引用:アマゾン
畑作りで気になるのが土壌の酸度状態。土壌ph測定器は土壌酸度計とも呼ばれ、土壌の酸度を測定する計器です。最近は手ごろな価格の商品が販売され、農業の方のみならず、家庭菜園やガーデニングのような趣味でも使用する方が増えました。今回は、シンワ測定や竹村電機製作所をはじめとして、おすすめのph測定器をご紹介します。
目次
ph測定器の種類と使い方をご紹介します。
電池が要らないタイプは、面倒な設定が必要なく、土壌に挿すだけの手軽に使える製品が多い事も特長です。その反面、乾燥した土壌の計測には時間がかかる、肥料分が多い土壌は計測が不正確になるなどのデメリットもあります。
電池が必要なタイプ、電池が要らないタイプに比べ価格が安い製品が多くなります。デジタル表示で視認性が高いものや、多機能なものが多く、また、小型なものが多くなり携帯しやすくなることがメリットです。デメリットしては、当然、電池が必要であること、定期的な設定の校正などが必要になるなど、やや煩雑なところがあります。
適度に水分を含む土壌であれば、そのまま指定時間センサーを挿して計測します。土壌が乾燥していたり、肥料分が多い土壌だと、水を撒いて30分程度後に地面に刺して測定することが多いようですが、上位機種になると、すぐに計測できるものもあるようです。それぞれのph計測器の取扱説明書をよく確認するようにしましょう。
次項からは、それぞれの製品をご紹介していきます。まず、電池が要らないタイプから。
電池不要なので、地面に挿すだけのシンプル操作です。土壌への挿入部分が円錐形なので、センサー電極部と土壌の接触部分の面積が広く密着しやすいため、高い測定精度を得られます。
「野菜つくりをやるなら、持っていて損はしない商品ですね。」
「土壌診断用のキットで測定したのとほぼ同じ値を指した。精度はかなり高い。」
出典:アマゾン
土壌酸度、照度、水分計の3つ一緒になったお得な計測機です。土壌に挿すだけの簡単測定で、スライドスイッチを切り替えるだけのシンプル操作ですので入門機としておすすめします。価格も低価格なので最初のph測定器としてはいかがでしょうか?
「土に挿してすぐに土のPHや水分が分かり、気軽に使えました」
出典:アマゾン
畑や花壇、植木鉢やプランターなどのph値や水分値が簡単に測れます。センサー部を100mm以上突き刺す必要があるので、植木鉢やプランターの場合深さによっては使えない場合がありますので注意が必要です。しかし、安くお手軽との声が高く入門機としても最適です。
「10センチ土に差込み15分後、酸度調べ液と同じ値が表示された。安いしお手軽です。」
出典:アマゾン
土壌に直接挿して、おおよその土壌の酸性度がわかります。小型軽量、高性能で、家庭用やガーデニングに最適です。使用前に金属部分をよく磨くことで、より正確に測定ができるようになります。正確な測定で評判が高い製品です。
「なかなか素晴らしく、使いやすいし、正確な様な気がします」
「新しい土はph6.5程度、古い土はph4.5~5程度となり、正しく測定されているようです」
出典:アマゾン
土壌中の水素イオンによって起電し、測定器の指針を動作させるため、比較的精度が高い起電式土壌酸度測定器です。pHが測定は、土壌に直接挿入するだけで、容器での測定が可能です。
「測定時の土壌の湿り具合管理は大切ですが、期待通りでした。」
「簡易検査としては、想像していたより、精度が高いようです。」
出典:アマゾン
畑作りや園芸で必要な、照度、土壌酸度、土壌水分、土壌温度の4つの測定が可能です。土壌の水分を5段階で簡易的に表示することができ、明るさも9段階表示なので、細かく確認ができます。デジタル表示なので、視認性が高く、慣れていない方でもすぐに計測値が理解しやすくなっています。
「土壌酸度計のおかげで適切な灌水ができるように成り、同じ畑でもpHが違うことを発見しました」
「安価で使いやすく、納得のいく値を表示してくれた」
出典:アマゾン
土壌のpHをダイレクトに測定できるph測定器です。単四アルカリ電池が3個必要で、センサー部と操作表示部が分かれているため、測定値確認や、測定中の操作がしやすくなっています。価格は高くなりますが、pH:-2.00~16.00、温度:-5.0~105.0℃と測定範囲が広範囲な上級機です。
「ダイレクト分析ができる唯一の上級機種で、申し分ありません。」
出典:アマゾン
土壌をph測定器で酸度を測定し、もし、酸性値が高いようなら土壌改良剤で中和しましょう。おすすめの石灰をご紹介します。
酸度中和と言えば、苦土石灰です。朝日工業 ハイパワー苦土石灰は、やさしいアルカリ40%で、成分を豊富に含んだ総合土壌改良剤です。酸度中和のための苦土石灰をはじめとして、花付き実付きをよくするようりん、土をふかふかにする腐植酸などを含んでいます。種まきの2,3日前に使用する必要があります。
日清 すぐ植え石灰は、カキ殻有機石灰とミネラルを配合した土壌改良剤です。苦土石灰では無いので、使用後、すぐに定植できます。カルシウム・キチン質・ミネラルにより草花、野菜、果樹、花木などの植物全般に使用できます。
ph測定器はどのようなメーカーが人気なのでしょうか?ピックアップしてみました。
シンワ測定は新潟県三条市に本社を置く測定器メーカーです。創立は1971年で、金属製曲尺、金属製直尺からデジタル測定器など、各種精密機械器具の製造販売を行っています。Ph測定器もその一環として販売しており、価格と性能のバランスがとれており、Amazonでも人気の製品となっています。
株式会社竹村電機製作所は、1962年設立の東京都豊島区に本社を置く、農業用測定器、理化学教材測定器の専門メーカーです。もともと、土壌計メーカーとして発足したことから、土壌に関する測定器は専門で、家庭用からプロ仕様の測定器まで、品質の評価が高いメーカーです。
いろいろなph測定器ですが、どんなものを選べばいいのでしょうか?ph測定器の選び方をご紹介します。
ph測定器の中には、酸度を測定するだけの単機能なものから、照度、土壌酸度、土壌水分、土壌温度など各種測定できる測定器もあります。ご自分の必要な機能であるのかを確認し、検討するようにしましょう。
測定結果の見え方を確認しましょう。メーターが上向きになっているタイプ、正面についているタイプなど、いろいろあります。上向きであれば、地面に挿しても上から確認でき便利ですが、メーター面が小さくなりますので、細かい精度が低下します。正面のタイプは、メーター部を大きくできる反面、確認がしにくくなります。それぞれ一長一短ありますので、よく検討しましょう。
今まで感に頼って、なんとなく石灰を撒いていた方もいらっしゃるでしょう。大体、そういう方はph測定器を使って測定してみると自分のイメージと違い驚く方が多いようです。ぜひ、あなたも今回ご紹介したph測定器を参考に導入を検討してみてください。豊かな収穫は、まず、土壌管理からです。