ハウスメーカー(住宅メーカー)で注文住宅を購入する場合、やはり気になるのは坪単価です。高すぎると予算をオーバーしたくないし、安すぎると耐震性や安全性が心配になります。本記事では、人気ハウスメーカーの坪単価を比較し、坪単価を検討する際に注意すべき点を紹介します。また、ハウスメーカーの選び方や注意点についてもまとめていますので、注文住宅を建てる際の参考にしてください。
目次
注文住宅における坪単価とは、家を建てる際の坪あたりの工事費のことです。ハウスメーカーの平均坪単価は約80万円ですが、構造やオプションによって坪単価が異なるので注意が必要です。
また、どのメーカーや工務店で家を建てるかによっても、坪単価は変わってきます。ここでは、「大手ハウスメーカー」「工務店」「ローコスト住宅メーカー」の3つのタイプの坪単価について見ていきましょう。
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「大手ハウスメーカー」の坪単価の目安は70万円以上です。これは、保証制度の充実やテレビCMなどで獲得したブランド力によるものであると言えるでしょう。
大手ハウスメーカーの中には、鉄骨造を主力商品とするところもあれば、木造素材や耐震性を重視するところもあります。
一概に「高い家が良い」とは言えないですが、大手ハウスメーカーならではの安心感があるのではないでしょうか。「工務店」の坪単価の目安は50万円以上となっています。
大手ハウスメーカーよりも低い傾向にあり、「少ない予算で家を建てたい」「土地代がかかるから建築費を抑えたい」という方に向いています。また、大手ハウスメーカーよりも自由な設計ができるのも工務店のメリットです。
価格をできるだけ安くするために、標準グレードの材料を大量に発注し、生産していることが大きな要素でしょう。そのため、内装やレイアウトの自由度は低く、全体的にシンプルな作りになっています。
保証制度も、国が定めた10年間の瑕疵担保責任のみと、大手より劣る場合が多いです。ローコスト住宅メーカーを検討する際には、見積もりの内訳に注目するようにしましょう。
坪単価を安く見せるために、できるだけ低い金額で見積もりを出しているケースもあるので注意が必要です。
一般的に大手は坪単価を高く設定する傾向がありますが、近年はローコストハウスメーカー、つまり坪単価の安いハウスメーカーも人気です。ここで、坪単価別のハウスメーカーの特徴を見てみましょう。
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅よりも低価格で建てられる住宅のことです。明確な定義はありませんが、一般的には坪単価50万円~60万円未満をローコスト住宅と分類しています。
ローコスト住宅のメリットは、なんといっても価格が安いことでしょう。注文住宅であれば予算内で建てられるため、ローン返済が楽になり、購入後も余裕を持って住めるようになります。
また、ローコスト住宅はシンプルな構成の住宅が多いため、できるだけ無駄を省いた住宅を建てたい方にも人気です。
デメリットとしては、ローコスト住宅は通常価格の住宅に比べて性能が劣る傾向にあることが挙げられます。法律を遵守しているローコスト住宅でも、断熱性、耐久性、耐震性、省エネ性などが劣る傾向があります。
最近では、高性能を売りにしたローコスト住宅も出てきていますが、一部で秀でていても、平均的な性能はそれほど高くないケースが多く見られます。
また、価格を抑えるために規格が統一されているため、間取りや内装の自由度が高いとは言えません。
坪単価50万円~70万円のレベルであれば、ローコストメーカーやミドルコストで建てられる会社が多いです。ローコストメーカーであれば、自由な設計で家を建てることができるかもしれません。
クレバリーホームやユニバーサルホームは、このレベルの代表的なハウスメーカーです。また、大手ハウスメーカーの中でも、グレードの低いシリーズがこの価格帯に入る傾向があります。
平均坪単価が50~80万円程度のハウスメーカーとしては、住友不動産や一条工務店などが挙げられます。ローコストでもハイエンドでもない中堅ハウスメーカーや輸入ハウスメーカーがこの価格帯の特徴です。
平均坪単価が80万円を超える高級住宅メーカーですが、大和ハウスや積水ハウスなど、業界を代表する企業もこのグループに含まれます。
このレベルの高級住宅メーカーは、業界大手で信頼感が抜群であること、使用する材料が最高級であること、設計の自由度が極めて高いことなど、理想の住まいづくりに必要な要素をすべて兼ね備えています。
坪単価だけ見ると高く感じるかもしれませんが、建築後のアフターフォローも充実しており、人が気づかない部分や細かな部分にも手を抜かないので安心です。
坪単価100万円以上の家は、かなり豪華で高級な注文住宅といえるでしょう。大手ハウスメーカーが提供するハイグレードプランを選べば、坪単価は100万円を超えることが多いです。
また、それほどグレードの高くないプランでも、さまざまなオプションを付ければ、坪単価は100万円を軽く超えます。
ここでは、坪単価について押さえておきたいポイントをご紹介します。初めて家を建てる場合、誰もがわからないことが多く、どの情報が正しいのかがわかりにくいものです。
家は「一生の買い物」ですから、専門家の意見を聞いて納得し、正しい知識で進めていくことが大切です。
ハウスメーカーを選ぶ際、多くの方が住宅展示場を訪れ、「坪単価はいくらですか?」と質問されます。モデルハウスの坪単価は興味深いですが、実は坪単価だけでは注文住宅の予算の参考にはなりません。
坪単価には本体工事費のみが含まれており、フェンスや庭などの外構工事費、地盤改良工事費などは含まれていないことに注意しましょう。住宅展示場を訪れた際には、全体の資金計画の概算を見せてもらうことをおすすめします。
坪単価の算出方法に特別な決まりはなく、必ずしもすべての住宅メーカーが延べ床面積で算出しているわけではありません。住宅メーカーによっては、延べ床面積ではなく、建築面積で坪単価を算出するところもあります。
建築面積とは、ベランダや地階、玄関ポーチなど、建築基準法上の延べ床面積に含まれない部分を含む面積のことで、建築基準法上の延べ床面積よりも広いです。
延べ床面積よりも建築面積の方が大きく、延べ床面積で計算した場合よりも坪単価は低くなります。しかし、建築費そのものは延床面積で計算した場合と同じなので、実際にお金を払うときには予想以上に高いという印象を与えるかもしれません。
坪単価を見る際は、計算の基準が延床面積か施工面積かを確認してください。また、照明器具などの設備や電気・ガス配管費などが本体価格に含まれている場合もあり、その場合は坪単価が高くなります。
同じ工法、同じ間取りの住宅で坪単価に差が出るのは、本体価格にその他の費用が含まれているためと思われます。坪単価は上がりますが、付帯工事として追加される費用は少なくなります。
無料相談では、坪単価を算出する本体価格に何が含まれているのかも確認してください。また、計算方法が異なる住宅メーカー同士の比較では、基準が異なるため正しい情報を得ることができません。
そこで、同じ坪単価の算出方法を採用している住宅メーカー間でプランを比較する必要があります。そうすることで、希望する広さの家を比較し、どの程度の予算で希望に沿った家を建てることができるかの目安になります。
住宅メーカーを選ぶ際には、具体的な条件を頭に入れておくと便利です。ここでは、主に2つの基準を取り上げます。
一戸建ての構造には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類があります。さらに、新築一戸建て住宅の8割近くを占める木造には、部材を1本ずつ組み立てる在来工法と、壁・床・天井の6面を組み合わせる2×4(ツーバイフォー)工法があります。
同じ木造建築でも、性能やメリットにさまざまな違いがあるので、事前に理解しておくことが大切です。また、「洋風」「和風住宅」「シンプルモダン」などデザインの種類もあり、各住宅メーカーが得意とするところです。
ハウスメーカーを決める手段のひとつに見積書がありますが、見積書の項目名や表示方法は会社によって異なるので注意が必要です。
特に、「工事一式」として費用がまとめられている場合は、何が見積もりに含まれているのか、事前に確認する必要があります。
一般的には、主な工事費、付帯工事費、調査・設計費、雑費などが見積書に記載されています。太陽光発電や床暖房、外壁タイルなど、何が見積もりに含まれているのか確認しましょう。
ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、ハウスメーカー選びは非常に大切です。ここではハウスメーカーを選ぶ際に気をつけたいポイントをご紹介します。
家づくりにかける「予算」は各家庭で異なります。そのため、家づくりにかかる費用を予算内に収められるかどうかは、ハウスメーカーを選ぶ際の重要な基準のひとつとなります。
できるだけ安いコストで良い家が建てられれば理想的ですが、現実にはそうもいかない場合もあります。しかし、価格だけでハウスメーカーを決めるのは避けたいものです。
お金をかけたい「こだわり」と、削ってもかまわない「こだわり」を整理しながら、価格やコストを比較・検討することは、家づくりのプロセスとして必要なことなのです。
また、費用の内訳に何が含まれているのかをよく確認し、検討することをおすすめします。価格のどの部分が基準になっているのか、オプションはどうなるのか、などを把握することが大切です。
ハウスメーカーを数社に絞ったら、実際に見積もりを依頼することになります。複数のハウスメーカーの設計プランや見積もりを比較するために、担当者に内訳や内容を確認し、納得した上で価格を比較するとよいでしょう。
基本的には、この段階でメーカーの信頼性を判断することになりますので、事前に以下の点に留意しておくことが重要です。まず、「自分の要望がきちんと反映されるかどうか」が重要です。
見積もりで気になることがあれば、遠慮なく担当者に質問してください。また、複数のメーカーを比較する際には、単純に見積もり金額を比較するのではなく、「同じ条件下で確認する」ことが重要です。
価格が安いメーカーでも、搭載されている機器のグレードやオプションの違いによってコストが高くなる場合もあるので、できるだけ平等に比較することが大切です。
その意味でも、気になることがあれば必ず質問するようにしましょう。質問に対して明確に回答してくれるかどうか」も、企業の信頼性を判断するポイントのひとつです。
住宅性能の基準として、「住宅性能表示制度」があります。これは、耐震性や省エネルギー性など10項目について、住宅の性能を等級で示す国の制度です。
ここで重要なのは、ほとんどのハウスメーカーが、標準仕様で「住宅性能表示制度」のほとんどの分野で最高等級を取得できていることです。
しかし、これはすべての住宅性能が同じであることを意味するものではありません。その違いは、「最高等級+α」にあります。例えば、同じ「耐震等級3」でも、あるメーカーは制振装置を使っています。
この装置は、建物の壁の中に組み込まれていて、地震の揺れを吸収し、地震の際の建物の被害を軽減する効果があります。ハウスメーカー各社の性能を比較する際には、こうした「最高等級+α」に注目することが大切です。
ハウスメーカー選びでつまずいたら、注文住宅やハウスメーカーを知り尽くした経験豊富なプロに直接相談するのが近道です。
これまで紹介してきたようなさまざまな情報(建築費、性能、見積り費のチェックなど)を自分で集めて整理して、最適なハウスメーカーを見つけるのは至難の業です。
時間も手間もかかりますし、なにより自分でどれがベストな選択なのか判断するのはとても難しいことです。そのため、第三者目線で助けてくれるプロの力をお借りするのが良い場合もあるでしょう。
ハウスメーカーの坪単価は平均80万円程度です。しかし、同じハウスメーカーでも商品や間取りによって価格は大きく異なり、こだわればこだわるほど予算オーバーになりがちです。
ハウスメーカーを選ぶ際に坪単価を参考にされる方も多いと思いますが、坪単価だけでハウスメーカーを決めるのは危険です。各社で定義が異なる場合がありますし、価格が高いことが保証や性能の証になる場合もあります。
自分の好みの間取りやデザインを実現できるか、営業担当者の対応はどうかなど、総合的に判断してハウスメーカーを選んでください。