直列配列と同じく、面でコリに働きかける配列方法です。
磁気ネックレスの購入を検討をしている方は、「スポーツ中」「普段使い」「オフィスでも使いたい」などの目的があるはずです。しかし、磁気ネックレスは使われている素材によって効果が異なるので、しっかりと比較することが大切です。代表的な素材をチェックしておきましょう。
【シリコン】
シリコン素材は水に強く、耐久性が高いのが特徴です。お手入れがしやすいので、汚れた場合でも丸洗いできる商品がほとんどです。
しかし、シリコン製は重量が重いため、選ぶ際は重量を確認することが大切です。また、シンプルなデザインが多いため、仕事中にも使いたいという方にもおすすめです。
【ポリエステル】
ポリエステル素材は軽量で、着けていても首や肩に負担が少ないのが特徴です。スポーツ時に適していますが、肌に触れた時に摩擦を感じることがあるので、使用感は必ず確認しておきましょう。カジュアルな印象が強いのでビジネス・フォーマルには避けた方が無難です。
【チタン】
チタンは磁気ネックレスによく使われている素材のひとつです。軽量で強度が高く、磁気と組み合わせることで血行促進やコリをほぐす効果が期待できます。
それだけではなく、汗などで金属成分が溶け出しにくいので、金属アレルギーも持つ方でも比較的安心して使うことができます。
【真鍮(しんちゅう)】
真鍮は軽くて見た目が華やかなのが特徴です。長時間着けていても首や肩に負担が掛からず、価格がリーズナブルな商品が多いメリットがあります。
磁気ネックレスといえばスポーティーな商品が多い印象があるかもしれませんが、磁気ネックレスをアクセサリー感覚で使いたい方におすすめです。
【ゲルマニウム】
ゲルマニウムは血行を促進し、首や肩のコリをほぐす効果が期待できると言われている素材です。金属製ならではの重厚感や輝きが特徴で、幅広い価格帯の商品が販売されています。
一般的なアクセサリーのような感覚で着けられるので、磁気ネックレスでありながらオフィスやフォーマルな装いの時にも使いたい方におすすめです。
磁気ネックレスはシリコン製やポリエステル製のシンプルでスポーティなデザインから金属製でアクセサリー感覚で着けられるものまで様々なデザインの商品が展開されています。
そのため、磁気ネックレスを選ぶ際は、「スポーツ時・スポーツ後」「普段使い」「オフィス」など、主にどのような使い方をしたいかに合わせてデザインを選ぶようにしましょう。
磁器ネックレスの選び方をみてきたところで、磁気ネックレスのおすすめ商品をご紹介します。購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
コラントッテ(Colantotte)の「TAO ネックレス スリム AURA mini」は、ジョイントとトップに耐蝕性の高いステンレス「SUS316」を採用した磁気ネックレスです。コラントッテ独自の「N極S局交互配列」を採用し、医療機器認証を受けています。
ループ全体から伝わる磁力が装着部位の血行を改善し、コリを緩和してくれます。本体サイズは43cm、重量は13gです。表面は人の手で1点ずつ加工を施し、丁寧に仕上げられています。
AXF(アクセフ)の「スポーツネックレス カラーバンドRS」は、集積機能性ミネラル結晶体(IFMC.:イフミック)が含まれたスポーツネックレスです。装着することで、バランス感覚やパフォーマンスの向上が期待できます。
全長は約45cm、ベージュ・ブルー・グレー・ネイビー・オレンジ・レッドの6色展開となっています。スポーツ中に着ける磁気ネックレスを探している方におすすめの商品です。
Fitacoの「シリコン・ステンレス磁気ジョイントネックレス」は、シリコンと高品質の316Lステンレスで作られた磁気ネックレスです。シリコンの内部には、ゲルマニウムとチタン粉末が詰め込まれています。
全長50cm、留め具は磁気ジョイントなので簡単に脱着できます。シンプルなデザインで、スポーツシーンはもちろんプライベートでも取り入れやすい印象です。専用ケースも付属しています。
genhaopiのチタン製ネックレスです。純チタンやゲルマニウム、ヘマタイトなどが使われており、血行促進・疲労軽減・冷え性対策・睡眠改善効果などが期待できます。
本体サイズは幅0.6cm×長さ49cm、重さ40gです。軽くて錆びにくいチタン素材で作られており、重厚感のある見た目も特徴のひとつです。大人っぽい雰囲気の磁気ネックレスを使いたい方におすすめの商品です。
phiten(ファイテン)の「羽生結弦選手愛用商品・RAKUWAネックレスチョッパーモデル」は、紐部分に通常のおよそ100倍濃度のアクアチタンX100が採用された磁気ネックレスです。全長40cm、紐部分には耐久性の高い66ナイロンが使われています。
トップのV字形状がシャープな印象をもたらし、重厚感のあるデザインとなっています。カジュアルやビジネスシーンはもちろん、フォーマルシーンにもなじむ点も魅力のひとつです。
Colantotte(コラントッテ)のWACLENECK SPORT(ワックルネック)は、磁気の力で首や肩の血行改善、首のコリ・肩コリにアプローチするシリコン製の磁気ネックレスです。コンパクトかつスポーティなデザインで、運動時の着用に適しています。
ジョイントを兼ねたフェイス部分は表面がメタリック仕上げ、裏面が鏡面ブラックになっており、リバーシブルで使えます。また、ウォータープルーフ仕様なので、水洗いでお手入れすることができます。
phiten(ファイテン)の「RAKUWA ネックX50ハイエンドIII 50cm」は、アクアチタンX50とミクロチタンボールの力で首や肩の痛みをサポートしてくれる磁気ネックレスです。
本体サイズは50cm、カラーバリエーションが豊富です。高級感のある留め具には、ファイテンのロゴが刻印されています。汚れた場合は丸洗い可能です。
ピップマグネループ「ソフトフィット スリムタイプ アイボリー45cm」は、ピップの磁気が輪になった磁気治療器です。シリコーン樹脂に希土類磁石の磁性粉を練り込んであり、首や肩などの血行を良くしてくれます。
本体サイズは45cm、医療用具許可番号を得ています。色はアイボリーなので着けていても目立ちにくく、ソフトかつスリムなので肌になじむようにフィットします。汚れた場合は手洗い可能です。
コラントッテ(Colantotte)の「ネックレス クレスト」は、永久磁石を独自の「N極S極交互配列」で配置した磁器ネックレスです。磁力が広範囲の血行を改善するため、首コリ、肩コリの解消効果が期待できます。
全長は43cm、160mt×8個の磁石が使われており、医療機器として認証されています。ウォータープルーフ仕様で水洗い可能なので、日常使いはもちろんスポーツ時の使用も可能です。
ピップ株式会社の「ピップ マグネループEX ブラック45cm」は、内蔵された20粒の磁石が磁気を放射する磁気ネックレスです。管理医療機器認証を受けており、装着部位のコリ及び血行の改善効果が期待できます。
長さは45cm、最大磁束密度150mTの磁力がコリにアプローチします。無理な力がかかると外れる安心設計になっており、水洗いも可能です。手頃な価格で初心者の方にもおすすめの商品です。
phiten(ファイテン)の「ネックレス RAKUWAネックワイヤーAir」は、既存のワイヤーネックレスの半分以下に軽量化されたRAKUWAネック史上最軽量のワイヤーネックレスです。留め具の素材をステンレスからアルミに変更し、ワイヤー部分を細くすることでわずか2.6gの軽量化を実現しています。
長さは40cmと50cm、カラーバリエーションも豊富です。着けていても負担を感じないような、軽い装着感を求める方におすすめの商品です。
MuscleProject(マッスルプロジェクト)の「磁気ネックレス コリの匠・管理医療機器認定」は、日本生まれの高度な技術で商品化された磁気ネックレスです。管理医療機器に認定されており、強力なネオジム磁石が136個使用されています。
全周に磁石をびっしり交互配列することで360°のコリにアプローチします。また、磁力でピタッと留まるため、留め具がありません。自分好みの長さに調整して使うことができます。
BANDEL(バンデル)の「healthcare necklace Earth」は、スタイリッシュな家庭用永久磁石磁気治療器です。サマリウムコバルト磁石が12個配置されており、医療機器認証されています。
本体サイズは47cm(ループ45cm・ヘッド2cm)、スナップ式ジョイントで着脱が楽にできます。価格はやや高いものの、機能性とファッション性を兼ね備えた磁気ネックレスを求めている方におすすめの商品です。
高い磁性技術を持つメーカーであるTDKの「EXNASエクナス 磁気ネックレス 軽量」は、最大磁束密度160mT(ミリテスラ)を備えた磁気ネックレスです。永久磁石で最強と言われるネオジム磁石を12個(6群)内蔵してあり、管理医療機器認証を受けています。
長さは42cm(総重量約10g)、50cm(総重量約11g)、着けていることを忘れるような軽さが特徴です。シリコーン樹脂製のループは水洗いできるので、衛生的に使い続けることができます。
ULTRA NEO(ウルトラネオ)のEBONYは、管理医療機器認証の磁器ネックレスです。ひとつあたり最大磁束密度80mTという強磁力のネオジム磁石が全周に150個使われています。
本体重量は約11g、留め具がなくサイズ調整が自由にできるので、コリ具合に合わせてフィットさせることができます。日常使いからスポーツ後の血行改善、疲労回復におすすめの商品です。
今回は、磁気ネックレスの特徴と選び方、おすすめ商品をご紹介しました。磁器ネックレスを選ぶ際は、「磁力の強さと並び方」「使われている素材」「医療機器認証番号の有無」に注目して選ぶと良いでしょう。
記事の中では磁気ネックレスのおすすめ商品をご紹介しました。これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。