ティータイムにはコーヒーではなく、紅茶を好む方も多いのではないでしょうか。とはいえ、茶葉にはさまざまな種類があります。茶葉そのものから、ティーバッグ、インスタントティーまで、形もさまざまで、どれを選べば良いのか迷ってしまうほどです。今回は、目的別に最適な茶葉の選び方のポイントやおすすめをご紹介します。お気に入りの味をお探しの方、プレゼント用にお探しの方はぜひ参考にしてください。
目次
紅茶の種類によって、さまざまな味や香り、飲み方を楽しむことができるのは、紅茶の大きな魅力のひとつです。ここでは、紅茶初心者におすすめの、代表的な種類をご紹介します。
まず、紅茶は産地の自然環境や栽培方法によって、味や香りが大きく異なります。インドは世界最大の紅茶生産国で、代表的なものにダージリンがあり、その上品でフルーティーな香りは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。
収穫時期によって味や香りが変わるため、紅茶には、春に摘まれた爽やかな「ファーストフラッシュ」、夏に摘まれた香りとコクのある「セカンドフラッシュ」、秋に摘まれた甘くまろやかな「オータムナル」の三つの種類に分けられます。
香りの高い紅茶なので、その特徴を生かすためにもストレートで飲むのがおすすめです。スリランカ産の紅茶「ウバ」も世界を代表する紅茶です。
スリランカ産の紅茶は、国の旧名である「セイロン」にちなんで「セイロンティー」と呼ばれています。そのセイロンティーの中でも、「ウバ」は紅茶の名産地として知られています。
標高1,200m以上で栽培された紅茶であるため、しっかりとした味わいが特徴です。爽やかなミントのような、それでいて渋みのある独特の香りがあり、特に7~9月に収穫されたものは、その特徴が強まるフレバリーシーズンとなります。
メントールの香りをストレートで楽しむのはもちろん、渋みと相性の良いミルクティーで楽しむのもおすすめです。最後に、中国紅茶の「祁門」も有名です。
中国は紅茶発祥の地として知られていますが、茶葉の生育に適した環境を持つ祁門地方は、もともと緑茶の栽培地として有名だったそうです。
その後、時代の流れとともに、後に世界三大紅茶のひとつとなる「祁門紅茶」が生産されるようになりました。スモーキーな風味、複雑な香りの調和が楽しめる祁門は、渋みが少なく、独特の香りが楽しめる紅茶です。
飲みやすくマイルドなので、ストレートはもちろん、ミルクティーやアイスティーとしても人気があります。
茶葉の種類が豊富なため、飲み方によって適した茶葉は異なります。ここでは、選び方のポイントを見ていきましょう。
まず、紅茶そのものの香りや味わいを楽しむためにストレートで飲む場合は、インド産のまろやかなダージリンや、栽培された茶園によって味わいが変わるスリランカ産の紅茶「セイロン」などがおすすめです。
渋みや香りの好みに合わせて選んでみてください。まろやかな味わいが楽しめるミルクティーには、ミルクと相性の良い渋みのある茶葉が向いています。
渋みが強く、コクが出やすいアッサムのほか、セイロンのイングリッシュブレンドもライトなミルクティーとして楽しめます。レモンティーやアイスティーには、タンニンの含有量が少ない紅茶を選びましょう。
紅茶の成分であるタンニンは、レモンの酸味と反応して強い渋みを生み出します。そのため、レモンティーにはタンニンの含有量が少ないニルギリやジャワの紅茶がおすすめです。
アイスティーには、タンニンの含有量が少ない紅茶を選ぶと、渋みが少なく飲みやすくなります。また、アイスティーは目でも楽しむものなので、なるべくタンニンが少ないものを選ぶことが大切です。アールグレイやウバなどがおすすめです。
また、インドのチャイなど紅茶とスパイスをブレンドしたスパイスティーや、バラなど花やフルーツをブレンドしたフレーバーティーは、個性的な紅茶を楽しみたい方に向いています。
自宅で作ることもできますが、あらかじめスパイスティーやフレーバーティーとして販売されている紅茶を選べば、本格的で個性的な紅茶を手軽に楽しむことができます。
急須などのティーセットがない方でも紅茶を手軽に楽しみたい方は、茶葉ではなくティーバッグを選ぶとよいでしょう。
引用：Amazon
まずは、お茶の淹れ方からじっくりと楽しめる、茶葉を使ったおすすめの紅茶を8種類をご紹介します。
紅茶好きの方は、飲み方だけでなく焙煎のタイミングにもこだわりがあるので、自分の好みに合わせられるよう茶葉タイプを選ぶのがポイントです。
また、ブランド紅茶ならとてもおしゃれなパッケージのものが多いので、飲み終わった後もインテリアとして置いておくのも楽しみです。
ここでは、人気ブランドで愛されている定番のフレーバーティーや、飲みやすいブレンドティーを集めました。
空間を彩り、豊かなティータイムを演出してくれる紅茶です。アップルは、FAUCHONの人気フレーバーティーの中でも最も有名で代表的な種類の一つです。スリランカ産の厳選されたセイロンティーに、上品なアップルフレーバーを加えています。
香りや味わいが豊かなため、ストレートで本来の味を楽しむのがおすすめです。ブランド発祥の地であるフランス・パリをイメージした、洗練されたパッケージもポイントです。
フォートナム＆メイソンの「ロイヤルブレンド」は、朝食からアフタヌーンティーまで幅広いシーンに対応し、1902年に英国王エドワード7世のために作られた、長い歴史を持つ伝統的な紅茶です。
アッサムとセイロンの茶葉をブレンドし、ハチミツのような濃厚な味と香りをもたらしています。深い黄金色で、見た目も美しく上品です。ストレートはもちろん、ミルクと相性の良い甘いミルクティーがお好きな方にもおすすめです。
ハロッズは、イギリスで最も有名な紅茶ブランドの一つです。「ヘリテージ・エンパイア・ブレンド」は、アッサムの茶葉に、繊細なニルギリとダージリンの茶葉をブレンドしています。力強くも個性的な紅茶で、花のような香りの余韻が残ります。
世界有数の高級紅茶ブランドTWG teaの「1837ブラックティー」は、シンガポールが茶葉やスパイスの交易拠点となった1837年をシンボルマークに使用しています。希少なフルーツや花、スパイスを贅沢にブレンドした、香りが際立つリーフティーです。
熟したベリー、アニス、キャラメルの甘い風味が後味にやわらかく残ります。最後の一口まで味わえる紅茶なので、自分へのご褒美やお客様へのおもてなしにもおすすめです。
「マルコポーロ」は、1854年にパリで紅茶の輸入を開始した高級老舗メーカー「マリアージュ・フレール」の一番人気の紅茶となっています。
中国茶をベースに、花や東洋の果実の甘い香りが特徴です。何とも言えない魅惑的な香りとほのかな甘みでリラックスさせてくれる素晴らしい紅茶です。
数あるロンネフェルトの紅茶の中でも、最も人気が高くロングセラーとなっているのが「アイリッシュモルト」です。
ミルクティーと相性の良いアッサムに、芳醇なアイリッシュウイスキーの香りとカカオの実をブレンドし、甘みのある紅茶に仕上げています。アイリッシュモルトを使ったロイヤルミルクティーはクセになる味で、ギフトにも最適です。
ニナスのマリー・アントワネットは、マリー・アントワネットが愛したバラの香りをベースに、ベルサイユ宮殿脇のロイヤルガーデン(王の庭)で栽培された手摘みリンゴの香りを加えた、マリー・アントワネットの名にふさわしいフレーバーティーです。
ニナス・パリ・マリー・アントワネットは、リーフティー缶とティーバッグがあります。香りが強すぎると感じる方は、アイスティーやティースカッシュ、ミルクを入れて飲んでみてください。
アッサムとセイロンをブレンドした、なめらかで香りのよい、美しい琥珀色の紅茶です。ストレートでもミルクを入れても美味しくいただけます。
シグネチャーティーは、その名の通り、紅茶を通して味わう喜びのラインナップで、典型的な英国文化やラグジュアリーを象徴しています。
紅茶の国、イギリスのウェッジウッドがプライドをかけて作り上げたこのコレクションは、上質な茶葉の味、香り、色はもちろん、飾っておきたくなる美しいパッケージ、気分に合わせて選べるフレーバー、そしてウェッジウッドの茶器で大切な人と過ごす喜びを提供してくれます。
大切な方とティータイムを過ごす喜びが詰まった紅茶です。贈り物に添えるだけで、視覚効果も抜群です。
引用：Amazon
次にご紹介するのは、初心者でも気軽に楽しめるティーバッグティー5選です。使い勝手がよく、好みやシーンに合わせて選べるティーバッグを集めました。
AHMAD TEAは、「お店の味を自宅で楽しみたい」という思いから誕生した紅茶のブランドです。アールグレイは「AHMAD TEA」の中でも人気の高いブレンドで、ティーバッグは約3分で簡単に抽出できるため、忙しい朝でも手軽に「アールグレイ」を楽しむことができます。
アールグレイは、柑橘系のベルガモットの豊かな香りに包まれています。味、色、茶葉の形など、専任のティーテイスターが厳選した茶葉のみを使用しています。
高品質なアールグレイでありながら、お求めやすい価格なので、毎日おいしい紅茶を楽しみたい方におすすめです。
紅茶専門店ラクシュミの代表的な商品である「極上はちみつ紅茶」は、とても気の利いた紅茶です。極上はちみつ紅茶のこだわりのひとつは、はちみつです。
テイスティングされたはちみつは、産地ごとに分けられ、その数は1,000種類以上にものぼります。紅茶ソムリエが納得のいくまでテイスティングを重ね、はちみつとの相性がよく、味や香りにクセのない上質な茶葉を厳選しています。
美味しい蜂蜜紅茶を作るためには、はちみつの豊かな甘みが、お茶の爽やかな風味とおいしさを十分に表現していることが重要です。
その点、「極上はちみつ紅茶」は、紅茶の渋みや苦みを少し際立たせることで、やわらかな甘さと幸せな余韻を残す現在のブレンドにたどり着きました。
極上はちみつ紅茶の茶葉は、何よりも味の質を保つために、一国の茶葉にこだわらず、数カ国の茶葉をブレンドしています。頑張った日のご褒美に購入してはいかがでしょうか。
「MLESNA TEA」は、紅茶の大生産国であるスリランカの高品質な紅茶ブランドです。MLESNA TEAは、「紅茶のシャンパン」と呼ばれるヌワラ地区の茶葉を使用し、天然の植物フレーバーをブレンドした、香り高いフレーバーティーとして人気があります。
紅茶愛好家に支持されるほど本格的なムレスナティーというと、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
ムレスナティーは渋みがなく、ほんのり甘い味わいが日本人の口に合い、どなたにも楽しんでいただける紅茶です。
フレーバーティーが好きな方はもちろん、フレーバーティーが苦手な方にもきっと気に入っていただけるおいしい紅茶です。ぜひ一度、お試しください。
一度開封したら同じ茶葉を飲み続けなければならないリーフティーと違い、ティーバッグは個包装されているので、飲むたびに違う味わいを楽しむことができます。
ストレートティー用の茶葉、ミルクティー用の茶葉、フレーバーティー用の茶葉など、さまざまな種類があります。
アソートタイプの紅茶は、自分好みの味を見つけたいときや、その日の気分で楽しむ茶葉を変えたいときにとても便利です。また、相手の好みがわからないときのプレゼントとしてもおすすめです。
最後に、ギフトやプレゼントにおすすめの紅茶を3つご紹介します。ブランド紅茶は価格帯が幅広いので、用途や予算に合わせやすいのも魅力です。ギフトで送る場合は、3,000円から4,000円程度の紅茶を選ぶ方が多いです。
特にブランド紅茶のギフトは、ちょっとしたお礼やお歳暮、お祝い事など、どんなシーンでも有力な選択肢になります。花柄でおしゃれなパッケージのものや、贈る相手の好みやライフスタイルに合わせたものを選んでみてください。
「イギリス陶器の父」と呼ばれるジョサイア・ウェッジウッドが1759年に創業したウェッジウッドは、高級陶器で有名なメーカーです。
食器の代表的な柄のひとつが、今回のパッケージにも使われている「ワイルドストロベリー」です。オリジナルのデザインは19世紀初頭から存在し、長年愛され続けている柄です。贈り物にも最適です。
大切なお客様をお迎えするとき、このアイテムをテーブルに置くだけで「特別な日」を演出することができます。また、4種類入っているので、その日の気分で違う味を楽しめるのも、うれしいポイントです。
マリアージュフレールは、17世紀後半にフランス国王ルイ14世に仕えた由緒あるマリアージュ家の2人の兄弟が1854年にパリで創業した紅茶ブランドで、日本でも非常に人気のあるブランドです。
伝統的な製法と様々な知識、代々受け継がれてきた高度な技術で世界中の紅茶ファンを魅了するフランス式紅茶専門店「マリアージュ フレール」では、香りの良い紅茶はもちろん、紅茶を使ったチョコレートやジャムなど、紅茶好きにも嬉しいギフトが揃います。
マリアージュフレールの代表的なフレーバーは、なんといっても「マルコポーロ」です。マルコポーロは数ある紅茶の中でも圧倒的に人気が高く、フレーバーティーの最高峰といっても過言ではありません。「マリアージュフレール紅茶ギフト」は、見た目も高級感があり、贈答用としてもおすすめです。
「きごころ」は、八女、鹿児島、嬉野、宮崎、静岡など、全国各地の和紅茶をセレクトして販売しています。それぞれのお茶の風味の違いを飲み比べて楽しむことができます。
日本で生産されているため、「国産紅茶」「ご当地紅茶」とも呼ばれています。インドやスリランカで生産されるアッサム紅茶とは異なり、日本の紅茶は自然でやわらかな味わいが特徴となっています。
日本の風土で育った茶葉から作られる和紅茶は、渋みが少なく、後味のすっきりしたマイルドな味わいです。砂糖なしでストレートで楽しめるので、ノンカロリーでヘルシーなのも魅力です。
大切な方への贈り物に、きごころの紅茶はきっと喜んでいただけることでしょう。きごころのお茶はすべて無添加・無着色・無香料なので、安心してお召し上がりいただけます。
おしゃれなブック型のギフトボックスは、小物入れや写真アルバム入れとしても使い続けることもできます。日本国内で生産・流通しているため、おいしい紅茶を新鮮なうちに届けてもらえます。新鮮な紅茶を楽しみたい方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
引用：Amazon
紅茶は茶葉を十分に発酵させたもので、濃厚な味と香り、落ち着いた茶色が特徴です。飲料としての豊かな味わいだけでなく、目や鼻で楽しむこともできます。
自宅で紅茶を飲めば、朝食や午後のティータイム、夜寝る前のリラックスタイムなど、日常生活に溶け込んだリラックスタイムを過ごせます。
ライフスタイルや好みに合わせて紅茶を選び、ゆったりとした癒しのティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。