スライサーは、料理好きな人には欠かせないキッチンアイテムのひとつです。野菜を薄く切ったり、細かく切ったりする作業をするときに、包丁を使うよりも便利です。とはいえ、種類が多すぎてどのように選べばいいのか迷ってしまう方もおられることでしょう。今回は、スライサーを購入する前にぜひ知っておきたいポイントとおすすめの商品を取り上げます。
スライサーとは、食材を薄くスライスしたいとき、大量のキャベツのスライスが作りたいときなどに便利な調理器具です。とはいえ、「あると便利だけど、買うほどではない」と思われ、見落とされがちなキッチン用品ともいえます。
しかし、一度買うとその便利さに手放せなくなる主婦の方も多いようです。また、近年はみじん切りに対応したものや電動式のものなど、多機能なものが豊富に販売されています。
手動式はコンパクトでかさばらず、手軽に取り出せて使いやすいのが特徴です。また、スライスする量を細かく調整することができます。毎日の料理で気軽に使えるキッチン家電です。
ただし、大量の野菜を下ごしらえするときや、硬い食材をスライスするときは、手作業では手間と時間がかかります。また、硬い食材は力を入れて切る必要があるため、ケガをしないように注意が必要です。
その点、電動式の物なら短時間で作業を手早くすませられますし、手を汚さずに手間なく調理できるので、大人数の食事を用意する人や時間を短縮したい方におすすめです。
ただし、電気式のものは重く、サイズも大きめです。あらかじめ収納する場所を確保しておきましょう。また、出し入れや、使用後のカッターや容器の洗浄が少し面倒な点や、手動のものに比べて高価なのもデメリットといえるでしょう。
持ち運びや収納を考えると小さめのタイプが便利ですが、使いやすさで見ると、やはり刃の幅が広い大きめのタイプの方が使いやすく、おすすめです。
刃の幅だけでなく、手に持つ部分の幅も広いので、より安定してスライスでき、ケガを防ぐことができます。また、さまざまな野菜に対応できるのもメリットです。
初めてスライサーを購入予定の方は、まずは幅の広いスライサーを選ぶとよいでしょう。ただし、特定の野菜用のスライサーは、野菜の大きさに合わせてサイズが小さくなっているものもあります。
多機能スライサーは、細切りや小口切りなどさまざまな切り方に対応しています。例えば、玉ねぎのみじん切りや大根おろし、刺身のツマなどにも使えます。毎日料理をする方、作れるレシピを増やしたい方におすすめです。
多機能タイプは、1台で複数のスライス作業ができるものや、数種類のスライサーがセットになっているものなどがあります。収納スペースや使用頻度など、自分のニーズに合わせてアイテムを選びましょう。
スライサーは便利ですが、ケガをする可能性もあります。そのため、心配な方はぜひ安全ホルダー付きの製品を購入することをおすすめします。
安全ホルダーは内側に突起があり、小さな食材でも指が刃に触れることなく安全にスライスすることができます。また、収納時の安全性も向上するので、小さなお子様が触ってケガをするなどのトラブルも防げます。
自分で切ったキャベツの千切りと、とんかつ屋さんで出てくるキャベツの千切り、厚みが数ミリ違うだけで、まるで別の食べ物のように食感も味も変わってきます。
普通のスライサーだとキャベツが大きすぎて引っかかってしまうことがありますが、この下村のスライサーは幅9.2㎝で刃渡りは8㎝あるので、キャベツ1個を丸ごとスライスすることができます。
スライス厚も1mmと極薄なので、ご家庭で簡単にお店のようなふわふわのキャベツの千切りが楽しめます。
京セラは、日本生まれの大手家電ブランドです。家庭用品から半導体部品、情報機器まで幅広い事業を展開し、注目を集めています。
その京セラが生産しているスライサーは、シンプルでコンパクトなモデルから多機能なスライサーセットまで幅広いラインアップを揃えています。料理の下ごしらえが楽になり、時間の短縮につながります。
安全性や収納性にも配慮した設計で、使い勝手は抜群です。本製品の刃はファインセラミック製なので、耐久性に優れ、切れ味が長持ちします。小さな食材もスライスしやすいプロテクター付きです。
OXOのハンディースライサーは、3段階の厚み調整が可能で、食材をスライドさせるだけで、好みの厚さに均一にスライスすることができます。
キャベツのほか、キュウリ、ニンジン、タマネギ、ゴボウなどもスライスできるので、手作業で時間がかかる野菜の下ごしらえ全般に便利です。スライスしたものが見やすい透明窓付きなので、切った量や切り終わりのタイミングがわかりやすいのが特徴です。
また、小さな食材をスライスするときに、刃が手に当たらないようにするプロテクターも付いています。さらに、持ちやすく安定感のあるグリップなので、濡れた手でも力を入れずに簡単にスライスすることができます。
低温の食器洗い乾燥機にも対応しているので、お手入れも簡単です。収納時には、刃をプロテクターでガードできるので、出し入れの心配もありません。
数あるスライサーの中でも、シンプルで使いやすいとリピーターや根強いファンから支持されている商品です。このスライサーの最大の特徴は、そのシンプルさです。
様々な機能を持ったスライサーがある中で、本製品は薄切りというシンプルな機能だけに特化したスライサーとして、ユーザーから支持されています。厚みの調整や面倒な部品の交換も必要なく、洗い始めから洗い終わりまでストレスなくお使いいただけます。
刃の交換が面倒な方、スライス機能だけで満足される方に最適な商品です。このスライサーの魅力は、力を入れずにどんどんスライスできる優れた切れ味です。切れ味が良いので水を無駄にせず、スライスした野菜の断面も美しく仕上がります。
水分の多い野菜も崩れることなく薄くスライスでき、食感も良いと好評です。特に大根、人参、玉ねぎ、キャベツなどの野菜を輪切りや千切りにするのに適しているスライサーです。
協和工業「夢ゲンスライサー」の本体は透明な素材でできているため作業中に野菜の量を確認できるのがポイントです。また、凹凸のある刃を採用しているためまっすぐな刃よりも抵抗が少なく、きれいに切れると評判です。
またこの凸凹のある刃のおかげで、ドレッシング等調味料が絡みやすいため、スライスした野菜を美味しく頂くことができます。
このスライサーは、金属製品の一大生産地である新潟県燕三条地区にある株式会社アーネスト製です。画像から分かるように3枚の刃がついていて、一度スライスすれば3枚分のキャベツの千切りができます。
波型の刃も、スライスしやすいポイントです。抵抗を減らし、切れ味をよくするための工夫が施されています。このスライサーがあれば、キャベツ一個をまるままスライスしてしまうのも苦ではなくなります。
これまではキャベツを余らせていたご家庭でも、このスライサーがあれば無理なく使い切ることができるでしょう。
猫をモチーフにしたかわいいキッチングッズです。おろし穴はかわいい猫の顔の形をしていて、キッチンをかわいく演出してくれます。スライサー、おろし金、飾り切りなど、これ1つで様々な使い方ができます。
両刃のスライサーなので、上下に動かしてよりスピーディーにカットできます。また、調理時間を短縮したい方にもおすすめです。
おろし面とスライサー面を使い分けられる両刃スライサーです。ボウルの縁の上に固定できるストッパー付きで、安定した作業が可能です。
サンクラフトは、包丁の町として有名な岐阜県関市にあります。このスライサーは、包丁と同じ技術を応用して作られているので、シャープな刃で簡単にスライスが可能です。
このスライサーを使えば、キャベツを1mmの厚さに均一にスライスすることができ、包丁を使うよりもはるかに早く切ることができます。とんかつ屋さんのようなおいしいキャベツスライスをご家庭で楽しみたい方にぴったりのアイテムです。
また、キャベツだけでなく玉ねぎもスライスできるので、手軽に野菜の下ごしらえをしたい方にもおすすめです。幅が14cmと十分な大きさがあるので、キャベツ半分をそのまま大胆にスライスすることも可能です。
また、家族が多くて千切り野菜をたくさん用意しなければならない方にも最適です。安全ホルダーも付属していますので、安全ホルダーでキャベツを持って、指のケガを気にせずにスライスに集中することができます。
キッチンツールブランド「SELECT100」は、日本で初めて替刃式カミソリを製造した刃物メーカー「貝印」が展開するブランドです。ピーラーやおろし金など数ある製品の中でも、厚み調整機能付きスライサーは切れ味と使いやすさに定評があります。
この製品の最大の特長は、厚み調整機能です。背面のプレートをスライドさせることで、1.0mmから2.5mmまで5段階に厚みを調整することができます。好みの食感やメニューに合わせてプレートの厚みを調整できるのは助かります。
また、厚みを0mmに設定すると、刃が隠れて安全に収納できるので、誤って刃に触れてケガをすることを防げます。刃は切れ味に優れたステンレス製で、刃が斜めになっているので、食材に入りやすく、力を入れずに切ることができます。
92mm幅のプレートで、キャベツはもちろん、大根もスライスが可能です。ハンドルはカーブをつけたドロップハンドルを採用していますので、手首に負担がかかりにくく、疲れにくいです。
下村工業の「電気調理器パワースライサー」は、食材をセットしてスイッチを押すだけでスライスできる電気式のスライサーです。電動タイプなので、手動タイプよりも安定感がありますし、調理中に刃が手に触れないので、ケガをする心配も少なくなります。
下村企販は、新潟県燕三条地区で家庭用品の企画・販売を行っています。燕三条地域は約400年前から金属製品を作り続けている「金属加工集積地」であり、その歴史と技術を受け継ぐ職人たちが細部まで丁寧に仕上げているのだそうです。
食材が小さくなっても、付属の安全ホルダーで指先のケガを防止できます。また、容器の底には脚ゴムがついており、滑りにくくなっていますので、作業が楽に行えます。
イワタニ「あっとスライス」は、1台でスライス、千切り、みじん切りなどをこなせます。かき氷を作るためのプレートも付いています。大量の野菜を下ごしらえするとついつい怪我をしてしまうことがありますが、その点この電動タイプスライサーなら安心です。野菜の下ごしらえを楽にすると同時に安全に行いたい方におすすめです。
カイハウスセレクトは、毎日の料理を楽しむためのキッチンウェアブランドです。このスライサーは、4つの調理器具がセットになっています。おろし金は、表裏に高さの異なる突起があり、2種類のすりおろしの食感を実現しています。
オムレツや焼き魚にはふわっとした食感、ハンバーグや鍋にはカリッとした食感のものをおろせます。ニンジンやゴボウのスライス、タマネギやキュウリのスライスなど、さまざまな用途でお使いください。
スライスの厚さはダイヤルで「薄切り」「中厚切り」「厚切り」の3段階に調節できます。目盛りを「収納」にすると、カッターは完全に隠れ、さらに安全カバーが付属しているので、けがの心配もありません。
ボウルやお皿の縁に本体を固定できる切り欠きも嬉しいポイントです。サラダや炒め物など、メニューに合わせた厚みでスライスできます。
幅80mmの鋭いスライス刃は、玉ねぎやじゃがいも、トマトなどをきれいな断面のスライスに向いています。また、ホルダー付きなので、食材が小さくなってもしっかりと最後まで安全にスライスすることができます。
とても便利なスライサーですが、使い方のコツをいくつか理解しておくと、さらに使いやすくなります。まず、キャベツなどの大きな野菜は、あらかじめスライスできる大きさに切り、芯を抜いておくことが大切です。
また、野菜によって力加減を調整することも大切です。パプリカなどの小さな野菜を切るときは、軽い力で動かすようにしましょう。力を入れすぎると、きれいにスライスできず、ケガの原因になってしまいます。
包丁を使わずに野菜や果物を切ることができるスライサーは、ひとつの食材に特化したものから、さまざまな食材に対応できるものまで、多くの種類が販売されています。
シンプルな使い方は家事の時短につながりますし、パーツごとに切り替えていろいろな料理を作るのも楽しいものです。
自分が何に使いたいかを考えてスライサーを選べば、きっと満足のいく製品が手に入るはずです。ぜひ、自分に合ったスライサーを使って、毎日のお料理を楽しんでください。