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大阪府寝屋川市に本社を構える「日動工業株式会社」は1980年創業で、LEDなどの各種照明機器をはじめ、インバーター機器や電工ドラムなどを製造販売している専門メーカーです。ご紹介する「電工ドラム NF-EB34 」はケーブル長さが30m、ケーブル径が2mmの屋内用電工ドラムです。
電源側でのアース設置が出来ているかの確認が出来るようになっており、さらに負荷が掛かった場合にケーブルの異常発熱を感知し、自動で電気を遮断するように安全面での工夫がされています。またプラグ形状は3芯構造になっていますが、折り畳むことで2芯にも対応可能なポッキンプラグを採用しています。
ご紹介する「電工ドラム NS-E14」は、屋内用の電工ドラムでケーブル長さは10m、ケーブル径が2mmのモデルで、DIYなどご家庭での使用に最適です。コンセント4個を備えた盤面には、通電確認が一目で出来るランプを搭載しており、またアースを搭載したタイプで、安心して使用することが出来ます。
プラグ部分は3芯構造となっていますが、ポッキンプラグを採用していますので、2芯にも対応出来るように工夫がされていますので、使い勝手の良い電工ドラムです。
次項から日動電工の屋外用電工ドラムをご紹介します。
ご紹介する「電工ドラム NPW-EB33」は屋外用の電動ドラムで長さは30m、ケーブル径は2mmとなります。ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)を採用し、屈曲、捻転などの負荷にも耐えるように設計されており、屋外での過酷な使用にも十分に耐えられるだけの性能を備えています。
屋外での使用時に雨や水分、ホコリの侵入を防ぐようにコンセント部分にはキャップが標準装備されており、ホコリや砂などの多い過酷な建築、建設現場でも問題なく使用出来る工夫がされています。また本体には漏電保護用のブレーカーが装備されており、15mA以上の漏電が発生した場合には、即座に電源をカットするように作られています。
ご紹介する「防災型ドラム NW-EK33PN」も屋外で使用することを前提に設計されたモデルです。ゴムキャブタイヤケーブル(2PNCT)を採用しており、ケーブル被膜に合成ゴムを使用することで、高い耐久性と絶縁性能を備えているのが特徴です。ケーブル長さは30m、ケーブル径は2mmで、プロの方の現場作業でもDIYでも十分に対応することが出来るようになっています。
電動工具などを同時使用した場合に、ケーブルに過負荷が掛かると自動で電気を遮断し、ケーブルの焼損や破損を防ぐように安全面でも配慮されており、さらにストップし後の復旧も電工ドラム側で自動復旧してくれる優れモノです。
ご紹介する「防雨・防塵ドラム NW-EK33N」は、ビニルキャプタイヤケーブル(VCT)を採用した屋外用の電工ドラムです。コンセント部分には、屋外での使用中に急な雨に降られてもショートしないように、スプリング付きのカバーを設置しており、高い棒性能を備えています。
またコンセント部分にプラグを差し込み、右方向に回すことでロックされる「抜止式コンセント」を採用していますので、作業途中でコンセントが抜けて中断することがなく、作業効率の高いモデルとなります。
過負荷による発熱を感知する温度センサーをはじめ、漏電やショートが起きた際には、瞬時に電気を遮断する安全装置も充実していますので、安心して作業を行うことが出来ます。
電工ドラムを使う際に、便利なアイテムが幾つかありますので、ご紹介しておきます。
ハタヤからリリースされている「プラグカッパー KGS-1」は、電動工具など電工ドラムに接続するプラグ部分に取付けて、防雨タイプに変更することが出来るアイテムです。屋外用の電動ドラムは防雨型ですが、差し込むプラグが通常タイプの場合には、防水が出来ておらず、ショートや漏電などの原因となります。
このプラグカッパーをプラグに被せてカバーするだけで、簡単に防雨型に変更することが出来ますので、非常に安心です。
電動工具の性質上、電工ドラムを使用しコンセントから遠い場所になるほど、ケーブルの抵抗による損失が大きくなり、力が弱くなります。電工ドラムにディスクグラインダなどの回転式電動工具を接続する場合に、ご紹介する「スピードコントローラ―(屋内型) SPB-E011W」を接続して使用すると、工具類の回転数やトルクを落とすことなくパワフルな研削作業を行うことが出来ます。
先にご紹介した電工ドラムおすすめ10選でもご紹介した「ハタヤオーケーエス株式会社」と「日動工業株式会社」が日本では有名なブランドとなりますので、ご紹介します。
東京都大田区に本社を構え、工業用リールをはじめ、ご紹介した電工ドラムなどを製造、販売している専門メーカーです。コードリールも屋内用、屋外用だけでなく、20cmほどの短い延長コードなど、さまざまな種類のコードリールを販売していますので、カタログを見るだけでも面白いのではないでしょうか。
ウェブサイト:http://www.hataya.jp/
大阪府寝屋川市に本社を置き、LEDなどの照明機器をはじめ、電気機器やご紹介した電工ドラムなどを製造、販売しているメーカーです。電工ドラムも屋内用、屋外用、200V仕様など、さまざまなタイプを数多く取り扱っていますので、作業現場に合わせて選ぶことが出来る裾野の広さを備えている会社です。
ウェブサイト:http://www.nichido-ind.co.jp/index.html
電工ドラムには、ご紹介したように屋内用、屋外用と大きく2種類があり、ご自身の作業環境を考慮し選択することをおすすめしますが、これ以外にもファクターがありますので、簡単にご紹介します。
広くリリースされている電工ドラムに採用されているケーブルは、直径2mmのものが比較的多いのですが、複数のコンセントを使用して電動工具を使用する際には、通電容量が足りずに異常発熱してしまう場合があります。ケーブル径が2mm以上のものもリリースされていますので、電動工具を単品で使うだけなのか、複数台で使用するのかを考慮し、ケーブル径の大きなものを選ぶことをおすすめします。
電工ドラムを購入する際に、「大は小を兼ねる」のことわざは通用しません。確かにケーブルの長いものを選んでおくと、遠くの場所までケーブルを敷設することが出来ますので便利ですが、延長距離が数mといった短い場合には、ケーブルがドラムから引き出されず、巻かれたままの状態になる場合があります。
この状態では、電動工具などの連続使用で、負荷を掛けた場合にケーブルが放熱出来ずに異常発熱を起こし易くなり、焼損してしまう可能性がありますので、さまざまな延長距離に対応出来るように、数種類を持たれることをおすすめします。
電工ドラムの種類や選び方をはじめ、おすすめ10選をご紹介しました。電源から離れた場所での、作業では必需品となる電工ドラムですが、数多くのモデルがリリースされており、漏電遮断装置や温度センサーなどの安全機能を重視したものが、最近の主流になっています。
ケーブルの皮膜もVCTや2PNCTなどを採用することで、高い耐久性と絶縁性能を備えていますので、安心して使用することが出来ます。1台あると何かと便利なアイテムですので、是非、購入を検討されてみては如何でしょう。
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