「フロアジャッキ」は、自分で車の整備や、タイヤ交換をするときに必要なアイテムです。別名「ガレージジャッキ」とも呼ばれ、レバーを上下させることで、楽に車を持ち上げられます。
けれども、いろいろなメーカーから、数多くの製品が登場しているので「何を基準にして選べばいいの?」と、迷いがちです。
そこで、ここではフロアジャッキの種類や、選び方、使い方などとともに、人気のある製品をご紹介します。ぜひ参考にしてください!
目次
フロアジャッキは、どのように使うのでしょうか?
まずは正しい使い方をご説明しましょう。
フロアジャッキが1台あれば、重い車をさほど力をかけずに持ち上げられます。
そして使い方は実にシンプル!車のジャッキアップポイントへ移動したら、本体のハンドル部分を上下に運動。先端がどんどんジャッキアップして車を持ち上げていきます。
使い方は難しくはないので、初心者でもすぐに使うことができるでしょう。また特にメンテナンスの必要もなく、気軽にガンガン使用できるのもメリットです。
フロアジャッキと似たようなものとして「シザーズジャッキ」があります。
しかしフロアジャッキは耐久性に優れ、より楽に車体を持ち上げることが可能です。
ただし頑丈な分だけ本体は重く、軽いものでも10㎏ほどあるので携帯には不向き。
自宅のガレージなどに保管して、整備やタイヤ交換の時に引っ張りだす使い方が適しているでしょう。そのため別名「ガレージジャッキ」とも言われています。
ではここから、実際にフロアジャッキを比較してみましょう。
とくに人気の高い5商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
「アルカン」のジャッキは値段高めになりますが、通販サイトで数多くの人が購入しています。レビューの評価も高い製品です。
アルミとスチールを組み合わせた堅牢なボディで、3tの揚上能力を誇ります。
最低位102mm〜最高位470mmで、ローダウン車から大型車まで作業が可能です。
「100系ハイエースワゴンが軽々持ち上がる!」「操作性も機動力もいい」「重量車でも軽々上がってくれる」などの評価(出典:アマゾン)も寄せられています。
アマゾンのユーザーレビューが、2300件近く寄せられている人気のフロアジャッキ。「メルテック ローダウンフロアジャッキF-70」です。
最低位85mm〜最高位335mmで、純正ローダウン車のジャッキアップに最適!
付属のアタッチメントを使用すれば30cmプラスされ、最高位が365mmになります。油圧の力で最大2tの重い車もグイグイと力強く上げてくれる製品です。
15kgと重量はありますが、その分安定感やパワーがアップしているのが「エマーソン フロアジャッキ3.0t EM-514」です。
3tまでの揚上能力を誇り、最低位140mm〜最高位435mmなので、車高のある車に対応できるのも特長です。
ただし最低位は140mmまでのため、車高の低い車は難しいでしょう。
「タイヤ交換がはかどった」「パワーが強力」「安定感がある」などの声(出典:アマゾン)が多いようです。
リーズナブルかつ安心して任せられる性能を持つ「ARCAN」の「3t ハイブリッドフロアジャッキT830011L」です。力を入れず、楽に高さを変えることができます。
最低位101.6mm〜最高位470mmで、車高のある車でも対応可能です。
受け皿の部分は保護用のゴムパット付きで、滑り止め防止の効果や、車に傷がつくのを防止する効果もあります。
最低位75mm〜最高位495mmまで対応するので、ローダウン車に最適なのが「グレー低床 3tフロアジャッキ」です。
デュアルポンプ式(ダブルピストン式)のため、パワフルでスムーズな作業ができます。
ハンドルの長さは約1150mmあり、力をかけずにジャッキアップが可能です。ハンドル部やサドルには、保護用ゴムパッドが付いているので車を傷つける恐れもありません。
簡単に分解可能で、使用後はコンパクトに収納できます。
ジャッキアップは、安全かつ平らな場所で行う必要があります。
そして、万が一の時に車体を支えてくれるジャッキスタンドを使い、事故を未然に防止することも大切です。フロアジャッキと合わせて常備しておきましょう。
ジャッキだけでは安定性に欠けるため、できればジャッキスタンドも持っておきましょう。
スタンドがあるだけで作業性が全く違いますよ。事故を防ぐことにも効果を発揮してくれます。
2重ロック式(ロックピン)なので、車体整備などを安心して行えます。
作業に合わせて6段階に高さを調節できるのもメリットでしょう。サドル用のラバーパットが2個付属しています。
「高さの調節がとても便利!」「安定感があり高さ調節が簡単」などの感想が寄せられています。(出典:アマゾンレビュー)
車のタイヤ交換やオイル交換などの作業中、車体をがっちりとキープし、作業者の安全を確保します。
また別売りのNo.1350ジャッキアダプターを使えば、サイドのジャッキポイントで車体を保持することも可能で、とても便利です!
フロアジャッキで有名なブランドとしては、「メルテック」の名前が挙げられるでしょう。
どのようなブランドなのでしょうか。詳しく掘り下げていきます。
メルテックは、車両電源部製品の製造販売などを行う大自工業株式会社のブランドです。
会社設立は昭和37年、以来バッテリー関連や洗車関連・タイヤ交換関連など、さまざまなアイテムを展開しています。
同社のプライベートブランド「メルテック」は、リーズナブルで便利な製品が多く、たくさんの人が愛用していることでも有名です。
メルテックでは、
上記を幅広く展開中です。また車整備には必須のジャッキスタンドやアタッチメント、ジャッキサポートなども揃っています。
アマゾンでもメルテックのフロアジャッキは、いずれも高評価を得ているようです。
フロアジャッキを選ぶときのポイントをご紹介しましょう。
いくつかのポイントがあるので、参考にしながら選んでみてくださいね。
まずは、フロアジャッキの最低位と最高位を確認しましょう。
両方ともジャッキの「高さ」を表すもので、最低位が低ければ車高の低い車に対応でき、最高位が高ければ車高の高い車に対応可能です。
耐荷重とは、フロアジャッキが持ち上げることのできる車両の重さです。
一般的には1〜2tのジャッキが多いのですが、愛車が大型の場合はそれ以上に対応する製品を選ぶ必要があります。
安物のフロアジャッキの場合、「1度でジャッキのアームが曲がった」などのトラブルが起こりがちです。
不慮の事故を防ぐためにも、安すぎる粗悪品には手を出さないようにしましょう。
基本的にフロアジャッキは頑丈なのが売り物ですが、何度も使用していると、車輪などの部本を交換する必要も出てきます。
最初は高くても、修理して使い続けられる製品なら、十分に元は取れるので結果的にお得です。
フロアジャッキの使い方・人気製品・有名ブランド・選び方など、さまざまな情報をご紹介しました。
選ぶ時は値段の安さだけではなく、「フロアジャッキの選び方」で挙げた項目をよく確認してください。
また車と自分の体を守るためにも、ジャッキスタンドは必須アイテムです。
製品の構造や機能、サイズなどをきちんと確認して、信頼できるメーカーのものを選んでくださいね。