玄関を開けて換気をしたいけど、家に虫が入ってくるのは嫌・家の中が丸見えになるのは困るなど気になることもあります。そんな時に便利なのが玄関に取り付けられる網戸です。この記事では、玄関に後付けできる網戸の種類や網戸を後付けする際の取り付け値段・網戸のおすすめメーカーをご紹介していくので、興味のある方はぜひご覧ください。
網戸は様々な部屋の窓に設置されているのが一般的ですが、玄関に設置できるタイプの網戸もあります。では玄関に網戸を設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、玄関に網戸を後付けするメリットをチェックしていきましょう。
玄関に網戸を後付けするメリット1つ目は「風通しが良くなる」です。換気を適切に行うには窓を2ヵ所開けるなどして、外気を取り入れて内部の空気を排出する必要があります。しかし、玄関には窓が付いていないことが多いため、風の通り道をうまく作ることができません。
そんな、問題を改善してくれるのが網戸です。玄関に網戸を設置することで風の通り道を確保し、家全体が換気できるようになるのです。
玄関に網戸を後付けするメリット2つ目は「虫よけや目隠しになる」です。家の中を換気するためとはいえ、網戸が設置されていない状態で玄関ドアを開けっぱなしにしていると虫が家の中に侵入してくる可能性もあります。
しかし、網戸があれば虫が家の中に侵入するのを防いでくれます。また、玄関が通りに面しているお宅では、ドアを開けていても家の中が見えにくいといったメリットもあります。
玄関に網戸を後付けするメリット3つ目は「埃の侵入を防ぐ」です。毎日掃除をしていても、ドアを開けたままにしていると埃や砂が玄関に入ってくることがあります。網戸は細かい編み目になっているので、埃や砂が玄関に侵入するのを防ぎ、溜まるのも防いでくれます。
屋外ドアに「引き戸」や「開き戸」という種類があるように、網戸にもいろいろな種類があり、ドアに合ったものを選ぶ必要があります。ここからは、網戸の種類をご紹介していくので一緒にみていきましょう。
ロール式網戸は、左右のどちらかに丸めて収納できるタイプの網戸です。網部分に折り目がないほか、網戸本体が簡単に取り外しできるタイプもあるため、お手入れが楽できるところが魅力です。ただし、強風に弱く目隠し効果にかけるところが難点です。
アコーディオン式網戸は、プリーツ形状の網が折りたためる仕組みになっているので網戸を使わない時はスッキリコンパクトに収納できます。型崩れしにくく、簡単に取り外しできるのでお手入れが楽なところがポイントです。
折りたたみ式網戸は、扉が二つ折りになるタイプの網戸です。取り付けには手間がかかりますが、強風や衝撃に強く防犯性に優れているほか、外から中が見えにくいといったメリットもあります。また、スペースを取らずに開閉できるので、出入りが楽にできるところも魅力です。
簡易式網戸はカーテンのような形状の網戸です。低価格で難しい工事をする必要がなく、手軽に取り付けできるのが魅力です。また、手を使わずに自動開閉できるマグネット式があるなど、機能性にも優れています。ただし、外から中が透けてしまうため気になる方は別途対策が必要になる点や防犯性には劣るといった難点もあります。
玄関網戸にはいくつかの種類があることがわかりました。では、玄関に網戸を後付けした場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?ここからは、玄関に網戸を後付けした場合の取り付け価格をチェックしていきましょう。
網戸の取り付けにかかく費用は、取り付ける網戸のタイプによってことなります。最も手軽なのはカーテンのような形状の簡易式網戸です。本体価格は2,000円~7,000円で、自分で取り付け可能です。
ロール式網戸の平均本体価格は15,000円~25,000円ほどで、設置を業者に依頼した場合の工事費が10,000円~30,000円程度かかります。アコーディオン式網戸の平均本体価格は13,000円~25,000円で、工事費は10,000円~30,000円が相場です。
折りたたみ式網戸の平均本体価格は40,000円~100,000円とほかの網戸と比べると本体価格は高くなっていますが、工事費の相場は10,000円~30,000円です。工事費のほかに、別途作業費がかかることもあるので事前に確認しておくようにしましょう。
簡易式網戸以外の網戸でも自分で取り付け作業を行うことはできますが、サイズがきちんと合っていないと十分に効果を発揮できません。「取り付けてみたらサイズが合わなかった」ということにならないためにも、専門業者に依頼するのがおすすめです。
ここまでは、玄関に後付けできる網戸の種類と玄関に網戸を後付けした場合の価格について詳しく解説してきました。ここからは、玄関に後付けできる網戸のおすすめメーカーと人気商品をご紹介していきます。
YKK APは、窓・サッシ・ドア・網戸などの住宅用品を取り扱うアルミ建材メーカーで、新築からリフォームまでを手掛けています。YKK APでは、3種類の玄関用網戸が販売されています。アコーディオン式の「横引き収納網戸 フラットタイプ XMA」は、使用しないときはスッキリ収納できるシンプルなデザインが魅力です。
下レールは床面との段差を3mmに抑えたバリアフリー仕様になっているので、出入りの邪魔にならず掃除も楽にできます。カラーバリエーションも豊富で、様々なサイズのエントランスに取り付け可能です。
LIXILは、戸建住宅・マンション・オフィスから商業施設など様々な分野の建材・設備機器と幅広い住関連サービスを提供するグローバル企業です。そんなLIXILが取り扱う「しまえるんですα」は、あらゆメーカーの玄関ドアにや引き戸・バルコニードア対応した玄関網戸です。
戸先に隙間ができないぴったりマグネットが採用されているほか、衝撃や強風にも強いので、3階以上の中高層階でも使用可能です。6色の中からお好みのカラーが選べます。
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セイキ販売はセイキブランドの販売業務を目的として設立された企業で、住宅建材分野・DIY分野などを幅広く、全国的に営業展開しています。セイキ販売が取り扱う「リリーブ」は、枠材から防虫・通風の役割を果たす通風パネルまですべてアルミ素材で作られています。
そのため耐久性が高く強風が吹いたりペットが引っ掻いたりしても、網破れの心配がありません。また、「カギ付きロック」が標準装備されているので急な来訪者が来ても安心です。カギは室内側からロックできるほか、付属のカギを使えば外からでも開け閉めができます。
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トーワ技研は、アルミサッシ加工を専門に製造から販売・取り付けまでを一環して行う企業です。そんなトーワ技研が取り扱うルーバー式玄関網戸「クールドア」は、ルーバーが3段階に調整できるのでプライバシーを守りながら自然の風を取り込むことができます。
また、脱着式の防虫ネット付きで害虫の侵入も防止するほか、取手部には大型ポストが付いているので、新聞や郵便物の受取もできます。上下2点にロックも付いています。
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三協アルミは、玄関ドア・窓・インテリア建材・門扉・フェンス・カーポートからビル商品までを取り扱う総合建材メーカーです。三協アルミでは、アコーディオン式の玄関を取り扱ってます。
自社の玄関ドア・勝手口ドア・玄関引戸・スライディングドアはもちろん、他社メーカーの玄関ドアや引戸にも取り付けることができます。独自のワイヤーテンションシステムでスムーズな開閉が行えるほか、下レールの段差が3mmとフラットなのでベビーカーや車椅子の通り抜けや掃除が楽にできます。
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今回は、玄関に網戸を付けるメリットや玄関に後付けできる網戸の種類についてまとめるとともに、網戸を後付けする際の取り付け値段・網戸のおすすめメーカーと商品をご紹介しました。家全体の風通しを良くするには、玄関ドアに網戸を付けるのが効果的です。
防犯性にはかけるものの数千円で手軽に付けられるものから、カギ付きの高価なタイプまで様々な種類が玄関網戸が販売されています。ここでご紹介したことを参考に、自分に条件に合った商品を見つけて玄関網戸を取り付けてみましょう。