引用:アマゾン
アウトドアや薪ストーブ用の薪割りをはじめ、樹木の伐採など使い方によって幅広く使用出来るのが斧やアックスです。種類によってはハンマーとしても使うことが出来るものから、最新の素材を使用し軽量で楽に作業を行えるものなど、汎用性も高く1本あると何かと便利に使うことが出来ます。今回は斧やアックスの種類をはじめ、おすすめ10選や有名ブランドなどをご紹介します。
目次
斧は薪を割るだけでなく、DIYで切った大きな木を細かく伐採、切断したりと、思った以上に使い勝手の良いアイテムです。簡単に斧の種類についてご紹介します。
刃の部分が分厚く、側面から見た感じが楔(くさび)のような三角形をしており、長い柄部分が特徴で、木目に対し垂直に切断するため、刃の重さを利用して薪を割るのに最適な斧です。日本でのイメージでいうと、鉈(なた)に近い使い方をします。
樹木の伐採を目的に作られた斧で、スプリッティングアックスと比較した場合、刃の厚みは薄く、切れ味が鋭いのが特徴です。木目に対し直角に、木材の繊維を切断するのに最適で、DIYで庭木の伐採や小さく切断する際に、よく使われる斧です。
切り出した木材の側面部分を削り、家屋などの柱を成形する際に使用する斧で、日本では鉞(まさかり)とも呼ばれます。刃先は大きく、柄も長いタイプが多く、先にご紹介したスプリッティングアックスやフェリングアックスと比較した場合、大型の斧になりなります。
イメージ的にはスプリッティングアックスを小さくした斧で、着火用の小さな枝や薪を小さく切断するのに使われます。小型な分、持ち運びに便利で、キャンプなどのアウトドアで良く使われるタイプです。
簡単に斧やアックスの種類について、ご紹介しましたが、これ以外にも武器として使用される「バトルアックス」をはじめ、消防の際に使われる「消防斧」など数多くの種類があります。
次項からは、ご紹介した4種類から、斧のおすすめ10選をご紹介します。
ハスクバーナ社は、スウェーデンのストックホルムに本社を構える農林、造園機器を製造、販売しているメーカーで、チェーンソーや芝刈り機などが有名です。
ご紹介する「スプリッティングアックスS2800」はテフロン加工を施したヘッド部分と、軽量なFRP製(強化プラスチック製)の中空シャフトを組合わせることで、ヘッド部分に効率良く荷重が掛かるように工夫されており、楽に薪割りを行うことが出来るモデルです。
またヘッドの台尻部分には、ハンマーとしての機能も備えており、楔(くさび)代わりに木材に打ち込んでの切断も可能です。
ドイツのルーツ地方、ヴッパータール市に本社を構えるHelko(ヘルコ)社は世界的にも有名な斧製造の専門メーカーです。
ご紹介する「スプリッティングアックス DT-12」は、ヘッド部分に鋼を使用し高い耐久性を持たせることで、長く愛用することが出来るモデルとなっています。DIN(ドイツ工業規格)や、VPA・GS規格(レイシャイト試験研究所安全証明ラベル)の品質規格に合格しており、刃先をハンマーで叩いても欠けたり、凹んだりすることがないといわれています。
また柄の部分には、薪割りの際の衝撃に対する抵抗力が高いといわれるヒッコリー材を使用しており、握り易さも特徴の一つです。
フィンランドに本社を構えるフィスカース社は1649年に創業の老舗メーカーで、ご紹介する斧をはじめ、林業に使われる鋸やハンドツールなどを製造、販売しています。
ご紹介する「スプリッティングアックス X25」は人間光学に基づいて設計された3Dグリップを採用することで、手にフィットして持ち易いのが特徴です。
全長は約774mmと長く、ヘッドの刃先部分は約235mmとなり、直径300mm以上の大きな丸太を割るのに最適で、柄の部分にはグラスファーバー樹脂を採用しており、高い耐久性と軽量化を両立し、フッ素コーティングされた刃先へ荷重が集中することで、楽に薪割りを行うことが出来るモデルです。
「ヘリテイジ HR-1」は、先にご紹介した「スプリッティングアックス DT-12」と同様に、ヘルコ社の数多いブランドの一つとなります。
ヘッド部分が楔(くさび)形状となるように、刃先から台尻部分に掛けて、刃幅が急激に太くなるように作られており、刃先が薪に食込んだ後は、ヘッド部分の自重と独特の楔形状により、薪を開き割るといった感じで作業を行うことが出来ます。
柄の部分は硬く強度のあるヒッコリー材を使用しており、長く使えば使うほど、手に馴染むのも特徴の一つです。また専用の本革ケースが付属していますので、安全でお洒落に持ち運び出来るようになっています。
次項から、フェリングアックス(フォレストアックス)をご紹介します。
ご紹介するヘルコ社の「バリオ 2000 VR-6」は、ヘッド部分と柄の部分の取り換えが可能な交換システムを搭載したモデルとなり、ドイツ国内で特許を取得しています。
このVR-6はヘッド部分がVR-B6、柄の部分がVR-H4のセットとなり、アルミ鋳鉄製のプロテクターを介し、ネジで固定されていますので、用途によって自由に変更することが出来ます。
全長が約900mmと長く、刃先はドイツ工業規格(DIN)に準拠する焼入れ処理を行っており、高い耐久性と強度を備えているため、樹木の伐採に最適で長く愛用することが可能になっています。また専用の牛本革のカバーが標準で付属していますので、持ち運びの際にも安全で安心です。
スウェーデンに本社を置くウェッタリングス社は、ご紹介するフォレストアックスをはじめ、林業で使用される道具類を専門に製造、販売しているメーカーです。
ご紹介する「フォレストアックス WNF124」は、職人の手によるハンドメイドで、ヘッド部分に高品質のスウェーデン鋼、柄の部分にはアメリカンヒッコリーを採用し、高い耐久性と強度を誇り、鋭い切れ味が特徴です。
全長は約810mm、重量は約1.4kgと取り回しがし易く、樹木の伐採から太いの枝を切り落とす際などにも使え、汎用性の高いモデルとなります。
新潟県三条市にある「越乃火匠 久八鉞」は、鍛冶職人が1本1本をハンドメイドで斧や鎌を製造しています。
ご紹介する「弐百匁 KK-ON2」も、手作りされた逸品で、ヘッド部分は鋼(はがね)で作られており、成型後に刃先に約800度の高温で焼入れ処理を行うことで、高い硬度と耐久性を備えています。
全長は約600mm、刃渡りは約120mmと長いですが、重量自体は約1.2kgと軽量で、取り回しがし易いため、女性の方でも楽に扱うことが出来ます。木材の成形から、薪割りまで幅広く対応することが可能で、日本の匠の技を感じることが出来る製品です。
次項から、ハンドアックスのおすすめをご紹介します。
ハスクバーナからリリースされている「手斧 38cm」は、ヘッド部分に高品質のスウェーデン鋼を採用し、手製鍛造で製造されています。本体重量が約600gと軽量で、全長が約380mmと取り回しがし易く、アウトドアでの薪割りや小枝の切断に最適なモデルです。
柄の部分は弓なりタイプで適度に湾曲させることで、刃先が薪に対し真っすぐに入るように工夫がされており、さらにヘッド部分の保持部分が大きくすることで、耐久性を備えています。また専用のケースが標準で装備されており、何処にでも気軽で安全に持ち運ぶことが可能です。
1883年にスウェーデンで創業したハルタホース社からリリースされている「オールラウンド」は、全長が約440mm、重量が約1,010gのハンドアックスです。
片手でも両手でも握ることが可能なサイズで適度な重さがあり、薪や小枝を切断する際に遠心力を利用することで、力を使わず楽に作業を行うことが出来ます。
柄の部分は硬く強度のあるヒッコリーを採用し、弓なり型にすることで対象物に対して刃先が真っすぐに振り下ろされるように工夫がされているのも特徴の一つです。またハルタホース独自の組付け方法で、ヘッドが緩み難いようになっています。
フィスカース社からリリースされている「X7トルマリンXS」は、ヘッド部分に炭素鋼を採用しており、高い強度と耐久性を備えたモデルです。
柄の部分はグラスファイバー樹脂で作られており軽量で、ラバーグリップとの組み合わせにより、滑り難く手にフィッィスカーストしてくれますので、急な雨に降られても作業性が変わらない工夫がされています。
刃幅は約130mmと大きめで、キャンプ用の小さな薪や小枝などをしっかりと切断できるだけでなく、DIYでの枝払いなどにも使用出来るようになっています。
斧やアックスも長年使用していると、切れ味が落ちて来ます。特にフェリングアックス(フォレストアックス)やハンドアックスなどの刃の厚みの薄いものほど、切れ味が必要となりますので、刃を研ぐためのシャープナーは斧やアックスとのセットアイテムと考えておくと便利です。簡単にシャープナーのご紹介をします。
グレンスフォシュブルークス社は、スウェーデンに本社を置き、斧を専門に製造、販売しているメーカーです。メンテナンスアイテムとして、シャープナーをリリースしており、材質に工業用ダイヤモンドを採用し表裏で粗さの異なるシャープナーとなります。
取っ手部分がシャープナーに近いほど、大きく太く作られており、力を入れやすい形状になっています。
斧を製造しているフィスカース社からもシャープナーがリリースされています。このシャープナーはナイフと斧の2種類を研ぐことが可能で、1台2役をこなしてくれるため、コストパフォーマンスに優れています。研磨角度は30度で、同社からリリースされている斧は全て対応することが可能で、砥石部分はセラミックホイールとなっており、特許を取得している製品です。
次ページでは斧で有名なブランドや選び方をご紹介します!
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